海外鉄道旅行の荷物準備(夏のヨーロッパ旅行の場合)

記事上部注釈
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海外旅行の記事は多くあります。しかし、それらに触れられていないのが荷物の準備です。荷物が少ないほど身軽に移動できます。では、実際はどの程度が適正なのでしょうか。夏のヨーロッパ旅行の場合で私の実体験をもとに考えてみました。

レイルジェット(ウィーン中央)

写真1. ヨーロッパの長距離列車はステップを登らねばならない

旅行の荷物の中身のベスト

本記事は(弊サイトでは通常ですが、)一般的な記事より長いですので、先に簡単な結論を示します。

・かばんはスーツケースを利用しないほうが良い
・スマートフォンがあればタブレットは不要
・洋服は着たくないものを優先的にセレクトし、洗濯しながら再利用。そして、最終日に最小限を除いて廃棄
・wifiルーターは重宝する

かばんの選択

一般に、旅行はどこかに向かい、その目的地で自由に動きます。例えば、パリに行ったらパリでは身軽に動くということです。パリに向かうまでは大荷物をもって移動、パリでは着替えなどの大荷物をホテルに預けて、最小限の荷物をもって現地の観光名所を回るということです。

ということであれば、かばんは2つ必要です。大荷物を入れるかばんと、身軽に行動できるかばんの2つです。現地で歩くのであれば、かばんは少しでも軽いほうが良いでしょう。立派なかばんをもつとお金持ちに見られるので、私は安いかばんを持っていくことにしています。「君はもともと高いかばんをもっていないよね?」なんて私に呼びかけた人は誰かな?もちろん、ひったくり対策を考慮してリュックサックにはしていません。

そして、旅行中の移動は大荷物とともに行動するという現実を忘れがちです。多くの人はスーツケースで移動しますが、スーツケースでは小回りが利きません。そのため、私は高校生くらいのときからのかばんをそのまま使っています。

このように、軽い小さなかばんと、軽い大きなかばん(スーツケースではない)の組み合わせで身軽に行動することにしたのです。

荷物の中身の選定

では、荷物の中身には何を入れましょうか。私は、大きなかばんと小さなかばんに分けて持ち物をリストにまとめています。インターネット上では「かわいいは正義」という表現がなされますが、今回は「軽いは正義」というのがスローガンとなります。

大きなかばんに入れる荷物

こちらには、衣類や洗面道具を入れます。私の場合は、現地のホテル備え付けのものを使うので、シャンプーやリンス、そしてボディソープは持参しません

・下着、靴下3着(現地である程度洗濯します)
・半袖、長袖のシャツ各3着(これも現地である程度洗濯します)
 ※いずれも出発時に着用している服が1組ありますので、合計で4組を持っていくことになります
・タオル(小さいもので可能)
・洗面道具(ひげそり、歯ブラシ、そしてロキソニン)
 ※歩いて足が痛くなったときに備えて痛み止めのロキソニンを持っていきます。ただし、使っていませんが…。
・ズボン1着
・トレーナー1着(寒くなった場合に備えてのことです)
・かさ(雨対策です、折り畳みでOK!)
・タブレット(カメラ画像のバックアップとホテルでのパソコン的な役割)

最もかさばるのは衣類ですから、その衣類を最小限にするのがミソです。最小限にするために3着だけにして、それを使いまわすのです。旅行に行くとお土産を買うでしょう。そのスペースが必要です。では、そのスペースをどのように産みだすのでしょうか?自宅に帰る際に1着あればじゅうぶんです。ということは、残りの3組は不要です。であれば、その3組をホテルに捨てるホテルに寄付するのが良いでしょう。新品の洋服を寄付するわけにはいきません。そこでボロの洋服を優先的にセレクトして持っていくのです。

ちいさなかばんに入れる荷物

小さなかばんには移動中の暇つぶし(ただし、私は移動中が本分なので忙しい!)に使うものを入れます。

・パスポート
・財布(現金とクレジットカードのみ)
・航空券やホテルのバウチャー(電子データでも大丈夫ですが、私は紙で印刷します)
・海外旅行保険証
・小型ノートと筆記用具
・ハンカチ、ティッシュ
・携帯電話
・カメラ
・変圧器と充電器
・ガイドブック
・時刻表
・健康保険証のコピー
・(空港受け取り、返却の)海外wifiルーター

こちらには貴重品の類を入れます。2か所以上移動する場合(例えばドイツとフランス周遊の場合)、ドイツ国内の観光の際はフランスの観光ガイドは不要ですので、大きなかばんに入れても良いでしょう。意外と忘れるのが変圧器と充電器でしょう。カメラ、携帯電話、タブレットに対応する充電器を忘れないようにしましょう。

私は各種バウチャーは紙で持っていくことにしています。これは、電子機器が故障した場合に備えてです。紙であれば忘れなければ、故障という問題に直面しません。紙がわずらわしければ、移動が終わった、宿泊が終わった、そのような紙は現地でメモ用紙やごみ処分場の燃料に転用すれば、徐々に荷物は減ります。

基本的に海外旅行保険で自宅からの旅程はカバーされますが、深夜出発の場合は注意が必要です。例えば、8/9の1:20に出発であれば、自宅を出るのは8/8の夜(20:00とか22:00)でしょう。8/8の移動については海外旅行保険でカバーされません。しかし、国内での移動ですので、ご自身が入っている健康保険でカバーできます。そのため、健康保険のコピーを持っていくのです。

財布には余計なものを入れないのがポイントです。これは、財布をなくした際のダメージを小さくするためです。そのようなことを考えると、現金の一部は分散配置することも重要です。健康保険証や各種ポイントカードはどうせ海外では使えませんので、持っていかないのです。また、余計なポイントカード類を家に置くことで少しでも財布が軽くなり、正義である「軽い」に貢献するのです。

上記荷物での過不足の確認

基本的に上記荷物で問題ありませんでした。今回の旅行ではスイスの山を登りましたが、標高が2000m足らずなので、上着を持っていたことは意味がありました。このちょっとした登山がなければ、上着は不要でした。つまり、夏のヨーロッパ旅行は基本的に上着は不要なのです。

一方、タブレット端末はほとんど利用しませんでした。この程度の頻度であれば、(スマートフォンを持っていれば)タブレット端末は不要でした。同じような電子機器であってもwifiルーターは重宝しました。

帰宅時に古い洋服は捨てていきましたが、どうしても現地で購入したみやげ物は入り切りませんでした。現地のスーパーの袋を持って移動しました。人によって考えはあるでしょうが、みやげ物は最後による都市(なり宿泊地)でかさばらないものを購入するのがベストと感じました。

また、今回はスーツケースを利用しませんでしたが、パリの地下鉄移動にはスーツケースを利用しないほうがベストでした。パリの地下鉄は階段が多く、スーツケースを使った移動が大変だったためです。また、ヨーロッパの長距離列車はステップが高いことや、ヨーロッパの石畳はスーツケースを利用した移動が面倒ということもあります。

補足情報:海外のwifi



上でwifiの記述がありますが、その内容はここです。今回、ここのwifiを借りました。4Gを選べば、特に速度的な不満はありませんでした。海外でgoogleマップが重宝しますので、インターネットにつなげられるこのようなサービスが重要でしょう。ただし、変圧器は適合していませんでした(先方のミスでした)ので、他の電子機器の充電も兼ねて、ご自身で変圧器を購入されるのが良いでしょう。

前後を読みたい!

さて、前後ではどこに行ったのでしょうか?

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ハンガリー、スイス、フランス旅行のまとめと振り返り

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