ジュネーブの街歩き観光

記事上部注釈
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スイス第2の都市、ジュネーブ。その市街地はフランスの雰囲気があり、国際都市らしさを感じます。とはいえ、近代以降に戦争に巻き込まれていないことから、美しい街並が維持されているのも特徴です。そんなジュネーブで街歩きを楽しみました。

写真1. ジュネーブの旧市街の一角

復習:ジュネーブの概要

いきなり、「ジュネーブを観光しました♪」などといっても困るでしょう。そこで、ジュネーブの位置などを簡単に紹介します。

ジュネーブの概要

ジュネーブ(Genève)の概要
  • 国:スイス連邦
  • 州:ジュネーブ州
  • 言語:フランス語
  • 人口:約19万人
  • 観光名所:旧市街、サン・ピエール大寺院(教会)など

図1. ジュネーブの位置(googleマップより引用)

ジュネーブの位置を示しました(図1)。スイスの最西端に位置し、フランスに取り込まれそうな位置です。もちろん公用語もフランス語です。

そんなジュネーブはコスモポリタン都市、国際都市といわれています。

最大の理由は数多くの国際機関が立地するためです。国際機関はきっと地域採用ではなく、全世界から職員が派遣されます。そのため、ジュネーブに関係ない人がジュネーブに働きに来るのです。国際機関がジュネーブに多いのはスイスが永世中立国で、対立が生じた際にも中立な判断がなされやすいのが理由とされています。

スイス第2の都市といえども人口はそう多くありません。スイス全土に共通ですが、自治体の面積が日本の市町村よりも狭く、日本の感覚だともう少し広範囲をひとまとめにする印象です。ジュネーブ州全体だと人口は約50万人なので、日本の中都市レベルでしょうか(ジュネーブ州そのものは東京23区の半分未満の面積)。

スイスは中立国だったためか、二度の世界大戦に巻き込まれず、戦災にあっていないために古い建物が多く残っています。

ジュネーブの旧市街と新市街

ジュネーブに限らず、都市はどんどん発展します。ジュネーブも例外ではありません。都市の初期段階から徐々に外側に向けて膨張しますが、古い街並はどこに残っているのでしょうか。

図2. ジュネーブ駅(コルナヴァン駅)から宗教改革記念碑までの経路(googleマップより引用)

駅から宗教改革記念碑までの経路を示しました(図2)。この経路でイメージすると、駅から川を渡るまでが新市街、川を渡ってから旧市街です。ローヌ川の南岸が旧市街であることを把握すれば良いと思います。

ジュネーブの観光名所2か所

街歩きの最中、ジュネーブの観光名所の2か所を訪問しました。この2か所を紹介します。これらの街歩きはタッチ式のクレジットカードで決済し、googleマップで現在地を確認しながらでした。したがって、インターネット環境クレジットカードを事前に準備するのが重要です。

ジュネーブの観覧車

表1. 観覧車の概要

場所Jardin Anglais
営業日毎日
営業時間12:00-24:00
料金(1人利用)7スイスフラン

図3. 観覧車の位置(googleマップより引用)

観覧車の位置を示しました(図3)。季節によってないこともあるようです。Jardin Anglaisという公園にあります。

写真2. ローヌ川の対岸からも見える

ローヌ川の対岸からも確認できます(写真2)。これなら遠くからでもわかります。

写真3. 白い観覧車

白い観覧車です(写真3)。

写真4. 観覧車のスペック

観覧車のスペックです(写真4)。フランス語はわかりませんが、Open Every Dayはわかりました。

写真5. 観覧車の料金

観覧車の料金です(写真5)。1人7スイスフランですが、大人数だと割安です。

写真6. オープンスタイルの観覧車

オープンスタイルの観覧車です(写真6)。

写真7. 上に向かって動き出した

上に向かって動き出しました(写真7)。

写真8. 川の向こう側の新市街が見える

川の北岸の新市街が見えます(写真8)。

写真9. 大噴水が見える

大噴水が見えます(写真9)。その向こうはジュネーブの都心ではなく、スイスらしいのどかな風景です。

写真10. 旧市街を眺める

旧市街の方向を眺めます(写真10)。立派で重厚な建物が多いです。

写真11. 旧市街を眺める

旧市街を眺めます(写真11)。こうして全体像を眺めて、「行きたい」という気持ちを高めるのも良さそうです。

写真12. まもなく終了!

