あおなみ線に乗る

名古屋から臨海部まで伸びているあおなみ線。この路線の開業は比較的新しいですが、リニア鉄道館などへのアクセス路線として定着しています。その実態を観察しました。


混雑していた金城ふ頭行き

私があおなみ線に乗ろうとしたのは、休日の午前中のことでした。午前中は、都心に向かう方向が混み、郊外に向かう方向が空いていることが多いです。そんな私が直面した現実は、ホーム上も列車も混雑しているという現実でした。

あおなみ線の車両

写真1. あおなみ線の車両

混雑したまま、列車は終点の金城ふ頭に到着しました。このことから、何かのイベントが開催されていることが推定できますが、客層は限られていません(アニメ関係であれば、それらしい風貌の人が多いなどがあるでしょうが、そのようなことはありませんでした)。どのようなイベントなのでしょうか。気になった私は、多くの人について歩くことにしました。

写真2. 多くの人が特定の方向に歩いていく

多くの人が特定の方向に向かっている(写真2)ので、ついて歩くことは簡単です。そして、多くの人の目的地がわかりました。

写真3. ペットのイベント

ペットのイベントが開催されているようです。ペットを飼う人は特定の性別や年齢に偏っていないでしょうから、客層もさまざまになるのでしょう。私がペットに興味あるかどうかですか?それはここでは答えないことにしましょう。

前面展望を満喫する

さて、無事に駅まで戻った私は前面展望を満喫することにします。往路はそのような余裕はありませんでした。復路は楽しみましょう。

写真4. ふ頭という名前の通り、海が近い

金城ふ頭という名前が示す通り、海に近い立地です。ここでは海の近くを走ります(写真4)。

写真5. 人工的な海岸線を行く

この近辺は自然の海岸線ではなく、人工の海岸線です(写真5)。開発の進んだ地域という感じを受けます。

写真6. 金城ふ頭行きとすれ違う

あおなみ線は全線複線です。そのため、すれ違いもスムーズです(写真6)。

写真7. 港湾地区の風景が展開する

港湾地区にありがちな景色-物流と工場の拠点-の中を走ります(写真7)。

写真8. 海沿いの住宅街を行く

写真9. 新興住宅街を行く

このような湾岸地区は陸地よりの部分は新興住宅街となっています。東京モノレールや神戸の新交通システムでも同じような景色が広がりました。

写真10. 貨物駅のとなりを走る

あおなみ線の特徴は、途中まで貨物列車と同じ線路を走ることです。貨物列車には貨物駅が必要で、その貨物駅があおなみ線の横にありました(写真10)。

写真11. 関西線と近鉄線と合流する

あおなみ線の名古屋よりは関西線と近鉄線と併走します。というより、関西線の線路とは直接つながっていて、貨物列車のやり取りがありますね。

写真12. 関西線と近鉄線と並走する

写真13. どこまで側線でどこからあおなみ線だろう?

このように、あおなみ線の線路がどこで、側線がどこなのかわかりにくいところもあります(写真13)。これは、あおなみ線に貨物列車が走るからでしょう。

写真14. ささしまライブに停車!

名古屋に最も近い駅、ささしまライブです(写真14)。

写真15. いよいよ名古屋

線路が増えてきたら、もう名古屋です(写真15)。

写真16. 名古屋で多くの乗客が待っている

名古屋で多くの乗客が待っています(写真16)。この乗客の大多数がペットのイベントに出かけるのでしょう。

あおなみ線の今後

あおなみ線は当初は乗客も少なかったようですが、今やイベント時には満員になるほどになっています。また、レゴランドやリニア鉄道館へのアクセス路線としても定着しています。また、沿線には住宅地が広がり、そこから名古屋の都心に向かう人の流れもあることでしょう。

幸いなことに、沿線の集客施設への乗客と、沿線住民の利用は逆方向です。つまり、(年間を通して考えれば)極端な片輸送にはならず、混雑も集中しないということです。ただし、私が訪問した日のように沿線の集客施設でイベントがある場合に激しい混雑が発生することもあります。これは多くの乗客に「あおなみ線は混んでいる」という印象を与えてしまう一方、あおなみ線の営業成績はあまりあがらない事態になってしまいます。

これからは、沿線のイベントに依存しない集客体制を確立することが求められましょう。その方策の1つが利便性の確保です。利便性を確保すれば沿線住民に利用してもらいやすくなりますし、あおなみ線沿線に住む人も増えることでしょう。

このような新しい路線の利用増加の特効薬はありません。それでも1つずつ可能な努力を積み重ねて、少しずつ活気のある路線になって欲しいものです。


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