今まではベルリン市中心部の観光名所を取り上げましたが、今回はベルリン市の東側の観光名所を取り上げます。いずれもそこまで特集されないでしょうが、見どころは多くあります。穴場的な観光名所としてこの記録は貴重なものとなるはずです。
アレクサンダー広場周辺
といいながら、ギリギリ中心部のエリアから取り上げます。アレクサンダー広場周辺をフラフラしましたので、まずはそれを取り上げます。
図1. アレクサンダー広場の位置(googleマップから引用、でもなんで鉄道駅を取り上げる?)
まず、アレクサンダー広場周辺の地図を示します(図1)。地図の中央はアレクサンダー広場駅です。
アレクサンダー広場:駅の北側を堪能する
写真1. アレクサンダー広場の世界時計
アレクサンダー広場周辺のランドマークといえば、世界時計でしょう(写真1)。世界時計は正確にはウーラニアー世界時計というようです。東ドイツ時代に活発的に再開発が行われた地域です。そのため、「輝かしい社会主義」時代の雰囲気が感じられます。この写真の都市の並びは平壌、東京、ソウルとなっています。わが首都東京を差し置いて平壌が上に来ているのは日本人としては愉快ではありません。これは理由があります。東ドイツ時代は、日本や韓国よりも北朝鮮のほうが仲間の国家であり(同じ社会主義陣営)、その首都平壌を尊重していたためです。
写真2. 人が多いアレクサンダー広場
写真3. 素晴らしいアレクサンダー広場
写真4. Sバーンと共演するアレクサンダー広場
そのアレクサンダー広場を堪能しましょう。まず、人が多いデパートがあります(写真2)。ここに入りましたが、日本のデパートよりも賑わっていたように思います。ただし、私は何も買いませんでした…。そして、そのとなりには電器屋があります(写真3)。ここにはデジカメ用のメモリーカードがありました。メモリが不足しそうな気がしましたので、ここでちゃっかり購入しました。今回の旅行で飲食関連以外の買い物をしたのは(おみやげを除くと)ここだけです。このような行動をケチというのでしょう。そして、さらに視線を別の場所に移すと、レンガ造りの美しい高架橋がありました。ここを通るSバーンを写真におさめることができました(写真4)。栄えているベルリン市をあらわす1つの場面ですね。
ベルリンテレビ塔周辺
ベルリンテレビ塔は駅の南側にあります。その周辺の雰囲気を堪能しましょう。
写真5. アレクサンダー広場駅を眺める
アレクサンダー広場駅を眺めます(写真5)。さっきの世界時計から駅をはさんでちょうど反対側です。地図でいうと駅の左上というところです。
写真6. アレクサンダー広場駅の団地
テレビ塔は東ドイツ時代の繁栄を示すための建造物です。その周辺は「明るい社会主義」を誇示するためのモデル地区であったことでしょう(誇示しなければならないということが何を示すのかということは考えてはいけません)。その1つが先進的な団地でしょう(写真6)。現在はマクドナルド(アメリカ資本!)が入っています。
写真7. 美しいベルリンテレビ塔
写真8. 美しいベルリンテレビ塔と聖マリア教会
そのテレビ塔を見てみましょう(写真7)。高さを第一に考えた建造物ということが見て取れます。高さ360mの迫力はさすがと言わざるを得ません。どこかの東京タワーよりも27mも高いのです(だいたいこの2つは同期といえる建造物です)。そのテレビ塔と聖マリア教会のツーショットも撮影してみました(写真8)。残念ながら、テレビ塔が自動車用信号機の影に隠れていますね…。というより、この建物はニコライ教会ではなかったのですか。ブログを書くためにgoogleマップを調べていて初めて知りました。
写真9. 聖マリア教会とネプチューンの泉
その 聖マリア教会とネプチューンの泉をからめた2ショットです(写真9)。私はこの近くの公園でボーと時間を過ごしましたが、そんな時間も贅沢と感じました。多少なりとも時間に余裕ができましたので、このような気ままな時間を過ごしたのです。ここでは写真を撮影せずに、雰囲気を感じたのです。暖かい~暑い時期の公園でのんびり過ごすことも良いと思いました。ベルリンの別の場所では広場に睡眠カフェ(なのかな)がありましたからね。
写真10. アレクサンダー広場を通過するIC
最後にICを観察できました。ベルリン東駅発着のICでしょう(写真10)。ところで、どこまでが歩道なのでしょう?
ヤノビッツ橋駅周辺
次に、ヤノビッツ橋駅周辺を取り上げます(図2)。さっきのアレクサンダー広場駅からSバーンで1駅です。川沿いの駅であれば正解です!
