東京でも有数の繁華街、新宿。そして、東京の空の玄関口の羽田空港。2019年現在、両者を直接結ぶ鉄道路線はありません。そのため、乗りかえなしで向かうには、バスを使う必要があります。そのバスに実際に乗ってみました。
写真1. 白とオレンジの車体が美しいリムジンバス
リムジンバスの概要
まずは若干不正確な部分があることを承知で、リムジンバスの概要をまとめます。
・運行会社:東京空港交通
・新宿側のターミナル:バスタ新宿(新宿駅南口地区)
・運賃:1230円
・座席:自由席(ただし立ちになることはありません)
・所要時間:第2ターミナルまで40分、第1ターミナルまで45分、国際線ターミナルまで55分
※渋滞が見込まれる時間帯は15分程度余計にかかります
・運転間隔:おおむね20分間隔
※18:30以降は30分間隔、5時台、6時台も20分間隔
・運転時間帯:新宿発で4:00~22:50
※新宿断面で20時台以降は国際線ターミナルまで直行(国内線ターミナルには停車しない)
運賃は1230円と、電車利用よりも割高です。京急であれば、品川から羽田空港まで410円で行けることを考えれば、その高さが際立ちます。そのかわり、立ちがなく、大きな荷物は収納スペースに入れてくれます。
ターミナルはバスタ新宿です。実際には新宿駅西口地区のホテルから発車しますが、全系統が集中するのがバスタ新宿なので、ここからバスに乗るのが最も無難です。もちろん、各ホテルに宿泊し、バスの時刻に合わせられるのであれば、それに越したことはありません。ただし、新宿発23:20と23:50は新宿西口24番から発車します(上の囲みにはこれら2本の情報は省いています)。また、羽田空港発の場合は新宿西口24番に到着し、バスタ新宿を経由しない便も多いです。
所要時間は最短で40分で、ターミナルの位置によって15分程度余計にかかります。また、道路事情にも影響されて、朝や夕方には所要時間がかかってしまいます。運転本数はおおよそ20分間隔です。
購入はそこまで難しくありません。バスタ新宿に向かい、券売機で「羽田空港行き」のボタンを押すだけです。
実際にリムジンバスに乗る
能書きはこのあたりにして、実際に乗ってみましょう。私は深夜に羽田→ウィーンの航空機を利用しましたので、必然的に深夜の新宿駅から乗りました。
写真2. 新宿駅南口からバスタ新宿を眺める
私はJR新宿駅の南口に降り立ちました。そこからバスタには甲州街道を渡る必要があります(写真2)。
写真3. バスタ新宿には直近の発車一覧が表示される
バスタ新宿には多くのバスがやってきます。その中から目的のバスを探す必要があります(写真3)。私はバスタ22:20発とわかっていましたので、難なく見つけてしまいました。このように、時刻を覚えていれば探すのも楽です。
写真4. 4Fの待合室は人が多い
すべて4Fから発車します。そのことを頭に置いて進みます。知らなかった場合は?そんなときは多くの人についていけば間違いありません。多くの人に付いて行った私が間違えていないので、これも1つのやりかたです。その4Fに行くと自動券売機があります(写真4)。自動券売機で難なく買えました。
写真5. のりばA1に向かう
のりばA1に向かいます(写真5)。のりばAに向かう通路は通り抜けできませんので、ここを通路として利用しようとしてはいけません。
写真6. 同じA1のりばでも全く行先が異なる
A1のりばから発車する羽田方面行きと決まっていないようです。私の乗っていたバスの直後に来るのが青森行きでした(写真6)。なお、次の羽田行きもA1のりばからの発車でした。
写真7. バスがやってきた
白とオレンジの車体のバスがやってきました(写真7)。大きな荷物は係員の人が入れてくれます。このように、大きな荷物を動かす苦痛から解放されるのです。
写真8. 車内はそこまで混んでいない
車内はそこまで混んでいません(写真8)。深夜の国際線がそこまで多くないことや、新宿以外から来る人も多いためでしょう。
写真9. 羽田に到着した
途中は比較的単調な風景を走り、羽田空港の国際線ターミナルに着きました(写真9)。
写真10. 国内線方面への無料シャトルバスが待っている
このバスは国際線ターミナルにしか向かいませんが、国内線ターミナル方面への無料シャトルバスが停車していました。このバスは京急バスです。
この記事は羽田に着いたところで終わりにしていますが、私の旅行は始まったばかりです。いよいよ外国への出発です。
さて、前後ではどこに行ったのでしょうか?
新宿から羽田までのリムジンバスに乗る←今ココ!
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