フリードリヒスハーフェンからリンダウへの列車旅

記事上部注釈
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ドイツでも有数のリゾート地のボーデン湖。そのボーデン湖の北側には鉄道路線が通っています(南側にはスイスの鉄道路線が通っています)。その風情を感じる区間の列車旅を満喫しました。

写真1. リンダウ島駅に到着した地域列車

重要

本記事で詳細に解説しますが、ドイツの鉄道に関する内容を一通り、そして詳しく解説した書籍を出版いたしました。同人誌の流通ルートで販売していますが、いわゆる萌え絵は一切なく一般的な同人誌に嫌悪感を示す人でも抵抗ない内容・体裁になっています。

復習:フリードリヒスハーフェンとリンダウの移動

まず、フリードリヒスハーフェンとリンダウの移動方法について記します。

フリードリヒスハーフェンとリンダウの移動
  • 距離:約25km
  • 所要時間:24分~34分
  • 運転頻度:毎時2本

図1. フリードリヒスハーフェンとリンダウの位置関係(googleマップより引用)

両者の位置関係を示しました(図1)。フリードリヒスハーフェンとリンダウの間は毎時2本運転されています。1本はRE(またはIRE)、1本はRBです。簡単にいうと、快速と普通が各毎時1本運転されているということです。

路線図を示しましょう。

図2. バーデン・ヴュルテンベルク州の地域路線図(ドイツ鉄道の公式サイトより引用)

州全体の路線図を示しました(図2)。これでは探しにくいでしょうか。

図3. フリードリヒスハーフェンとリンダウの路線図

範囲をもう少し縮小しました(図3)。フリードリヒスハーフェンを白の矢印、リンダウを黒の矢印で示しました。

リンダウには2つの主要駅があり、1つがリンダウ島駅(リンダウ中央駅と訳しているのは間違い、Lindau-Insel)、もう1つがリンダウ-ロイティン(Lindau-Reutin)駅です。リンダウはもともと小島に発達した都市です。そのため、島にあるリンダウ島駅が中心でした。しかし、これではリンダウを経由する列車の経路に無駄が生じ、チューリッヒ-ミュンヘンの列車を中心として所要時間がかかってしまいます。そのため、リンダウ-ロイティン駅を新設し、そこに長距離列車を通すことにしたのです。

現在はフリードリヒスハーフェンからやってきた列車のうち速達便は新駅に、普通は旧駅に通すことにしたのです。なお、新駅と旧駅はリンダウ島駅-ブレゲンツ方面の列車が結んでいます。両者の間は徒歩20分以上かかるので、新駅からリンダウの旧市街に向かうのはやや大変でしょう。

図4. リンダウ-ロイティン駅とリンダウ島駅の経路(googleマップより引用)

bodoの公式サイトには、ボーデン湖周辺の多くの公共交通機関の時刻表が掲示されています。右側のメニューの下のほうにRB93の項目があり、ここを選択するとPDFファイルが見つかります。このPDFファイルに時刻表が書かれています。

時刻表を眺めると、以下の構成になっています。

  • RB93(各駅に停車):フリードリヒスハーフェン-リンダウ島を毎時1本
  • IRE3またはRE5(通過駅あり):フリードリヒスハーフェン-リンダウ-ロイティンを毎時1本(停車駅に若干の違いあり)

簡単にいうと、各駅に停車するタイプはリンダウ島駅発着、速達タイプはリンダウーロイティン駅発着で、いずれも毎時1本です。リンダウの駅を間違えても悲観することはありません。両者はブレゲンツ方面に直通するS1またはREX1が30分間隔で運転されています。IRE3とRE5はこの区間では差はありませんが、停車駅に注意が必要です。半数はKressbronnとWasserburg (Bodensee)に停車し、もう半数はLangenargenとNonnenhornに停車します。

このほかにこの区間を通るICやRJもありますが、いずれもリンダウ-ロイティンを通ります。1日1本というレベルです。

ここまで詳細に解説しました。公式サイトから予約できると思いますが、日本語で予約できないことに不安を感じる人もいるかもしれません。下記のサイトであれば、日本語で予約できるので安心です。


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フリードリヒスハーフェンとリンダウの列車旅

御託はこの程度として、実際に乗ってみましょう!

写真2. 先発のIRE

先発のIREです(写真2)。この電車はリンダウ島駅には行きません。私はリンダウ島駅に行きたかったので、この電車を見送りました。この車両はSバーン用のイメージがありますが、REにも使われるんだ!

