【逆ラッシュ】18時台の東上線上り急行・快速の混雑【乗車】

記事上部注釈
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夕方に運転される東上線快速

写真. 夕方にも運転される快速

夕方逆ラッシュ混雑のレポートの希少性

夕ラッシュ時の混雑といえば、朝ラッシュ時ほどではないものの、さまざまなメディアで公表されています。それらのレポートは都心から郊外に向かう列車の混雑について書いたものばかりであり、逆方向の実態について踏み込んだレポートはほとんどありません。そこで、東上線の上り急行(快速もあります)によく乗車している私が何本かの列車に潜入して調査いたしました。

※夕方の上りに快速はないと思いこんでいる皆さま、18:19と19:19に池袋に着く快速があるのです!

調査事例1. 池袋18:32着の急行(3号車)

坂戸を発車して、若葉・鶴ヶ島とどんどん乗客を乗せていきます。鶴ヶ島ではついに立ちが発生します。鶴ヶ島では前の普通(川越市で快速に接続)から13分、前の急行から18分も経過しているので、乗客が集中しがちなのかもしれません。鶴ヶ島駅は鶴ヶ島市の中心にあると思いきや、川越市との境界近くに位置します。鶴ヶ島市の中心部へのアクセスは若葉駅(坂戸市に位置します、これも境界ギリギリ)なのです。
話が脇にそれました…。霞ヶ関では一部の意外と多くの乗客が降ります。その多くは東京の霞ヶ関と間違えたわけではないでしょう。3号車(後ろ寄り)は階段に近くなので、勝手を知っている乗客はこの付近に乗車しているのです。

鶴ヶ島での混雑は乗客の入れ替わりや多少の変動はあるものの、志木まで続きます。志木ではより混雑します。志木では普通と連絡するためです。日中時間帯は速達列車と普通の接続は、前後の和光市とふじみ野で実施され、志木での連絡はありません。しかし、パターンがずれる夕方には志木で接続することもあるのです。この混雑は成増まで続き、成増では多くの乗客が降ります。成増から池袋までは空席がある状態で走ります。このようにして、どこか気だるい空気を載せて池袋に到着します。終始、座れるかラクに立てる状態で移動できたのです。

池袋で下りの急行の混雑を見て、こんな混雑に遭わなくて済む自分の境遇に感謝して、山手線で自宅に向かったのです。

夕方ラッシュ時上りの調査まとめ

簡単ながら2、3号車の乗車率を調査いたしました。ここではKOYA様考案の混雑ポイントという概念を活用しています。暖色系だと立ちが発生しているとお考えください(表1)。

表1. 池袋到着18時台の東上線上り急行・快速の混雑まとめ

東上線夕方上り混雑

表2. 混雑ポイントの概要

乗車ポイントの概要

1046列車(池袋18:13着)の3号車だけやたらと混雑していますが、これは鶴ヶ島からグループ客が2組乗車したためです。これを若干割り引いて混雑状況を分析しましょう。

・池袋18:02着の混雑は比較的ゆるい。これはまだ沿線の会社の退勤時間よりも前であることが伺える。
 ※私もこの列車に乗車するために終業時間になってすぐに会社を出ました。

・快速は前後の急行と比較すると比較的空いている。
 ※快速に連絡する普通があるので、これを利用する人も多いようです。

・例外はあれど、成増から池袋までは着席可能な混雑。

一部区間で若干の立ちが発生するものの、現在の混雑状況はほぼ適正といえましょう。ただし、運転間隔が不均一なことは気になります。快速急行が間のはさまりますが、快速急行を補完する普通がないために、快速急行通過駅では前後の間隔が開いてしまうのです。普通の設定時刻を変更して川越市で快速急行に連絡するようにして、快速急行通過駅でも快速急行を利用できるようにすべきでしょう。

混雑基本データへのリンク

ここまで個人的な体験をベースに混雑状況をまとめてきました。では、客観的な公式データによるものをまとめたページはないのでしょうか。そのような声にお応えして、混雑基本データをまとめたページを作成しました。

東武東上線(混雑基本データ)

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