まもなく終了です(写真12)。立ってはいけないようでしたが、私の隣のマダムたちは立っていました。怖くないのか?

写真13. スイス国旗がデーン!

観覧車を降りたら、スイス国旗が掲示されていました(写真13)。

レトロな街並を散策する休憩に観覧車も良いと感じました。

ルソーと文学の家

表2. ルソーと文学の家の概要

場所Maison Rousseau et Littérature
定休日月曜
時間11:00-18:00
料金7スイスフラン

図4. ルソーと文学の家(maison de rousseau et de la littérature (MRL))の位置(googleマップより引用)

googleマップに「ルソーと文学の家」と入力しても候補が出てきません。フランス語の土地に日本語の文字を入力しても探せないのでしょう。maison de rousseau et de la littératureと入力する必要があります。googleマップは(アメリカ企業だからか)House of Rousseau and Literatureと出てきますが…。

ルソーとは何者でしょうか。

フランス語圏ジュネーヴ共和国(現在のスイス連邦のジュネーブ)に生まれ、主にフランスで活躍した哲学者、政治哲学者、作曲家。彼の思想は『社会契約論』(Le Contrat social, 1762)によって決定的な展開、完成を示した。

Wiki先生より抜粋のうえ引用

簡単にいうと、教育などの抽象的なことをよく考えた思想の巨人ということです。かなり難しいことも考えているのですが、本記事の範囲を大幅に超えることになるので省略します(自分もよくわからないし…)

写真14. MRLの入口

MRLが書かれた入口です(写真14)。ちょっとわかりにくいです。

写真15. 入口から入る

入口から入ったところです。0F(日本でいう1F)に入口があり、1F(日本でいう2F)に展示があります。

写真16. 1Fに向かう

1Fに向かいます(写真16)。

写真17. タブレット端末を渡される

会場には日本語の解説はありませんが、タブレットを渡され、そこに日本語の表示がでます(写真17)。つまり、間接的に日本語による解説が楽しめるのです。ブースごとにテーマに応じた展示物があり、ルソーの思想を読み解くことができます。

写真18. 中の様子

中の様子です(写真18)。ルソーの部屋の様子を再現しているのでしょうか。

写真19. 中の様子

さまざまなテーマに応じた内容を展示していることがわかります(写真19)。非常に難解な内容なためか、訪問している人はそう多くありません。混雑とは無縁です。

写真20. 奥にはくつろげるスペースがある

奥にはくつろげるスペースがあります(写真20)。

写真21. 自由とは

自由についてのルソーの考えかたです(写真21)。日本語で書かれてもよくわかりません。これは展示物の問題ではなく、私の問題です。私は具体化したものを解析するのは(自分のなかでは)得意ですが、抽象的なことがらを扱うのは苦手です。昔から理科、社会が得意で、国語の小説は苦手でした。そんな自分の特性を改めて実感できた意味で、ここに来た意味はあると思います。

ジュネーブの街歩き

さて、ジュネーブを散策しましょう。これらの街歩きはタッチ式のクレジットカードで決済し、googleマップで現在地を確認しながらでした。したがって、インターネット環境クレジットカードを事前に準備するのが重要です。

