北上から仙台への移動(東北新幹線利用、22年夏)

記事上部注釈
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北上から仙台。在来線で向かうにはややしんどい距離であり、新幹線利用も現実的な方法でしょう。その様子を見てみました。

写真1. 北上に入線する東北新幹線「はやぶさ」

北上と仙台の移動方法

まず、北上と仙台の移動方法を簡単にまとめましょう。

表1. 新幹線と在来線の比較

新幹線在来線
所要時間54~65分程度2時間40分~3時間40分前後
運転本数毎時1本程度1~2時間に1本
運賃+料金(自由席)4950円2310円

新幹線は所要時間は60分程度です。基本的に同区間各駅停車タイプの列車しか停車しません。ただし、朝の上りには北上に停車する「はやぶさ」もあります。また、仙台以南の速達列車の需要が高い時間帯は、東京-仙台を速達輸送・仙台以北は各駅に停車する「はやぶさ」もあり、これも北上に停車します。

新幹線の場合、自由席で5000円程度です。はやぶさ号は全車指定席ですが、仙台-盛岡間各駅停車の列車に限り、仙台以北で自由席特急券で空席の指定席に座ることができます。はやぶさ号の指定席の場合、はやぶさ号の速達料金がかかりますが、自由席の場合はそのような追加料金は不要です。したがって、自由席利用のほうが良いでしょう(シーズン中でも仙台以北であれば満席になりません)。

在来線の場合、小牛田と一ノ関で乗りかえるパターンが多いです。小牛田-一ノ関、一ノ関-北上で1~2時間に1本しかやってきませんから、待ち時間もそれだけ長くなります。乗りつぎによっては、1時間以上も待つことがあります。したがって、所要時間は2時間40分程度~3時間40分程度と幅が生じます。

このほかに、高速バスも運転されていますが、仙台と北上の間はけんじライナーが1日1~2往復(運休中も含めれば1日2~3往復)と利用する時間帯に便があったらラッキーというレベルです。所要時間は2時間10分、運賃+料金は2600円と在来線より若干高く、在来線よりもそれなりに早いです。

実際に北上から仙台に乗る

実際に北上から仙台に向かいましょう!

写真2. 1時間に1本程度の運転本数

北上駅の13番線に立ちました(写真2)。1時間に1本程度の運転とわかります。全車指定席の列車ですが、自由席特急券で乗れます。ただし、そのような制度はきっちり周知されているとは感じず、駅員さんに確認して判明した次第です。

写真3. はやぶさ号がやってきた

はやぶさ号が入ってきました(写真3)。今回、仙台までの乗車ですので、自由席特急券で乗車します。仙台以北各駅停車タイプのはやぶさ号は、仙台と盛岡の所要時間が長いです。そのため、仙台以北ではやぶさ料金を徴収するべきではないと思います!(自由席利用であれば関係ありません)

写真4. はやぶさの車内

はやぶさの車内です(写真4)。グレー系の座席と電球色の照明がマッチしており、高品質な空間を演出しています。

写真5. 北上を発車!

北上を発車しました(写真5)。この川は北上川でしょうか。

写真6. 緑の中を走る

岩手県の緑の風景を走ります(写真6)。

写真7. 市街地がある

市街地があります(写真7)。岩手県は小都市が点在しており、ずっと緑のなかを走るわけでもありません。

写真8. 一関の市街地が見えてきた

一関の市街地が見えてきました(写真8)。岩手県南部の拠点です。都市名は一関ですが、駅名は一関です。

写真9. 一ノ関に停車!

その一ノ関に停車します(写真9)。気仙沼方面の玄関口でもあります。ここではやぶさ12号に抜かされます。通過待ちがあるのに追加料金を支払うのは納得できませんね…。

また、私の座っていた席に人がやってきました。上り列車の場合はこのようなことがありますので、一部の車両は仙台まで自由席・仙台から指定席に変更というほうが実態に合っていると思います。

写真10. 一ノ関を発車!

一ノ関を発車しました(写真10)。こちらは中心街と反対側ということもあり、建物は少ないです。

写真11. 水田を走る

水田を走ります(写真11)。

写真12. 水田の中を走る

水田の中を走ります(写真12)。このあたりにくりこま高原という駅もありますが、高原らしい光景ではありません。

写真13. 古川の市街地が広がる

古川の市街地が見えてきました。私の脳内では古川市ですが、実際は大崎市です。

写真14. まもなく古川に停車!

まもなく古川に停車します(写真14)。

写真15. 古川に停車!

その古川に停車します。ここでもある程度人が乗ってきました。

写真16. 古川を発車!

古川を発車しました(写真16)。

写真17. 丘陵地帯を走る

丘陵地帯を走ります(写真17)。

写真18. 市街地が広がる

仙台付近の住宅街が見え始めました(写真18)。

写真19. 利府の車両基地を眺める

利府の車両基地を眺めます(写真19)。

写真20. 七北田川を渡る

七北田川を渡ります(写真20)。

写真21. 建物が多くなってきた

仙台に近づき、建物が多くなってきました(写真21)。

写真22. まもなく仙台に停車!

まもなく仙台に停車します(写真22)。

写真23. 仙台に到着!

仙台に到着しました(写真23)。ここで多くの乗客が乗りこみます。混雑するのは仙台以南なのです。

北上から仙台まで新幹線を利用してみて

今回、北上から仙台への移動に新幹線を選択しました。事実上ライバル不在の区間ですが、新幹線の高速性を考えると、ライバルも手を出しにくいでしょう。また、高速バスは点と点の輸送ですから、2点間の輸送量がないと成立しえません。しかし、鉄道は線の輸送ですので、ピンポイントの輸送量は少数でも、その集合体である程度の輸送量があれば、輸送は成立します。新幹線の小駅はこのような恩恵もあるわけです。このような教科書的事実を改めて実感しました。

今回は仙台以北で比較的空いていることを見越し、自由席を選択しました。その見込み通り、快適な移動を享受できました。ただし、自由席特急券で指定席に乗るという制度はやや無理があります。短距離移動には指定席はそぐわないです。そのための制度なのでしょうが、いっそのこと一部の席を仙台以北自由席扱いにしたほうがすっきりします。このようなことを感じてしまいました。

前後を読みたい!

(←前)せせらぎの里 吉野屋の宿泊記(岩手県湯川温泉)

北上から仙台への移動(東北新幹線利用、22年夏):現在地

ホテルモントレ仙台の宿泊記(プラハ風のホテル)(次→)

信越・東北旅行のまとめ(22年夏)

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