ブダペストのくさり橋(セーチェニの鎖橋)の観光(19年夏)




ハンガリーの首都、ブダペストの象徴といえば「くさり橋」でしょう。そのくさり橋を眺めるとともに、実際に渡ってみました。もちろん、アクセス情報も網羅しています。

写真1. 美しいくさり橋(王宮の丘から撮影)


くさり橋の概要

正確にはセーチェニの鎖橋といい、ブダペストで最も古い橋です。1849年に完成しています。この橋の完成でブダ地区(ドナウ川の西側)とペスト地区(ドナウ川の東側)の行き来ができるようになりました。

1849年は対オーストリアでハプスブルク家から独立するために戦っていました(注.当時はハンガリーも含めてオーストリア帝国の領土でした)。この戦いでハプスブルク家は一時劣勢に立たされていましたが、くさり橋を破壊すると脅し、実際に一部を破壊しました。この戦いそのものはハンガリーの敗北に終わりましたが、後のマジャル人(ハンガリー人)も政治的実権を握るオーストリア=ハンガリー帝国発足の足がかりとなったことでしょう。最も、ハンガリーは1919年に独立しますが、第一次世界大戦で敵国だったイギリス・フランスによってオーストリア(とドイツ、ロシア)の弱体化を促したととらえるほうが良いでしょう。

第二次世界大戦でドイツ軍によって破壊された(=敵となるソ連軍に追われないようにするための悪あがきでしょう)のですが、1949年に復活しています。やはり、橋がないと不便ですからね。

図1. くさり橋の位置

くさり橋はドナウ川に架かり、市内の重要な交通路となっています。ただし、残念なことに路面電車は通っていません。路面電車で橋からの景色を堪能できないのです。また、自動車交通が主体となっているので歩行者は肩身が狭いです。

くさり橋へのアクセス

くさり橋に行くにはトラムのEötvös térかClark Ádám térに向かえば問題ありません。とはいっても、Eötvös térは2系統(系統の数ではなく、系統番号のことです)しかなく、アクセスもそう便利ではありません。また、多くの人が向かう王宮の丘に近いのはClark Ádám térです。そこで、Clark Ádám térへのアクセスを紹介します。

地下鉄2号線はデアーク広場(ブダペストの中心地)などを貫く路線で、この路線の沿線から向かうパターンも多いことでしょう。そこで、地下鉄2号線からのアクセスを紹介します。私は東駅から向かいましたが、その他の駅(デアーク広場など)でも同様のオペレーションで向かうことができます。

写真2. 東駅から地下鉄に乗る

私は東駅から地下鉄に乗りました(写真2)。南駅行きに乗ればBatthyány térに行けます。ここでトラムに乗りかえて1つめがClark Ádám tér(クラークアーダーム広場)です。

写真3. Batthyány térで降りる(地下鉄からのエスカレータを上がって振り返ったところ)

そのBatthyány térで地下鉄を降りると、地上方面への長いエスカレータがあります。そのエスカレータを登ると、右手に進みます。そうすると、ドナウ川方面への出口に出られます。

写真4. 出口を出たら、ドナウ川のほうに進む

出口を出たら、ドナウ川のほうに進みます。そうすると、路面電車(トラム)が通っている線路が見えます。ここではトラムは分岐していないので、そう難しく考えることはありません。手前側の線路に通る電車に乗れば問題ありません。トラムが発車して、川を左に進めば正解です。間違えたら、次の駅で反対側のホームの電車に乗りましょう(ちょっと遠いほうに行くと全く別系統に乗ることになってしまい、とんでもない方向に向かうので注意!)。

写真5. Clark Ádám térに到着したトラム

トラムで次の駅がClark Ádám térです。ここで降りたらもう目の前がくさり橋です。

くさり橋を渡る

私はオペレーションの都合上、王宮の丘から向かいました。

写真6. クラークアーダーム広場とくさり橋の競演

王宮の丘からはクラークアーダーム広場とくさり橋が同じ方向に見えます(写真6)。この広場はハンガリーの道路網の起点とされていますが、そのようなありがたみはありません。

