ヨーロッパ5か国旅行のまとめ(振り返り)

今回、中央ヨーロッパを中心として5か国を訪問しました。このときの計画は良かったのか振り返ります。この振り返りが同様の旅行を計画する人の参考になればと思います。


計画とのギャップ:計画は良かったのか

スケジュール立案の段階でも別途記事を執筆しています。

全体的なスケジュールまとめ

全体的なスケジュールは以下の通りとしました。該当する記事にリンクを張っています(やさしー)。なお、ベルリン、プラハ、ウィーンについては各都市の観光まとめのページにリンクを張っています。詳細はそのまとめページからたどることができます(超やさしー)。

1日目(夜~朝):羽田→フランクフルト(ANAの直行便、羽田0:10発)
1日目(午前):フランクフルト→ベルリン(ICE)
1日目~4日目(朝):ベルリン観光(※1日だけ朝~午後までポーランドに行きました)
4日目(午前):ベルリン→プラハ(EC)
4日目(午後)~6日目(午前):プラハ観光
6日目(午後):プラハ→ウィーン(レイルジェット)
6日目(夕方)~8日目(夜):ウィーン観光(※1日だけ朝~午後までバッハウ渓谷を堪能しました)
8日目(夜)~9日目(朝):ウィーン→コブレンツ(ドイツ西部の小都市です、ライン川観光の拠点)(ナイトジェット)
9日目(午前):ライン川流域の散策(ローレライ!)
9日目(午後):コブレンツ→ルクセンブルク(一般列車、特急は走っていません)
9日目(夕方):ルクセンブルク観光
10日目:ルクセンブルクからルール地帯の鉄道を堪能してデュッセルドルフへ
ルール地帯の一般列車世界最古のモノレールにも乗っています)
10日目(夜)~11日目:デュッセルドルフ→成田(ANAの直行便、デュッセルドルフ20:35発)
バーデン線の車体

写真1. 多くの人が見過ごすウィーンの私鉄、バーデン線

チケットや宿泊先の手配について

私は協調性がないので、ツアーには参加できません(ツアーで好き放題乗り鉄できるのですか?)。そのため、チケットは自力で手配する必要があります。チケットの区分として、航空券、宿泊先、列車というものがあるでしょう(観光地のチケットは現地で入手できるので、事前手配の対象外です)。

航空券は半年以上前にANAの公式サイトから手配しています。ただし、どの航空会社が最安かということは以下のページに委ねました。今回はキャンセル可能ということで公式サイトから手配しましたが、どうせキャンセルしないのであれば、このサイトがより安かったです。


宿泊先はコストと質のバランスでしょう。こちらも旅行代理店を通さずにコスト削減に努めました。HISやJTBだと1回の予約に1000円以上の手数料がかかってしまいます。それではシャクですし、もともとの価格設定が高いです。そのため、日本の会社から予約しました。宿泊先が手配されていないということが一番の心配でしたが、そのようなことはありませんでした。


鉄道は鉄道パスは日本の旅行代理店に任せました。旅ステーションというサイトはややうさん臭いような気がしますが、個人が趣味でやっているサイトと感じました。そのため、安く鉄道パスを購入できます。問題なく鉄道パスが入手できて、なおかつガイド(眺めると楽しいですが、あまり役にたたない!)が付いてきて満足です。

その他の座席指定券や包括チケットは、現地の鉄道会社の公式サイトからインターネットで予約しました。

現地の鉄道会社のインターネット予約方法
上の記述では、簡単に「現地の鉄道会社のサイトから予約しました」と書いています。私のような心が狭い人は「じゃあ、どうやって予約するの?その方法を書いてくれ!」と思ってしまいます。そのような思いを読者さまにさせるのはしたくありません。そのため、各区間の予約方法をまとめています。

【ドイツ列車ネット予約】フランクフルトからベルリンのチケット手配
ベルリンからプラハまでの列車をネットで予約する
プラハからウィーンまでの列車をネットで予約する
ドイツ鉄道からナイトジェット(国際夜行列車)をネット予約

忘れてはならないのが、インターネットです。ホテルには無料wifiが完備されていましたが、観光地ではインターネットが使えません。さまざまな業者がレンタルwifiサービスを行っていますが、私はワイホーを利用しました。ワイホーは回線が遅いながらも、ネットにつながりました。ネットゲームはご遠慮ください、とありましたが、そんなものは到底できません。安くて最低限の仕事をしてくれました(wifiはどこもそんなもんのようです)。


日程は良かったの?

