ウィーンのリンク周辺の観光(18年ウィーン旅行記)

記事上部注釈
弊サイトでは実際に利用したサービスなどをアフィリエイトリンク付きで紹介することがあります

ウィーンの観光名所としてはとても有名ではありませんが、優雅な雰囲気のあるリンク周辺。そもそもリンクとは何でしょうか?その簡単な解説をするとともに、実際の風景をお見せしましょう!

写真1. 優雅なリンク

リンクとは:基礎知識

まずはリンクの基礎知識を復習しましょう。地理的なこと、そして歴史的なこと。

リンクの位置


図1. ウィーン1区の範囲

リンクとはウィーン1区(ウィーンの中心)を囲む環状道路のことです。この内側はウィーンの旧市街とされています。1周は5.7kmあり、幅は57mと大変広くて堂々とした道路です。この道路周辺には国立オペラ座、美術史博物館、国会議事堂、市庁舎、ウィーン大学など堂々たる建物が連なっています。ウィーンのもう1つの見どころといえましょう。そういえば、王宮の入口もありましたね。

リンクの歴史的経緯

リンクがあるところは、昔から環状道路が整備されていたわけではありません。オーストリア帝国の実質最後の皇帝、フランツ・ヨーゼフの時代にウィーンを取り囲む城壁を壊して、1856年に道路の建設を宣言したのです。一部が開通したのは1865年のことです。最終的な完成まで50年かかっていますが、環状道路完成後、ユダヤ系上流市民は、リンクに豪華な宮殿の数々を建設、そこには華やかなサロン文化が繰り広げられました。これらの建物のスタイルは歴史主義様式と呼ばれます。

当時のレンガ造りの建物を建設することは大変重労働だったといいます。主としてボヘミアとモラビアからの移住者で、彼らは「ツィーゲルベーム(ボヘミアのレンガ労働者)」と呼ばれ、奴隷同様の劣悪な労働条件のもとで働いていました。華やかな道路にはこのような影があったのです。

あとはウィーン市の公式ホームページをご覧いただきましょう!私がいうよりも確かな情報ですね!だってウィーン市の大本営のサイトですよ(日本語のページにリンクしています、リンクだけにね)。

リンクへのアクセス

リンクのどこに行くかによっても変わりますが、観光という目的であれば、国立オペラ座がスタートなるでしょう。「国立オペラ座への行きかたを知りたいんだよ!」という声が聞こえますね。私もそう思います。

写真2. 美しい国立オペラ座

図2. 国立オペラ座の位置(googleマップからの引用)

国立オペラ座はウィーンの旧市街から徒歩でアクセスできます。シェーンブルン宮殿のような遠くからアクセスする場合は、地下鉄のカールス広場駅から北に歩くのが良いでしょう。しかし、旧市街にいるのであれば、ウィーン観光も兼ねて徒歩で移動するのが趣があります。このあたりはウィーンの旧市街でも優雅な街ですので、その風を感じるのも旅だと思います。

でもウィーンのような街を歩いていたら道に迷いますよね。そのような場合に備えて、海外でも使えるwifiサービスでgoogleマップを開くのです。まあ、南に進んだら大通りに出るので、そこまで心配する必要はありません。

写真3. 美しいウィーン市街

写真4. 美しいウィーン市街

写真5. 美しいウィーン市街

シュテファン広場からリンクまでの途中を撮影しました(写真3-5)。夕方と記憶していますが、人通りがとても多かったように思います。このような通りを堪能してリンクまで歩くのです。

リンクの移動

リンクを移動するには路面電車(トラム)が便利です。1系統、71系統、D系統であれば、リンクの主要な場所にアクセスできます。トラムはさまざまな系統がありますから、路線図を持っていたほうが便利でしょう。ダウンロードできない人のために、弊サイトでも路線図の画像を掲載することにします(図3)。

図3. ウィーン中心街の交通路線図(主要スポットが絵で示されていますね!)

リンクを訪問する

さて、実際にリンクを訪問してみましょう。

国立オペラ座

最寄:Oper/Karlsplatz U

国立オペラ座はウィーンの文化の中心とされています。私は時間の関係や、プラハでフィルを聞いたこともあって、公演はみませんでした。それでも、外観だけ眺めました。私は昼の表情もさることながら、夜の表情も好みです。

写真6. 美しい国立オペラ座(写真2の使い回し)

写真7. 夜も美しい国立オペラ座

写真7. 夜も美しい国立オペラ座

夜も美しい姿を見せてくれます(写真6-7)。このような姿を見ると、ウィーンは優雅な都市のように思えます。

国会議事堂

最寄:Stadiongasse/Parlament

オーストリアの国会議事堂です。私が訪問した際は改修工事中でした。

写真8. 国会議事堂

写真9. 国会議事堂

改修工事中といえども、荘厳な様子は伝わります。1883年に完成したギリシャ様式の建物です。古代ギリシャの建築様式が民主主義を象徴する建物だったためと聞いています。でも、当時は民主主義ではなかったような…。

写真10. 国会議事堂周辺のお茶目なバス

ド派手はバスがいたので、記録に残しました(写真10)。日本にも宣伝だけの用途のバスがあります(渋谷や新宿を走り回っています)が、それと同じようなものなのでしょう。

ウィーン市庁舎

最寄:Rathausplatz/Burgtheater

1873年にネオゴシック様式で建設された市庁舎です。こんなにすごい市庁舎で行政手続きができるウィーン市民が羨ましいです。これは私の妬みですかね…。

写真11. ネオゴシック様式が美しいウィーン市庁舎

写真12. 塔の頂上に注目!

やはり美しい市庁舎です(写真11)。そして塔の頂上に騎士像があります(写真12)。これは建物本体の高さを制限以内に収めつつ、建物全体の高さを伸ばすという高等テクニックです。ちょっとお茶目ですね。

ブルク劇場

最寄:Rathausplatz/Burgtheater

ウィーン市庁舎とリンクをはさんで反対側にある建物です。ネオ・バロック様式の建物が美しいです。ヨーロッパの演劇界でも最高レベルの劇場とされています。私は行きませんでしたが…。

写真13. ネオ・バロック様式が美しいブルク劇場(私はネオ・バロック様式が何たるかを知りません)

その他に気になったもの

写真14. はかりでしょうか?

体重計のようなものもありました(写真14)。一体これは何でしょうか?

前後を読みたい!

ウィーンの観光名所を見てみましょう!以下のページにまとめています。

ウィーンの観光まとめ(18年ウィーン観光)

前後でこれらを観光しました。

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ウィーンのリンク周辺の観光(18年ウィーン旅行記):今ココ

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※別ウィンドウで開きます。

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