写真7. くさり橋を眺める

ちょっと別の角度からくさり橋を眺めてみましょう(写真7)。典型的な吊り橋で2本の主塔(川から垂直の向きに建っている部分)からワイヤーが吊り下げられていることがわかります。

写真8. ライオンのお出迎え

くさり橋はライオンの彫刻がなされています(写真8)。このライオンはずっとくさり橋、ひいてはブダペストの人々を見守っています。

写真9. 彫刻が美しい

橋を渡り始めるとすぐに主塔が登場します(写真9)。主塔の彫刻も美しいですね。

写真10. ドナウ川を眺める

橋からはドナウ川を眺めることができます(写真10)。川の上に見える橋はエリザベート(エリジェベート)橋です。この橋は第二次世界大戦で破壊され、1964年に全く異なるデザインで再建されました。再建まで19年以上とはかかりすぎですね。

写真11. 渡り始めればただの橋

視線を進行方向に向けましょう。渡り始めればただの橋にすぎません(写真11)。単調なのです。単調な理由の1つに歩行者専用ではないために、ただ渡るしかないということもありましょう。

写真12. 主塔が美しい

ただし、主塔は美しく、古くからの歴史のある橋を渡っているという実感もあります(写真12)。

写真13. ペスト側を眺める

川の対岸、ペスト側を眺めます(写真13)。石造りの重厚な建物が多いです。

写真14. 王宮が見える

振り返ってみましょう。王宮が見えます(写真14)。王宮も気品のある建物です。建造当時の建物であればベストですが、残念ながら戦後に完成したものです。共産主義政権が復元したということだけありがたい(同じく共産主義政権が管理したベルリン王宮は壊されました)と認識することにしましょう。

写真15. 橋が終わりに近づいてきた

橋の終わりまでもうすぐです(写真15)。

写真16. ライオンのお尻が見える

ライオンのお尻が見えます(写真16)。ライオンは渡り終わる人には興味ないのでしょうか。

写真17. こちらにもライオン!

渡り終えて、振り返るとライオンの姿が見えます(写真17)。くさり橋は渡るよりも眺めるほうが楽しめるように感じました。

くさり橋を眺める

さて、くさり橋を眺めましょう。ドナウ川沿いを通れば見ることはできますが、意外と写真に収録するのは難しいです。

写真18. トラムから眺めるくさり橋

「アクセス」の章でも紹介したトラムからくさり橋を眺めることができます(写真18)。手前に線路があり、車内から撮影したことがわかるでしょう。

写真19. ケーブルカーから眺めるくさり橋

王宮の丘への優等生的な交通機関であるケーブルカーからも眺めることができます(写真19)。ただし、最前部は定員が限られているので、こればかりは運ですね。

写真20. 王宮(国立美術館)から眺めるくさり橋

王宮の丘からもくさり橋を眺めることができます。これは、王宮の近くから眺めた様子です(写真20)。

写真21. 王宮の丘(漁夫の砦)から眺めるくさり橋

漁夫の砦からも眺めることができます(写真21)。

写真22. ライトアップが美しい国会議事堂

夜にも訪問しました。くさり橋近くには国会議事堂があり、こちらもライトアップされています(写真22)。ライトアップされて雰囲気が良くなり、カップルのテンションも上がっていたのでしょうか。カップルのいちゃつき具合がすごかったです。女性が男性の上にまたがっていました。

写真23. ライトアップが美しい国会議事堂とくさり橋

その国会議事堂(写真左側)とくさり橋(写真右側)のコラボレーションです。写真には残していませんが、この近くにはマルギット橋があり、この橋から眺めるくさり橋も最高です。




ここを訪問する際に迷うこともあります。そのような場合にはgoogleマップを開く必要がありますが、この前提はインターネット環境が整っていることです。このサービスを活用しましたが、きちんとした速度でつながりました。

前後を読みたい!
さて、前後ではどこに行ったのでしょうか?

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※それぞれ別ウィンドウで開きます。

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