北上線の乗車記(横手→北上、22年夏)

記事上部注釈
弊サイトでは実際に利用したサービスなどをアフィリエイトリンク付きで紹介することがあります

北東北を東西に延び、東北本線と奥羽本線を結ぶ北上線。東北地方の東西方向の路線のなかでは、比較的地味な存在ですが、山奥を行く風景はなかなかのものがあります。そんな北上線を満喫しました。

写真1. 北上に着いた様子

復習:北上線の概要

まず、北上線の概要を紹介します。

北上線の概要

  • 区間:北上-横手
  • 距離:61.1km
  • 形態:単線非電化

図1. 北上線の経路(googleマップより引用)

北上線は北上と横手を結ぶ路線です。かつては特急列車が走っていた時期もありますが、現在は秋田県と岩手県を結ぶローカル線です。そのため、電化もされていません。

北上市は岩手県第4の都市、横手市は秋田県第2の都市ということもあるのか、私の印象では「存続が危ぶまれる路線」という印象もありません。特に目立つこともない「普通のローカル線」というイメージです。

車両は100系気動車です。JR東日本の非電化路線に多く在籍する車両ですが、似た車両の110系気動車と紛らわしいと感じる人もいるかもしれません。しかし、覚えかたは難しくありません。110という数字のほうが大きいので、大型の気動車。そして100は小さい数字なので小型の気動車と覚えれば良いと思います。

100系気動車の車内

100系気動車の車内を軽く観察します。

写真2. 100系気動車の車内

100系気動車の車内です(写真2)。ドア付近がロングシート、車内中央がボックスシートというローカル線用の車両としては標準的な仕様です。ワンマン運転が主体ですから、わざわざ座席数を減らして3ドアにする必要もないという判断です。

大荷物を持った旅行者が多いように見えます。夏の旅行に荷物がそんなに必要なの?

写真3. ボックスシートの部分

ボックスシートの部分です(写真3)。カーテンがイカしていますね!

写真4. 運転席仕切りの様子

ワンマン運転対応のためか、運転席仕切り窓は大きく、助手席側は壁もありません(写真4)。日本の旅客用鉄道車両がみんなこれになると楽しそうです。

写真5. ドア付近のステップ

ディーゼル車両が運用される路線のホームはかさ上げされていません。そのため、車内の床高さとホーム高さが異なります。それを解決するために、ステップが設けられています(写真5)。JR四国の徳島地区のようにホームをかさ上げするのが理想です。

写真6. 車内の照明はカバー付き

車内の照明はカバー付きです(写真6)。JR東日本の車両で蛍光灯カバーが付いている車両は珍しいです。個人的には高級感があると思います。

実際に北上線に乗る

さて、実際に北上線に乗ってみましょう。私は途中のほっとゆだ近辺で泊まりましたので、2つに分割して紹介します。

ステージ1. 横手→ほっとゆだ

横手からほっとゆだに向かいます。

写真7. 秋田よりから車両がやってきた

横手の秋田よりの線路から車両がやってきました(写真7)。北上線は1両編成か2両編成ですが、そのどちらかを知るのは比較的簡単です。どこトレ(PCモバイル)で時刻表を開くと、その日の時刻表と編成両数が示されます。

写真8. 横手を発車!

横手を発車しました(写真8)。線路が多く、分岐器を1つ1つ渡っていきます。

写真9. 住宅を走る

住宅を走ります(写真9)。横手までの奥羽本線と異なり、ローカル色が強い気がします。

写真10. 横手川沿いを走る

横手川沿いを走ります(写真10)。大雨の影響か、川が濁っています。

写真11. 山中を走る

山中に入りました(写真11)。

写真12. 相野々に停車!

相野々に停車します(写真12)。駅前に立派なコミュニティセンターがあります。このコミュニティセンターは2色を使っていますが、色相が同じに見えます(明度と彩度は異なりますが)。下のほうを暗い色にすることで建物の視覚的な安定性を狙ったのでしょうか。

写真13. 道路を渡る

相野々を出ると、さらに山中に入ります。そんな中でも道路は整備されています(写真13)。

写真14. 今度は川を渡る

今度は川を渡ります(写真14)。濁流という名称がふさわしい流れです。

写真15. 少し開けてきた

そうした車窓を楽しんでいると、少し開けてきました(写真15)。

写真16. 黒沢に停車!

