ルクセンブルクの市内観光(18年GW)

記事上部注釈
弊サイトでは実際に利用したサービスなどをアフィリエイトリンク付きで紹介することがあります

ルクセンブルクの首都のルクセンブルク市。ここは人口9万人と規模の小さい街ですが、独特の景観を作り出しています。そのルクセンブルク市の観光スポットを厳選して紹介しました。また、ルクセンブルクからドイツまでの移動についても述べています。

ルクセンブルク市内観光の基本

ルクセンブルク市はルクセンブルクの首都です。誤解する人も多いですが、ルクセンブルクそのものはルクセンブルク市以外の自治体もあります。そのため、ルクセンブルク国内=ルクセンブルク市ではありません。

さて、その首都ルクセンブルク市は人口10万人足らずです。したがって、市街地はコンパクトにまとまっています。そのコンパクトな市街地は旧市街と新市街があります。また、高低差が激しく独特な景観が特徴です。なお、トラムや地下鉄はありません。バスや徒歩での移動が基本となります。コンパクトなので、徒歩でも特に問題ありません。

ルクセンブルク市内を観光する

それでは実際に市内観光をしてみましょう。ルクセンブルク駅は市街地の南側に位置します。したがって、駅から観光名所のある旧市街を通るには、北に向けて歩く必要があります。

図1. ルクセンブルクの観光地特選!

ルクセンブルクの観光地を特選して3つまで絞り込みました(図1)。ルクセンブルク駅から向かいましょう(私はルクセンブルク駅近くのホテルを予約していました)。

ルクセンブルク駅から新市街を通って旧市街へ

写真1. 新市街を歩く

先ほども述べたとおり、旧市街は駅の北側にあります。そのため、駅から新市街を通って、旧市街まで向かいます。歩ける程度の距離なので、観光はラクです。トラムや地下鉄がないと、私としては張り合いがないのですけどね。

写真2. 新市街を歩く

写真3. 新市街を歩く

その新市街を歩きます(写真1-3)。驚いたのは、人種が関係なくグループを形成していることです。白人と黒人が仲良く歩いています。今までもさまざまな人種を見てきましたが、あくまでも別のグループになっていました。

何となく、(行ったことはありませんが)アメリカのようなイメージです。確かにルクセンブルクは人種差別が少ないと聞いています。実際にそうなのですね。

写真4. 断崖絶壁の近くを歩く

写真5. 断崖絶壁の近くを歩く

ルクセンブルク市内は平原にあるのではなく、渓谷にあります。そのため、川の近くは断崖絶壁が展開します(写真5)。

写真6. 美しいルクセンブルク市内

ルクセンブルク市内には古い建物が多く残っています(写真6)。可愛らしい家が並ぶドイツ、華やかなプラハ、優雅なウィーンとは異なり、重厚な様相です。ルクセンブルクは小国です。それも、フランス、ドイツという大国にはさまれた位置です。それゆえに、両国から独立を保ったということは相当頑固な国かもしれません。そのため、建物も近くのドイツとは異なるのだと理解しています(部外者から見たらフランスかドイツの一員でも良さそうです)。

写真7. 反対側を見ると断崖絶壁

道をはさんで建物の反対側を見てみます。すると、断崖絶壁が広がっていました(写真7)。

アドルフ橋を楽しむ

アドルフ橋は1903年に使用開始された橋です。ここを境に北が旧市街、南が新市街とご認識ください。もともとルクセンブルク市は要塞都市でしたが、近代になると要塞の必要性がなくなりました。すると、困るのが市内の往来です。特に、アドルフ橋があるエリアは川が流れていますので、市内交通のネックとなっていました(当時はすでに市街地の南にルクセンブルク駅ができていました)。そのため、市内交通を円滑にするために、アドルフ橋を建設したのです。

