広島駅を楽しむ(構内図や列車も収録、21年GW)

中国地方最大都市の広島市。その代表駅の広島駅は特急列車こそないものの、多くの列車がやってきて活気のある駅です。そんな広島駅を堪能しました。構内図や列車もきちんと収録しています。

写真1. 広島駅の駅名標にはラインカラーが採用されている

広島駅の概要

まず、広島駅の概要を紹介しましょう。

広島駅の概要
・所在地:広島県広島市

・路線:山陽新幹線、山陽本線、芸備線、(可部線、呉線)
 ※可部線と呉線は戸籍上は乗り入れていないが、運転系統上は存在

・規模:6面13線
 ※在来線4面9線、新幹線2面4線

図1. 広島駅の位置(googleマップより引用)

広島駅の位置を示します(図1)。広島市の中心部よりも北西に位置しています。また、新幹線1路線、在来線2路線(実質4路線)が乗り入れており、中国地方最大都市の玄関駅として君臨しています。基本的に東西方向に延びる山陽新幹線と山陽本線がメインですが、芸備線、可部線、呉線の拠点でもあります。いずれも長距離路線ではなく、広島近郊の路線という役割が強いです。

そのため、山陽新幹線を除き、特急列車の乗り入れはありません。確かに芸備線経由で松江に向かうことはできますが、芸備線はローカル線の規格であり、特急列車を走らせるほどでもありません。それならば、岡山を通るルートに集約するのが現実的です。そのため、山陰への列車は岡山を起点にしています。四国方面も同様です。このような理由のため、駅の規模は岡山より小さいです。

広島近郊は国鉄末期に「短編成化高頻度政策」が最初に行われた場所です。1982年に広島-岩国で大幅に増発され(従来は1時間に1~2本)、15分感覚運転が実現してます。このとき、従来の6~8両編成から4両編成に減らされています。両数を減らす代わりに本数を増やすということです。その後、山陽本線西条方面、可部線、呉線、芸備線も増発され、現在に至るまで15(山陽本線)~30分間隔(芸備線、呉線)で運転されています。

このような背景があるため、広島駅には多くの在来線列車が乗り入れます。

なお、中心部とは広島電鉄の路面電車で移動することが一般的です。新白島まで移動して、そこからアストラムラインで移動するという手もありますが、あまり一般的ではないでしょう。

広島駅を探検する

さて、実際に広島駅を訪問しましょう!

広島駅構内図

図1. 広島駅構内図(JRおでかけネットより引用)

参考に構内図を示します(図1)。駅の南北に出口があり、1Fに在来線、2Fにコンコース、3Fに新幹線という比較的単純な構造です。ただし、地下1Fにも通路があり、地下北改札もあります(地下南改札は閉鎖中)。

写真2. 広島駅南口

広島駅の南口です(写真2)。2021年5月の段階ではこのエリアは工事中のため、雑然としています。

写真3. 迂回させられる

工事中の区画を避けるためか、迂回させられます(写真3)。

写真4. コンコースはきれい

コンコースは美しく改装されています(写真4)。2017年以降に整備されているので、道理で新しくてきれいです。

写真5. 中央改札の様子

メインの中央改札です(写真5)。

写真6. 商業施設のekieがある

駅に隣接して商業施設のekieがあります(写真6)。観光都市広島の玄関駅らしく、土産屋もテナントに入っています。ファッションなどもあります。

写真7. 新幹線の改札がある

新幹線の改札もあります(写真7)。長距離利用者であれば、こちらを使う頻度のほうが多いでしょう。

写真8. 広島駅の北口

広島駅の北口です(写真8)。南口側が中心街に近いほうとすると、こちらは将来性の見込める側の出口となりましょう。

写真9. 中央改札付近の様子

もう一度、中央改札付近に戻りましょう(写真9)。天井もそこそこ高く、高い場所から採光も確保されていて、明るい雰囲気です。

写真10. 改札付近の様子

自動改札が多く並んでいます(写真10)。可部線や山陽本線であれば、新白島や横川を使う人もいるでしょうが、朝ラッシュ時に多くの人が通ることが想像できます。

写真11. コンコースの様子

コンコースの様子です(写真11)。路線ごとに発車番線が案内されています。各路線の発車番線はおおむね以下の通りです。

・山陽本線(岩国方面):1番のりば
・呉線:3番のりば、7番のりば
・可部線:4番のりば(一部2番のりば)
・山陽本線(西条方面):5番のりば、7番のりば
・芸備線:9番のりば(一部8番のりば)

