JR春の臨時列車の気になるもの5選(2019年春、~6/30)




JR東日本から春の臨時列車が発表されました。その中から5つ気になった列車を取り上げます。

E257系(塩尻)

写真1. 臨時列車にはE257系も使われる


復習:春の臨時列車の概要

JR東日本から春の臨時列車について発表されています。詳しくは公式サイトのプレスリリースからご覧いただくことにしましょう。その中で、以下の記述があります。

2019年3月1日(金)~2019年6月30日(日)の122日間に運転する増発列車の概要をお知らせします。

(中略)

【共通】
1. ゴールデンウィーク10連休にあわせて多くの臨時列車を運転します。

【新幹線】
1.東北新幹線は、「はやぶさ」を中心に臨時列車を運転します。
2.「この雪には熱がある。」
上越新幹線は、「GALA湯沢スキー場」へのお出かけに便利な直通列車を運転します。
3.北陸新幹線は、期間中便利な臨時列車を運転します。

【在来線】
1.各地のキャンペーン、イベントにあわせて臨時列車を運転します。
2.「のってたのしい列車」を各地で運転します。 JR東日本プレスリリース:春の増発列車のお知らせ

JR側の表現として「臨時列車」ではなく、「増発列車」と呼んでいます。これは定期列車に加えて増発するという意味合いでしょうが、ここでは一般的な呼びかたである「臨時列車」と記すことにします。臨時列車運転のポイントはゴールデンウィークに大量の乗客を輸送するためのもの、そしてキャンペーンなどの対応でピンポイントで臨時列車を運転するためのものに分かれます。

気になる列車5選

この全ての列車を列挙するのも芸がない(公式サイトでわかる!)ので、私の独断と偏見で気になる列車を5つ選びましょう。私が気になるポイントは1) 特殊な車両を使うか 2) 特殊な経路か という3点です。

5位:あずさ73号、あずさ76号、あずさ78号

一見するとそう変化のないただのあずさに見えますが、E257系によって運転されるのが特筆される点です。ダイヤ改正後にE257系によるあずさが運転されるのです。もちろん、全車指定席です。自由席はありません。これはあずさやかいじが全車指定席になるためでしょう。どこかの常磐線に直通する踊り子が全車指定席なのと同じですね。

あずさ73号 新宿9:22 → 松本12:29(4/27、5/3と5/4に運転)
※後続の特急(新宿9:30発)はかいじ号なので、これだけ時間がかかっても後の特急よりも先着します

あずさ76号 松本17:20 → 新宿20:22(5/4-5/6と6/2に運転)
※E353系によって運転される日があります

あずさ78号 松本19:32 → 新宿22:33(5/6と5/6に運転)
※この時間帯の本数はかなり少ないので、後の特急に抜かれません

4位:お座敷 青梅奥多摩号

お座敷車両によって運転されます。川崎から奥多摩までの運転です。これは2018年にも運転されたように記憶しています。私は乗れませんでしたね。

川崎8:57 → 奥多摩11:16(4/27-4/29と5/3-5/6に運転)
奥多摩17:38 → 川崎19:55(4/27-4/29と5/3-5/6に運転)

珍しい車両を使用すること(「華」で運転)、そして立川で南武線から青梅線に転線する点がこの列車の珍しい点ですね。

お座敷列車「華」

写真2. 南武線川崎からのお座敷列車(この列車は奥多摩行きではなく甲府方面竜王行き)

3位:リゾート那須満喫号

リゾートやまどりによって運転されます。リゾートやまどりは高崎支社のアイドルですね。このアイドルが栃木県に向かって郊外から直通列車が運転されます。最初は新習志野から(どう考えても直前は新習志野の車庫にお泊りですね)、次は八王子からです。リゾートやまどりという特殊な車両を使用すること、武蔵野線を経由するということから、先ほどのお座敷 青梅奥多摩号よりも上位に挙げさせてもらいました。

新習志野7:21 → 黒磯10:30(5/18と5/19に運転)
黒磯16:34 → 新習志野19:53(5/18と5/19に運転)

八王子7:40 → 黒磯10:30(6/1と6/2に運転)
黒磯16:30 → 八王子19:26(6/1と6/2に運転)

