311系電車の車内

記事上部注釈
弊サイトでは実際に利用したサービスなどをアフィリエイトリンク付きで紹介することがあります

JR東海初の近郊型電車として製造された311系電車。東海道線名古屋地区に限定的に配備された車両で、ある意味JR東海を代表する1つの車両です。その車内を観察してみました。

写真1. 311系充当の特別快速(名古屋で撮影)

復習:311系電車の概要

まず、311系電車の概要を紹介します。

311系電車の概要

  • 概要:直流近郊型電車
  • 編成:4両編成
  • 車体:3ドアクロスシート
  • 運用線区:東海道線(名古屋地区)、武豊線

311系電車はJR化後にJR東海が、東海道線名古屋地区の新快速導入に向けて導入した形式です。JR東海では初となる3ドア転換クロスシート(それまでは3ドアセミクロスシート2ドア転換クロスシートしかなかった)を採用した形式です。

ただし、車体は211系電車に準じたものを採用(ドア位置は異なる)し、ある程度コストを削減しています。同時期に導入された3ドア転換クロスシートの221系電車(JR西日本)と同様、ドア間には6列のクロスシートが配備されています。

JR東海もこの車両は「地域限定」という意識があったのか、同時期に増備された211系5000番台と比べると総両数が少なく、311系電車が走る地域は「特別」な印象があります。

2022年ダイヤ改正までは静岡乗り入れの運用や、中央線乗り入れの運用も見られましたが、徐々に運用範囲を縮小しています。

311系電車の車内を眺める

御託はこのくらいにして、車内を眺めてみましょう!

写真2. 転換クロスシートが並ぶ車内

転換クロスシートが並びます(写真2)。311系電車の登場は1989年ですが、このころの車両はモノトーンで明度の違いも際立っていない色づかいのように見えます。

写真3. 転換クロスシートはドア間に6列

転換クロスシートはドア間に6列あります(写真3)。6列のうち4列が本当のクロスシート、もう2列(ドアより)が固定シートです。ドアの近くにまで座席が展開されていることもわかります。

写真4. 座席が展開する

座席が展開します(写真4)。

写真5. 座席を眺める

別の角度から座席を見てみました(写真5)。左のドア寄りの座席は固定されています。

写真6. 転換クロスシートが展開する

転換クロスシートが展開します(写真6)。窓側の座席にもひじ掛けが付いています。

写真7. 座席の様子

座席の様子です(写真7)。固定座席は2席で1つの枕、転換座席は1席ごとに枕が分離しているのが興味深いです。

写真8. 天井に視線を当てる

ドア付近から天井に重点を置いて眺めました(写真8)。天井を直線状に貫く、カバー付きの蛍光灯が目立ちます。同時期に導入された211系5000番台の蛍光灯にカバーが付いていませんから、この車両は別格であったことがうかがえます。

写真9. 車端部はボックスシート

車端部はボックスシートです(写真9)。この部分をロングシートにしても良さそうですが、オールクロスシートにするためのこだわりでしょうか。

写真10. 車端部には電光掲示板がある

車端部には電光掲示板があります(写真10)。この設備も同時期に導入された211系5000番台にはなかったので、やはり特別感があります。ここに電光掲示板があるのは、クロスシートに座っているときに見やすいためです。

写真11. 緑系の貫通扉

隣の車両と貫通する扉は緑系の色が選択されています(写真11)。

写真12. 黄色の扉の車両もある

黄色の扉を採用した車両もあります(写真12)。確かこっちの車両が多かったような気がします。

写真13. 客用ドアを眺める

ドアを眺めます(写真13)。

写真14. 客用ドアを眺める

もう少し近づきました(写真14)。先ほどとは異なるドアなことはご愛嬌としましょう!化粧板の張られた質感を考えられたドアに見えます。

写真15. 客用ドアは単板ガラス

客用ドアは単板ガラスです(写真15)。乗客サービス的には結露しにくい、複層ガラスのほうが望ましいですが、この時期のJR車の多くは単板ガラスだったので、他社並みといえましょうか。

写真16. 前面展望は良好!

前面展望は良好です(写真16)。運転台はある程度高いですが、反対側(写真の右側)は窓の下辺が低く、客室からの眺望も考慮されています。

写真17. 着座した際の目線

着座した際の目線で前を眺めてみました(写真17)。ダイレクトに前面展望を満喫できる席はありませんが、空いていれば前を眺めることもできます。

写真18. 前面展望を考慮した窓配置

その窓配置を改めてみてみましょう(写真18)。

写真19. 種別と行先が別々に表示される方向幕

JR東海とJR西日本に比較的多い、種別と行先が別々に表示される方向幕です(写真19)。多用な表示が可能というメリットがあります。

311系の内装を見てみて

写真20. 2編成併結した8両編成に出会った

311系の登場は1989年と、今や古さを感じさせます。しかし、最高速度120km/h可能な走行性能、現在に至るまで色あせない転換クロスシートの車内、そして良好な前面展望。

後継の313系にもこれらの特徴は引き継がれ、さらに発展させていきました。311系電車に感じる古さは後継車両がさらに洗練されたことによるものでしょう。逆説的にいうと、後継車両が進化しているからこそ311系電車が古く見えるのです。

311系電車の寿命はもう見えています。しかし、多くの人にこの内装は記憶され、人々の心の中では走り続けるのでしょう。後継車両はこれよりさらに進化し、前面展望という遊び心も捨てないでもらいたいものです。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする