チェスケー・ブジェヨビツェ(České Budějovice)駅を歩く(25年夏、構内図も収録!)

記事上部注釈
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南ボヘミア州で最大の都市、チェスケー・ブジェヨビツェ。その代表駅のチェスケー・ブジェヨビツェ駅。そのターミナル駅を歩きました。

写真1. 立派な駅舎が目をひくチェスケー・ブジェヨビツェ駅

復習:チェスケー・ブジェヨビツェ(České Budějovice)とその駅

最初にチェスケー・ブジェヨビツェの都市と駅の概要を紹介します。

図1. チェスケー・ブジェヨビツェの位置(googleマップより引用)

最初にチェスケー・ブジェヨビツェの位置を示します(図1)。チェコ南部の地方都市です。人口は約10万人であり、南ボヘミア地区の最大都市です。

日本人観光客の視点では、チェスキークルムロフに近い都市という位置づけが重要でしょうか。観光地に宿泊するとホテル代が高いです。そこで、ここに宿泊すると旅費を節約できましょう(チェスキークルムロフへの通路として認識するのではなく、チェスケー・ブジェヨビツェそのものも趣深い場所と思います)。

その代表駅がチェスケー・ブジェヨビツェ駅です。街の代表駅としての役割はもちろんありますが、チェコ国鉄にとっても重要な拠点です。

図2. チェコの鉄道網(ユーレイルパスの公式サイトより引用後加工)

チェコの鉄道網を示しました(私の探しかたが悪かったか、チェコ国鉄公式サイトでは見つけられませんでした、図2)。

長距離列車網は以下の交点と表現できます。

  1. プラハからの放射軸:プラハ-チェスケー・ブジェヨビツェ-リンツ(オーストリア、図にはない)
  2. プラハに対する環状軸:プルゼニ-チェスケー・ブジェヨビツェ-ブルノ

また、チェスキークルムロフ方面に向かう私鉄の起点(チェスキークルムロフまでは国鉄の列車乗り入れあり)であり、南東のウィーンに向かうためのローカル線が乗り入れる駅でもあります。

ともかく、南ボヘミアの拠点の都市の代表駅であるとともに、南ボヘミア地区のネットワークの拠点でもあるということです。

チェスケー・ブジェヨビツェ(České Budějovice)駅を実際に眺める

御託はこの程度にして、実際にチェスケー・ブジェヨビツェ駅を眺めましょう!

駅前~駅舎まで

最初に駅前~駅舎を記します。

図3. チェスケー・ブジェヨビツェ駅構内の構内図(チェコ国鉄公式サイトより引用)

最初に構内図を示しました(図3)。通路は2本あるものの、駅舎は西側にあり、駅舎側だけに出入口がある、意外とシンプルな配置です。

写真2. 駅前から眺めたチェスケー・ブジェヨビツェ駅

駅前からチェスケー・ブジェヨビツェ駅を眺めます(写真2)。立派な正面入口もありますが、こちらは市街地の広場からはやや遠い側です。

写真3. 駅の外にもわかりやすい案内

駅の外にもわかりやすく示すためか、České Budějoviceという駅名が表示されています(写真3)。

写真4. 駅の西側を南北に貫く通り

駅の西側を南北に貫く通りを歩きます(写真4)。

写真5. 立派な駅舎に入る

立派な駅舎に入ります(写真5)。

写真6. 有人窓口もある

有人窓口があります(写真6)。ただし、チェスキークルムロフはここでは買えません。あくまでも国鉄の乗車券売り場であり、私鉄は扱っていないのです(この画角でいう右に向かえ、と指示を受けました)。

写真7. 駅舎のなかは豪華!

駅舎のなかは豪華です(写真7)。とはいえ、昔のままではなく、2010年代後半以降は適宜リフォームされています。

写真8. 駅舎のなかは豪華

駅舎内を別の角度から撮影しました(写真8)。

写真9. 待合スペースもある

待合スペースもあります(写真9)。

写真10. 新ルネサンス様式で建造された駅舎内部

新ルネサンス様式で建造された駅舎内部です(写真10)。私にはこのすごさがわかりませんが(ひとえに自らの教養のなさが原因です)、装飾に芸術性を感じます。

写真11. ホームへの通路は狭い

ホームへの通路は狭いです(写真11)。

写真12. 発車案内が示される

発車案内が示されます(写真12)。

写真13. 駅舎の北側にある通路

駅舎の北側に通路があります(写真13)。

写真14. 発車案内もある

通路にも発車案内があります(写真14)。

列車群の観察:タクトダイヤを中心に

次に列車を観察します。チェスケー・ブジェヨビツェ駅で特徴的なことは、長距離列車を中心にタクトダイヤが形成され、長距離列車が相互に接続していることです。

写真15. 4番線にリンツ発プラハ行きが到着!

