札幌市内の交通網を観察する(19年GW)

記事上部注釈
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札幌市内は地下鉄や路面電車などで移動することができます。地下鉄の様子、環状運転している路面電車の新線区間、そしてバスとの運賃面の連携を詳しく書いています。そして、あの路線への未練も。

札幌市東西線の車両

写真1. 東西線の車両(大通で撮影)

地下鉄:札幌市内交通の大動脈

札幌の市内交通のメインといえば、地下鉄です。3路線あり、全ての路線は大通に集結します(図1)。

札幌地下鉄路線図

図1. 札幌の地下鉄網(札幌市交通局のHPから引用)

そのうち観光客が多く乗るのが南北線でしょう。南北線は観光のジャンクション(かつ一番の観光名所)の札幌駅、観光客が行きたがる大通公園(とさっぽろテレビ塔)、そして札幌で有名な繁華街であるすすきのを結ぶからです。また、地元民は南北線はもとより、東西線も活用することでしょう。札幌市の住宅街を結ぶからです。東豊線はそこまで利用されている感じはありません。東豊線のさっぽろ駅は、JR札幌駅と離れているため、使い勝手が悪いこともあるでしょう。

大通の構内を観察する

その大通から電車に乗ってみましょう。

写真2. きれいな南改札口

南改札から入りました(写真2)。リニューアルされてきれいになっていますね。

写真3. 東西線方向に進む

東西線方向に進みます(写真3)。南北線が西側に位置していて、東西線が中央に、東豊線が東側に位置しています。

写真4. 東西線へのエスカレーター

東西線ホームにエスカレーターがあります(写真4)。東西線は南北線や東豊線に対して直角に配置されています。

写真5. 東西線ホームから東豊線への階段がある

東西線と東豊線の乗りかえ駅でもあるので、東西線ホームから東豊線ホームへの階段があります(写真5)。

写真6. 東豊線への連絡通路を歩く

東豊線への連絡通路を歩きます(写真6)。ちょっと遠いですね。

写真7. まだ東豊線ホームには着かない

東豊線ホームまでまだ距離があります(写真7)。札幌市営地下鉄にはラインカラーが制定されていて、大通ではそのすべてを見ることができます。

写真8. ようやく東豊線のホームへ

そうして、東豊線のホームに着くことができました(写真8)。

市営地下鉄のメイン:南北線

観光客にとって、市営地下鉄で最も乗るのが南北線でしょう。

写真9. すすきの駅で麻生行きを待つ

すすきので麻生行きを待ちます。南北線と東西線の駅ホームの発車標は発車時刻を表示しません。そのかわり、「ピンポン♪」と鳴って、2つ前の駅を発車したことを教えてくれます(写真9)。なお、1つ前の駅を出た際も「ピンポン♪」と鳴ります。

写真10. 麻生行きがやってきた

麻生行きがやってきました(写真10)。この行先は「あぶ」と読みます。東京の「あぶ」とやや違う読みです。最も、東京の「あざぶ」は麻布と書きますが。

写真11. 広い車内

札幌市営地下鉄はオリンピックの際に開業しました。当時の札幌市は人口が100万人にも達していなかった中で建設しようとしていました。それに対して中央の役人が嫌味混じりに「クマでも乗せるつもりか」と当時の札幌の役人に聞いたそうです。そしたら、「金を払えばクマでも乗せる」と答えました。嫌味には嫌味に答えたのは当時の責任者の大刀豊さんです。彼はクセのある人物だったのでしょう。車内にもクセの強さが見えます。どことなく広い車内に見えます。事実国鉄電車よりも幅が広いのですが、何より網棚がないのでより広く見えるのです。

写真12. ドア周囲はクセの強さは感じさせない

ドアの周囲はそこまでクセの強さはありません(写真12)。写真ではお伝えできませんが、走行音が独特です。鉄のタイヤでなくゴムタイヤで走行しているためです。ここにも大刀豊さんのクセの強さがわかります。

写真13. がら空きの状態で大通に到着

電車はがら空きの状態で大通に到着します。これには理由があります。南北線は6両編成ですが、真駒内よりの1両は空いています。さっぽろ駅ではJRに近い改札は麻生よりにあるため、どうしてもそれとは反対の真駒内よりの車両が空いてしまうのです。急がない場合は真駒内よりの車両に乗りましょう。

空いていて上級者向けの路線:東豊線

その南北線に中心部で並走するように走るのが東豊線です。さっぽろ、大通、豊水すすきのと、路線図上では南北線と同じような場所を走るように思えます。それゆえに、うまく活用すれば比較的空いている状態で移動できます。

写真14. 発車標の表示が南北線と異なる

発車標の表示が南北線と異なり、発車時刻と地図式の在線位置表示があります(写真14)。南北線もこの方式にすれば良いのに。

写真15. 栄町行きがやってきた

栄町行きがやってきました(写真15)。栄町は「さかえまち」と読みます。名鉄と同じですね。なお、都電の栄町電停は「さかえちょう」と読みます。栄町じたいはそこまで栄えていなかったような(10年ほど前の記憶です)。

写真16. 現代的な車内の内装

東豊線も開業当初の車両ではなく、新型車両になっています。その車両の内装はLCDモニターなど現代的なものです。2015年に登場した車両(9000形)です。都電の8900形と同期なのです。

