クヴェードリンブルクの街歩き(23年GW)

記事上部注釈
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町全体が世界遺産のクヴェードリンブルク。あれやこれやの観光名所に行くのも良いですが、のんびりと街を歩くのも楽しいものです。そんな街歩きを堪能しました。

写真1. 中世の建物が多く残る、クヴェードリンブルクの様子

復習:クヴェードリンブルクの基礎知識

写真2. 赤い屋根の家が多い

いきなり、「クヴェードリンブルクを楽しみました♪」などと言われても戸惑うことでしょう。そこで、クヴェードリンブルクの基本をまとめました。

  • 国:ドイツ連邦共和国
  • 州:ザクセンアンハルト州
  • 人口:28000人程度
  • 魅力:木組みの美しい家並み
  • アクセス:マクデブルクから列車で70分程度(1時間間隔)

図1. クヴェードリンブルクの位置(googleマップより引用)

クヴェードリンブルクはドイツのザクセンアンハルト州に位置する町です(図1)。ドイツの中央付近に位置します。マクデブルクやハレからローカル線で行くことができます。ドイツの主要都市からの行きかたは以下の通りでしょう。

  • フランクフルトから:ハレまで高速列車で移動し、ハレからはローカル線(RE4またはRE24)でハルバーシュタット乗りかえ
  • ベルリンから:マクデブルクまで都市間列車で移動(1時間間隔)し、マクデブルクからローカル線(RE11系統)
  • ミュンヘンから:ハレまで高速列車で移動し、ハレからローカル線(RE4またはRE24)でハルバーシュタット乗りかえ
  • ハンブルクから:ハノーファーまで移動し、ハノーファーからゴスラー、ハルバ―シュタット乗りかえ

クヴェードリンブルク付近の路線はローカル線とされていますが、1時間間隔が確保されており、そこまで不便な印象はありません。

では、そのクヴェードリンブルクの魅力は何でしょうか。非常に簡単にまとめると、中世からの建物がそのまま残り、現在までそれらが現役なことです。また、その建物が1つや2つだけ存在するのではなく、まるまる残っている点も重要です。

クヴェードリンブルクから列車で20分もすればターレ山があり、ここは魔女の伝説があるところです。ターレそのものは小さな街ですので、魔女の伝説のターレに向かう人の宿泊の拠点としても有用な選択肢でしょう。

ドイツではローテンブルクが有名ですが、ローテンブルクに負けない魅力があります(外部サイトにそのような記述がありました)。

図2. クヴェードリンブルクの中心部付近の地図(googleマップより引用)

実際の街の様子を示しました(図2)。基本的にマルクト広場に向かえば問題ありません。そのマルクト広場へは駅から西側に進みます。その駅の正面の出口はマルクト広場側ですから、駅の出口に迷うこともありません(小さな駅ですので、迷うほどのことはありません)。

実際にクヴェードリンブルクを楽しむ

御託はこの程度にして、実際にクヴェードリンブルクを満喫してみましょう!

マルクト広場までの行きかた

私が宿泊したホテルは駅とマルクト広場の間に位置しており(ホテルアルターフリッツ)、そこから向かうことにしました。

写真3. ちょっとした広場が広がる

ちょっとした広場が広がります(写真3)。

写真4. 広場には噴水もある

広場には噴水もあります(写真4)。中世風の街並が再現されたゲーム画面を見ますが、そのなかに入った気分です。

写真5. マルクト広場方面に道が続く

マルクト広場へは噴水と逆方向に進みます(写真5)。

写真6. 細い道を歩く

細い道を歩きます(写真6)。「欧州の都市は中心部に車が乗り入れない」と聞いたことがありますが、まさにその通りで車に出会いません。

写真7. 福音教会が見える

小さな道を歩いていたら、教会が見えました(写真7)。福音教会です。

写真8. 教会を曲がり、道なりに進む

教会のあたりを左に曲がり、道なりに進みます(写真8)。

写真9. 視界が開け、マルクト広場に到着!

視界が開け、マルクト広場に到着します(写真9)。

マルクト広場の様子

では、そのマルクト広場を満喫しましょう!

写真10. マルクト広場の南側を眺める

私は北側から入りました。そのため、まず目に広がるのは南側の風景です(写真10)。

写真11. マルクト広場の南側を眺める

角度を変えて撮影してみました(写真11)。昼食の時間帯を過ぎたのに、パラソル下にはある程度の人が見られます。優雅に過ごす人たちです。

写真12. マルクト広場の北側を眺める

今度は振り返って北側を見てみました(写真12)。

写真13. マルクト広場の北側を眺める

少し角度を変えて撮影しました(写真13)。

写真14. 市庁舎がある

北側にひときわ目を惹く建物があります(写真14)。廃墟で草が生えているのかと思いきや、市庁舎です。クヴェードリンブルクは市だったんだ。

写真15. マルクト広場の東側を眺める

東側を眺めてみます(写真15)。ガラス張りの新しい建物がありますが、これは観光案内所です。中世からの街でこのような新しい建物は大丈夫なの?もしかしたら、改築された建物なのでしょうか。

写真16. マルクト広場の西側を眺める

最後にマルクト広場の西側を眺めます(写真16)。こちらも美しい建物が多いです。この写真の右側の建物は石造りに見え、やや異色の建物にも見えますが…。

クヴェードリンブルクの城跡

クヴェードリンブルクで特筆すべき場所は、城跡です。2023年4月時点では城そのものには入れませんが、城周辺の高台から見る市街地の風景だけでもじゅうぶん価値があります。

図3. クヴェードリンブルクの城跡への経路(googleマップより引用)

城跡への経路を示しました(図3)。広場や旧市街より南側に位置し、やや街はずれに位置する印象です。

写真17. 通せんぼ!

