ブレゲンツの街歩き観光(主要都市からのアクセスも紹介!)

記事上部注釈
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オーストリアの西の果ての都市、ブレゲンツ。ドイツやスイスに開かれた窓でもあります。そんなブレゲンツを堪能しました。

写真1. 優雅なブレゲンツ中心部

復習:ブレゲンツの概要

まず、ブレゲンツの概要を紹介します。

ブレゲンツの概要
  • 国:オーストリア
  • 州:フォアアールベルク州
  • 人口:2.8万人

図1. ブレゲンツの位置(googleマップより引用)

ブレゲンツの位置を示しました(図1)。オーストリア西端に位置し、その西にはボーデン湖が広がります。ボーデン湖に沿って北がドイツ、南がスイス、そして東がオーストリアです。そのブレゲンツはフォアアールベルク州の州都です(人口が最も多いのはドルンビルンですが)。ブレゲンツそのものは歴史のある都市で、ボーデン湖近くのリゾート地としても君臨しています。

では、そのブレゲンツへのアクセスはどうなのでしょうか。

図2. オーストリア国鉄の長距離列車ネットワーク(公式サイトより引用)

オーストリア国鉄の長距離列車ネットワークを示しました(図2)。図2でブレゲンツ(Bregenz)は左端にあります。主要都市からのアクセスを簡単に示します(表1)。

表1. 主要都市からブレゲンツまでのアクセス

起点所要時間運転間隔
ウィーン約6時間半2時間間隔
インスブルック約2時間半2時間間隔
ミュンヘン(ドイツ)約2時間10分2~4時間間隔
チューリッヒ(スイス)約1時間30分2~4時間間隔

オーストリアで最も人口が多く、有名な都市はウィーンですが、そのウィーンから最速達列車に乗っても6時間半かかります。また、本数も限られていて、2時間の間隔が開きます(ブレゲンツの手前のフェルトキルヒまで原則1時間間隔で走り、接続列車もあるのですが)。そのウィーンからブレゲンツまでは夜行列車が運転されているので、それを活用することも手です。

(参考)表2. ウィーンとブレゲンツの夜行列車の時刻

NJ446NJ447
2255ウィーン中央
Wien Hbf
0658
2303ウィーンマイドリング
Wien Meidling Bahnhof
0648
2321タルナーフェルト(通過)
2338ザンクト・ペルテン
St.Pölten Hbf
0610
0007アムシュテッテン
Amstetten NÖ Bahnhof
0526
0026ザンクト・ヴァーレンティーン
St.Valentin Bahnhof
0506
0040リンツ
Linz/Donau Hbf
0448
0059ヴェレス
Wels Hbf
0426
0117アットナング=プッフハイム
Attnang-Puchheim Bahnhof
0407
0123フェクラブルック
Vöcklabruck Bahnhof
0401
0203ザルツブルク
Salzburg Hbf
0319
0519インスブルック
Innsbruck Hbf
0044
0551エッツタール
Ötztal Bahnhof
0009
0602イムスト・ピッツタール
Imst-Pitztal Bahnhof
2358
0622ランデック・ツァムス
Landeck-Zams Bahnhof
2344
0648サンクト・アントン・
アム・アールベルク
St.Anton am Arlberg Bahnhof
2320
0735ブルーデンツ
Bludenz Bahnhof
2242
0749フェルトキルヒ
Feldkirch Bahnhof
2227
0821ドルンビルン
Dornbirn Bahnhof
2151
0829ブレゲンツ
Bregenz Bahnhof
2140

ただし、これはブレゲンツをオーストリア旅行で訪問するという、常識にとらわれた結果です。ウィーンとブレゲンツを同じ旅行で訪問するという呪縛から逃れると旅程は大幅に楽になります。そう、近隣のスイスやドイツと同時に訪問するというパラダイムシフトを起こすのです。

こうすると、チューリッヒやミュンヘンから2時間程度で行くことができます。チューリッヒもミュンヘンも便を選べば日本の直行便が発着している場所です。種を明かせば、ミュンヘンとチューリッヒを結ぶ国際列車が存在し、これに乗ることで両者からブレゲンツに容易にアクセスできます。本数は1日6往復で2時間間隔が基本です。ただし4時間間隔が開く箇所があります。3~10月はその4時間のダイヤホールに1本挿入され、2時間間隔に短縮されます。

