関西本線快速の前面展望(名古屋→桑名)

記事上部注釈
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名古屋から4方向に延びるJR線。その中で最も本数が少ないのが関西本線です。そんな関西本線にも快速が運転されています。その快速に乗ってみました。

写真1. 桑名に停車中の快速亀山行き

復習:関西本線(名古屋-亀山)の運転系統

まず、関西本線(名古屋-亀山)の運転系統について紹介します。

図1. 関西本線の停車駅一覧(Wikipedia(Vegefirst - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0)から引用)

停車駅は以下の通りです。

  • 快速みえ(名古屋、桑名、四日市、伊勢鉄道線方面も快速運転)
  • 快速(名古屋、桑名、四日市から各駅)
  • 区間快速(永和、長島以外各駅、桑名から亀山は各駅)
  • 普通(各駅)

日中時間帯は快速みえ、快速がそれぞれ毎時1本ずつ(両者が重なる四日市までは約30分間隔)、普通(名古屋-四日市)が30分間隔で運転されます。

朝夕には快速は運転されず、普通が主体で区間快速も入るダイヤです。近隣の東海道線や中央線が日中でも毎時8本運転されることと比べると、本数が少なく見えます(並行する近鉄名古屋線よりも少ない)。これは、関西本線が単線主体で列車本数に制限があることが大きな原因でしょう。そして、輸送量が少ないこともその要因でしょう。

単線で本数が少ないからお客さんが来ないのか、お客さんが来ないから単線で本数が少ないのか。そこを突き詰めると話が複雑になるので、ここでは深く掘り下げないことにしましょう。

実際に前面展望を観察する

さて、実際に前面展望を満喫しましょう!といっても快速で1駅だけですが…。

写真2. 快速亀山行きの表示

快速亀山行きの表示です(写真2)。名古屋駅の電光掲示板は両数表示こそありませんが、乗車位置にその旨の表示があります。したがって、乗車位置表示は不要なのです。

写真3. 乗車位置表示

その乗車位置表示です(写真3)。

写真4. 多くの人々のなかやってきた

多くの人々が待っている中、始発の快速がやってきました(写真4)。

写真5. 異様な混雑!

異様な混雑です(写真5)。日中時間帯に140ポイント(混雑率115%程度)とは混み過ぎです。

写真6. 名古屋を発車!

仕方ないので、先頭に陣取ることにしました(そればっかり)。名古屋を発車しました(写真6)。

写真7. 新幹線をくぐる

新幹線をくぐります(写真7)。

写真8. 車両基地が見える

車両基地が見えます(写真8)。この車両基地には「電車」の配置は0だったと記憶しています。関西本線の「電車」は中央線の神領区に属しています。

写真9. ここから単線になる

ここから単線に変わります(写真9)。関西本線の名古屋付近は車庫のなかを走っている感覚があり、わかりにくく感じます。利用者はやってくる列車に黙って乗っていれば良いので、このようなことを言う人は変わっているとは思いますが。

写真10. 単線になった

単線になりました(写真10)。ここから高架に上がります。

写真11. また分岐する

また分岐します(写真11)。名古屋からさきほどの場所まで複線で、この間で快速みえとすれ違いました。そのため、ここまでの複線には大いに意味があるのですが、高架線をつくるのであれば、ここも複線にすれば良かったのに…。

写真12. 八田を通過!

高架線の立派な駅の八田を通過します(写真12)。

写真13. 単線を進む

単線を進みます(写真13)。

写真14. カーブを曲がる

カーブを曲がります(写真14)。この区間も複線化が可能な用地があるように見えます。

写真15. 春田を通過!

春田を通過します(写真15)。

写真16. 少しのんびりした風景に変わってきた

少しのんびりとした風景に変わってきました(写真16)。

写真17. 蟹江を通過…できない!

蟹江を通過、と言いたいのですが、信号が赤になっているため、足止めです。

写真18. 普通名古屋行きがやってきた

普通名古屋行きがやってきました(写真18)。「どうせこの普通を待つのであれば、名古屋をもう少し遅く出れば?」と思いますが、名古屋-八田の複線区間で快速みえとすれ違っています。快速みえとのすれ違いを考慮すると、名古屋発車時刻を遅くできません。名古屋-八田が完全に複線であれば、違ったのかもしれません。

写真19. のどかな風景が広がる

のどかな風景になってきました(写真19)。

写真20. 永和を通過!

永和を通過します(写真20)。ここには中線があり、貨物列車が待っています。快速名古屋行きとすれ違いました。

写真20. 複線区間に入る

複線区間に入ります(写真20)。

写真21. また単線に戻った

また単線に戻りました(写真21)。

写真22. 弥冨を通過!

弥冨を通過します(写真22)。

写真23. 名鉄線が分かれる

名鉄線が分かれます(写真23)。弥冨から名古屋まで名鉄で向かう人は少数派でしょう。JRや近鉄のほうが所要時間ははるかに短いです。

写真24. 立派な複線区間を走る

立派な複線区間を走ります(写真24)。複線というだけで立派な幹線に見えるので、不思議なものです。

写真25. 木曽川を渡る

木曽川を渡ります(写真25)。木曽川を渡ると、三重県に入ります。実感はないかもしれませんが、中部地方と近畿地方の境界でもあります。

写真26. 長島を通過!

長島を通過します(写真26)。

写真27. 長良川と揖斐川を渡る

長良川と揖斐川を渡ります(写真27)。

図1. 長良川の河口近く

長良川と揖斐川は河口近くで合流します(図1)。合流地点から海側は(長良川ではなく)揖斐川です。そのため、長良川は伊勢湾に接していません。

写真28. 近鉄と並走する

長島付近から桑名までは近鉄名古屋線と並走します。この複線区間ですれ違います。

写真29. 桑名手前を走る

桑名手前を走ります(写真29)。こちらの関西本線は直線で、並走する近鉄名古屋線がカーブを描いています。こちらが先発の路線であることが読み取れます。

写真30. 桑名に到着!

桑名に到着しました(写真30)。

写真31. 立ちがある状態で発車!

立ちが発生した状態で発車しました(写真31)。

関西本線の快速に乗ってみて

写真32. 桑名を発車した快速亀山行き

名古屋から桑名まで23.8kmをノンストップで走る関西本線快速。それだけ聞けば、快適そうに見えます。しかし、実際は途中の運転停車が発生し、本数が少ないためか混雑も問題です。

混雑については長編成化で対処できそうです。現に関西本線に充当される車両は313系2両編成か4両編成ですので、313系4両編成を主体とすれば、日中時間帯の混雑は緩和しそうです。せめて3両編成が使えれば、という思いもありましょう。これについては、都市型ワンマン運転が可能な315系4両編成に期待したいところです。

また、単線区間を地道に複線に線増し(その土地はあるように見えます)、行き違い待ちの短縮による所要時間短縮と人件費削減(運転士の労働時間が短縮されるため)を実現し、ひいては増発も期待したいところです。

前後を読みたい!

(←前) 東海道線新快速での豊橋から名古屋の移動

関西本線快速の前面展望(名古屋→桑名):現在地

近鉄湯の山線の旅(次→)

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