2位:ホリデー鎌倉、鎌倉あじさい号

鎌倉のあじさいは名物で、6月にそのピークを迎えます。そのあじさいを見に来る人のために臨時列車が運転されます。鎌倉へのアクセスは東京23区(東京や新宿など)、千葉県(総武線経由)、埼玉県(湘南新宿ライン)からは便利なものの、その他からは不便なため、その弱点地域を補う目的があるのです。車両が同じであること、マニア的なポイントが同じであることから、ひとまとめに紹介いたします。

南武線快速:府中本町を発車

写真3. 南武線と武蔵野線の間の渡り線(南武線快速に乗るから収録)

ホリデー鎌倉

南越谷から武蔵野線をぐるりと回り、普段経由しない貨物線から横須賀線(品鶴線)に入る列車です。

南越谷8:08 → 鎌倉9:54(3/16、3/17、3/21、4/27-4/29、5/3-5/6と6/22-6/23に運転)
鎌倉17:21 → 南越谷19:08(3/16、3/17、3/21、4/27-4/29、5/3-5/6と6/22-6/23に運転)

これは準定期列車的な存在ですね。武蔵野線沿線=多くの民鉄からのチャンネルを確保するという意味もあります。車両はE257系5両です。あじさいのピークには運転されませんが、これは鎌倉あじさい号が運転されるため、車両が足らないためでしょう。どうせなら、そこらへんで寝ているお座敷車両を叩き起こせば良いのにね!

鎌倉あじさい号

青梅8:42 → 鎌倉10:32(6/8、6/9、6/15と6/16に運転)
鎌倉18:01 → 青梅19:54(6/8、6/9、6/15と6/16に運転)

あじさいのピークに合わせて運転されます。青梅始発ということは、青梅線-南武線-武蔵野線-横須賀線(品鶴線)というルートで運転されます。立川での転線、府中本町での転線、武蔵野線の貨物線など見どころが多いですね。車両はE257系5両です。

1位:お座敷桃源郷パノラマ号

千葉から小淵沢まで向かう列車です。あまり使用しない渡り線(錦糸町と御茶ノ水)を使用すること、そしてお座敷列車で運転されることから、1位にしました。

千葉7:38 → 小淵沢11:17(3/23と3/24に運転)
小淵沢14:57 → 千葉18:09(3/23と3/24に運転)

これも華で運転されます。なかなか宴は使用されません。これはもったいないですね。中央線は季節列車が多いですね。

乗車記を記しました。お座敷車両「華」への乗車:お座敷桃源郷パノラマ号をご覧ください。

華の車内

写真4. 実は着席すると「パノラマ」が楽しめないお座敷列車の車内

番外編

番外編として、気になった列車を取り上げます。定番の臨時列車としてホリデー快速がありますね。これは実際に乗りましたので、ホリデー快速ビューやまなしに乗る~概要と混雑は?で実際の雰囲気をお楽しみください。

また、3月下旬に常磐線から舞浜に向かう臨時列車が運転されます。快速 舞浜・東京ベイエリア号という名前です。日立を6:45に出発して東京に9:58に着くダイヤです。当然ながら、武蔵野線と京葉線を経由します。その道中で北小金と南流山の間で連絡線を経由します。沿線の大型レジャー施設に向かう人のために運転されるのです。どうせなら、毎週運転すれば良さそうなのにね。なお、運転するのはE653系7両のエセ国鉄色です。沿線のレジャー施設よりもこの列車がレジャーだと思います。

また、河口湖へ向かう列車が全て特急列車に格上げされるのも1つのポイントでしょう。これは、特急富士回遊を定着させるための施策と考えることができます。費用を安くしたいのであれば、ホリデー快速ビューやまなし号と富士山ビュー特急のコラボレーションも魅力的でしょう。

同じく、中央線の特急はまかいじが設定されないことも気になりました。ますます発展する自動車交通に対抗するために始発駅の多様化は必須と思いますが、それほどの需要がなかったのかもしれません。私が塩尻で観察した際も、がら空きでした。

185系(塩尻)

写真5. 塩尻に停車中の特急はまかいじ

まとめ

春の臨時列車が多く運転されます。この中には乗客の需要に応じたもの、そして需要を生み出そうとするものがあります。どの列車も意味があって設定されたものです。定期列車に準じたもの、その臨時列車にしかないものなどさまざまなものがあります。一般に臨時列車は定期列車よりも空いていると聞きます。そのため、臨時列車をうまく活用することが乗り鉄旅行の鍵かもしれません。これからも利用する側、運転する側のニーズが一致して便利で楽しい交通機関として君臨して欲しいものです。

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