写真8. アドルフ橋を渡る

そのアドルフ橋を渡ります(写真8)。けっこうスリルがあるのですが、このアングルではわかりませんね。

写真9. アドルフ橋から断崖絶壁を見下ろす

写真10. アドルフ橋から断崖絶壁を見下ろす

アドルフ橋から断崖絶壁を見下ろしましょう(写真9-10)。スリルがありますね。今まで訪れた街-ベルリン、プラハ、ウィーン-にはない光景です。

写真11. アドルフ橋を見る

アドルフ橋を渡ったあとに、アドルフ橋を眺めてみます(写真11)。かなりの高さにあることがわかります。

写真12. アドルフ橋にある鉄のレール

もう一度アドルフ橋を眺めます。すると、鉄のレールが敷かれていることがわかります(写真12)。それも新しいレールです。もしかしたら、トラムを建設しようとしているのかもしれません。

憲法広場を楽しむ

憲法広場はルクセンブルク旧市街の南端に位置し、中央には第一次世界大戦の戦没者慰霊塔があります。この塔は第二次世界大戦中のドイツ占領下で撤去されましたが、戦後は復活しています。戦時中のドイツはフランス的なものを排除したかったため、この塔を撤去したのでしょう。

そのような御託はともかく、実際の光景を紹介しましょう。

写真13. 第二次世界大戦後に再建された塔

このような塔を眺めて、ルクセンブルクのような小国がたどってきた歴史に思いをはせることも良いでしょう(写真13)。

写真14. 憲法広場で営業していた遊園地(移動式のものと思います)

なぜ、塔の全体像を撮影していないのでしょうか?それは、移動遊園地(写真14)に気を取られていたからです。

写真15. 移動遊園地のモチーフはディズニー!

本格的な遊園地ではありませんから、まったりとしたアトラクションだけです。ここのテーマはディズニーのようです(写真15)。

写真16. 移動遊園地のモチーフはディズニー

しかし、本物のかわいらしさはありません(写真16)。ドナルドダック(のようなキャラクター)もいましたが、夢に出てきたらうなされる不気味なキャラクターがそこには存在しました。読者の皆さまに同じ思いをさせたくないので、その写真は掲載いたしません。

写真17. 移動遊園地のモチーフはディズニー

このような偽物のキャラクターを出演させてディズニーは怒らないのでしょうか?パリ(ディズニーランドがあります)まで遠いルクセンブルク市民に夢を与えていると解釈することにします。そして、私はディズニーに対するトラウマが生じたのです。

ノートルダム大聖堂

この名前の大聖堂はパリを筆頭に多くありますが、ルクセンブルクにもあります。17世紀に設計・建設されているくらいの歴史的な大聖堂です。現在はルクセンブルクでも有名なカトリック教会です。

写真18. 美しい大聖堂の外観

その大聖堂は美しい外観です(写真18)。

写真19. 大聖堂の入口に近づく

大聖堂にさらに近づきます(写真19)。

写真20. 大聖堂のステンドグラスが美しい

大聖堂のステンドグラスが美しいです(写真20)。なお、この大聖堂は入場無料です。裕福なルクセンブルクだからでしょうか。

写真21. 荘厳な大聖堂

大聖堂は宗教的には重要な意味を持つ場です。そのためか、中は荘厳です(写真21)。

旧市街を散策する

ルクセンブルク市は旧市街も見どころの1つです。ここではつべこべ言わずに、美しい街並をご堪能いただきましょう。

写真22. ルクセンブルクの素晴らしい旧市街

写真23. ルクセンブルクの素晴らしい旧市街

写真24. ルクセンブルクの素晴らしい旧市街

写真25. ルクセンブルクの素晴らしい旧市街

写真26. ルクセンブルクの素晴らしい旧市街

写真27. ルクセンブルクの素晴らしい旧市街

写真28. ルクセンブルクの素晴らしい旧市街

写真29. ルクセンブルクの素晴らしい旧市街

写真30. ルクセンブルクの素晴らしい旧市街

写真31. ルクセンブルクの素晴らしい旧市街

美しい街並の中にルクセンブルク料理店(と思う)がありました。ちょうど写真22の広場周辺だったと思います。ただし、何を食べたかを忘れました。

旧市街は街全体が見どころです。ちょっと道に迷いながら散策するのも楽しいでしょう。

ルクセンブルクからドイツに戻る

そんなルクセンブルクを堪能したら、ドイツに戻ります。ルクセンブルクへのアクセスは前回の記事で書いた通りです。帰路も同じ経路を選択しましたが、微妙に異なったのでレポートします。

