ハルシュタット。オーストリアでも有名な観光地です。そのハルシュタットは湖の西側にあり、東側からアクセスする必要があります。その方法をまとめます。

写真1. 朝方の船はそれなりに空いている
復習:ハルシュタットへのアクセス
最初にハルシュタットへのアクセス方法を紹介します。
図1. ハルシュタットへの位置(googleマップより引用)
ハルシュタットへの位置を示しました(図1)。ハルシュタット湖の西岸に位置します。ウィーンからの王道のアクセスは以下の通りです。
- ウィーンからザルツブルク方面のRJでアットナング-プッフハイム(Attnang-Puchheim)に向かう(最速達便はアットナング-プッフハイムに停車しないので要注意!)
- アットナング-プッフハイム(Attnang-Puchheim)でグムンデン方面行きに乗りかえる
- ハルシュタット周辺で降り、湖の西側に移動
本記事では、段階3について詳細に紹介します。
方法1. ハルシュタット駅から船でアクセス

写真2. 船でハルシュタットに到着したときの様子
最も有名な方法はハルシュタット駅から船でアクセスする方法です。船のりばは駅側は駅に直結、ハルシュタット側は中心の広場や教会の近くと、利便性に重きを置いた人に向いています。
| 所要時間 | 8分 |
| 運転頻度 | 30分間隔、以下の時刻が原則 駅を00分、30分に発車 街を15分、45分に発車 |
| 運賃 | €4.0(翌日以降有効な往復券€8.0) |
図2. ハルシュタット駅とハルシュタットの経路(googleマップより引用)
この経路は最もスムーズにアクセスできます。その代償に費用が高く、片道4ユーロ、往復8ユーロかかります。それも現金以外での支払いは認められませんから、現金を用意する必要があります(立て看板には「釣銭のないように」と書いていますが、実態は他の客の小銭を釣銭に転用していたので、過度な心配は不要です)。
また、レイルパスなどの割引もありません。(旅行全体で考えた場合の)絶対額は大したことはありませんが、比較的高価なアクセス手段でもあります。
方法2. オーバートウランから船でアクセス

写真3. オーバトウランへの船の時刻表
ハルシュタットの1つ南隣の駅、オーバートウランからも船でアクセスできます。ウィーン方面には大回りになりますが、南側の都市、たとえばグラーツからハルシュタットへアクセスするには、こちらの方法も一考に値するでしょう。ただし、ハルシュタット側も中心部よりやや南側に発着し、観光にはベストとはいいがたい立地です。また、夏以外には運転していないようにも見え、再現性がない方法でもあります。
図3. オーバートウランからの経路(googleマップより引用)
オーバートウランからのアクセスであれば、後述のバスのほうが便利で安いですので、本記事ではあまり深堀りしないことにします。
方法3. オーバートウランからのバスアクセス

写真4. ハルシュタットのバス路線図の概要
最後に紹介するのは、オーバートウランからのバスアクセスです。オーバートウランから1時間間隔で運転され、運賃は2.8ユーロと船の3割引です。旅費を節約する人にはこの方法も向いているでしょう(往復で2.4ユーロの価格差をどう判断するかですが)。
表2. オーバートウランからのバス時刻表(OOEVV公式サイトより引用)

表3. オーバートウランへのバス時刻表(OOEVV公式サイトより引用)

ハルシュタットの連絡船に実際に乗る
御託はこの程度にして、連絡船に実際に乗りましょう!

写真5. ハルシュタット駅からスロープを降りる
ハルシュタット駅からスロープを降ります(写真5)。ハルシュタット駅はホームが1つだけですので、のりばによってアクションが異なる、ということもありません。非常に単純です。

写真6. 時刻表と料金が示される
時刻表と料金が示されます(写真6)。一見さんが多く、英語も併記されたそれなりに親切な掲示です。シーズンではにぎわいますので、ほかの人と同じ動きをすれば問題ありません。

写真7. 船がやってきた!
船がやってきました(写真7)。夏というシーズンなのか多くの人が並んでいます。意外と小さい船であり、収容力はそこまで高くなさそうです。
入口で現金で運賃を支払いました。全部人手でやっていましたので、現金だけで運賃の種類は1種類というのがシンプルで、オペレーションはこれしかないでしょう。往復券を購入しましたが、念のため、「リターン、トゥモロー、オーケー?」と聞き、OKという回答を得ました。

写真8. 列車がやってきた
船に乗ったころ、列車がやってきました(写真8)。これはウィーン方面からやってきた列車であり(ウィーン直通ではない)、観光客の主たる流動です。

写真9. 船内は満員!
その到着した列車から乗りかえる人も加わり、船内は混んできました(写真9)。日本人観光客の姿も確認され、日本人にも人気の観光地ということがわかります。

写真10. 船内からの風景
せっかく窓側に座っていたので、船からの風景も紹介します(写真10)。

写真11. 対岸に見えるハルシュタット市街
対岸にはハルシュタット市街が見えます(写真11)。

写真12. 周囲の地形は険しい
周囲の地形は険しいです(写真12)。

写真13. 鉄道線路を貨物列車が走る
振り返ると、貨物列車が走っていました(写真13)。オーストリアを南北に貫く鉄道路線は意外と少なく、この路線も重要な南北軸として機能している様子が伝わります。

写真14. ハルシュタット市街がよく見える
だんだんとハルシュタット市街に近づき、街の様子が見えてきました(写真14)。

写真15. まもなくハルシュタットに到着!
まもなくハルシュタットに到着します(写真15)。

写真16. ハルシュタットに到着
ハルシュタットに到着しました。皆が一斉に下船します(写真16)。この日はハルシュタット到着後に動く予定はありませんでしたので、先を急ぐ皆さんに進路を譲りました。

写真17. ハルシュタットに到着
ハルシュタットに到着しました(写真17)。

写真18. ハルシュタットの街
ここからハルシュタットの街です(写真18)。スイスの湖畔の街という印象もありますが、ここはオーストリアです。日本人にはスイスほど人気はないと思いますが、スイスに劣らない魅力を実感する1つの光景です。
ハルシュタット入りの気分を高めてくれる1つのステージに感じました。しかし、国鉄線との接続改善や高速船導入による20分間隔化(現行ダイヤだと船舶1台での20分間隔化には折り返し時間は2分となり、乗り降りの時間を考慮するとダイヤが破たんしそう)や船舶の増備による15分間隔化などの輸送改善を期待したいところです。
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果たして前後はどこに行ったのでしょうか?
(←前)シュタイナハ-イルドニングからハルシュタットまでのローカル線の列車旅(ザルツカンマーグート線乗車記)
ハルシュタットのアクセスと船旅:現在地
Pension Leopoldine(ハルシュタットの宿泊施設)の宿泊記(→次)
※この旅行の全体像は25年夏中欧・イタリア旅行のまとめをご覧ください。