スイスでも有数の国際空港、ジュネーブ空港。スイスで2番目の利用者を誇る空港ですが、どのようにアクセスするのでしょうか。簡単にまとめました。

写真1. ジュネーブ空港駅は広々とした駅
ジュネーブ空港へのアクセスまとめ
ジュネーブ空港へのアクセスは以下の通りです。
- スイス国鉄はチューリッヒなどを含め、ジュネーブ駅(コルナヴァン駅)から毎時6本程度運転される
- バスによるアクセスも可能で、系統番号5、10、23、28番でもアクセス可能である
- 路面電車によるアクセスはない
- 鉄道もバスも同じゾーンなので価格も同一である。
詳細は以下に記します。
ジュネーブ空港へのアクセスの概要
ジュネーブ空港へのアクセスについて簡単に紹介します。
最も簡単なのは、スイス国鉄を利用することです。ジュネーブの近郊列車はジュネーブ空港には乗り入れませんが、長距離列車がジュネーブ空港駅に乗り入れます。

(参考)図1. ジュネーブの近郊列車網(公式サイトより検索後に引用)

図2. スイスの長距離鉄道網(公式サイトより引用、リンクをクリックするとスイス国鉄サイトからご自身の端末にそのままダウンロードされます)
スイスの長距離鉄道網です(図2)。ジュネーブは一番左端に位置します。多くの長距離列車がジュネーブ駅(コルナヴァン駅)までの運転ではなく、その少し先のジュネーブ空港駅まで運転されています。毎時2本のチューリッヒ方面のIC(ジュネーブとチューリッヒの間の経由が異なる)などが運転され、合計で毎時7本運転されています。
とはいえ、毎時7本が等間隔で運転されているわけではありません。スイス国鉄で時刻表を作ってもらえますが、それによるとおおむね以下の通りです。
- ジュネーブ駅発:毎時04分、12分、20分、34分、42分、48分、52分
- 空港駅発:毎時02分、08分、11分、19分、26分、39分、47分
国鉄では最大15分待ちが生じることがわかります。逆にいうと、スイス国内の多くの場所まで1本で直通することが可能で、それと市内連絡の役割を重ねているとも解釈できます。
旅行者はジュネーブ駅(コルナヴァン駅)から向かうのが無難だと思います。しかし、手段はそればかりではありません。

図3. ジュネーブの市内交通路線図(tpg公式サイトより引用)
ジュネーブの市内路線図も示します(図3)。市内のバス路線も5系統、10系統(これらは市内の中心部を通る)、23系統、28系統(市内西側の住宅街を通る)の4系統あります。
では、運賃はどうでしょうか。日本の空港路線の場合は特別な加算料金がかかり、割高なイメージがあります。しかし、ジュネーブの運賃体系はそう難しくありません。空港も市内の1つの停留所・駅という位置づけであり、市内の運賃体系をそのまま適用できます。
参考に価格を示します。
表1. 乗車券類の価格一覧
種別 | 価格 | 備考 |
---|---|---|
ジュネーブ・トランスウポート・カード | 無料 | 宿泊者専用 |
スイストラベルパス | 有効 | スイストラベルパス通用日のみ |
Hop the line | 2スイスフラン | 3停留所以内 |
Zone 10 ticket | 3スイスフラン | 60分以内 |
Day pass from 9:00 a.m. | 8スイスフラン | |
Day pass | 10スイスフラン |
手持ちの乗車券で無料で乗れないか確認しましょう!宿泊者に提供されるジュネーブ・トランスウポート・カード(言わないともらえないこともある)やスイス全土の乗り放題パスのスイストラベルパスがあれば、ゾーン10では何度も乗り降りできます。
では、ジュネーブに着いてからホテルまでの乗車券類はどうしましょうか?鉄道駅なら歩ける範囲でしょう(歩けない範囲でも2スイスフランの最も安い券の範囲と思います)。では、空港ならば?公式サイトに以下の記述があります。
ジュネーブ空港に到着したら、80分間有効の無料の「Tout Genève」チケットを受け取り、希望の場所まで行くことができます。販売店は手荷物受取所にあります。
tag公式サイト(FAQの項目に記載したものを翻訳、太字は弊サイト管理人が強調)
※旅のカリスマがわかりやすく解説してくれています(外部サイトです)。
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私は以下の2つを手配しましたが、類似のサービスであれば問題ないと思います。
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ジュネーブを実際に散策した様子も記しています。
ジュネーブ駅からジュネーブ空港駅の実際の乗車
実際に乗車しましょう!王道の国鉄利用です。

写真2. ジュネーブ空港行きのIC1
ジュネーブ空港行きのIC1です(写真2)。ICは特急に相当しますが、スイスは基本的に特急料金は不要なので(そのかわり運賃は高い)、後の列車を待つ必要はありません。

写真3. 列車に乗りこむ
列車に乗りこみます(写真3)。

写真4. ジュネーブ駅を発車!
ジュネーブ駅を発車しました(写真4)。

写真5. ジュネーブの市内交通が見える
右側を眺めると、ジュネーブの市内交通が動いている様子がわかります(写真5)。

写真6. ジュネーブ市街を走る
ジュネーブ市街を走ります(写真6)。

写真7. 立派な立体交差がある
立派な立体交差があります(写真7)。

写真8. フランス方面の線路と分岐する
フランス方面の線路と分岐します(写真8)。長距離列車はこちらのほうが本数が多いでしょう(フランス直通の本数は少ないです)。この区間の電化方式はどうなのだろう?

写真9. 空港付近の雰囲気がある
空港付近の雰囲気があります(写真9)。

写真10. ジュネーブ空港に到着!
地下にもぐり、ジュネーブ空港に到着しました(写真10)。

写真11. 階段を登る
駅ホームと空港は多少離れています。移動しましょう!まずは階段を登ります(写真11)。

写真12. 地上に向かう
地上に出ます(写真12)。ジュネーブ空港に向かう際は後ろ寄りの車両のほうが良さそうです。

写真13. 通路を歩く
通路を歩きます(写真13)。

写真14. 通路を歩く
空港駅らしく大荷物を持った人が多いです(写真14)。駅構内にある程度飲食店がありました。高い空港で食事をするのであれば、空港駅で食事したほうが安く済むことでしょう。これは帰国してから気づきました。

写真15. 空港に近づいた
空港に近づきました(写真15)。

写真16. さらに昇る
さらに昇ります(写真16)。

写真17. 右側に空港ターミナルビルが見える
右側に空港ターミナルビルが見えます(写真17)。

写真18. 空港のターミナルビルに到着!
空港のターミナルビルを出ました(写真18)。
ジュネーブの空港アクセスを利用して
ジュネーブの空港アクセスは国鉄・バスともに市内交通や都市間交通の延長線上の感覚で利用でき、ストレスなく利用できました。ただし、ホームが端に寄っているのがやや気になりました。とはいえ、移動が苦になるほどでもありませんでした。
こうして、今回の私と欧州の陸路での触れ合いを終えたのです。
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私は以下の2つを手配しましたが、類似のサービスであれば問題ないと思います。
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