チェスキークルムロフ。チェコでも有名な観光地です。ただし、首都プラハからは遠く、行きにくい場所というイメージが付いて回ります。そのようなチェスキークルムロフへのアクセス方法をまとめました。また、多くのサイトで省略されがちな地域バスの時刻表も掲載しています。

写真1. 鉄道だとローカル感あふれる駅に着く
復習:チェスキークルムロフの位置とそのアクセス方法
最初に、チェスキークルムロフの位置とアクセスについて簡単に紹介します。
図1. チェスキークルムロフの位置(googleマップより引用)
表1. プラハからチェスキークルムロフのアクセス一覧
| 手段 | 所要時間 | 運転間隔 | 備考 |
| 鉄道(チェコ国鉄) | 2時間半程度 | 1日1往復 | 途中乗換含め2時間間隔 |
| RegioJet | 2時間40分程度 | 原則1時間間隔 | 途中歯抜けあり |
| FlixBus | 3時間20分程度 | 1日8往復 | 時間帯にかたよりあり |
チェスキークルムロフの位置を示しました(図1)。公共交通機関での訪問に不便な点は、幹線軸上に位置していないことです。プラハからチェスキークルムロフまでの直通列車は1日1往復で、所要時間は2時間半程度です。RegioJetバスでもプラハとチェスキークルムロフの所要時間は同等(2時間40分程度)で、1時間間隔で運転されます(プラハ発13:00とチェスキークルムロフ発11:00はなぜか設定されておらず、ここは2時間のダイヤホールです)。
なお、鉄道の場合はチェスケー・ブジェヨビツェで乗りかえることにより、乗車チャンスはもう少し確保されます。チェスケー・ブジェヨビツェからチェスキークルムロフまでは地元の私鉄(GW Train Regio a.s.)による運転です。私鉄のため、ユーレイルパスなどの鉄道パスは無効です(1日1往復設定の国鉄運営のプラハ直通列車だけは鉄道パスが有効です)。
表2. GW Train Regio a.s.の時刻表(チェスキークルムロフ行き、公式サイトより引用)

表3. GW Train Regio a.s.の時刻表(チェスキークルムロフ発、公式サイトより引用)

ここではプラハから日帰り旅行を想定したアクセスを紹介しましたが、場合によっては、プラハ→チェスキークルムロフ→オーストリア方面の周遊旅行も可能です。プラハからオーストリアへの周遊旅行の場合は、宿泊費の安いチェスケー・ブジェヨビツェを選ぶと良いと思います(チェスケー・ブジェヨビツェの街歩きも楽しく感じました)。この場合、チェスケー・ブジェヨビツェとの行き来を考えることになります。
補足チェスキークルムロフとリンツ(オーストリア)の間はFlxBusによって所要時間1時間40分程度で運転されています。荷物がどうにかなるのであれば、このバスを使うのも良いでしょう。
チェスケー・ブジェヨビツェからチェスキークルムロフへのアクセス
チェスケー・ブジェヨビツェからチェスキークルムロフへのアクセスは、プラハからのアクセスを把握していれば、単純です。バスはプラハ方面のバスの区間乗車、鉄道は前述の私鉄を利用です。実際に利用しましたので、その様子を伝えるのがわかりやすいと思います。
方法1. 私鉄によるアクセス
最初に紹介するのは、私鉄によるアクセスです。チェスキークルムロフの駅から城付近まで距離があるのがネックです。

写真2. チェスケー・ブジェヨビツェ駅に入る
朝のチェスケー・ブジェヨビツェ駅に入ります(写真2)。

写真3. GWと書かれた窓口に向かう
手近な窓口に向かうと、不愛想にあしらわれました。国鉄のCDと書かれた窓口でなく、私鉄のGWと書かれた窓口に向かう必要があり、国鉄の窓口に行ったためでした。そして、私鉄の窓口に向かいます(写真3)。66チェココルナでした。だいたい450円です。

写真4. 湘南色のようなGW運営列車に乗る
湘南色のような私鉄列車に乗ります(写真4)。チェコ国鉄は青系、オーストリア国鉄は赤系なので、車体塗装に注意すれば、問題なく乗れるでしょう。車掌さんに「チェスキークルムロフ?」と聞いたらそうとのことでしたので、確信をもって乗り込みます。

