大糸線非電化区間の乗車記(南小谷→糸魚川、20年夏)

大糸線でも本数も利用も少ない、南小谷-糸魚川。新潟県唯一のJR西日本運営の在来線でもあります。このように貴重な存在でありながら注目されずらいこの区間の実態を見てみました。

353系電車と120系気動車(南小谷)

写真1. JR東日本の在来線とJR西日本の在来線が唯一接続する駅、南小谷

復習:大糸線非電化区間

まず、この区間のあらましをおさらいします。

大糸線非電化区間の概要
・区間:南小谷-糸魚川
 ※南小谷以南のJR東日本区間は電化されています

・運営:JR西日本
 
・所要時間:1時間弱

・本数:1日7往復
 ※平岩-糸魚川の区間運転2往復あり

所要時間1時間足らずですが、1日7往復しかなく、「乗り鉄」にとっては意外と乗るのが困難な区間です。運営はJR西日本です。そのため、車両は110系気動車ではなく、120系気動車です。小海線や飯山線と同様の車両を想像していると、驚かれるかもしれません。

南小谷以南の普通電車が1日10往復です。よって、電車2本受ける列車は混むかもしれません。私は特急に接続する列車に乗りましたが、1ボックスあたり2人程度という空きぶりでした。

実際に乗ってみる

さて、実際に乗ってみましょう!私は南小谷12:07→糸魚川13:05の427Dを選択しました。私は進行方向右側を選択しました。

写真2. 猫の額のような狭さを行く

南小谷を出ると、狭い場所を走ります(写真2)。地形が急な場所に建設されていますので、土地がそこまでありません。このような地形は根知付近まで続きます。

何か変だと思ったら、この車両、めちゃ暑い

写真3. 姫川を渡る

最初は進行方向左側に川がありますが、何回か渡ります(写真3)。

写真4. また姫川を渡る

また姫川を渡ります(写真4)。

写真5. 姫川が美しい!

姫川は美しいですね(写真5)。このあたりの鉄道(大糸線)も道路(国道148号)も崖沿いを走りますので、頑丈な覆いの中を走る場所もあります。それほど崖崩れのリスクがあるのでしょう。

写真6. 姫川が美しい!

やはり美しいですね(写真6)。田舎の川とはいえ、護岸工事がなされるなど、人の手が相当入っていることもわかります。

写真7. 姫川を渡る

姫川を渡ります(写真7)。このあたりは自然の姿が尊重されていますね!

写真8. 根知に到着!

根知に到着しました。ここまでの43分間、人の営みがほとんど見られませんでした。もう新潟県に入っています。平岩-小滝で長野県から新潟県に入っていますが、平岩付近では一部県境を超えるなど、一筋縄ではいきません(図1)。

図1. 平岩付近の地図(googleマップより引用)
※点線より右下が長野県、点線より左上が新潟県。平岩駅は長野県のようにも見えるが、ここだけ新潟県を通る

写真9. だいぶ開けてきた

根知を過ぎると、だいぶ開けてきます(写真9)。

写真10. 水田と木々の緑が素晴らしい

水田と木々の緑が素晴らしい光景を作り出します(写真10)。夏の列車旅は良いものです。ただし、ホームに降り立ったときの暑さや、この車両のように冷房の効きが悪いときには現実に帰らされます。

写真11. 糸魚川付近の住宅街が広がる

糸魚川が近づくにつれて、住宅街が広がります(写真11)。そうはいっても、そこまで多くの人が乗ることもありません。沿線住民の主な交通手段が自動車であることを実感します。

写真12. 糸魚川に到着!

糸魚川に到着しました(写真12)。多くの人が駅の外に出ていきました。

写真13. えちごトキめき鉄道の車両が飾る

大糸線とは異なり、えちごトキめき鉄道の車両は気動車であっても、転換クロスシートを装備するなど、ある程度車両にコストをかけている様子がうかがえます(写真13)。

大糸線非電化区間のまとめ

大糸線非電化区間は意外とトンネルが多く、速度を出す区間がある印象をもちました。しかし、この区間は35.3kmしかないのに60分近くかかってしまいます。自動車に対抗するためには、もう少し速度を出す必要があります。

とはいえ、自動車に対抗したところで、そこまで乗客が増えるとも思えません。現に、南小谷-根知で眺めた国道には自動車がほとんど走っていません。人の営みが希薄なのです。現に乗客の多くが「乗り鉄」であることからして、「沿線の足」という印象も希薄でした。

今回は夏の多客期ということもあってか、2両編成で運転されていました。現段階でできることをやっている印象はありました。今後もこの区間はこのまま推移することが予想されます。国策なのか、災害対策はしっかりしている印象がありました。そのため、災害による廃線という最悪のシナリオは免れるように思えます。これからも大糸線の非電化区間はJR西日本の辺境路線として地味に存在し続けるのでしょう。

前後を読みたい!
さて、前後ではどこに行ったのでしょうか?

(前)特急あずさの乗車記(大糸線直通、新宿→南小谷、20年夏)

大糸線非電化区間の乗車記(南小谷→糸魚川、20年夏)←今ココ!

北陸新幹線に1駅だけ乗車(糸魚川→上越妙高、20年夏)(次)→

★旅行記のまとめです!
新潟、宮城鉄道旅行記の計画と感想

※それぞれ別ウィンドウで開きます。

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