写真17. やはり網棚はない

2010年代になっても網棚なしの伝統は引き継がれています(写真17)。

写真18. さっぽろに到着

さっぽろに着きました(写真18)。JRの東側の改札よりも東に位置し、JRとの乗りかえは歩きます。

写真19. 通路は長い

通路は長いです(写真19)。JRに対して南側に寄りすぎているという部分もあります。ただし、北海道新幹線は現在の駅の東側に建設されますので、そこからのアクセスはやや良好です。

写真20. ようやく札幌駅に到着

4分間歩いて札幌駅に到着しました(写真20)。

路面電車:新しい発想で延長された

札幌路面電車路線図

図2. 札幌の路面電車の路線図

札幌には路面電車もあります。以前は環状運転を行っていませんでしたが、2015年12月20日から環状運転が開始されました(図1)。今回は主に環状運転が開始された際に運転を開始した区間(西四丁目-すすきの)にスポットを当てて紹介します。

写真21. 西四丁目から狸小路を走る路面電車

西四丁目からすすきのの新線区間は南北に走ります。それまで東に向かって進んでいた電車が南に方向を変えます(写真21)。それにしてもラッピングが派手ですね。

写真22. 西四丁目に入ってきた環状外回り電車

さて、実際に乗ってみましょう。西四丁目で外回りの電車を待ちます。すると、ほどなくして外回りがやってきました(写真22)。車内が混雑していて座れなくてやむを得ず、先頭部分に立ちました。やむを得ないことですが先頭部に立ったので、前面の景色を見てみましょう。

写真23. 札幌市中心部を走る

写真24. 札幌市中心部を走る

写真25. 札幌市中心部を走る

西四丁目(地下鉄の大通)とすすきのの間は札幌市でも有数の繁華街を通ります(写真23-25)。余談ながら私はGWに訪問していますが、この近辺のジンギスカン屋は軒並み長い行列でした。東京のラーメン屋のような行列です。ラーメン屋よりも回転は悪いでしょうから、どれだけ待てば良いのか…。

写真26. すすきのに到着

すすきのに到着です(写真26)。

写真27. すすきのには渡り線が残っている

すすきのには渡り線が残っています(写真27)。以前はここが終点でした。現在は途中駅に過ぎませんが、何かに備えて設備を維持しているのでしょう。

写真28. 雰囲気ある狸小路の電停

では、その新線区間の途中の狸小路電停を見てみましょう。2015年という近年にできたこともあり、雰囲気ある電停です(写真28)。

写真29. 雰囲気ある狸小路の電停

私がいたのは歩道です。歩道から直接アクセスできるのはとても便利です(写真29)。半分の確率で道を全て渡る必要がありますが、逆に言うと、半分の確率で道を渡らなくとも電車に乗れるということです。日本に多い道路中央の電停というスタイルだと必ず道を渡る必要があり、信号が切り替わらなくてイライラしてしまいます。しかし、ここではそれが免除されるのです。

写真30. 平成から令和への切り替えのため休業!

余談ですが、平成から令和に切り替わるために休業する店がありました。単に長期休みを取りたいだけでは?

バスとの連携

札幌市営地下鉄と路面電車だけでは札幌市全域をカバーしきれません。そのため、郊外部分ではバスによるアクセスとなります。バスとの連携も重要です。

写真31. バスと乗り継ぐと運賃が100円引き

バスと地下鉄を乗り継ぐと、通算の運賃が100円引きとなります。ただし、この運賃はバスの初乗り(210円)のみに適用されます。では、バスの運賃が異なる場合は?その場合は、所定の運賃から210円を引いた額を車内で精算します。バスの運賃が240円の区間であれば、車内で30円精算ということです。バスから地下鉄に乗りつぐ場合も同様に割引運賃が適用されます。これもバス車内で渡されるのは地下鉄の初乗りの乗車券です。地下鉄で初乗り以外を乗った場合は、地下鉄の駅で精算です。地下鉄の初乗りは200円ですので、250円の区間を乗った場合は、50円を地下鉄の降りる駅で精算します。いずれにせよ、100円引きは適用されるので、心配は不要です。

残念!定山渓鉄道の廃止

昔は定山渓鉄道という路線がありました。地下鉄の開業の前に廃止になりましたが、定山渓への鉄道アクセスの喪失、市街地の南東部分の鉄道空白地帯の発生という問題も発生しました。定山渓鉄道よりも地下鉄のほうが利便性が高いので、定山渓鉄道から地下鉄へのアップグレードは正しい判断でしょうが、何とか残っていれば人口200万都市の足として機能したことでしょう。旧千歳線と元千歳線の交点である苗穂から真駒内近辺まで15分間隔、真駒内近辺から定山渓まで30分間隔であれば、非常に良いといえます。もしもこのような形態で残っていたならば位置づけとしては、伊予鉄道に近いものとなりましょう。

このような定山渓鉄道がなくなったことに対する未練たらしい思いを綴って、この記事を終わることにしましょう。

前後を読みたい!

さて、前後ではどこに行ったのでしょうか?

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★今回の旅行の全体的な計画~まとめは以下のページに記載しています。
北海道鉄道旅行の計画とまとめ(19年GW)

※それぞれ別ウィンドウで開きます。

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