男鹿線の乗車記(22年夏)

記事上部注釈
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追分と男鹿を結ぶ男鹿線。実際の運行系統は秋田と男鹿を結ぶ路線でもあります。豪雨のなか、そんな男鹿線に乗ってみました。

写真1. 男鹿に停車中の様子

復習:男鹿線の概要

まず、男鹿線の概要を紹介しましょう。

男鹿線の概要

  • 区間:追分-男鹿
  • 距離:26.4km
  • 形態:単線非電化

男鹿線は追分-男鹿の路線です。全線が単線非電化ですが、複線電化の奥羽本線に乗り入れ、秋田に直通します。男鹿線は(現代日本のJR)ローカル線としては本数が多いほうで、日中時間帯は1時間半に1本程度が運転されています。

図1. 秋田と男鹿の経路(googleマップより引用)

その秋田と男鹿の位置関係を示しました(図1)。男鹿半島の付け根に位置する秋田と、男鹿半島の先端近くに位置する男鹿を結んでいます。秋田と男鹿の所要時間は50分少々です。距離が短いためか所要時間もそこまで長くありません。

現在は、EV-801系に統一されています。

男鹿線に乗る

では、実際に男鹿線に乗ってみましょう。

写真2. 秋田駅に停車中の男鹿線

発車20分くらい前でしたが、秋田駅に停車中でした(写真2)。このために車両を使っているのであれば、折り返し時間を削減して本数を多くしたほうが良さそうに感じます。

写真2. 土崎に停車

車内はそれなりに人が乗っていました。その列車が土崎にとまりました(写真2)。昔は秋田の隣でしたが、近年に泉外旭川が開業し、秋田の隣駅という称号ははく奪されています。

写真3. 上飯島に停車!

上飯島にとまりました(写真3)。この駅も無人駅ですが、運賃収受のないワンマン運転ですので、普通にドアが開きます。運賃を確実に支払うためにこのような運用はやめるべきです。このような制度は正直者が馬鹿を見る結果につながります。泉外旭川から乗り、ここで降りる人も見かけていますので、全員が秋田・追分・男鹿という有人駅が関係する駅を必ず利用するわけではないのです。

写真4. 二田付近を走行中

追分を出てしばらくはのどかな風景が広がっていましたが、二田付近は住宅が広がります(写真4)。巨視的に見ると、このあたりは日本海と八郎潟にはさまれた陸地を走っています。

写真5. 住宅地を走る

住宅地を走ります(写真5)。男鹿線沿線はずっと森というわけでもなく、このように住宅街が広がる場所も多いです。そのため、流動は秋田一辺倒ということもありません。

写真6. 住宅街を走る

住宅街を走ります(写真6)。

写真7. 船越水道を渡る

船越水道を渡ります(写真7)。八郎潟と日本海を結ぶ水路です。

写真8. 船越に停車!

船越に停車します(写真8)。ここもそれなりに乗客の乗り降りが見られました。

写真9. 住宅街を走る

住宅街を走ります(写真9)。

写真10. 田園風景を走る

脇本-羽立は住宅が少なく、山あいの風景も見られます(写真10)。

写真11. 森の中を走る

その山中的な風景が見られました(写真11)。

写真12. 羽立に停車!

最後の途中駅の羽立に停車しました(写真12)。

写真13. 男鹿に到着!

終点の男鹿に到着しました(写真13)。このときは雨は小雨になりましたが、豪雨のなか、よく男鹿まで走りました。

男鹿駅を眺める

男鹿駅は立派な駅舎に変わり、地域のコミュニティセンターという位置づけにもなっていました。

写真14. 男鹿駅の駅舎

男鹿駅の駅舎の外観です(写真14)。1Fに駅舎部分(観光案内所も含む)、2Fにテラスのある配置です。

写真15. しばらくは改札内に入れない

発車10分前になるまでは改札内に入れません(写真15)。それまでは駅の観光案内所前の待合室で待つことになります。

写真16. 改札の左に観光案内所がある

改札の左に観光案内所があります(写真16)。観光案内所というよりも地元の人の列車待合スペースのようにも感じましたが…。

写真17. 観光案内所の脇に展望スペースへの階段がある

その観光案内所の脇に展望室への階段があります(写真17)。展望室は6:50~18:10に開放されています。

写真18. 展望室の様子

展望スペースの様子です(写真18)。

写真19. 男鹿線が停車中

男鹿線が停車中です(写真19)。1番線には充電設備があり、男鹿線のEV-801系の蓄電池に充電しています。もともとの駅舎が車両の左手に見えます。

写真20. 車両に近寄る

駅の周囲から車両の写真を撮りました(写真20)。こちらに昔の駅舎があります。

写真21. 旧駅舎の脇を撮影

旧駅舎の脇を撮影しました(写真21)。確かにこちらのほうが駅前らしい光景です。

写真22. 旧駅舎は店舗が入っている

旧駅舎は店舗が入っています(写真22)。それなりに個性的な店が入っていると見受けることができ、駅付近に目的地ができることは、現役の駅にも旧駅舎にも良いことのように感じます。

男鹿線に乗ってみて

写真23. 男鹿線列車から降りたときの様子(秋田で撮影)

今回、男鹿線に乗ってみました。意外と快適な車両、意外と多い本数、そして座席が埋まる程度の利用。今回乗ったときは豪雨に襲われました(写真23)が、運休することもありませんでした。ただし、男鹿地区に観光に行く人もロングシートに乗せたり、1時間以上の間隔が開くことは感心しません。

最低限1時間間隔で運転したほうが良い利用状況でしたが、そこまでやるための金銭的な価値をとやかく述べる人もいるでしょう。しかし、現在は運賃収受をきちんとできていないのが実態です。最低限車内で運賃収受を実施するワンマン運転を実施し、正直者が馬鹿を見ることがないように改善してもらいたいものです。そうすれば、1時間間隔に増発する程度のコストはまかなえるでしょう。

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