ウィーンの大観覧車(18年ウィーン旅行記)

記事上部注釈
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ウィーンには世界で最も古い観覧車があります。ウィーンの観覧車は他の観覧車とは違う特徴がありますが、それは何でしょう?その答えとともに、ウィーンの風景とアクセスについても記します。

写真1. ウィーンの大観覧車

ウィーンの観覧車の概要

まずは、ウィーンの大観覧車の特徴を予習しましょう。

ウィーンの大観覧車の概要と特徴

現存する世界最古の観覧車がウィーンにあります。最も古い観覧車はパリやロンドンにあるようなイメージがありますので、ちょっと意外ですね。イギリスの退役軍人ウォルター・B.バセットにより1897年に建設されたのです。第二次世界大戦で損傷を受けましたが、30あった客車を15に減らして輪への負担を少なくすることで耐え抜きました。そして、世界最大の観覧車という座を手にしています。

なお、この観覧車はプラッター公園の中にあります。

ウィーンの大観覧車の一番の特徴は、20人乗りの客車です。通常の観覧車は1グループで1つの客車を利用します。いわばタクシーのイメージですね。一方、ウィーンの大観覧車は数グループで1つの客車を利用します。そう、見ず知らずの人と相乗りになるのです。これがウィーンの大観覧車(そう、「大」観覧車)の1つ目の特徴です。カップルが2人きりで、なんてシチュエーションは期待できません。

そして、その大きさがゆえの独自サービスがあります。中央に大きなテーブルを用意し、そこでパーティーを開けます。私が行ったときは、老夫婦が優雅に夕食をとっていました。当然、ワインを開けてです。

その食事は観覧車乗り場近くのキッチンで作っています。そのキッチンから食事を提供しますが、当然ながら時間がかかります。その間は観覧車の回転を止めます。もうそろそろ終わりであろうと例外はありません。食事の提供のために回転を止めるという観覧車もそうないでしょう。これが2つ目の特徴です。調理場がある観覧車はあまり聞いたことがありませんね。

私の観覧車のイメージが崩れたものでした。お前はそこまで観覧車に乗っているのか?そんな疑問は受け付けません!

写真2. 調理場がある(写真左手)

大観覧車へのアクセス

その大観覧車にはどのように向かえば良いのでしょうか?

図1. 大観覧車の位置(またgoogleマップの引用ですか…)

大観覧車はプラーターシュテルン(Praterstern)駅の近くです。歩いて5分くらいです。そのプラーターシュテルン駅まではSバーン、Uバーンでアクセスできます。ウィーン中央駅か旧市街から向かうことが多いでしょうから、その2か所からのアクセスを紹介しましょう。

ウィーン中央駅からのアクセス

ウィーン中央駅からSバーンで3駅です。そのSバーンの乗りかたがわからないんだよ!という声もあることでしょう。

ウィーン中央駅のSバーン

写真3. ウィーン中央駅に到着するSバーン

ウィーン中央駅に着いたら、迷わず2番線に向かいます(写真3)。私が見た限り、ウィーン中央駅でのSバーン乗り場は1番線と2番線で、1番線の電車は逆方向に向かいます。2番線に向かう電車であれば行先はどこでも構いません。Sバーンは山手線のような存在と聞いていると、オール2階建ての電車や2ドアの電車がやってきて驚きましたが、そんなものなのでしょう。

その電車に乗って3駅目のプラーターシュテルンで降ります。ここから徒歩5分で遊園地に到着できます。大観覧車そのものが目印ですから、迷うことはないでしょう。

※ウィーン中央駅でチケットを購入する方法は、ウィーンの旧市街地の観光(18年ウィーン観光)に記しました。

旧市街からのアクセス

旧市街の駅はシュテファン広場です。ここから地下鉄1号線(U1)で向かいます。

シュテファン広場駅の地下鉄

写真4. シュテファン広場を出る地下鉄1号線

この中でLeopoldau行きに乗れば間違いありません。Lなんとか行きに乗れば問題ないということです。3駅走ればプラーターシュテルンです。ここで降りるのです。私ですか?旧市街からあえてU3に乗ってウィーンミッテ駅を通り、そこからSバーンに乗りました。ただのモノ好きですね…。

