写真1. 福井駅を発車する電車
福井といえば、福井鉄道とえちぜん鉄道。2つの民鉄(えちぜん鉄道は第3セクターですけど)が存在する贅沢な街です。これらを無視するわけにはいきません。そこで、福井鉄道に敬意を示し、全区間乗車することにしました。
福井駅前から市役所前まで乗る
市役所前(という駅があるのです)近くに宿をとっていました。そのため、まずは福井駅前から市役所前まで体験乗車することにしました。
写真2. 福井駅の時刻表
時刻表を見ると、福井駅から市役所前まではほぼ15分間隔で運転されているようです(写真2)。目的地に向かわない電車でも市役所前で急行に接続するようです。これは接続ダイヤとしてはよくできていますね。
写真3. 駅前の大通りを行く
写真4. 福武線に合流する
写真5. 福武線に合流する
写真6. 市役所前に佇む(間もなく発車する)低床車
福井駅-市役所前は路上を走ります(写真3)。福井駅を発車してすぐに福武線(越前武生-田原町)に合流します(写真4-5)。市役所前-福井駅は支線のようなものです。日中時間帯は普通・急行ともに毎時2本運転(土日は急行が毎時1本の時間帯あり)されていて、普通のみが福井駅に立ち寄る形態です。つまり、私が乗車したのは普通だったのです(写真6)。
福井鉄道の福武線に乗る
ホテルに荷物を預けて、福井鉄道との触れ合いを続行します。
写真7. 普通電車が入線
私のもとに普通電車が入線してきました(写真7)。
写真8. 路面区間から抜ける
写真9. ポイントをガード
写真10. 越前武生に到着
途中までは住宅街といった風情でしたが、途中からは田園風景が展開しました。郊外区間で印象的なのは、ポイントがドームでガードされていることです(写真9)。ポイントは雪に弱いことと福井が豪雪地帯であることを改めて認識することとなりました。
写真11. 急行の表示が誇らしげ
写真12. 急行の表示が誇らしげ
越前武生から田原町までの移動は急行でした。地方民鉄の急行は貴重な存在で、駅の表示も車両の表示も誇らしげに見えました(写真11-12)。並行してJR線が存在し、ある程度の早さを求められるという事情もあるのでしょう。
写真13. カーブを行く
写真14. 川を渡る
写真15. 福井の市街地を行く
田原町までの道中も楽しいものでした。田園風景-住宅街-市街地の路面区間と変化に富んだ車窓を楽しめました。ただ、元名鉄の路面電車だと乗り心地が悪かったように思えます。路面電車ゆえに高速走行には向いていないのかもしれません。最新の低床車だとどうだったのでしょう。
市役所前での転線のようす
福井鉄道のジャンクション、市役所前。ここでは福井駅を経由した電車が進行方向を変える箇所でもあります。福井駅を経由した越前武生行きはここで転線します。その様子を観察しましょう。
写真16. 福井駅→越前武生の電車が田原町方面行きホームを通過
写真17. 市役所前を過ぎたところで停車
写真18. ポイントが切り替わり動き始めた
写真19. 越前武生方面の線路に進入
このようにして、福井駅を経由するかしないかに関わらず、市役所前から越前武生方面に向かう際には同じホームから乗車できるようにしているのです。このように本線上で折り返すのは路面電車が得意な分野ですね。
さて、前後ではどこに行ったのでしょうか?
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福井鉄道に乗る(市役所前の転線も収録):今ココ!
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