私はベルリン、プラハ、ウィーンともに2日間を観光に費やしました。そして、ベルリンとウィーン滞在中に、近郊に出かけました。ある程度きちんと計画していたためか、滞在時間不足を感じることはありませんでした。やはりみどころが多い首都は2日間滞在するのが良いと感じました。人によっては、2日半~3日滞在することも良いでしょう。ルクセンブルクは1日も滞在していませんが、これでちょうど良いと思いました。トラムや地下鉄がない都市なので、どうしても熱が入らないのです。

乗車列車の選択について

今回、高速列車、国際列車、夜行列車とさまざまな列車に乗ることに注力しました。特に、ナイトジェットは今回のハイライトです(ナイトジェットを降りてからはもはや惰性です)。フランクフルトからベルリンまでは高速列車に乗車、ベルリンからプラハまでは伝統的な西ヨーロッパスタイルの国際列車に乗車、プラハからウィーンへは現代的な国際列車に乗車、ウィーンからコブレンツまでは現代の夜行列車であるナイトジェットに乗車、という具合にさまざまな列車を組み合わせたことも特徴です。

その列車移動は基本的に1等を選択し、ゆとりのある旅行とすることもできました。また、多くの列車で食堂車を堪能することもできました。このため、列車移動のプランニングには大変満足しています。
フランクフルトからベルリンへ向かうICE

写真2. フランクフルトからベルリンまで乗車したICE

ECの機関車

写真3. ベルリンからプラハまで乗車した国際特急EC(この列車はベルリンどまり)

レイルジェット(ウィーン中央)

写真4. プラハからウィーンまで乗車したレイルジェット

写真5. ナイトジェットが深夜のニュルンベルク駅に停車する

荷物の準備

荷物については着替えを多く持って行きました。5月とはいえ、ヨーロッパでは冷えることも予想したためです。ただし、上着は軽いものを選択し、かわりにセーターやトレーナーを多く持って行きました。寒いときはこれらを全て着込むという作戦です。この作戦は成功しました。また、着替えの中には捨てたくなるものも紛れ込ませて、途中でホテルに捨てる寄付することで、途中から荷物を軽くすることも視野に入れました。

各国の印象

各都市、あるいは各観光地の内容については、個別のページをご覧ください。各国の印象は以下の通りでした。

ドイツの印象

今回は、ベルリンがメインでした。その他にライン川流域にも行っています。

ベルリンは荘厳な印象です。また、建物に統一性は見られず、都市として日々変化を重ねているようにも見えました。また、ドイツ(きっちりしているお国柄)の首都であるにも関わらず、のんびりとした雰囲気を感じました。西ベルリン市(今のベルリン市と同一の団体です)が連合国管轄下ということもあり、西ベルリンはドイツではなかったという側面があるのかもしれません(西ベルリンは徴兵逃れの曲者が多かったという話も聞いています)。メルヘンなドイツというイメージを抱いてベルリンに行くと失望するかもしれません。
ウンター・デン・リンデン(西)方向を眺める

写真6. ベルリン中心部の風景

ライン川流域はとてものんびりしていました。ルール地方近くの都市(ヴッパータール)もそのような雰囲気でした。また、ライン川流域の街は、家並みが可愛らしく、多くの人がイメージする「メルヘンなドイツ」という姿と思います。