駅からウィーン大観覧車に行く

写真5. 駅から大観覧車を望む

駅を出ると、大観覧車が見えます。ここに向かって歩くと大観覧車にたどり着けます。ここは旧市街と異なる雰囲気ですね。

ウィーンの観覧車に行く

遊園地と大観覧車

では、実際に向かいましょう。大観覧車はプラーターと呼ばれる遊園地の中にあります。この遊園地は入場料無料で良いですね!最近は富士急ハイランドが同様のシステムを採用しようとしていますね。

写真6. 遊園地から見える大観覧車

写真7. 遊園地の様子

写真8. 大観覧車への入口

遊園地に入ると大観覧車が目立ちます(写真6)。そこを進むと、遊園地の中心という場所に進みます(写真7)。そこから大観覧車までは近いです。そして、大観覧車にアクセスできます(写真8)。ここで10€支払ったのです。

写真9. 大観覧車の入口周辺の昔の客車

写真10. 大観覧車の入口周辺の昔の客車

支払ったらすぐに乗れるわけではありません。まず、戦争で半減した昔の客車や昔の人物の絵画が眺められる場所があります(写真9-10)。ここでは鏡張りでちょっと混乱しますね。

大観覧車からウィーンの街を眺める

いよいよ大観覧車です。

写真11. 観覧車が到着しても乗れない…

観覧車が到着しましたが、乗れませんでした(写真11)。この観覧車が前の老夫婦のディナー会場になったためです。私が乗るべく次の観覧車もしばらく足止めです(写真12)。

写真12. しばらく足止めされる観覧車とその中の客

いよいよ本当の観覧車が到着(写真12の観覧車)し、見ず知らずの人と乗り込みます。

写真13. 少し上がり、プラーター公園の様子が見える

まだ高さは上がっていません。この段階ではまだウィーンを一望できませんね(写真13)。

写真14. ウィーンの街並が見える

写真15. 旧市街方面を眺める

高さが上がり、ウィーン旧市街の方向を眺めます(写真14-15)。旧市街のほうには近代的なビルがありませんね。それにしても空模様があやしいです。遠くでは雷が鳴っていました。

写真16. Sバーンの電車がやってくる

旧市街の方向を眺めると、国鉄の線路があります。タイミング良く、Sバーンの電車がやってきました(写真16)。

写真17. Sバーンが走ってくる

その線路に眼を見ますと、ウィーンミッテ駅方面から電車がやってきました(写真17)。

写真18. 老夫婦のディナー

観覧車は頂上付近に到達します。そのときにとなりの客車が見えました。やはりディナー中です(写真18)。

写真19. ウィーン新都心を眺める

反対側を眺めてみましょう。ウィーンのドナウ川沿いにウィーンの新市街があります。その新都心が見えます(写真19)。東京でいえば、新宿新都心のような街なのでしょう。決して旧市街だけがウィーンではないのです。

写真20. ウィーンを眺める

このようにウィーンを眺めたのです。

真のウィーンを感じる

この周辺はウィーンの旧市街からやや離れた場所に位置し、大観覧車じたいも有名な観光地ではありません。そのため、この地区は観光地ウィーンではなく、真のウィーンともいえる地区です。その様子も収録しましょう。

写真21. 駅前の様子

写真22. プラーターシュテルン駅の国鉄と地下鉄の連絡通路付近

写真23. プラーターシュテルン駅の駅舎

ここには旧市街の素敵な街も、有名な観光名所もありません。そのぶん地元の姿を確認できます(写真21-23)。この写真からわからないでしょうが、若者が多かったです。このような姿が真のウィーンといえましょう。

前後を読みたい!

ウィーンの観光名所を見てみましょう!以下のページにまとめています。

ウィーンの観光まとめ(18年ウィーン観光)

前後でこれらを観光しました。

←(前)シェーンブルン宮殿の観光(18年ウィーン観光)

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※別ウィンドウで開きます。

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