写真5. 意外と長編成
意外と長編成です(写真5)。

写真6. 中間に自転車を載せる車両がある
興味深いことは、中間に自転車を載せる車両があります(写真6)。

写真7. 車内はそれなりに快適
車内はそれなりに快適です(写真7)。

写真8. 車内にはトイレもある
車内にはトイレもあります(写真8)。

写真9. トイレ前に折り畳みいすもある
トイレ前には折り畳みのいすもあります(写真9)。

写真10. 車内には案内表示もある
車内には案内表示もあり、助かります(写真10)。

写真11. チェスケー・ブジェヨビツェを発車!
チェスケー・ブジェヨビツェを発車しました(写真11)。

写真12. チェスケー・ブジェヨビツェ郊外を走る
チェスケー・ブジェヨビツェ郊外を走ります(写真12)。

写真13. 進行方向右側の窓側に移る
太陽光がまぶしいので、進行方向右側の窓側に移りました(写真13)。

写真14. のどかな風景に変わる
のどかな風景に変わります(写真14)。

写真15. 畑が広がる
畑が広がります(写真15)。

写真16. チェルニー・ドゥプに停車!
チェルニー・ドゥプに停車します(写真16)。駅名標に両終点の駅名が書かれていることが新鮮です。

写真17. 牧草が乾燥されている
牧草が乾燥されています(写真17)。

写真18. 家も点在している
家も点在しており、農村の風景が展開します(写真18)。

写真19. 家が点在している
家が点在しています(写真19)。

写真20. 集落が点在する
集落が点在します(写真20)。車内は意外と混んでおり、座席がある程度埋まっています。平日の朝から何をしているのだろう、と疑問に感じますが、考えてみたら学校や職場といった場所に向かっているのです。平日の朝から外国の列車に乗っている私のほうが疑問に感じられる立場なのです(お盆の長期休暇なのですが)。

写真21. 山間部にさしかかる
山間部にさしかかります(写真21)。

写真22. 途中のズラター・コルナに停車
ここでズラター・コルナに停車し、チェスケー・ブジェヨビツェ行きとすれ違います(写真22)。銀色の車両もあるんだ!

写真23. 自転車置き場のある車両がある
反対方向の列車にも自転車を載せる車両が連結されています(写真23)。

写真24. 湘南色のような塗装の車両が連結されている
ここにも湘南色のような塗装の車両が連結されています(写真24)。

写真25. 家畜が見えた
家畜が見えました(写真25)。

写真26. 集落にさしかかる
集落にさしかかります(写真26)。

写真27. 集団登校の姿も見える
集団登校の姿も見えます(写真27)。

写真28. チェスキークルムロフに到着!
チェスキークルムロフに到着しました(写真28)。

写真29. 自転車の受け渡しもなされる
自転車の受け渡しもなされていました(写真29)。
図2. 駅とチェスキークルムロフ中心部の位置関係
駅とチェスキークルムロフ中心部の位置関係を示しました(図2)。1.5kmあり、ややしんどい面があります。駅からの往路は下り坂で比較的楽ですが、復路は上り坂です。なお、路線バスが1時間程度の間隔で設定(公式サイト参照)されています。

写真30. 列車が見える
列車が見えます(写真30)。

写真31. 駅から下り坂が見える
駅から下り坂が見えます(写真31)。ここをたどります。

写真32. なだらかな坂を下る
なだらかな坂を下ります(写真32)。

写真33. 道がカーブする箇所で左に反れる
道がカーブする箇所で左に曲がります(写真33)。

写真34. 城跡付近の風景が見える
城跡付近の風景が見えました(写真34)。

写真35. 石畳の上を歩く
石畳の上を歩きます(写真35)。この石畳をスーツケースで昇るのはおすすめしません。ここを通らないルート(バス利用)かスーツケースからの卒業が必須です。最も良いのは軽装で来ることであり、それにフォーカスして近くのチェスケー・ブジェヨビツェから日帰りで来ました。