駅から旧市街を歩く

以下の道順で散策しましたが、迷ったりしているので多少異なるかもしれません(図4)。

図4. ジュネーブ駅(コルナヴァン駅)からルソーの家までの経路

写真22. 駅からレマン湖に向けて進む

駅からレマン湖に向かって進みます(写真22)。

写真23. レマン湖に向かって進む

どんどん進みます(写真23)。このあたりは新市街です。新市街といっても、東京より建物は古そうです。

写真24. ゆるやかな坂を下る

ゆるやかな坂を下ります(写真24)。スイスには平地がないかと思わせるくらい、大都市でも坂道だらけです。

写真25. 貸し切りバスがとまっている

貸し切りバスがとまっています(写真25)。

写真26. この道にも貸し切りバスがとまっている

この道にも貸し切りバスがとまっていました(写真26)。

写真27. 学生がうじゃうじゃ

学生がうじゃうじゃいました(写真27)。活気があって良いことです。

写真28. ブランズウィック霊廟(Monument Brunswick)がある

レマン湖のほとりまでやってきました(写真28)。ここにはブランズウィック霊廟(Monument Brunswick)があります。

写真29. レマン湖を眺める

レマン湖を眺めます(写真29)。向こうに見えるのは大噴水です。ジュネーブの観光名所の1つです。

写真30. ボートも係留されている

ボートも係留されています(写真30)。

写真31. レマン湖も美しい!

レマン湖の水が透き通っています(写真31)。「レマン湖からレを抜くと?」なんて言葉遊びをやっていた自分が恥ずかしいです。

写真32. モンブラン橋を眺める

モンブラン橋を眺めます(写真32)。

写真33. モンブラン橋方面に曲がる

モンブラン橋方面に曲がります(写真33)。

写真34. モンブラン橋の様子

モンブラン橋の様子です(写真34)。自動車類の通行が多く、揺れます

写真35. モンブラン橋から大噴水を眺める

モンブラン橋から大噴水を眺めます(写真35)。

写真36. 観覧車が見える

観覧車が見えます(写真36)。ひとまずここで風景を眺めることにしました(上の章を参照)。

写真37. 旧市街に入った

旧市街に入りました(写真37)。

写真38. 広場がある

広場がありました(写真38)。旧市街と新市街で建物の感じが大きく異なることはなく感じましたが、新市街よりも人の営みを感じます。

写真39. 旧市街の広場を眺める

旧市街の広場を眺めます(写真39)。欧州の人は外が好きで、テラス席で休んでいます。

写真40. 旧市街を東西に貫く通りが見えてきた

旧市街を東西に貫く通りが見えてきました(写真40)。

写真41. メイン通りを眺める

そのメイン通りを眺めます(写真41)。

写真42. 路面電車が続行する

このあたりの路面電車は複数の系統が重なります。そのため、続行運転もお手のものです(写真42)。

写真43. 妙なおもちゃがある

妙なおもちゃが売っていました(写真43)。

写真44. 迷路のような旧市街を歩く

坂道を上り、迷路ような旧市街を歩きます(写真44)。

写真45. 細い道がある

細い道があります(写真45)。

写真46. 改革派の教会がある

改革派の教会(Temple de la Madeleine / Espace Madeleine)がありました(写真46)。

写真47. 坂を登る

坂を登ります(写真47)。このような小道をくねくね歩くのは楽しいです。

写真48. 坂はまだまだ続く

坂はまだまだ続きます(写真48)。

写真49. 現在地の案内

現在地の案内がありました(写真49)。

写真50. 観光バスが通り過ぎた

観光バスが通り過ぎました(写真50)。楽しそうなオープンバスです。

写真51. 観光バスも速くない

観光バスもそう速くありません(写真51)。

写真52. のんびりしていて人も多い

のんびりした雰囲気で、人も多いです(写真52)。ここからルソーの家はそう遠くなかったように記憶しています。

旧市街の散策

ルソーの家から川のほうに向けて旧市街を散策しましょう!以下の道順で散策しましたが、迷ったりしているので多少異なるかもしれません(図5)。

図5. ルソーの家からローヌ川への経路(googleマップより引用)

写真53. 人通りの少ない旧市街の小道を歩く

人通りの少ない旧市街の小道を歩きます(写真53)。

写真54. 坂道を下ってきた

坂道を下ってきました(写真54)。来た方向を振り返りしました。

写真55. 坂道を下る

坂道を下ります(写真55)。

写真56. 階段を下る

坂道のはずでしたが、途中から階段に変わりました(写真56)。

写真57. 新しそうな建物が増えてきた

新しそうな建物が増えてきました(写真57)。

写真58. マルシェ通りが見えてきた

マルシェ通りが見えてきました(写真58)。

写真59. マルシェ通りを眺める

マルシェ通りを眺めます(写真59)。このあたりが現代の中心なのでしょう。

写真60. 路面電車が走っていった

路面電車が走っていきました(写真60)。

写真61. フェストリー広場を歩く

ストゥリー広場を歩きます(写真61)。工事があり、広場感がありませんが。

写真62. ローヌ川近くにやってきた

ローヌ川近くにやってきました(写真62)。

写真63. 大噴水が見える

大噴水が見えます(写真63)。先までいた、旧市街とは異なる風景です。この両者が近くにあることがジュネーブの魅力の1つに感じます。

ベルク橋

ローヌ川に掛かる橋のうち有名なものがベルク橋でしょう(図6)。

図6. ベルク橋の位置(googleマップより引用)