図2. ヤノビッツ橋駅の位置(googleマップからの引用)
ヤノビッツ橋駅付近を観光名所としたのですが、多くの人はなぜだかわからないことでしょう。通常の観光ガイドに掲載されていませんし、多くのサイトにも掲載されていないことでしょう。
写真11. 有楽町付近の高架橋
いきなり有楽町駅周辺の高架橋が出てきました(写真4)。この高架橋はレンガ造りですが、この元祖がベルリンにあります(たとえば写真4)。この元祖の高架橋がよく見えるのが、ヤノビッツ橋周辺なのです。
写真12. ヤノビッツ橋駅入口
写真13. ヤノビッツ橋駅付近の高架橋
写真14. ヤノビッツ橋駅付近の高架橋と近郊列車の共演
ヤノビッツ橋駅でSバーンの電車を降りたら、川を目指して歩きます。駅を出てすぐに川がありますから、そちらを目指して歩けば問題ありません。川を渡ったら、適当な場所から元いた場所を振り返ましょう。すると、美しい高架橋が見えます(写真13)。川沿いにベンチがありますから、そこに座って列車を眺めるのも一興です。私は近郊列車が来るまで待ちました(写真14)。有楽町付近の高架橋と似ていることに気がつくでしょう。私は朝に眺めましたので、南東側から北西側を眺めるアングルで写真にしました。
オーバーバウム橋
さらにSバーンで2駅進みましょう。すると、オーバーバウム橋に近い場所まで行けます。
図3. オーバーバウム橋の位置(またgoogleマップですね…)
ここも美しい橋という情報がありました(地球の歩き方の欄外のコラム)。そこで、ここも行ってみました(図3)。Sバーンのヴァルシャウアー通り駅が最寄りです。ベルリン中央駅からここまでは日中時間帯10分に3本運転されており、(東行きか西行きのどちらかを間違えるかもしれませんが)乗り間違いは発生しません。余談ですが、1つ先のオストクロイツ駅だと通らない系統があります。
写真15. ヴァルシャワ通り駅前の光景
駅を出たら、陸橋があるはずです。その陸橋に昇ると、道路の反対側にテレビ塔が存在する風景が展開します(写真15)。この光景を確認したら、左に進みます。
写真16. 途中でイーストサイドギャラリーが見える
途中で大きな道路と交差します(写真16)。この道路を見てみると、イーストサイドギャラリーが展開します。このギャラリーは一旦無視してもう少し進むと、オーバーバウム橋です。
写真17. 美しいオーバーバウム橋
さて、川沿いに行けそうですね。行ってみましょう(写真17)。
写真18. 美しいオーバーバウム橋
そのオーバーバウム橋を眺めてみましょう。朝に西側から眺めました(=橋が東側にある)から、逆光でしたね(写真18)。それでも美しいのです。オーバーバウム橋は冷戦時代には東西ベルリンの境界だったようです。
写真19. シュプレー川の対岸の光景(対岸は旧西ベルリン)
その対岸の景色を見てみましょう。良い感じの街並が広がっています。ヴァルシャワ通り駅前の光景(写真15)とはだいぶ異なります。このような景色の差を見ただけで東ベルリンよりも西ベルリンが良さそうと思ってしまいます。この後、イーストサイドギャラリーを拝見しましたが、2016年当時とあまり変化していませんでした。そのため、イーストサイドギャラリーについては省略します。その後、ベルリン東駅から電車に乗ったのでした。
2016年に訪問したイーストサイドギャラリー。この様子を述べています。また、ベルリンの壁の歴史についても(多くの人が触れない部分までも)触れています。
ベルリンの壁:イーストサイドギャラリー
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写真20. イーストサイドギャラリーにあるセンスの悪いマンション
イーストサイドギャラリーの中間にセンスの悪いマンションがありました(写真20)。私のほうがセンスが悪い?そのような事実からは眼をそむけます。
写真21. ベルリン東駅
ベルリン東駅です(写真21)。多くのICEやICのベルリン側の始発駅です。ここよりもアレクサンダー広場駅、フリードリヒ通り駅やベルリン動物園駅に停車したほうが喜ばれそうですけど…。
ベルリンの観光名所を見てみましょう!以下のページにまとめています。
ベルリン観光のおすすめスポットとモデルコース(18年ベルリン観光)
ベルリン観光では、前後でこれらを観光しました。
(次)ベルリンからシュチェチン(ポーランド)への鉄道での日帰り旅行→
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