写真36. 陸橋を渡る
陸橋を渡ります(写真36)。

写真37. Budějovická Gateが見えた
Budějovická Gateが見えました(写真37)。このあたりにバス停の1つ(Cesky Krumlov Spicak Bus Station)があります。駅からここまで18分でした。
方法2. バスによるアクセス
次に紹介するのは、バスによるアクセスです。私はチェスキークルムロフの現地でRegeoJetの公式サイトを開いて予約(1.9ユーロ)しました。
図3. バス停の位置(googleマップより引用)
バス停の位置を示しました(図3)。行きと帰りのバス停(駅)を変えることで、チェスキークルムロフの街をより楽しめるので、鉄道とバス、チェスキークルムロフのバス停を2つ使う、という工夫をされると良いと思います。

写真38. 街はずれの交差点を渡る
街はずれの交差点を渡ります(写真38)。

写真39. すぐに左に曲がる
すぐに左に曲がります(写真39)。

写真40. チェスキークルムロフの街が見える
左手にチェスキークルムロフの街が見えました(写真40)。

写真41. バスのりばがある
バスのりばがありました(写真41)。

写真42. 黄色のバスに乗る
7番のりばの黄色のバスに乗ります(写真42)。

写真43. 車内はそれなりに快適
1時間程度を過ごすだけであれば、それなりに快適な車内です(写真43)。それでは、車窓を堪能しましょう!

写真44. 川を渡る
川を渡ります(写真44)。

写真45. もう1つのバス停に停車
もう1つのバス停に停車しました(写真45)。ここで感心したのは、事前予約していないお姉さま(婉曲表現)が現れたことです。バス会社は1人でも多く乗せたほうが売り上げを稼げますので、このお姉さまを乗せていました。そして、それを予測しているお姉さまもなかなかです。

写真46. 川沿いを走る
川沿いを走ります(写真46)。

写真47. いつの間にか山あいを出ていた
いつの間にか山あいを出ていました(写真47)。

写真48. 高規格道路が見えてきた
高規格道路が見えてきました(写真48)。

写真49. 線路を渡る
高規格道路を走っていたら、線路を渡りました(写真49)。これはリンツに向かう路線かな?

写真50. 高規格道路を出るところ
高規格道路を出るところでしょうか(写真50)。

写真51. 再び線路を渡る
再び線路を渡ります(写真51)。線路が2本から1本に変わるところなので、詳しい人が見たら場所を特定できると思いますが、私はにわか鉄道ファンでしかないので、そこまで同定できません。

写真52. チェスケー・ブジェヨビツェの街中に入る
チェスケー・ブジェヨビツェの街中に入ります(写真52)。

写真53. チェスケー・ブジェヨビツェのバスターミナルに停車!
チェスケー・ブジェヨビツェのバスターミナルに停車します(写真53)。

写真54. チェスケー・ブジェヨビツェのバスターミナルに到着!
チェスケー・ブジェヨビツェのバスターミナルに到着しました(写真54)。多くの人が荷物を取り出しています。緑色の服を着たお姉さま(婉曲表現)の荷物、私の海外旅行の荷物より多い…。

写真55. バスターミナルから再び出発!
バスターミナルからプラハに向けて出発しました(写真55)。
チェスキークルムロフに公共交通機関で行ってみて

写真56. チェスキークルムロフ駅前に掲示されていた時刻表(公式サイトには時刻表が掲示されていた、Železniční staniceが駅、Špičákが城門近くの停留所です)
今回、チェスキークルムロフに公共交通機関で向かいました。ここまで実際に行った記録を含めて紹介しましたが、最も強く述べたいのは、誰でも使える公共交通機関でチェスキークルムロフにアクセス可能なことです。私は鉄道ファンなので、鉄道でのアクセスをお勧めしますが、高速バスでも良いでしょう。
そして、チェスキークルムロフはチェコに位置するので、プラハからチェスキークルムロフに向かうという固定概念をお持ちの人もいるでしょう。しかし、その固定概念にしばられる必要もなく、オーストリア旅行の途中に立ち寄ることも可能です。
他方、チェスキークルムロフ駅と街中を結ぶバス路線の案内は非常にわかりにくかったです。鉄道の高速化ともに進められれば、さらに良い観光地になると感じました。
補足今回、チェスケー・ブジェヨビツェで宿泊したホテルです。
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果たして前後はどこに行ったのでしょうか?
チェスキークルムロフへのアクセス方法(チェスキークルムロフ駅と街中を結ぶ路線バスの時刻表も掲載):現在地
※この旅行の全体像は25年夏中欧・イタリア旅行のまとめをご覧ください。