写真32. 美しいルクセンブルク駅構内

ルクセンブルク駅構内に入ります。ここでIgel(イーゲル)までの乗車券を買う必要があります。しかし、自動券売機が見当たりません。仕方ないので、駅員にIgelまでの片道乗車券を依頼します。すると、Trier(トリーア)まで往復乗車券のほうが安いとのことです。別にトリーアまでの乗車券でも構いません(ドイツ国内に入ればレイルパスを使用するため)。そのため、駅員からのおすすめの乗車券を購入します。トリーアはドイツ西部の都市ですが、ルクセンブルク市よりも人口が多いです。そのため、トリーアまで出る人も多いのでしょう。

写真33. 車両基地周辺を通る

コブレンツ行きの列車がルクセンブルクを発車しました。それも往路とは異なる線路にです。どうやら迂回路を行くようです。そのため、往路では通らなかった車両基地周辺を走ります(写真33)。

写真34. のどかなルクセンブルク国内

写真35. のどかなルクセンブルク国内

どのような経路をたどろうとも、のどかな光景が広がることには変わりません(写真34-35)。ただでさえ、いつもより走行距離が長いだけ遅れがちです。それに増して国境付近で長らく列車が停車しています。どうやら、ルクセンブルク警察が列車に乗り込んで犯罪者(か何か)を拘束していたようです。ルクセンブルク警察と民間人が列車から降りてきました。そのため、このような推定をさせていただきました。

写真36. 国境の川を渡る

そんなこともあり、列車はたいへん遅れてルクセンブルクからドイツに移ります(写真36)。

写真37. のどかなドイツ西部

列車はドイツ西部を進みます(写真37)。これでコブレンツまで一直線だ!

というほど世の中は甘くありません。トリーアで足止めです。トリーアからコブレンツまでは、ルクセンブルクとコブレンツを結ぶ系統とザールブリュッケンとコブレンツを結ぶ系統を連結して走ります。遅れたルクセンブルク系統を待って、ザールブリュッケンからの系統までの遅れを引きずるわけにも行きません。そのような理由で私が乗った列車はトリーアどまりです。ここから普通列車のコブレンツ行きに乗り換えです。

写真38. 川を渡る

普通列車に乗って旅は進みます。また川を渡ります(写真38)。

写真39. ドイツ西部の美しい景色

このような美しい景色が展開します(写真39)。

写真40. 美しいモーゼル川

写真41. 美しいモーゼル川

写真42. 美しいモーゼル川

写真43. 美しいモーゼル川

列車は美しいモーゼル川沿いを走ります(写真39-43)。

写真45. 美しい古城

よく目を凝らしますと、美しい古城が目に入ります(写真45)。

写真46. 美しいモーゼル川

写真47. 美しいモーゼル川

最後のコブレンツまでモーゼル川沿いに走り(写真46-47)、幹線上の駅であるコブレンツに到着したのです。

前後を読みたい!

さて、前後ではどこに行ったのでしょうか?

←列車でルクセンブルクへ行く(モーゼル川沿い、18年GW)

ルクセンブルクの市内観光(18年GW):今ココ!

ルール地帯のICに乗る(概要、混雑はどう?18年GW)→

※それぞれ別ウィンドウで開きます。

★この旅行の全体像を旅行後の感想といっしょに簡単にまとめています。
ヨーロッパ5か国旅行のまとめ(振り返り)

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする