パリから羽田まで航空機(直行便)に乗る(19年夏)

記事上部注釈
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ヨーロッパでも行く人の多いパリ。そのパリと日本のアクセスは航空機(飛行機)です。では、実際の航空機での旅行はどうでしょうか。実際にレポートします。

写真1. 直行便はANAによる運航

予備知識:航空機の予約方法

私が乗ったのはパリ20:00→羽田14:45の全日空NH216便です。

航空機(飛行機)の予約方法は多くありましょう。航空会社の公式ホームページから予約するのも手ですが、これだとどの航空会社が良いのかがわかりません。そこで、以下のサイトで自分の想定スケジュールを入力します。すると、旅行プランの一覧を出してくれます。この一覧を見てみて予約します。簡単な時代になりましたね。



また、ホテルも同時に確保したい場合は以下のサイトで簡単に手配できます。私は周遊タイプの旅行なのでこのような航空機+ホテルという予約はしませんでしたが、ホテル単独でも手配できます。日本の業者なので安心です。



シャルルドゴール空港の様子

航空機の出発は20:00ですが、インターネット上には「シャルルドゴール空港のオペレーションは悪いので、早めに着くように」という情報がありました。この情報の真偽はともかく、空港までのバスの定時性も疑問でしたので、空港に3時間前に着くように行動していました。そしたら、3時間前に着いてしまいました。

写真2. シャルルドゴール空港の入口

これがシャルルドゴール空港の入口です(写真2)。ANAなどのスターアライアンス系列は第1ターミナル、JALなどは第2ターミナル、格安航空会社は第3ターミナルから出発します。余談ですが、2010年代に入ってからはANAかルフトハンザ航空しか使っていません。いずれもスターアライアンス系列です。

写真3. 羽田行きは2番ホールから

第1ターミナルの2番ホールから出発します(写真3)。いきなり出発ゲートが変更になるなどのトラブルはありません。いくらフランスが適当といえども、フランスは先進国であり、「きちんとしている」類の施設である空港なので、シャルルドゴール空港で迷う、乗れなくなりそうになったなどのトラブルは稀(あるいは利用者側にも問題ある)ということです。

写真4. 搭乗手続きまで待つスペース

搭乗手続きまで待合室で待たされます(写真4)。もう少し早い便に振り替えたいところですが、そこまで本数が多くなく、便変更も難しいので、おとなしく待ちます。

写真5. 搭乗口まで歩かされる

写真6. 搭乗口まで歩かされる

搭乗手続きが終わり、搭乗口まで歩きます(写真5-6)。距離は意外と長く、出国手続きも合わせてカウンターから搭乗口まで19分かかりました。

写真7. 待合室の様子

搭乗口前の待合室の様子です(写真7)。ファーストクラス、ビジネスクラスの順に案内されますが、私は「フランスの大地を堪能したい」という理由で最後まで航空機に入らないファーストクラスの客の振りをしました(実際には私はレギュラーシートなので優先搭乗の客ではありません!)。

コラム.シャルルルドゴール空港内の交通機関

シャルルドゴール空港は3つのターミナルビルがあります。それぞれのターミナルは離れていますので、それらの行き来は不便です。そのため、ターミナルビルを結ぶ無料の無人電車が運転されています。上記のように3時間前に着いて時間を持て余したので、この無人電車に乗ってみました。

写真8. 第1ターミナルに掲げられた停車駅案内

空港内の移動手段ですので、そこまで難しくありません。全て各駅停車で4分間隔です。降りる駅さえ間違えなれば目的のターミナルに着けます。

写真9. 第2ターミナルのTGV駅の構造

第2ターミナルのTGV駅の構造です(写真9)。2面4線でそれなりに大きな駅です。ここからフランス各地への高速列車が発車しますが、パリは経由しません。これはパリの都心を貫く線路がないためです。パリの都心を貫く長距離用の線路があれば、空港からパリを経由してフランス各地への列車を運転できます。そうすれば、少ない本数で多くのニーズを満たせます。

写真10. RERは区間運休!

