海外鉄道旅行の荷物準備(夏のヨーロッパ旅行の場合)

記事上部注釈
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夏のヨーロッパ旅行ではどの程度の荷物が必要でしょうか。その荷物量を考察しました。

補足

本記事は2019年に執筆したものですが、2024年に内容を見直し、さらに洗練させています。

写真1. 列車とホームの段差が大きい

旅行の荷物の中身のベスト

先に簡単な結論を示します。

  • かばんはスーツケースを利用しないほうが良い
  • スマートフォンがあればタブレットは不要
  • 洋服は着たくないものを優先的にセレクトし、洗濯しながら再利用。そして、徐々に廃棄
  • wifiルーターは重宝する

かばんの選択

写真2. 現地で行動する際のかばん(メジャーを脇に置き、大きさをイメージしました)(近所の西友で購入)

一般に、旅行はどこかに向かい、その目的地で自由に動きます。例えば、パリに向かうまでは大荷物をもって移動、パリでは着替えなどの大荷物をホテルに預けて、パリでは最小限の荷物をもって現地の観光名所を回るということです。

ということであれば、かばんは2つ必要です。大荷物を入れるかばんと、身軽に行動できるかばんの2つです。現地で歩くのであれば、かばんは少しでも軽いほうが良いでしょう。立派なかばんをもつとお金持ちに見られるので、私は安いかばんを持っていくことにしています。「君はもともと高いかばんをもっていないよね?」なんて私に呼びかけた人は誰かな?もちろん、ひったくり対策を考慮してリュックサックにはしていません。

そして、旅行中の移動は大荷物とともに行動するという現実を忘れがちです。多くの人はスーツケースで移動しますが、スーツケースでは小回りが利きません。特に欧州ではホームと列車の段差があり、スーツケースは足かせです。そのため、私は高校生くらいのときからのかばんをそのまま使っています。

このように、小さなかばんと、軽い大きなかばん(スーツケースではない)の組み合わせとしたのです。

荷物の中身の選定

私は、大きなかばんと小さなかばんに分けて持ち物をリストにまとめています。インターネット上では「かわいいは正義」という表現がなされますが、今回は軽いは正義というのがスローガンです。

大きなかばんに入れる荷物

こちらには、衣類や洗面道具を入れます。私の場合は、ホテル備え付けのものを使うので、シャンプーやリンス、そしてボディソープは持参しません。

  • 下着、靴下3着(現地である程度洗濯します)→可能であればランドリー付きのホテルが良いです
  • 半袖のシャツ3着、長袖のシャツ2着(これも現地である程度洗濯します)→出発時に1組着ているはずです
  • タオル(小さいもので可能)
  • 洗面道具(ひげそり、歯ブラシ、そしてロキソニン):歩いて足が痛くなったときに備えて痛み止めのロキソニンを持っていきます(ただしほとんど使わない)
  • ズボン1着(2024年の経験からなくても問題ありませんでした)
  • 上着1着
  • かさ(雨対策です、折り畳みでOK!)
  • 変換器と充電器(携帯電話やデジカメは欧州の電圧に対応している!)
  • 航空券やホテルのバウチャー(電子データでも大丈夫ですが、私は紙で印刷します)
  • 欧州時刻表

最もかさばるのは衣類ですから、衣類を最小限にするのがミソです。基本は3着だけにします。旅行日数に届きませんが、洗濯することでまかないます。

旅行に行くとお土産を買うでしょう。そのスペースが必要です。では、そのスペースをどのように産みだすのでしょうか?自宅に帰る際に1着あればじゅうぶんです。ということは、残りの3組は不要です。であれば、その3組をホテルに捨てるホテルに寄付するのが良いでしょう。新品の洋服を寄付するわけにはいきません。そこで古い洋服を優先的にセレクトするのです。

