上飯田から名古屋までのバス旅

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上飯田。鉄道ファンには名鉄と地下鉄の境界駅というイメージがありますが、バス路線のターミナルもあります。そんな上飯田から名古屋駅までバス旅を満喫しました。

写真1. レトロな上飯田のバスターミナル

上飯田のバスターミナル

上飯田のバスターミナルの位置を示します(図1)。

図1. 上飯田のバスターミナルの位置(googleマップより引用)

上飯田のバスターミナルは上飯田の駅近くにあります。長い間、名鉄小牧線の起点はここで(今も上飯田が起点です)、都心へはバスに乗りかえるか、地下鉄の平安通まで歩くかを迫られていました(現在は地下鉄平安通まで電車で直通できます)。

そのためなのか、上飯田には拠点性があり、バスターミナルができたのでしょうか。

図2. 上飯田と名古屋を結ぶバス路線(名古屋市交通局の公式サイトの路線図より引用)

上飯田から名古屋駅に向かう系統は2つあり、名駅13系統と幹名駅1系統です。いずれも上飯田からは30分間隔です。同じ場所に向かうのに2系統あるのが一見疑問に感じますが、上飯田に来ることが目的ではなく、途中経由地が異なるのが大きな意味なのでしょう。

今回、私は名駅13系統を選択しました(たまたま来ただけ…)

実際に名駅13系統に乗る

さて、実際に名駅13系統に乗ってみましょう!

写真2. 上飯田駅のターミナルビル

上飯田駅のターミナルビルです(写真2)。高度経済成長期のマンションとその1Fにあるスーパーのような雰囲気を感じます。

写真3. 上飯田にやってくるバス路線網

上飯田にやってくるバス路線網です(写真3)。意外とバス路線が多いですが、長らく名古屋の都心方面の鉄道がなかったので、バスが発達したのでしょうか。

写真4. バスの車内

一般的なバスの車内です(写真4)。上飯田から名古屋駅付近に向かうのは地下鉄だと30分以内です。一方、バスだと60分近くかかりますから、多くの人は地下鉄を利用するはずです。ましてや、このバスは栄地区を通らないというハンディキャップもあります。そのため、車内は空いていました。

写真5. バスターミナルの様子

バスターミナルの様子です(写真5)。高度経済成長期の団地らしさを感じるというか何というか…。

写真6. バスターミナルを発車!

バスターミナルを発車しました(写真6)。東京郊外でもこのような風景を見たことがあり、この周辺を歩いていたとき(私は上飯田は人生初の訪問です)、既視感を感じたものです。

写真7. 団地を走る

団地を走ります(写真7)。

写真8. 広い道路を渡る

広い道路を渡ります(写真8)。この系統は名古屋駅にまっすぐ向かうのでなく、幹線道路ではない道路を走るなど、よそ者には一見して理解しがたいルートを走ります。

写真9. 住宅街を走る

住宅街を走ります(写真9)。

写真10. 高速道路をくぐる

高速道路をくぐります(写真10)。このあたりになると客の数は増えてきており、上飯田と名古屋駅を結ぶというよりも途中と名古屋駅を結ぶ系統であることを実感します。

写真11. 夕暮れが迫ってきた

南に向かっています。夕暮れが迫ってきました(写真11)。乗ったのは12月後半(大みそか)で夕暮れの時刻が早いほう(※)で、すぐに夕暮れになってしまいます。

※日の入りが最も速いのは冬至(12/21ごろ)ではなく、12月上旬です。これは多くの要因があるのですが、本記事では省略しましょう(よくわからないし…)

写真12. 住宅が古くなってきた?

周囲の住宅が古くなってきました(写真12)?これは、昔からの市街地であることを示しているのでしょうか。

写真13. イオンモールがある

イオンモールがあります(写真13)。名古屋駅の近くにイオンモールがあるとは知りませんでした!外装は黒を主体に使っていて、モダンな印象です。

写真14. 都心を感じさせる高いビルが目立ってきた

都心を感じさせる高いビルが目立ってきました(写真14)。名古屋駅まではもうすぐです。

写真15. 名古屋駅近くのビル群を走る

つい5分前の光景が嘘のようで、名古屋のビル群を走る都心のバスの表情で走ります(写真15)。

写真16. 名古屋のバスターミナルに吸い込まれる

名古屋のバスターミナルに吸い込まれます(写真16)。

写真17. いつの間にか夜になっていた

名古屋駅周辺を少し歩いていたら、いつの間にか夜になっていました(写真17)。名古屋駅の象徴が目立ちます。

上飯田から名古屋駅までバスに乗ってみて

今回、時間があるという理由で、長時間バスに乗りました。大都市の都市交通の主流は地下鉄です。地上を走る鉄道は都心の中心部を走ることは少なく、そのような意味でバスによる移動は「都市観光」にはちょうど良いとも感じました(路面電車があると趣味的にはありがたいのですが)。また、バスは輸送単位が小さいぶん、鉄道駅から遠い場所にも路線網が張り巡らされており、鉄道がやや不便(駅から遠いなど)エリアでは集客力があることも実感しました。

バスは鉄道ほど多くの人を運んでいません。それゆえに小さい需要でも成立し、全体として公共交通機関全体の利便性向上に一役買っていることが改めてわかりました。

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