イタリア国鉄の座席指定方法(レイルパス使用時、日本で安価に予約可能)

記事上部注釈
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レイルパス。鉄道の乗り放題チケットですが、イタリアでは座席予約が必須の列車も多いです。そんなイタリア国内での座席予約方法を示します。

写真1. イタリアの駅の様子(ローマテルミニ駅、知人提供)

イタリア国鉄の座席予約方法まとめ

以下の2つの方法があります。

  1. イタリア国鉄のサイトで1席13ユーロで予約。ただし、1組の予約に1ユーロの手数料がかかる
  2. ユーレイルパスの公式サイトで1席15ユーロで予約

詳細は以下に示します。

復習:イタリア国鉄と座席予約

最初に座席予約の必要性について確認します。簡単にいうと、イタリア国内の速達列車(日本でいう特急と新幹線列車に相当)は全列車座席予約が必須です。直前であってもある程度の空席があり、満席で移動そのものができないということはありませんが…。

図1. イタリア国鉄公式サイトでの検索結果(7/5 0:00ごろに7/5ぶんを検索、ある程度の選択肢がある)

原則的に自由席や立席といった制度はなく、座席を予約できないと移動もできません。なお、イタロはイタリア国鉄運営の列車でないため、そもそもユーレイルパスは使用できません。

隣国のスイスやオーストリアでは座席は任意指定制(あらかじめ予約した席は指定席、そうでない席は自由席)ですので、それと比べると不便さは否めません。

イタリア国鉄の座席予約方法

写真2. イタリアの高速列車は赤い(知人より提供の写真)

イタリア国鉄では、フレッチャロッサやICの座席は「座席のみ予約」という形でインターネット上で予約できます。フランス国鉄では「パスホルダ料金」という区分で座席を予約しますが、イタリア国鉄ではあくまでも座席を予約するための料金です。

その方法は2通りあります。

  1. イタリア国鉄のサイトで1席13ユーロで予約。ただし、1組の予約に1ユーロの手数料がかかる
  2. ユーレイルパスの公式サイトで1席15ユーロで予約

1の方法が安く(高くとも1席14ユーロ)、おすすめです。ただし、国境をまたぐ場合にはこの方法は不可能ですので、その場合は2の方法を選択します。

方法1. イタリア国鉄公式サイトより予約

インターネットで調べても、日本人のプロブロガーさんは書いていませんでした(余談ですが、プロブロガーさんは「書くこと」のプロであっても、鉄道旅行のプロではないため仕方ありません)。

1) イタリア国鉄のhttps://partners.italiarail.com/default?force_pass=true&aff=EURAILにアクセスする

図2. イタリア国鉄の公式サイトの入力画面

イタリア国鉄のユーレイルパスの予約サイトにアクセスします(図2)。だいぶ質素な予約画面です。ただし、ある程度優秀な画面で、駅名の一部を入力すると、補助で入力できます。

2) 駅名、日付、人数といった必要情報を入力

図2. 案内画面が表示される

今回は1等座席を予約してみます。ベネチア→ミラノを選択しました。駅名などを入力する際には「1等のレイルパスを所有していること」の注意喚起があります(図2)。

3) 候補列車を決める

図3. 候補列車と細かな注意書き

候補列車が表示され、クリックするとこのように候補列車が表示されます(図3)。ベネチアとミラノの間は本来は所要時間2時間半のはずでは?

指定席の座席のみ予約なので、条件の悪い列車ばかりヒットするという可能性も考え、イタリア国鉄の公式サイトでも列車予約を確認しました。それでも同様の結果でしたので、ベネチア→ボローニャ間の線路工事による迂回なのでしょう。欧州では白昼堂々と線路工事をするので困ったものです。

補足

変更については、下記の通りです。なお、英語が原典であり、日本語訳は自動翻訳の結果ですので、こちらは参考にご活用ください。

運賃規則

パスホルダーこれは座席予約であり、旅行の全行程に対して有効なユーレイルパスまたはインターレイルパスと併せて使用する必要があります。鉄道パスを持つ旅行者は、フレッチアロッサ、フレッチアージェント、フレッチアビアンカ、ユーロシティ、インターシティおよびインターシティノッテの列車での旅行のためにパスホルダーの座席予約を購入する必要があります。日付と時間の変更のみが許可されます。駅やルートの変更は許可されません。注文完了後の座席選択および座席変更は利用できません。タイプ:返金不可

Passholder
This is a seat reservation and must be used in combination with a Eurail pass or InterRail pass that is valid for the entire journey. Travelers with rail passes are required to purchase passholder seat reservations for travel on Frecciarossa, Frecciargento, Frecciabianca, EuroCity, InterCity and InterCity Notte trains. Changes to date and time only are permitted. Changes to stations or route are not permitted. Seat selection and seat changes post order completion are not available. Type: Non-refundable.