欧州時刻表はあったほうが良いですが、実際の行程はユーレイルグローバルパスのアプリケーションでじゅうぶんです。2020年代以降のDX化がここに生きた格好です。

小さなかばんに入れる荷物

小さなかばんには現地行動用のものを入れます。航空機や現地の中・長距離移動では大きなかばんに格納し、大きなかばんだけで行動します。こうすることにより、航空機の手荷物が1つになり、預け入れ手荷物がなく、身軽に行動できます(2023年の海外旅行より実施)。空港で手荷物を待つことがない旅行は非常に快適です。

  • パスポート
  • 財布(現金とクレジットカードのみ)
  • 海外旅行保険証
  • 小型ノートと筆記用具
  • ハンカチ、ティッシュ(むしろポケット?)
  • 携帯電話(むしろポケット?)
  • デジタルカメラ
  • ガイドブック(使うぶんのみ)
  • 健康保険証のコピー
  • (空港受け取り、返却の)海外wifiルーター(ahamoを契約していれば不要かもしれません)

小さなかばんには貴重品を入れます。2か所以上移動する場合(例えばドイツとフランス周遊の場合)、ドイツ国内の観光の際はフランスの観光ガイドは不要ですので、大きなかばんに入れます。意外と忘れるのが変圧器と充電器でしょう。デジタルカメラと携帯電話に対応する充電器を忘れないようにしましょう。

電子機器が故障した場合に備え、各種バウチャーは紙で持つことにしています。行程の後半にかけてメモ用紙やごみ処分場の燃料に転用すれば、徐々に荷物は減ります。

基本的に海外旅行保険で自宅からの旅程はカバーされますが、深夜出発の場合は注意が必要です。例えば、8/9の1:20に出発であれば、自宅を出るのは8/8の夜(20:00とか22:00)でしょう。8/8の移動については海外旅行保険でカバーされません。しかし、国内での移動ですので、ご自身が入っている健康保険でカバーできます。そのため、健康保険のコピーを持っていくのです。

財布には余計なものを入れないのがポイントです。これは、財布をなくした際のダメージを小さくするためです。そのようなことを考えると、現金の一部は分散配置することも重要です。健康保険証や各種ポイントカードはどうせ海外では使えませんので、持っていかないのです。また、余計なポイントカード類を家に置くことで少しでも財布が軽くなり、正義である「軽い」に貢献するのです。

注意

絶対にガイドブックを持参しなければならない、ということではありません。例えば、2023年にはオーストリアではブレゲンツのみの訪問、2024年にはドイツはリューデスハイムとボンのみの訪問でした。

10ページ足らずの情報のために重たいガイドブックを持ち歩くこともありません。この場合は、コンビニエンスストアで必要なページだけ印刷しました。もちろん、このコピーはこれらの目的地を訪問した直後のホテルに捨てました。

上記荷物での過不足の確認

基本的に上記荷物で問題ありませんでした。スイスを含めた旅行の場合は、上着を持っていたことは意味がありました。登山がない、ベルギー旅行では上着は不要でした。つまり、夏のヨーロッパ旅行は基本的に上着は不要なのです。

どうしてもみやげは入り切りませんでした。現地のスーパーの袋を持って移動しました。人によって考えはあるでしょうが、みやげ物は最後による都市(なり宿泊地)でかさばらないものを購入するのがベストと感じました。

補足

2019年の旅行はかばんに入りませんでしたが、2024年の旅行はかさばらないみやげにした結果、かばんに問題なく入りました。みやげの大きさも重要です。

補足情報:海外のwifi

上でwifiの記述がありますが、その内容はここです。今回、ここのwifiを借りました。4Gを選べば、特に速度的な不満はありませんでした。海外でgoogleマップが重宝しますので、インターネットにつなげられるこのようなサービスが重要でしょう。ただし、変圧器は適合していませんでした(先方のミスでした)ので、他の電子機器の充電も兼ねて、ご自身で変圧器を購入されるのが良いでしょう。

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