マルクト広場から南側に向かいたいのですが、その道は通せんぼされていました(写真17)。そこで、ここを右に曲がってみましょう。

写真18. 橋の架け替え工事か?

網の間から見てみました(写真18)。川の橋を架け替えているのでしょうか。

写真19. 街はずれにやってきた

街はずれの道路までやってきました(写真19)。私はクヴェードリンブルク環状道路と呼んでいるのですが、旧市街を迂回するように伸びている道路です。自動車も見られました。

写真20. もう少し南側に向かう

もう少し南側に向かいます(写真20)。旧市街はマルクト広場周辺だけか、とも思っていましたので、ここまで広がっていることに対し、市街地の広がりを感じます。

写真21. 迷路のような路地を歩く

迷路のような路地を歩きます(写真21)。右の建物は何だろう?

写真22. 迷路のような路地が続く

迷路のような路地が続きます(写真22)。今はgoogleマップがあるので何とかなりますが(そのためには海外WiFiレンタル【WiFiBOX】などのインターネットサービスを手配すると良いです)、ガイドブックだけだと迷いそうです。

写真23. 城の入口が案内される

城の入口が案内されます(写真23)。城そのものは工事中なのですが、私はむしろ城そのものよりも高台からの風景が目的なので、問題ありません。余談ですが、今回の旅行では場所ごとに目的地の性質を変えていますので、城はクヴェードリンブルクでのノルマに入っていないのです。

写真24. 城が鎮座!

城が鎮座しています(写真24)。このあたりから城跡周辺に向かうことができます。

写真25. 城の入口が現れた!

城の入口が現れました(写真25)。

写真26. 城への階段を昇る

城への階段を昇ります(写真26)。

写真27. 庭園が広がる

庭園が広がります(写真27)。昔ながらの美しい庭園に無料で入れるのはとてもうれしいですね!

写真28. 庭園の風景

別の角度から庭園を眺めました(写真28)。

写真28. クヴェードリンブルクの街並

城跡の一番の見どころは、クヴェードリンブルクの街並でしょう。こちらは城跡から東方向を眺めたものです(写真28)。

写真29. クヴェードリンブルクの街並

こちらは北側のマルクト広場方面です(写真29)。壁の色は建物によって異なりますが、屋根の色は赤系で統一されています。景観に対する意識が高いことがうかがえます。

写真30. クヴェードリンブルクの街並

今度は南東側を眺めました(写真30)。こちらは旧市街と反対側なので建物は少ないです。とはいえ、こちらには道路などがあり、現代の生活の空間はむしろそちらかもしれません。いわば真のクヴェードリンブルクともいえる地区です。

写真31. 庭園越しに眺める

庭園越しに眺めます(写真31)。このような美しい街がテーマ―パークとしてではなく、現実に人々が暮らしている生活空間であることが大事なのでしょう。

写真32. 庭園に民家がある

庭園に民家のような建物があります(写真32)。これは何だろう?

写真33. 城は再建工事中!

城は再建工事中でした(写真33)。

写真34. 近くまで行けた

近くまで行けました(写真34)。ここまでは城の再建工事とは関係ない場所ですから、立入可能にしているのでしょうか。

写真35. 前の人は関係者!

前の2人に付いて行ったのですが、工事関係者のようでした。何だ、観光客じゃなかったのか!

写真36. 城の下まで戻ってきた!

城の下まで戻ってきました(写真36)。ここから迷路のような路地を通り、再びマルクト広場に戻ったのでした。

その他のクヴェードリンブルクの街の様子

そのほかの様子をギャラリー形式で紹介しましょう!

写真37. 旧市街の迷路のような道路

写真38. レンガの上を塗りなおした跡

写真39. 民家の門?

写真40. 福音教会の横を歩く

写真41. 下は古く上は新しい建物

写真42. 聖ニコラス教会

写真43. 聖ニコラス教会前の空間

写真44. おいしいイタリアンレストラン(Ristorante Terra e Mare)

写真45. 特徴的なカフェ(いくつもの建物が連結されているCafé to Roland)

写真46. なぞのモニュメント

写真47. 聖ニコラス教会前の小道

写真48. 美しい街並

クヴェードリンブルクの街を歩いてみて

写真49. 駅からすぐの小道

クヴェードリンブルクを歩いてみました。今回の旅行は、観光名所をスタンプラリーのようにめぐることよりも、のんびりと街を歩くことを重視しました。イタリアンで夕食をとったり(長距離移動の後なので疲れていた)、工事中の城に近づいたり、という貴重な体験をできました。

ツアーで寄ると(ここに寄るツアーがあるのか?)観光名所ばかりをこなすことになりがちですが、このようにのんびりと過ごすことも旅行の醍醐味であり、クヴェードリンブルクはそれにふさわしい場所でした。ドイツでもマイナーな場所ですが、メジャーなところばかりが能ではないのです!

重要

旅行には準備が必要です。旅行先の情報はgoogleマップでも網羅できるとして、そのgoogleマップを見るための海外WiFiレンタル【WiFiBOX】は忘れていませんか。また、現地での決済手段のクレジットカードのご準備はされていますか。私は年会費無料のクレジットカードを選択しました(使い勝手についてまとめました)。

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