写真64. ベルク橋を南から渡る

ベルク橋を南から渡ります(写真64)。

写真65. 川の北側を眺める

川の北側、すなわち新市街側を眺めます(写真65)。ローヌ川は地中海に注いでいます。

写真66. 川の北側を眺める

少し異なる角度で撮影しました(写真66)。確かに旧市街よりも建物の明度が高い気がして、年代が異なると言われても納得できます。

写真67. レマン湖側を眺める

レマン湖側を眺めます(写真67)。旅行初心者の私にはレマン湖とローヌ川の境界がどこかはわかりませんが、レマン湖の上流もローヌ川なので、細かなことを考えるのはやめましょう!

写真68. ローヌ川を眺める

ローヌ川を眺めます(写真68)。写真67と反対方向です。

写真68. ルソー島もある

ルソー島もあります(写真68)。

写真69. 高級ホテルのFour Seasons Hotel des Bergues Genevaがある

高級ホテルのFour Seasons Hotel des Bergues Genevaがあります(写真69)。ジュネーブでの時間を優雅に過ごしたい場合、このホテルが良いと思います。

写真70. 橋の反対側に到着!

橋の反対側に到着しました(写真70)。

写真71. 旧市街側を眺める

川の反対側の旧市街側を眺めます(写真71)。

写真72. ちょっと休憩

駅からここまでずっと歩いてきました。そのため、ひと休みしましょう(写真72)。

写真73. ドーナツの店

何も考えずに入りましたが、ここはドーナツの店です(写真73)。

写真74. ドーナツはシンプルなもの

ドーナツはシンプルでした(写真74)。

ジュネーブの街のギャラリー

このほかにもジュネーブは散策しました。街角の写真をギャラリー形式で紹介します。

写真75. Statue de Pictet de Rochemontとよばれる銅像

写真76. Promenade de la Treilleから眺める市内

写真77. Promenade de la Treilleから眺める市内

写真78. 朝に眺める大噴水

写真79. 大噴水近くから眺める新市街

写真80. ジュネーブの朝市(Rue Petit-Sennのあたりだと思う)

写真81. ジュネーブの朝市(Rue Petit-Sennのあたりだと思う)

写真82. ジュネーブの劇場近くの風景

写真83. ジュネーブの劇場近くの風景

写真84. 旧市街の一角の喫茶店でひと休み

写真85. Aure cafétériaの店内

写真86. Auberge de Savièseというスイス料理店

写真87. Auberge de Savièseの店内(ちょっと傾いているように感じた)

写真88. おいしいチーズフォンデュ

ジュネーブを散策して

写真89. 新市街にも魅力的な飲食店が多い

今回、ジュネーブはスイス第2の都市という理由で訪問しました。特に予備知識なしでです。フランス語圏内ということもあり、自分が以前に宿泊したルツェルン(2019年)、ベルン(2019年)やチューリッヒ(2023年)と異なる雰囲気があるように感じました。また、人口こそ20万人に達していませんが、有色人種の多さや中心の人の多さを見ると、まさに国際都市という感じがあり、ある意味スイスの首都のような感覚を覚えたのでした。

その一方、旧市街の風情や、比較的古い建物が残る新市街はまさにヨーロッパという感じがありました。このような多様性こそジュネーブの魅力なのでしょう。

重要

旅行にはクレジットカードとインターネット環境が重要です。特にエポスカード年会費無料・最初に商品券相当ぶんの還元があるので、持って損はないと思います。

私は以下の2つを手配しましたが、類似のサービスであれば問題ないと思います。

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