(参考)写真3. マクデブルクで見かけた車両

参考にマクデブルクSバーンで見かけた車両を掲載しました。

写真4. 停車中のIRE

停車中のIREです(写真4)。REといえば左側のイメージです。

写真5. RB93がやってきた

RB93がやってきました(写真5)。マクデブルクSバーンと同じ車両がドイツの南の端で見かけるのは変な感じです。

写真6. RBの車内

RBの車内です(写真6)。4両編成なのにガラガラです。

写真7. 1等車!

先頭部分には1等車があります(写真7)。区切られていること以外、2等車と同じです。せめて座席の色を変えましょうよ!

写真8. このあたりの路線図が示されている

このあたりの路線図が示されています(写真8)。

写真9. フリードリヒスハーフェンを発車!

フリードリヒスハーフェンを発車しました(写真9)。

写真10. 市街地を走る

市街地を走ります(写真10)。

写真11. 郊外然としてきた

郊外らしい風景に変わってきました(写真11)。

写真12. のどかな風景に変わった

のどかな風景に変わり、駅に停車します(写真12)。

写真13. のどかな風景を走る

のどかな風景のなかを走ります(写真13)。

写真14. のどかな駅に停車

のどかな駅に停車します(写真14)。

写真15. のどかな風景を走る

のどかな風景を走ります(写真15)。ドイツにはこのような風景が多いように感じました。

写真16. 住宅街があらわれる

住宅街があらわれます(写真16)。

写真17. ランゲナルゲンに停車

ランゲナルゲンに停車します(写真17)。速達列車の半数が停車するのもわかります。

写真18. 再びのどかな風景を走る

再びのどかな風景を走ります(写真18)。

写真19. クレスブロンに停車

クロスブロンに停車します(写真19)。

写真20. ボーデン湖が見えた

ここにきてようやくボーデン湖が少しだけ見えます(写真20)。

写真21. ボーデン湖は少し見える

やはり少し見えるだけです(写真21)。このあたりでバーデン ヴュルテンベルク州からバイエルン州に入っているはずです。

写真22. ノネンホルンに停車

ノネンホルンに停車します(写真22)。

写真23. のどかな風景を走る

のどかな風景を走ります(写真23)。

写真24. 再び住宅街に入る

再び住宅街に入ります(写真24)。このあたりはそれなりに人が住んでいるようです。ドイツのなかでは温暖で水にも恵まれているという地理的条件でしょうか。

写真25. のどかな風景を走る

のどかな風景を走ります(写真25)。

写真26. 左から線路が合流してきた

左から線路が合流してきました(写真26)。オーストリア方面からの線路です。

写真27. ボーデン湖を渡る

リンダウ島駅はリンダウの島にあります。その島に向かうためにボーデン湖を渡ります(写真27)。

写真28. 島が見えてきた!

島が見えてきました(写真28)。

写真29. リンダウ島駅に入線!

リンダウ島駅に入線です(写真29)。

写真30. リンダウに到着!

リンダウに到着しました(写真30)。

写真31. ミュンヘン行きやオーストリア車と並ぶ

ミュンヘン行きやオーストリア車と並びました(写真31)。ここリンダウが国の境界にあることを実感します。さすがにスイス車の地域列車は来ないようですが…。

がら空きにみえた4両編成の電車からもそれなりに人が降りており、地域の輸送機関として機能している様子がわかりました。

ドイツ南部のローカル線を旅してみて

写真32. リンダウ島駅で降りる人々(利用者が皆無というわけではない)

今回、ドイツ南部のローカル線を旅してみました。期待に反し、ボーデン湖はほとんど見えません弟子が、リンダウ島に入る部分は圧巻でした。また、沿線には民家が意外とあり、1時間間隔の普通と1時間間隔の速達列車が運転されるだけの理由がありそうに感じました。

日本ではあまり注目されない鉄道路線であっても、そこに存在し、地域の足として利用されているのです。

重要

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前後を読みたい!

(←前) ロマンスホルンとフリードリヒスハーフェンの船旅

フリードリヒスハーフェンからリンダウへの列車旅:現在地

リンダウの街歩き観光(主要都市からのアクセスも紹介!)(次→)

★全体のまとめ:23年GWドイツ・スイス旅行のまとめと振り返り

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