チューリッヒから向かう場合、チューリッヒ-ザンクト・マルグレーテンまでの国内列車とザンクト・マルグレーテン-ブレゲンツの近郊列車を乗り継ぐことでも移動できます(所要時間は30分ほど多くかかりますが)。

ブレゲンツのアクセスについて詳細な記事がインターネット上に乏しいので、簡単に紹介しました。

ここまで詳細に解説しました。公式サイトから予約できると思いますが、日本語で予約できないことに不安を感じる人もいるかもしれません。下記のサイトであれば、日本語で予約できるので安心です。


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また、その予約にはクレジットカードが便利です。

個人的にはエポスカード がおすすめです。

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ブレゲンツに親しむ

御託はこの程度にして、ブレゲンツの街歩き観光を堪能しましょう!なお、現在地を把握するのにgoogleマップは必須です。googleマップを参照するのに、 あらかじめWi-Fiを手配するのは必須でしょう(ずっと確認する必要はないと思いますが、全く参照しないのも不便でしょう)。

ブレゲンツ駅~ブレゲンツ中心部

図3. ブレゲンツ駅から中心部までの経路(googleマップより引用)

ブレゲンツ駅から中心部までの経路を示しました(図3)。気軽な街歩き観光であれば、経路はこの通りである必要は全くありません。

写真2. 駅を降りると駅前広場と道路がある

駅を降りると、駅前広場と道路があります(写真2)。

写真3. 道路を渡り駅を振り返る

道路を渡り、駅を振り返ります(写真3)。

写真4. 駐車場の横を進む

駐車場の横を進みます(写真4)。ボーデン湖沿いを歩きたければ道路を渡らないなどのカスタマイズは可能です。

写真5. 駐車場脇の歩道を歩く

駐車場脇の歩道を歩きます(写真5)。

写真6. 中心市街地が見えてきた

駐車場の向こうが中心市街地の雰囲気があります(写真6)。

写真7. 中心市街地に入った

中心市街地に入り、歩行者ゾーンに入りました(写真7)。

写真8. 市街地を歩く

市街地を歩きます(写真8)。

写真9. ゴンドアの案内

ゴンドラの案内がありました(写真9)。

写真10. 素敵な通りを歩く

素敵な通りを歩きます(写真10)。

写真11. 活気ある通り

活気ある通りです(写真11)。この日は肌寒く感じましたが、欧州人は外で飲食するのが好きで、路上でくつろいでいますね!

写真12. 美しい通り

美しい通りです(写真12)。

写真13. 商店が並ぶ

商店が並びます(写真13)。

写真14. スーパーを発見!

スーパーを発見しました(写真14)。SPARマークが目印です。

写真15. 素晴らしい市街地が広がる

この先も素晴らしい市街地が広がります(写真15)。

写真16. スーパーを発見!

スーパーを発見しました(写真16)。多くの人は海外旅行時に職場等にみやげを買うと思いますが、その奥義現地のスーパーで入手することです。空港よりも品ぞろえが良く、安いのがポイントです。旅行後半にさしかかり、荷物に余裕が出てきたこととスイスより物価が安いことにより、ここでみやげを買いました。

ボーデン湖湖畔

ブレゲンツはボーデン湖に面した都市です。そのような都市に行ってボーデン湖を無視するのはどうかしています。そのような基本理念に照らし合わせ、ボーデン湖に行きました。

図4. ボーデン湖に近い場所(googleマップより引用)

写真17. メイン道路がある

メイン道路があります(写真17)。

写真18. 横断歩道がある

横断歩道があります(写真18)。ボーデン湖は道路の渡りましょう!

写真19. 線路を渡る

線路を渡ります(写真19)。ボーデン湖に向かって右側を見ていますが、見える駅はブレゲンツ港駅です。

写真20. ブレゲンツ駅方向を眺める

ブレゲンツ駅方向を眺めます(写真20)。

写真21. 湖畔の公園にやってきた

湖畔の公園にやってきました(写真21)。

写真22. 湖畔の公園の様子

湖畔の公園の様子です(写真22)。

写真23. ボーデン湖を眺める

ボーデン湖を眺めます(写真23)。やや東方向を眺めており、ボーデン湖の東端の方向に視線を向けています。

写真24. ボーデン湖を眺める

今度は正面を眺めます(写真24)。リンダウ方面です。

写真25. ボーデン湖を眺める

ボーデン湖を眺めます(写真25)。ボーデン湖は東西に長く、ブレゲンツはボーデン湖の東端に位置します。そのため、こちら西側は端部が見えません。

写真26. 対岸を拡大!