黒沢に停車します(写真16)。

写真17. 山中を走る

山中を走ります(写真17)。黒沢とゆだ高原の間で秋田県から岩手県に入ります。

写真18. 山を越えたか?

山を越えたでしょうか?少し開けてきました(写真18)。

写真19. ゆだ高原に停車!

岩手県最小の駅、ゆだ高原に停車します(写真19)。

写真20. 山中を走る

秋田県から岩手県に入ったからといって急に風景が変わることもありません。依然として山中を走ります(写真20)。

写真21. まもなくほっとゆだに停車!

まもなくほっとゆだに停車します(写真21)。

写真22. ほっとゆだに停車中の列車

ほっとゆだに停車中の様子です(写真22)。ほっとゆだは北上線の主要駅ですが、駅舎から離れたホームに向かうには、構内踏切を渡ります。

ステージ2. ほっとゆだ→北上

ほっとゆだ近くで1泊し、翌日の朝にほっとゆだから北上に向かいます。

写真23. ほっとゆだにやってきた1両編成

ほっとゆだを8:21に出発する普通北上行きは1両編成でした(写真23)。前日の日中時間帯は2両編成、朝に1両編成というのは、運用に疑問が生じます。ほっとゆだからでは座れましたが、ボックスシートの進行方向に向かって座るのは困難です。

写真24. 湖が広がる

湖が広がります(写真24)。青く澄んだ状態だと映えるのでしょうが、あいにくの豪雨で濁っています。

写真25. 山中を走る

山中を走ります(写真25)。

写真26. 和賀仙人に停車!

和賀仙人に停車します(写真26)。ストイックな駅名です。地名が和賀町仙人にあるのですが、地名がすごいです。

写真27. 山中を走る

山中を走ります(写真27)。

写真28. 岩沢に停車!

岩沢に停車します(写真28)。都会から離れた場所に多い印象の、木を前面に押し出した駅舎に見えます。右側の窓からかすかに見える青緑色のボトルは洗剤の類でしょうか。

写真29. 徐々に開けてきた

北上市に入り、徐々に開けてきました(写真29)。

写真30. 和賀川を渡る

和賀川を渡ります(写真30)。岩手県も水が濁っており、大雨の影響を感じます。

写真31. 横川目に停車!

横川目に停車します(写真31)。このあたりから北上の市街地に入り、車内も徐々に混んできます。最終的には立ちも発生したと記憶しています。

写真32. 水田が広がる

水田も広がります(写真32)。

写真33. 藤根に停車!

そのような風景を眺めているうちにいつの間にか列車はさらに進んでいます。藤根に停車です(写真33)。藤根折り返しの列車が1日1往復運転され、(北上線のなかでは)北上側の流動の強さがわかります。

写真34. 水田を走る

水田を走ります(写真34)。

写真35. 北上に近づく

北上に近づき、ますます住宅が増えてきます(写真35)。この住宅街の一部でも北上線にシフトすると、北上線の利用は増えそうです。

写真36. 住宅街を走る

住宅街を走ります(写真36)。

写真37. 北上に停車!

北上に停車しました(写真37)。北上から遠い場所では旅行者のための交通機関、北上側では地元の足という印象を抱きました。

北上線に乗ってみて

今回、北上線に乗ってみて、横手-ほっとゆだ間は人家があまりなく、わずかな広域輸送と旅行者に頼るしかない(朝と夕方は異なるかもしれませんが)実態を感じました。とはいえ、この区間でも2時間に1本の普通を運転しても罰は当たらないと思います。

ほっとゆだ-北上は旅行者はもとより、北上よりでは住宅も多く、地元の利用も期待できそうです。現状の1日8往復運転ではそのようなニーズに全く応えておらず、最低でも2時間間隔・できれば1時間間隔で運転するのがマナーと考えました。

このほかにも、東北新幹線と秋田新幹線の利用促進のために、ほっとゆだ滞在のリゾート列車(リゾートビューふるさとレベル)を走らせると面白いとも感じました。

前後も読みたい!

(←前)奥羽本線普通電車の旅(秋田→横手、22年夏)

北上線の乗車記(横手→北上、22年夏):現在地

せせらぎの里 吉野屋の宿泊記(→次)

信越・東北旅行のまとめ(22年夏)

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする