坂本ケーブルに乗る(延暦寺への便利なアクセス)




比叡山への鉄道アクセス方法は2つあります。1つが叡山ケーブルと叡山ロープウェイを利用する方法、もう1つが坂本ケーブルを利用する方法です。京都側からアクセスするか、大津側からアクセスするかという違いです。比叡山から大津側に抜ける坂本ケーブルを利用してみました。

写真1. 美しい坂本ケーブルの車両


坂本ケーブルの概要

まず、坂本ケーブルの概要をまとめましょう。

坂本ケーブルの概要
箇条書きでまとめます。

・区間:ケーブル坂本-ケーブル延暦寺
・途中駅:ほうらい丘、もたて山
・距離:2.0km(国内最長!)
・高低差:484m
・運賃:860円(途中下車は自由)
・本数:30分間隔

比叡山に向かうのは京都側と大津側からのチャンネルがありますが、比叡山の主要目的地の延暦寺へのアクセスは坂本ケーブルのほうが便利です。京都側からアクセスしますと、山頂で本数の少ないバスに乗る必要があります。一方、坂本ケーブルを利用すると、頂上のケーブル延暦寺からは徒歩で延暦寺からアクセスできます(図1)。

図1. 延暦寺周辺の地図(googleマップより引用)

距離は国内最長の2.0kmでその高低差は484mです。勾配は484m/2000m = 242/1000 = 242‰ です。急勾配で知られた碓氷峠が66.7‰であることから、このケーブルカーの急勾配ぶりがわかります。これは数学的な知見から考察すると、おおむね14°の勾配です。余談ですが、スキー場の初級者コースと同じくらいです。

運賃は860円です。2.0kmで860円ということはキロ単価は430円です。これで550km(東京-大阪の距離と同等)移動すると、23.65万円かかります。このような指標で考えることはありませんが、ある意味新幹線よりも贅沢な乗りものです。本数は30分間隔で、運転時間帯は季節にもよって異なりますが、最低でも8:30~16:30は運行しています。5~8月の日の長い季節は8:00~18:00の運行です。

坂本ケーブルに乗る

御託はこのあたりで終わりにし、実際に乗ってみましょう!

写真2. 延暦寺から徒歩7分でたどり着ける

ケーブル延暦寺というからには、延暦寺に近くないと話になりません。延暦寺から徒歩7分であれば、及第点でしょう(写真2)。直線距離ではもう少し近いはずですが、相手は山です。直線的に移動できません。マニアである私は、リフトなりのお寺とケーブルカーの駅まで敷設するべきと思いますが、そうはいかない事情もあるのでしょう。

写真3. 道中では琵琶湖も見える

道を歩いていると、琵琶湖も見えます(写真3)。京都の景色ではなく、滋賀県の景色が見えることから、山の滋賀側にいることを実感します(延暦寺は滋賀県にあります)。

写真4. 古くて味のある駅舎

歩いていると、古くて味のある駅舎が見えました(写真4)。ここがケーブル延暦寺です。ここには駅員さんがいます。不明なことは聞いてみましょう。ここの利用客はほとんどが一見さんです。もちろん、私も一見さんでした。

写真5. 美しい車両がやってきた

美しい車両がやってきました(写真5)。この車両は「福」といいます。縁起ものに敏感な寺への交通機関ならではの命名のように感じました。

写真6. 階段状の車内がケーブルカーらしい

福だの緑だのの車内はケーブルカーらしい階段の多いものです(写真6)。

写真7. 杉並木を行く

いつの間にか電車は発車していました。杉並木を走ります(写真7)。

写真8. 琵琶湖が見える

実はそこまで側面から琵琶湖は見えません。それでも、少しだけ琵琶湖を確認できます(写真8)。日本で最も広い湖はダテではありません。

写真9. 小さな神社が見える

小さな神社のようなものが見えました(写真9)。ただし、これが本当に神社なのかは自信ありません…。

写真10. 小川が見える

小川が見えます(写真10)。

写真11. ケーブル坂本に到着

自然を満喫したら、住宅地の端のケーブル坂本に到着します(写真11)。

写真12. もう一度車両を見てみる

もう一度、福を見てみます(写真12)。ここケーブル坂本から京阪電車の駅までバスが運行されています。ケーブルカーと京阪の癒着が見える?そうかもしれません。坂本ケーブルの運営会社は京阪電鉄のグループ会社です。この程度のつながりはあって当然でしょう。

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