旧東ドイツの地域も通りましたが、そこまで貧しい印象は受けませんでした。逆に、旧東ドイツ地区からチェコに入った際に格差は認められました。現在は西ドイツになっていて(※)多大な援助を受けているとはいえ、旧東ドイツは東側ではダントツの豊かさだったというのは、本当なのでしょう。

※1990年のドイツ再統一は旧東ドイツの地域と住民が西ドイツに編入されたのが、厳密な実態です(新しい「ドイツ」が再編成されたわけではない)。そのため、旧東ドイツ地区は1夜にして(貧しい)東ドイツの一員から(豊かな)西ドイツの一員になったのです。

チェコの印象

今回は、プラハにしか滞在していません。他の都市は列車の車窓から眺めたくらいです。

プラハはかわいらしい街並という印象を受けました。ただし、3日目になると眼が慣れてしまいました。他の都市、例えば、ドイツ国境近くのジェシーンでは(隣国ドイツと比べて)建物がカラフルな印象です。

このような背景なのか、プラハがベルリンよりもコンパクトなのか、ベルリンよりも観光客が多い印象を受けました。特に、カレル橋は観光客だらけでした。プラハはのんびりとした雰囲気がただよっていました。しかし、地下鉄は例外でピリピリした雰囲気でした。地下鉄が混んでいたのです。本数を増やすべきでしょう。

ただし、チェコそのものは寂れているところも多く、ドイツやオーストリアと比較して貧しい印象を受けました。旧東側の中では豊かなほうでしたが、東側の貧しさは現在まで尾を引いているかもしれません。

美しい旧市街広場

写真7. プラハの街並

オーストリアの印象

そのようなチェコから入国したためか、豊かな印象です。

ウィーンの街並は優雅な印象です。地下鉄も混んでいなくて、その点も優雅と思いました。オーストリアはウィーンという観光資源があるからなのか、アセクセせずに豊かな国を運営できているように感じます。バッハウ渓谷に行った際に、横断歩道以外の箇所で車道を横切ろうとしたら、車が止まってくれました。バッハウ渓谷のクルーズ船が発着する街も、豊かな感触です。非常に治安が良いように思えました。

私は列車でプラハからウィーンまで移動しましたが、ウィーン中央駅で安心したことが記憶に残っています。言語の問題もあるでしょうが、オーストリアにはピリピリさせる雰囲気がなかったのでしょう。

写真8. ウィーンの街並

ポーランドの印象

今回はシュチェチンだけの訪問でした。ワルシャワのような首都を訪問したのであれば、印象は異なってことでしょう。シュチェチンは、地球の歩き方先生にも掲載されておらず、事前の予習なしで挑みました。

そのシュチェチンは寂れている印象を受けました。戦前は先進国ドイツの一員でしたので、ポーランドでも豊かなほうなはずです。それでもあまり豊かではない印象です。これが観光地ではない「真のポーランド」なのかもしれません。

ルクセンブルクの印象

これも国数稼ぎのために向かったのですが(笑)、予想外に個性的な国だったように思えます。歴史的背景があるのでしょうが、ドイツとフランスの狭間に神奈川県程度の国家が成立しているということ自体、この国の意思が強い証なのでしょう。

ルクセンブルクの街並は地味な印象があります。また、さまざまな民族が融合しているように感じます。ある意味、ドイツやオーストリアなどよりも国際色が豊かです。

今回の旅行まとめ

今回の旅行は行きたい場所に行くことができ、インターネットを活用することで比較的安価に実施することができました。やはり旅行は準備からスタートするのです。

出発日は深夜0時すぎでしたので、この点は時間を有効活用できたと思います。出発日は仕事を定時で切り上げ、洗濯すると同時にシャワーを浴びるなど、自宅での準備時間を短縮することを念頭に置きました(当然、荷物については前日以前に準備済です)。11日間の旅行を終えて自宅に着いたのはGW最終日の17時でした。この疲れは翌日(仕事!)にも持ち越されました。もう3時間くらい早く自宅に着くプランにしても良かったかもしれません。

このまとめをもって「18年GW中央鉄道旅行記」のレポートを締めくくります。