対岸を拡大しました(写真26)。おそらくドイツです。

写真27. 対岸を拡大!

対岸を拡大しました(写真27)。リンダウの街並が見えます。

写真28. 山の方向を眺める

山の方向を眺めます(写真28)。ボーデン湖の東側は険しい地形で、湖の近くまで山地が迫っています。オーストリアそのものが山がちです。

マルティン塔

ブレゲンツにはマルティン塔があり、ブレゲンツやボーデン湖を眺めるビュースポットであるばかりか、地域の歴史を知ることもできます。

図5. 中心市街地からマルティン塔までの経路(googleマップより引用)

中心市街地からマルティン塔までの経路を示しました(図5)。このとき私は迷いながら行きましたので、全然別経路だったのですが…。

写真29. 素敵な噴水がある

素敵な噴水があります(写真29)。

写真30. 噴水の先には急坂!

その噴水の先からマルティン塔は急坂です(写真30)。

写真31. 急坂を登る

急坂を登ります(写真31)。

写真32. 城壁がある

城壁のようなものがあります(写真32)。歴史を感じさせます。

写真33. マルティン塔が見えた!

マルティン塔が見えました(写真33)。

写真34. マルティン塔に上がる

マルティン塔の受付は入口からあがったところにあります(写真34)。私が行ったときは4.5ユーロでした。

写真35. 内部の展示

内部の展示です(写真35)。1909年にブレゲンツに皇帝がやってきています。国境沿いの辺境の地ですから、皇帝の訪問によって帰属意識を持たせる必要があったのでしょう。国境の先のドイツやスイスもドイツ語なので、とりわけそのような措置が必要だったのかもしれません。

写真36. 展望できる場所

上のほうに行くと、ブレゲンツやボーデン湖を一望できます(写真36)。

写真37. 山の斜面を眺める

山の斜面を眺めます(写真37)。

写真38. ボーデン湖と市街地を眺める

ボーデン湖と市街地を眺めます(写真38)。ブレゲンツ駅の方向ですね!

写真39. ボーデン湖を眺める

ボーデン湖を眺めます(写真39)。写真38と方向はやや異なります。

写真40. ボーデン湖と山を眺める

ボーデン湖と山を眺めます(写真40)。目の前に立派な教会が見えます。

写真41. 山のほうを眺める

山のほうを眺めます(写真41)。写真37とはやや方向が異なります。

ブレゲンツの街角から

このほかにブレゲンツの街角から撮影した写真を紹介します。

写真42. 駅と中心市街地の間

写真43. 中心部の光景

写真44. 中心市街地の光景

写真45. Vorarlberg Museum付近

写真46. Vorarlberg Museum付近

写真47. 道路工事中!

写真48. Herz Jesuという教会

写真49. Herz Jesuという教会から眺める

写真50. マルティン塔前の坂道から下を眺める

写真51. マルティン塔から中心部に戻る

写真52. 中心市街地から駅方向を眺める

写真53. 近代的な建物

写真54. Kaffemacher Bregenzに立ち寄る
(写真53の0Fにある)

写真55. Kaffemacher Bregenzに立ち寄る
(歩き疲れた身体を休める)

ブレゲンツを堪能してみて

写真56. 絵になる中心部

今回、ボーデン湖沿いの都市であるという理由でブレゲンツを訪問しました。リゾート地というイメージでしたが、実際には人々がマイペースに暮らす場所という印象を抱きました。そのような意味で、ボーデン湖沿いのリゾート地であるリンダウと異なる性格の都市と感じました。リンダウがリゾート地だとしたら、ブレゲンツは都市でしょうか。

マルティン塔の展示物でオーストリア皇帝が訪問したことを知り、陸続きの国境で国境の向こうも同じ言語を話す(地域による違いは多少あるのかもしれませんが)とはいえ、そこの国の国民としてのアイデンティティもあるのだろうと想像しました。

重要

旅行前にインターネット環境とクレジットカード(VISAブランドが使えるカードが望ましい)も忘れずに!

私は以下の2つを手配しましたが、類似のサービスであれば問題ないと思います。

前後を読みたい!

(←前) リンダウからブレゲンツへの列車移動

ブレゲンツの街歩き観光(主要都市からのアクセスも紹介!):現在地

ブレゲンツからチューリッヒまでの列車旅(次→)

★全体のまとめ:23年GWドイツ・スイス旅行のまとめと振り返り

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