リンツ発プラハ行きが到着します。その隣にはプルゼニ発ブルノ行きが到着しています(写真15)。もっともこれら2系統はヴェセリー・ナト・ルジュニツィー(Veselí nad Lužnicí)まで同じ線路を走るため、同時に発車できずに

写真16. 2番線のブルノ行きの様子

ブルノ行きの様子です(写真16)。プルゼニを12:04に出発し、ブルノには18:14に到着と、だいぶ長時間走る列車です。

写真17. ブルノ発プルゼニ行きが停車中

ブルノ発プルゼニ行きも停車しています(写真17)。

写真18. プルゼニ行きを強調して撮影

プルゼニ行きを強調して撮影しました(写真18)。

写真19. 機関車が近づいてきた

そのプルゼニ行きに機関車が近づいてきました(写真19)。このときは気に留めませんでしたが、プルゼニもブルノも駅の北側に進むことになり、進行方向を変えるための機関車を付け替えていたのでした。

写真20. 列車がやってきた

同じく機関車けん引列車がやってきました(写真20)。

写真21. プラハ発チェスケー・ブジェヨビツェ止めがやってきた

プラハ発チェスケー・ブジェヨビツェ止めがやってきました(写真21)。さきのブルノ行きやプルゼニ行きと異なり、固定窓であることから、1段上の設備をもつ車両でしょうか。この列車はチェスケー・ブジェヨビツェ止めですが、リンツ方面への列車はあるのでしょうか。

写真22. オーストリア国鉄車によるリンツ行き

1番線にリンツ行きが停車中でした(写真22)。「国際列車」といえば上等な客車、というイメージを崩す、一般型の客車です。これはオーストリア国鉄車により運転されていました。

写真23. 新型電車も運転される

新型電車も運転されます(写真23)。

写真24. 私鉄も運転される(朝に撮影)

私鉄によるチェスキークルムロフ方面行きも運転されます(写真24)。

写真15~写真22の様子をまとめつつ、他の2方面も含めると、以下の模式図で表現できます(図4)。

図4. チェスケー・ブジェヨビツェでのタクトダイヤ(14時ごろ)のまとめ

各方面の長距離列車は2時間間隔が基本ですが、多くの列車の発着時刻を集中することにより、どの方面からどの方面に対しても良好な接続を実現しています。唯一、プラハ方面の到着を待たずにプラハ方面が発車していますが、同じ方向に戻る組み合わせですので、この組み合わせで乗りかえることはありません。

裏を返すと、プラハ行きが発車するまでに全方向から到着しています。また、プラハ発が到着してから全方向が発車しています。個人的には、チェスケー・ヴェレニツェ(České Velenice)方面の列車がウィーン(フランツヨーゼフ駅)まで直通すると、さらにダイナミックさが増した気がします。

この事実は、日本人観光客にとっては1つ朗報です。プラハからチェスキークルムロフへの直通は1日1往復しかありませんが、チェスキークルムロフへの便はプラハからの接続が考慮されています。これは、プラハからチェスキークルムロフに向かう観光客も利用しやすいダイヤということです。

チェスケー・ブジェヨビツェ(České Budějovice)駅を利用してみて

写真25. 駅前にバスターミナル兼ショッピングセンターがあり、そのような意味でも機能的

今回、観光の拠点でチェスケー・ブジェヨビツェに宿泊しました。そして、その玄関口のチェスケー・ブジェヨビツェ駅を使いました。観光ガイドブックにはせいぜい駅舎の豪華さが紹介される程度でしょう。確かに駅舎は豪華で、ちょっと厳粛な気持ちになりました。

他方、駅はあくまでも鉄道という道具を使うための手段に過ぎません。そのような観点でこの駅を見た場合、駅の東側に出入口がないという欠点が思い浮かびます。確かにそれは是正したほうが良い項目です。一方、駅を鉄道の結節点という観点で眺めた場合、チェスケー・ブジェヨビツェ駅は接続に気を遣い、チェコの鉄道網の機能を強化しています。そういう意味でチェスケー・ブジェヨビツェ駅は道具として一定以上の役割を果たしていると感じました。

駅は単なる建造物ではなく、鉄道という交通機関の1つの機能です。いいかえれば、鉄道という道具の1つの部品に相当します。その部品としては一定以上の機能を発揮しており、チェコという国の合理性を1つ感じました。

それにしても暑かった…。

重要

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前後を読みたい!

果たして前後はどこに行ったのでしょうか?

(←前)リンツからチェスケー・ブジェヨビツェへの列車旅

チェスケー・ブジェヨビツェ(České Budějovice)駅を歩く:現在地

レジデンス・ウ・チェルネー・ヴェジェ(Residence U Černé věže)の宿泊記(→次)

※この旅行の全体像は25年夏中欧・イタリア旅行のまとめをご覧ください。

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