沖縄本島の交通網

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沖縄観光の玄関口の沖縄本島。この沖縄本島は南北に100kmと長く、交通手段の選択が重要です。沖縄入りする方法も含めて沖縄本島の交通についてまとめました。

那覇バスターミナル

写真1. 沖縄のバス交通の中心地、那覇バスターミナル

沖縄本島への出入り

沖縄本島へのアクセスは航空機が一般的です。沖縄本島は本州から離れた島ですので、新幹線などは通っておらず、新幹線でのアクセスは不可能です。船によるアクセスもありますが、鹿児島から24時間以上かかり、鹿児島近辺の人以外では現実的ではありません。

その航空便は羽田から那覇空港まで3時間程度、那覇空港から羽田まで2時間20分程度です。往路と復路で所要時間が異なりますが、これはジェット気流が関係します。ジェット気流は大まかにいうと地球上(地表上はそうでもない)を吹いている西風です。羽田から那覇行く際は向かい風なので速度が出ず、那覇から羽田に向かう際は追い風なので速度が出ます。その速度差が所要時間にも現れています。

航空機は各社合わせて30便以上運航されています。平均1時間に1本以上の頻度ですが、各社で都合の良い時刻に設定していますので、5分も違わない時間帯に2本連続で運行されたと思ったら、1時間40分も間隔が開いたりと、トータルの利便性はあまり考えられていません。1社による運航であれば、等間隔運転を行ったうえで、利用の多い時間帯は30分間隔に増発するということを考えるでしょう。しかし、好んで乗客の少ない時間帯に運航する会社はないでしょう。競合関係にあることは良いこととされていますが、このような弊害もあるのです。

成田発着の航空便も一部運転されています。居住地に合わせて成田発着も考えても良いでしょう。

価格は公式には片道50000円前後ですが、航空各社で早割や特割が設定されていたり、航空機とホテルのパック商品を購入したりと公式の価格を強く意識する場面はそこまで多くありません。

沖縄本島内の交通

沖縄本島の交通はどうでしょうか。南北に100kmあり、南部の那覇から自然の多い北部への移動を考えると、必然的に島内の長距離移動は避けられません。その移動について紹介します。

沖縄県唯一の鉄道、ゆいレール

写真2. ゆいレールの北端のてだこ浦西

沖縄県には本格的な鉄道は存在しません。沖縄戦で鉄道も含む施設が破壊され、戦後のアメリカ統治であることを考えれば、それも納得できます。アメリカは先進国の中ではそこまで旅客鉄道が発達せず、自動車と航空機ばかりが台頭している国です。そのアメリカ統治で鉄道網の発達を求めるのが酷な話(※)です。

※GHQ統治の日本では、フィリピンからディーゼル機関車が導入されたりしましたが、電化を進めようとしていた日本には合いませんでした。アメリカによる嫌がらせではなく、単に鉄道運営にうとかったのです。

その沖縄唯一の軌道系交通機関が「ゆいレール」です(写真2)。那覇空港から那覇市中心部を通り、浦添市の住宅街まで伸びています。もちろん、アメリカが統治していた時代にはなく、日本返還後しばらくの21世紀に開業しました。

沖縄本島の主力交通機関:バス

那覇市内の移動にはゆいレールという鉄道がありますが、その範囲外に出ると鉄道はなく、公共交通機関はバスだけです。そのバスは以下の4社による運行です。

・琉球バス交通
・沖縄バス
・東洋バス
・那覇バス

路線図からバス路線を選び、その時刻表を調べる、それが4社もあると考えると、調べる気が失せますよね!私も調べる気が失せます!そんなときは以下のサイトさんが頼りになります。

バスなび沖縄

また、やんばる急行バスなどの「大手4社」以外の運転系統や詳細な時刻表を調べる場合は、以下のサイトさんが頼りになります。
バスマップ沖縄

主要な場所への所要時間は以下の通りです。

・那覇バスターミナル-美ら海水族館:2時間~2時間半程度

・那覇バスターミナル-名護:1時間30分程度

・那覇バスターミナル-糸満:45分程度

コラム.バスターミナルとは?

本記事では「バスターミナル」という単語が出てきます。では、バスターミナルとは何なのでしょうか。

沖縄では縦横無尽にバス路線が整備されています。そのバス路線を乗りつぐことも多いでしょう。その乗りつぎポイントが1か所に集約されているほうが便利でしょう。そこで、沖縄である程度規模の大きい都市では「バスターミナル」が整備されています。鉄道でいう大きな駅という位置づけです。

このようなバスターミナルは沖縄に限ったことではありません。日本でかなり有名なバスターミナルが渋谷区(※)にある「バスタ新宿」でしょう。このようにバスターミナルは多くの都市にあり、今日もその機能を発揮しているのです。

※新宿駅南側を東西に延びる甲州街道の南側は(新宿駅構内であっても)渋谷区に位置します。バスタ新宿は甲州街道の南側にあるため、渋谷区にあるのです。

前後を読みたい!

さて、前後ではどこに行ったのでしょうか?

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今回の旅行記全体を知りたい人はこちら!

はじめての沖縄旅行の手引き(公共交通で楽しむ方法を伝授!)

※それぞれ別ウィンドウで開きます。

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