地下の様子も確認しました。

写真12. 地下通路の様子

地下通路の様子です(写真12)。あまり人がいませんね。

写真13. 地下通路からホームを眺める

地下通路からホームを眺めます(写真13)。こちらもあまり人がいません。通いなれた人のための「上級者向け」という感覚なのでしょうか。

写真14. 色とりどりの駅名標がある

広島シティネットワークでは広島からの方面別にイメージカラーが制定されていて、以下の通りです。

・山陽本線(岩国方面):赤
・山陽本線(西条方面):緑
・呉線:黄
・可部線:青
・芸備線:紫

ホームもそれなりに統一されていますので、駅名標もそれぞれのカラーが取り入れられています(写真14)。ここから見ると、手前から山陽本線(西条方面)、呉線、山陽本線(岩国方面)です。

写真15. 広島駅を発車する在来線列車の時刻表

ホームには時刻表もあり、このように色分けされています。ホームの時刻表を省略する会社もある中、広島駅ではきちんと全列車の時刻表が掲げられており、親切さがわかります。でも、両数を掲示するともっと親切だと思うよ!

発着する列車を楽しむ

さて、発着する列車を眺めましょう!電車は227系に統一されており、かつての「国鉄広島」と揶揄された時代とは差を感じます。では、広島駅には国鉄車は全く来ないのでしょうか。そんなことはありません!芸備線はほとんどが国鉄車による運転です!

写真16. 呉線と可部線が並ぶ

呉線と可部線が並びます(写真16)。呉線と可部線の両方が広島発着です。可部線は新白島・横川と広島の都心にそれなりに近い場所を通ります。両者を直通運転すれば、呉線から新白島や横川への利便性が向上するのにもったいないです。私が見た限り、呉線も可部線も同じような両数なので、その意味でもちょうど良さそうです。

呉線の快速は三原行きです。日中時間帯は広で運転系統が分割されているので、これはちょっと珍しく思います。

写真17. 呉線の普通電車

呉線の普通電車です(写真17)。特に乗客の少ない時間帯(日中の中でも一部)は毎時1本です。いくら広島よりの矢野と坂は快速が停車するとはいえ、利便性がまるで考えられていません。せめて呉まで30分間隔にすべきでしょう。

写真18. そこそこ乗客は乗っている

そこそこ乗客は乗っています(写真18)。これは山陽本線の下り列車です。

コラム.227系置き換えによる短編成化の弊害
広島の電車の主力は115系でした。よく似た113系なども混ざっていましたが、基本的に4両編成でした。しかし、置き換えになる227系は2両編成か3両編成であり、減車になることは目に見えていました。減車になると座席が減ってしまい、混雑が問題視されることは容易に想像できます。
113系電車(岩国)

写真19. 以前は113系も走っていた(2016年、岩国で撮影)

113系リニューアル車車内

写真20. 113系リニューアル車の車内

113系リニューアル車車内

写真21. 113系リニューアル車の車内

実際に広島駅に立つと、多くの列車は2両編成を機動的に連結していて、3両編成の列車は少なかったです。山陽本線は5両編成や6両編成が多く、特に長距離運用となる糸崎発着に長い編成をあてがうという配慮も確認できました(写真22)。

写真22. 8両編成の快速も設定されている

動画1. 6両編成の列車がやってきた

ただし、乗客の目線からすると毎時4本(山陽本線)の5両編成よりも毎時6本の3~4両編成のほうがありがたいです。具体的には以下のようにすると良いでしょう。

・山陽本線:普通毎時4本 → 普通毎時4本 + 快速毎時2本
 ※快速区間:瀬野-宮島口、普通のうち半数は瀬野-宮島口のみの運転

・呉線:快速毎時2本 + 普通毎時1本 → 快速毎時2本 + 普通毎時2本

・可部線:普通毎時3本 → 普通毎時4本
 ※緑井以遠は現行通り毎時2本

ここまで電車を取り上げましたが、芸備線を忘れてはなりません!

写真23. 芸備線の快速みよしライナー

芸備線の多くは普通ですが、一部快速みよしライナーも設定されています(写真23)。これは休日に設定されている、夕方に到着する列車です(平日は普通列車)。快速といえども広島よりの広島-下深川は各駅に停車し、広島近くの各駅の頻度確保に役立っています。

広島駅を楽しんでみて

写真24. きれいになった駅で多くの人が列車を待っている

2016年に訪問した際はどちらかというと雑然とした印象があった広島駅。しかし、工事中のところを除いて、美しくよみがえっていました。また、ダイヤ上の不満はあれど多くの列車が乗り入れており、人々の往来も多く、活気もありました。

新型電車に統一されて特に動きはないことでしょう。多くのファンは車両動向に注意しがちです。ですが、駅の本質はそこを利用する人にあります。今後も広島駅が活気に満ちた地方の中心駅であってほしいものです。

前後を読みたい!
さて、前後ではどこに行ったのでしょうか?

←(前)快速みよしライナーの乗車記(三次→広島、21年GW)

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※それぞれ別ウィンドウで開きます。

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