広島中心部の観光名所の1つが広島城です。このお城は復元されたものですが、周囲の雰囲気と合わせて鑑賞するのがポイントです。中心部の紙屋町からのアクセスも含めて紹介します。
写真1. 偉大な広島城
復習:広島城の概要
まず、広島城の概要を紹介します。
広島城を見学する際の概要をまとめます。
・住所:広島市中区基町21-1
・営業時間:9時~18時
※上記は3~11月のもの、12月~2月は17:00閉館
・入場料金:370円
・最寄駅:紙屋町西、紙屋町東(以上広島電鉄)、県庁前(アストラムライン)、広島バスセンター
見学時に気になる箇所をまとめました。たいていの名所旧跡は9時~17時に訪問すべきものですが、広島城もその原則通りです。なお、入館は17:30まで(12月~2月は16:30まで)とされています。そして、このような施設に共通しているのが、入場料の安さです。370円とは安く感じます。
広島城そのものは戦災で焼失しています。そのため、戦後に再建されています。現在は復元された建物の中に当時の歴史を知ることのできる展示物があります。城の形をした博物館という感じです。
場所は広島市の中心部にあります(図1)。ただし、繁華街からはやや離れています。
図1. 広島城の位置(googleマップより引用)
地図を見ると、アストラムラインの城北駅(城の北西に位置する駅)も近いように感じますが、天守閣に向かうには城の南側か東側からアクセスする必要があります。そのため、城北駅利用はお勧めしません。実際には路面電車の紙屋町東、紙屋町西(この2つの停留場は150m程度しか離れていません)から徒歩で向かうことになります。
路面電車の紙屋町東、紙屋町西はアストラムラインの県庁前、広島バスセンターにも近いですから、その前の目的地によっては、これらの拠点から歩くのも良いでしょう。
※紙屋町地区のこれらの駅については広島中心部の交通の結節点を眺める(紙屋町、21年GW)にしっかりと記しています。
広島城へのアクセス
では、実際に行ってみましょう!まずは、紙屋町地区から向かいます。私は紙屋町にあるホテルから向かいましたが、紙屋町西や紙屋町東から向かったと考えても差しさわりありません。
まず紙屋町交差点から北側に向かいます。どれが北側かわからない?簡単です。道路をよく見てみましょう!交差点の東側・西側・南側には路面電車の線路がありますが、北側には線路はありません。つまり、紙屋町交差点(紙屋町東、紙屋町西のある交差点)から路面電車の線路がない方向に向かうのです。
写真2. 基町グレドの横を通る
その通りを通っていると、きれいな商業施設がありました(写真2)。基町グレドという、再開発に伴って建設されたビルです。個人的な体験談で恐縮ですが、ベルリンのポツダム広場周辺を思い出しました。
写真3. もう少し進んだ
もう少し進むと、案内図がありました(写真3)。この先にはひろしま美術館などがあり、落ち着いた地区であることがうかがえます。
写真4. 落ち着いた空間が広がる
落ち着いた空間が広がります(写真4)。
写真5. 地下道に入る
地下道があります。ここを通り、城南通りを渡ります(写真5)。
写真6. 地下道入口の案内
地下道までやってきたら、広島城はもうすぐです。その案内板がありました(写真6)。地下道を通ったら、左手に曲がりたいところですね。
写真7. 地下道を進む
地下道を進みます(写真7)。地下道の出口で左右に分岐していますから、左に進みます。左に進んだら、もう広島城です。
広島城を楽しむ
さて、広島城を楽しみましょう!お城というものは、天守閣がクローズアップされがちですが、天守閣ばかりが城ではありません。
広島城の敷地の散策
まずは、天守閣までの過程を楽しむことにします。
写真8. お堀を通じて広島城を眺める
城にはお堀があることが多いです。広島城もその1例です(写真8)。お堀があると、雰囲気が出るような気がします。
写真9. 広島城の案内図
広島城の案内図です(写真9)。入ったら左方向に向かうと、天守閣に行けます。
写真10. いよいよ広島城に入る
いよいよ広島城に入ります。復元とはいえ、このような空間は雰囲気があります(写真10)。
写真11. 緑があると癒される
緑があると癒されます(写真11)。
写真12. もう一度お堀を渡る
もう一度お堀を渡ります(写真12)。コイが泳いでいます。お堀のコイはどこから来るのだろう?
写真13. 石垣を行く
広島城は山あいにある城ではなく、平坦な場所にある城です。そのため、石垣沿いに階段を登ることもありません。
写真14. 庭を歩く
昔は異なった目的だったのでしょうが、今や公園の芝生という感じの場所を歩きます(写真14)。正面に廣島護國神社が見えます。廣島護國神社は1965年に創建された神社です。
写真15. 廣島護國神社を右に曲がる
その廣島護國神社に近づいたら、右に曲がります(写真15)。
写真16. 広島大本営跡がある
広島大本営跡があります(写真16)。明治以降の軍事拠点でした。日清戦争のころ、一時的に広島に首都機能があったことはあまり知られていないかもしれません(臨時首都の扱いです)。
写真17. 広島大本営跡
その大本営跡です(写真17)。意外と面積が小さいように思います。
写真18. 天守閣の手前にトイレがある
天守閣の手前にトイレがあります(写真18)。天守閣の中にはトイレがありませんので、気になる人はここでトイレを済ませましょう!
写真19. 天守閣が見える
天守閣が見えます。天守閣の手前には階段があります(写真19)。
写真20. 天守閣にやってきた
いよいよ天守閣です(写真20)。
天守閣を楽しむ
天守閣の多くの場所は撮影を禁止されていました。そのため、撮影が許可された場所のみを紹介します。
写真21. 昔の和室が再現される
昔の和室が再現されていました(写真21)。もちろん、昔は照明がなく、ここまで明るくないでしょう。
写真22. 商人の暮らしを再現
広島城は広島城の歴史や武器を展示するばかりではなく(広島が交通の要衝であることはよく理解できました)、昔の暮らしも再現されています。その1つに商人の暮らしがありました(写真22)。
写真23. 商人の暮らしを再現
もう1枚撮影してみました(写真23)!
天守閣の最上階に行くと、素晴らしい展望を満喫できます。その景色を堪能してみましょう!
写真24. 北側の風景
北側は広島の中心街とは反対方向です(写真24)。それでもこちら側はJRの線路があり、住宅も多いです。
写真25. 西側の風景
西側には団地が広がります(写真25)。建物の並び方が独特のように見えます。
写真26. 南側の風景
南側は広島の中心街の紙屋町があります。高い建物は往路に見かけたクレド基町付近でしょうか(写真26)。
写真27. 南東の風景
少しアングルを変えてみました(写真27)。こちらも中心街の方向です。中心街の手前の森は広島城のものです。都会にある緑も良いものです。
写真28. 東側の風景
東側の風景です(写真28)。遠くに見えるタワーは何でしょうか。
写真29. またタワーが見える
またタワーが見えました(写真29)。よく見るとタワーは近く、中国放送の電波塔のようです。
広島城に行ってみて
広島城。それは広島という大都会にある都心のオアシスのような存在でした。また、周囲の雰囲気も落ち着いており、散策するだけでも良い気分になれました。
確かに復元されていて、オリジナルの建物ではないことは気になります。とはいえ、広島城が目的で広島に向かう人も少ないでしょう。市内観光のちょっとした時間に寄るのにちょうど良いスポット、それが広島城なのです。
さて、前後ではどこに行ったのでしょうか?
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