地下鉄日比谷線(ダイヤパターン紹介)

記事上部注釈
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現在の東京メトロでは初の郊外方面への直通を実施した日比谷線。都内でも多くの繁華街を結んでいる路線でもあります。都内の繁華街を結ぶことと、郊外への直通を両立させているダイヤを紹介します。

写真1. 東武線に直通する日比谷線の車両(小菅で撮影)

ダイヤパターンとは?

都市鉄道のパターンダイヤを簡単にまとめたものです。都市鉄道ではダイヤは繰り返し単位になっており、そのようになっているダイヤをパターンダイヤと称します。また、パターンダイヤの周期をサイクルと呼びます。本記事はダイヤの繰り返しの単位とその内訳から、その路線のダイヤの骨格を理解することを目的としています。

例えば、20分に急行1本と各駅停車2本ならば、「20分サイクルのパターンダイヤでその内訳は急行1本と各駅停車2本」と表現できます。原則をつかむために、基本的には朝ラッシュ上り、日中時間帯、夕方ラッシュ下りについて述べます。

なお、厳密には大きいサイクルで論じるべき部分もありますが、厳密さを無視すると小さなサイクルで論じることができる場合もあります。この場合、小さなサイクルを疑似サイクルと称します。先の例だと、実は急行が1時間間隔で遠方に向かう場合、厳密には60分サイクルです。しかし、遠方に直通するか否かがあまり重要視されない場面だと、20分サイクルと考察することも可能です。このような場合、疑似20分サイクルと称するということです。

直通運転について

日比谷線は東武伊勢崎線と直通運転してます。2013年3月までは東横線との直通もありましたが、副都心線側にリソースを注ぐことにしたのか、直通運転はなくなっています。ただし、直通運転「廃止」ではなく、直通運転「中止」とアナウンスされています(でもいつ「再開」するのだろう)。

東武伊勢崎線との直通運転は基本的に各駅停車(東武線内は「普通」)です。つまり、中目黒から南栗橋まで延々と各駅にとまるということです。これは、東武線との直通運転時に当時の運輸省が「直通効果を各駅に波及させるために」と指導した結果と伝えられています。ただし、2020年6月からはTHライナーが運転開始になり、通過駅のある種別もあります。THライナーの日比谷線内の停車駅は上野、秋葉原、茅場町、銀座、霞ケ関から各駅です。日比谷線なのに、日比谷にとまらないんだ…。

地下鉄:日比谷線の朝ラッシュ時ダイヤパターン

写真2. 朝ラッシュ時の光景(上野)

上野基準で7:36~8:35(2022年ダイヤ改正前は7:35~8:34)の間に27本が運転されています。以前は霞ケ関行きもありましたが、現在はありません。東京南西部の開発が進み、この地区への需要が増えているためでしょう。おおむね2/3が東武線からの直通です。

行先の内訳は以下の通りです。

・東武線-中目黒:16本(2022年ダイヤ改正まで17本)

・北千住-中目黒:8本(2022年ダイヤ改正まで6本)

・東武線-六本木:2本(2022年ダイヤ改正まで1本)

・北千住-六本木:1本(2022年ダイヤ改正まで3本)

みごとに3本に1本が北千住始発、3本に2本が東武線からの直通です。東武線の始発駅は北越谷が目立ち、そのさらに北側からの直通は意外と少ないです。これは、北越谷以北の各駅は準急(新越谷以北は各駅に停車)がカバーしているという側面もありましょう。

なお、反対方向はだいたい3分間隔で運転されています。2013年までは東横線との直通はありましたが、現在は直通運転はなくなり、全て中目黒始発です。ラッシュ終盤には南千住行きも設定されています。南千住の車両基地に入るためです。

日比谷線直通を東武線内速達運転にするニーズもありましょう。このような種別の運転は北千住駅の混雑緩和にも効果があります。かつてより東武伊勢崎線の速達列車の本数は減っています。ラッシュ時前後に7両編成の区間急行を設定することはそこまで難しくなさそうに見えます。

日比谷線の日中時間帯のダイヤパターン

写真3. 中目黒は地上駅で東横線と同じホームで乗りかえられる

東武線の事情で東武動物公園発着と南栗橋発着が混ざり、30分サイクルというべきでしょうが、日比谷線的には10分サイクルといっても問題ありません。

1サイクルの内訳は以下の通りです。

・東武線-中目黒:1本(10分間隔)

・北千住-中目黒:1本(10分間隔)

非常に単純な5分間隔です。半数が東武線に直通し、もう半数は北千住発着です。中目黒側はすべて中目黒で折り返します。単純で良いですね!

地下鉄日比谷線の夕方ラッシュ時のダイヤパターン

写真4. 夕方の人形町の光景

北千住方面行きは霞ケ関断面で18:00~18:59までの60分間に22本が運転されています。そのうち1本はTHライナーです。朝のTHライナーは恵比寿行きですが、夕方のTHライナーは霞ケ関始発です。余談ですが、駅の表記は霞関ですが、地名は霞が関です。東上線の霞関も含めて正しい表記を覚えたいものです。

大多数が東武線に直通し、その多くが北越谷行きです。区間準急が10~20分間隔で運転されているので、北越谷以北の日比谷線直通はそこまで本数が必要とされないのです。

反対方向はおおむね3分間隔で運転されますが、一部はもう少し運転間隔が開きます。

THライナーは完全な60分間隔で運転され、「毎時何分に職場の最寄駅に来る」というパターンがわかりやすくなっています。地味であるものの、利用客を定着させるためには必要な取り組みでしょう。

日比谷線直通の速達列車のニーズもありましょう。夕方ラッシュ時の東武伊勢崎線の速達列車の輸送力は足らないような印象もあります。であれば、南栗橋行きを東武線内普通から東武線内準急に振り替えるのも手です。

日比谷線のダイヤパターンまとめ

都心の繁華街やビジネス街を結ぶ地下鉄日比谷線。とはいっても、日比谷線の需要の一部は郊外側からのものです。そのため、直通先の東武線やかつての直通先の東横線との連携も欠かせません。従来は押し寄せる需要をさばくことが精一杯な印象がありましたが、社会構造が変わり、需要開拓の試みがなされるようになりました。その一例がTHライナーの運転です。

今後も従来の利用者の利便性を極力損なわない範囲で、利便性や速達性向上の取り組みをしてもらいたいものです。

地下鉄日比谷線の過去ダイヤ

過去のダイヤパターンを簡単にまとめました。

地下鉄日比谷線(過去ダイヤ)

地下鉄日比谷線のダイヤを2001年からまとめます。
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