パリに向かうにはRERに乗る必要があります。そのRERですが、この日は途中までしか運転されずにパリ市内への直通サービスはありません(写真10)。これはどうかしています。

写真11. TGV駅の様子

TGV駅の様子です(写真11)。きれいな駅です。

写真12. TGVがやってきた

TGVがやってきました(写真12)。国際線からの乗客が長距離列車でそのまま国内各地に向かえることは国の観光政策上プラスに働きます。日本でも導入したほうが良い制度ですが、航空機の国内線と長距離列車がバッティングしてしまうのでなかなかやりません。手始めに成田空港から日光や鎌倉への直通でしょうか。

写真13. 第2ターミナルの無人電車のりば

RERに乗ってみても良かったのですが(このとき大荷物は預けていたので身軽でした)、何かあった場合のリスクを考えて、ターミナル1に向かうことにしました。無人電車に乗りこみます(写真13)。

写真14. 空港内を走る

マニアらしく前面展望を満喫します(写真14)。空港内を走ります。

写真15. 空港内を走る

写真16. 空港内を走る

このように空港内を走り、ターミナル1に着きます。周囲の人は大荷物を持っている中、私は身軽に旅しました。

写真17. 無人電車の車内

無人電車の車内です(写真17)。立ちに特化した車両です。エレベータのようなイメージでとらえると良いでしょう。

写真18. 無人電車の顔

無人電車の顔です(写真18)。シンプルです。

航空機の様子

さて、実際に航空機に乗ってみましょう。

写真19. NH216便が待っている

待合室から外を見るとANAのマークが記された美しい機体が見えます(写真19)。パリ時刻でいう20:00からパリ時刻の7:45(日本時刻の14:45)まで11時間の旅です。

写真20. 動き出した!

いよいよ動き出しました(写真20)。

写真21. フランスの大地が見える

写真22. フランスの大地が見える

離陸してしばらくはフランスの大地が見えます(写真21-22)。だんだん高度を上げていくので、地上の景色はお預けです。この後は夜に入り、私も仮眠をとります。

写真23. 太陽がまぶしい

夜が明けました。上空では太陽がまぶしいです(写真23)。

写真24. 日本に戻ってきた!

日本の景色が見えます(写真24)。フランスに比べて緑が多いことに気づきます。やはり、日本は瑞穂の国なのです。

写真25. 奈土野ってどこ?

奈土野ってどこでしょうか(写真25)。地図上では上総中野付近です。NAKANOを誤ってNATONOと入力した結果でしょうか。

写真26. 羽田に到着!

羽田に着きました。パリ時刻ではまだ7:45ですが、ここは日本です。もう14:45です。携帯電話の機内モードを解除しました。特に連絡はありませんでした。wifiを借りていたので、ある程度電波はつながっていたという事情も大きいです。

羽田でのオペレーション

羽田から自宅まではやるべきことがあります。

1) レンタルwifiの返却
2) 日本の暑さに慣れる(ハンガリーは暑かったけど)
3) 無事に自宅に帰る

2)と3)はここで書いても仕方のないことですが、1)は重要なので書いておきましょう。

日本に入国したら、京急駅の近くの受取箇所に向かいます。ここは他社のカウンターもあります。wifiレンタル会社が共同で運営を委託しているのでしょう。争うべきところでは争い、共同で運営できるところは運営してコスト削減をする、そんな企業努力の裏側が見えます(利用客としても前回と今回で別の会社でも同じオペレーションで動けるのでやりやすいです)。

羽田空港の受取箇所

図1. 羽田空港の受取カウンター(公式サイトより)

今回は以下の会社のレンタルwifiを使いましたが、特に不満はありませんでした。充電機能に不具合がありましたが、電話で事情を説明したところ、代替機が届きました。それに、ずっとインターネットをやるわけでもありません。インターネットで確認し、五感で海外の空気を感じるのです。

写真27. 京急線の発車案内

京急の発車案内です(写真27)。山手線の西側に住んでいると、どうしてもモノレールではなく、京急を使ってしまいます。往路は新宿から羽田へのリムジンバスを使ってみましたが、帰りは安定の京急です。

写真28. 品川までノンストップ!

品川までノンストップのエアポート快特がやってきました(写真28)。意外なことに、満席でした(品川まで立ち決定です)。以前は横浜方面は4両編成の特急(京急蒲田から快特)でしたが、現在は6両編成か8両編成のエアポート急行に変更されています。やはり羽田利用客は増えているのでしょう。

品川に到着です。ここからは私の自宅の最寄駅まで1本です。ごちゃごちゃした街並、それでも秩序ある人々、ヨーロッパとは全く異なる国に帰ってきました。ここに私の生活があるのです。そう、日常の生活に戻ったのです。

次の記事が最後のまとめとなります。

前後を読みたい!

さて、前後ではどこに行ったのでしょうか?

←(前)パリ中心部からシャルルドゴール空港へのアクセス(19年夏パリ観光)

パリから羽田まで航空機(直行便)に乗る(19年夏)←今ココ!

ハンガリー、スイス、フランス旅行のまとめと振り返り(次)→

※それぞれ別ウィンドウで開きます。

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