購入確定メール本文より引用

4) 購入確定画面がある

図4. 決済画面に進む

購入確定画面があります(図4)。Checkoutという文言に戸惑いますが、「勘定する」という意味があります。

5) 購入確定画面

図6. 購入確定画面

購入確定画面です(図6)。登録したメールアドレスにメールが届きます。右手に観光案内があったりと商売っ気も感じます。

ユーレイルパス公式サイトより予約

より汎用的な方法です。こちらは日本語で予約できる公式サイトという意味で、貴重な存在です。

1) ユーレイルパス公式サイトを開く

図7. 座席予約のページ

ユーレイルパス公式サイト(https://www.eurail.com/ja/book-reservations#/)を開きます(図7)。これはイタリア国内に限らずユーレイルパスを使えるすべての国で共通です。そして、予約形式も1つですので、都市さえわかれば、所属国がわからなくともできるのは心強いです。すなわち、(イタリアの場合は最低1ユーロ損しますが)汎用的に使える知識ということです。

2) 利用区間を入力

図8. 利用区間を入力後検索

利用区間を入力し、列車を検索します(図8)。今回はイタリア国外のルガノまでを取り上げました。REが1時間間隔の区間でわざわざユーロシティを使う必要があるかどうかはありますが…。ユーレイルパスの公式サイトの良いところは、座席予約必須かどうかがわかることです。

座席予約だけができないように、座席予約する際に、ユーレイルパスにログインし(モバイルパスを利用する場合はログイン必須)、適用するレイルパスも選択せねばなりません。つまり、この方法はユーレイルパスをあらかじめ購入していることが前提です。

イタリア国鉄公式サイトと同様、シートマップを選ぶことはできませんでした。この後、カード情報の確認などの支払い作業があります。日本語なので画面を見ればわかりました。

3) メールが届く

メールが届き、同時にチケットのPDFファイルが貼付されます。メールの本文も日本語なので、ありがたいです。

鉄道ラボ様、

座席の予約が完了しました。ユーレイルの Eチケットがこのメールに添付されております。詳細を再確認し、 Eチケットのデジタル版、または印刷版をユーレイルパスと一緒に旅行に持参し、列車に乗車した際に検札係にご提示ください。Eチケットが添付されていることをご確認ください。添付されていない場合は、直ちに カスタマーサービスにご連絡 ください。

Eチケットへはユーレイルアカウントからもアクセスと管理が可能です(アカウント内に表示されるまでに最大で30分ほどかかる場合もあります)。

列車内での改札のためにEチケットの印刷が必要かどうかは、Eチケットの指示をご確認 ください。このメールの提示のみでは不十分ですので、印刷したEチケットとデジタルのEチケットを安全な場所に大切に保管ください。

ユーレイルパスを表示するには、この旅を保存し、Rail Planner アプリでパスに追加する必要があります。その後、旅行日を有効化されると、アプリが旅行中にパスのチケット検査に使用できる 1日チケット を生成します。詳細については、 パスの使用方法に関するガイド をご確認ください。

ユーロスターの座席予約をされたものの、このメールに座席予約が添付されていない場合は、ユーロスターのウェブサイト から直接、チケット番号と姓を入力して座席予約を取得することができます。チケット番号はこのメールの下部の列車の詳細の下に記載されております。今後印刷が必要となる場合に備えて、このチケットを保存し、ダウンロードしておくことをお勧めします。

Eurailの予約確認メールより引用

イタリア国鉄の座席予約をインターネットで予約して

今回、イタリア国鉄の座席予約のインターネット予約方法を示しました。古い旅ブログを見ると、「現地で駅の窓口に向かった」という記述があります。しかし、インターネット社会の現代、イタリアをはじめとする各国でレイルパス所有者なら、インターネットで座席のみの予約が可能です。

このように出発前に座席を予約さえすれば、(列車運休などの事象が発生しない限り)現地で駅窓口に行く必要さえなく、現地での時間を最大限活用できます。これは、現地で不安をかかえずに観光に専念でき、とても有効な方法です。

そして、このような方法を知っていることで、レイルパスが有効活用できるかどうかの的確な判断が可能です(どの移動日にレイルパスを使うか、個別予約のほうがかえって安くなるか、という判断)。

個人的には座席予約なしで「面倒な座席予約なしに最悪立ってでも移動できる」選択肢のないイタリアはレイルパスの強み(当日に自由に旅程を変更できる)を活用しずらく、やや不便な感じは否めません。それについては、旅行先をもう少し北に目を向けるなどの対応が必要になります。また、この点を改善すればイタリアもより旅行先として人気が上昇するのでしょう。

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