プラハ観光のメインといえば、プラハの旧市街とカレル橋でしょう。ここでは、旧市街について紹介します。意外と述べられていない旧市街へのアクセス、そして旧市街に存在する見どころ(穴場も含めて!)や旧市街のワナにも触れています。
プラハの旧市街へのアクセス
プラハの旧市街は街の玄関(プラハ本駅)から離れています(図1)。その玄関口のプラハ本駅からアクセスする方法をご紹介しましょう。
図1. 旧市街広場の位置(いつも通りgoogleマップの引用)
電車でのアクセス
プラハには3路線の地下鉄と、充実したトラム(路面電車)があります。これらに乗ってアクセスする方法を紹介します。最も便利な行きかたは路面電車でいく方法です。プラハ本駅からDivoká Šárka行きに乗ってNáměstí Republikyで降りるのが最もオーソドックスな行きかたです。
これではわからない?私ならこの説明でわかる自信は全くありません。ここでは、トラム乗り場の見つけかたと乗るべきトラムの選択、と順序だてて解説しましょう。
プラハ本駅でのトラム乗り場
図2. プラハ本駅でのトラム乗り場
※google様ではプラハ中央駅と称しています。Praha hlavní nádražíが正しい表記で、どう訳しているかの違いです。
上の地図の通りです(図2)。プラハ本駅でトラム乗り場に向かって進みます。ホームから駅舎に出たら、右手に進みます。公園を通り抜けて、通りに出ます。この通りの手前側となる停留所は偽物です。
正しい系統に乗る
プラハはトラムが縦横無尽に通っています。ここで乗るべき系統は26系統か15系統です。26系統は行先が2つあります(起点側と終点側があるため)が、Divoká Šárka行きが正しい行先です。同じ26系統が来てもNádraží Hostivař行きが来たら、それは外れです。反対側の停留所に移動しましょう。26系統のD何とか行きに乗ると覚えましょう!15系統ならば、Kなんとか行きに乗れば問題ありません。
図3. プラハのトラムの路線図(抜粋、公式サイトより)
26系統か15系統以外ですと、どこか別の場所に行ってしまいます(図3)。26系統、15系統ともに10分間隔の運転ですので、ちょっと待ちましょう!路線図によると、2駅目ですね。ここで降ります。
停留所からのアクセス
写真1. 停留所からの風景
停留所からの風景です(写真1)。ここで中央に写っている建物の奥に火薬塔がかすかに見えます。この火薬塔に向かって歩くのです。私ですか?プラハ本駅から離れたホテルから来たので、26系統には乗っていません。たしか6系統に乗った気がします。6系統でも26系統で停留所からの道のりは同じです。
写真2. 火薬塔
ここが王の道へのスタートのようです(写真2)。何ら変哲のない古びた建物ですが、とても重要な建物です。
写真3. 火薬塔から旧市街広場への道
写真4. 火薬塔から旧市街広場への道
写真5. 火薬塔から旧市街広場への道
このような歴史を感じる道を歩くと(写真3-5)、もうそこは旧市街広場です。
徒歩でのアクセス
旧市街まではそこまで離れていません。トラムや地下鉄の駅から旧市街まで歩くことを考えると、のんびり歩くのも1つの手です。
何となく歩くとたどり着けました。私はマサリク駅に立ち寄ったので、ちょっと歩く距離が長くなってしまいましたが…。
写真6. プラハ本駅から旧市街への途中:美しいプラハ
写真7. プラハ本駅から旧市街への途中:美しいプラハ
写真8. プラハ本駅から旧市街への途中:美しいプラハ
写真9. プラハ本駅から旧市街への途中:美しいプラハ
写真10. プラハ本駅から旧市街への途中:美しいプラハ
いちおう、ちゃんとした行きかたも示します(図3)。本駅からやや離れているので、歩き疲れることを考えますとトラムでいくのが良さそうですね。
図3. ちゃんとした行きかた(google先生の検索結果による)
旧市街を楽しむ
旧市街の街並そのものも楽しめます。しかし、その中でも見どころがありますので、紹介します。
図4. 旧市街周辺の位置関係
ここには有名な天文時計が収録されていませんが、工事中だったので訪問していないためです。
旧市街広場
旧市街の中心、シンボルともいえるのが、旧市街広場です。ヨーロッパの古い街には中心となる広場があり、プラハでは旧市街広場が中心となる広場です。
写真11. 美しい旧市街広場
写真12. 美しい旧市街広場
写真13. 美しい旧市街広場
写真14. 美しい旧市街広場
写真15. 美しい旧市街広場
写真16. 美しい旧市街広場
このように美しい舞台装置(写真11-16)に多くの人々が思い思いの時間を過ごしているのです。旧市街広場の一角に緑の広がるところがあります。ここに屋台が出ていました。私は小腹が減っていたので、豚肉を焼いたものを買いました。でも、量が多くて食べきれませんでした。大人数ならともかく、豚肉を焼いている屋台から買わないほうが良いかもしれませんね。
屋台の近くに、移動するビアガーデンもありました。とても面白そうです。
ヤン・フス像
この旧市街広場にはヤン・フス像があります。チェコ人の誇りとされる人です。チェコで宗教改革をしようとしていましたが、当時のカトリック教会の都合が良くなかったので、処刑された人です。彼は信念を貫いた結果、処刑されてしまいましたが、私なら柔軟に立ち回ろうとすることでしょう。
写真17. ヤン・フス像
火薬塔
旧市街広場から東側に進むと、火薬塔があります。城壁の門として活躍した黒い塔です。
写真17. 火薬塔
性交機械博物館
グーグルマップで見どころを探していましたら、このようなものを見つけました。ちょっと変そうなので、気になりました。
写真18. 博物館の外観
ここでエロスを期待していましたが、ちょっと不気味な施設でした。人間の快楽というもの、行き過ぎると不気味に感じるのかなと考えてこんでしまいました。正直なところ、あまり行く必要はないと思います。まあ、このような施設は好き嫌いが分かれるのでしょう。
1階は昔のエロティックな映画、それより上の階はさまざまな器具が展示されていました。上の階には人形が展示されているのですが、ちょっと不気味でした。
ティーン教会(ティーンの前の教会)
美しいゴシック様式の教会です。
写真19. 素晴らしいティーン教会
写真20. 素晴らしいティーン教会
写真21. 素晴らしいティーン教会
私は初日に入ろうとしましたが、休館日で入れませんでした。結局、最終日に入りました。ただし、撮影禁止のために写真はとれずじまいです。それでも、荘厳な教会であることはわかりますね。一番は入場無料であったことですね!
旧市街の街並
上でさまざまな見どころを紹介しましたが、目的もなく街をふらつくことが、一番の観光と思います。ガイド本などに掲載されている有名どころに行くことばかりが観光ではないのです。旧市街をフラフラ歩いた中で撮影した写真の一部を公開します。
写真22. 旧市街の街
写真23. 旧市街の街
写真24. 旧市街の街
写真25. 旧市街の街
写真26. 旧市街の街
旧市街のまとめ
プラハらしい景色が広がる旧市街。建物がかわいいだけではなく、人々がのんびりと時間を過ごしていました。プラハに行ったら、ここを訪問することは必須です!
プラハの観光名所を見てみましょう!以下のページにまとめています。見ないと損ですね…。
前後でこれらを観光しました。
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