石巻線の旅:海沿いの景色を堪能(石巻-女川、車窓を紹介!、20年夏)

小牛田から女川を結ぶ石巻線。実態をみると、途中の石巻で入れ替わりがあり、2路線の合体のようでもあります。末端区間ともいえる石巻から女川まで乗る機会に恵まれたので、美しい海外線を走る車窓を含めてその様子を紹介します。

写真1. 石巻線の終点、女川

石巻線(石巻-女川)の概要

石巻線の概要を簡単に確認します。石巻線は小牛田-女川の路線ですが、ここでは、石巻-女川を中心に紹介します。

図1. 石巻から女川の経路(googleマップより引用)

石巻と女川はそう遠い位置にはありません(図1)。移動に必要な情報をまとめると以下の通りです。

・距離:16.8km

・所要時間:25分前後

・運賃:330円
※Suicaなどの交通系ICカードは利用不可です

・本数:11往復
 ※1往復は仙台直通

所要時間が25分前後と、移動時間はそこまでかかりません。1往復は仙台直通ですが、女川を朝に出発する便(女川6:00→仙台7:35)と、女川に夜に到着する便(仙台20:47→女川22:19)だけです。これは女川住民が仙台に出やすくするための設定であり、女川を訪れる人のための設定ではありません。

1日11往復で、朝夕は1時間間隔、昼間は2時間間隔というのが実態に近い説明です。仙石東北ラインとの接続は一定ではなく、20分程度待たされることもあります。私が見た範囲では2両編成での運転です。利便性向上を考えるのであれば、1両編成で1時間間隔で運転し、仙石東北ラインとの接続時間を5分程度に保つのが礼儀だと思います!

石巻から女川への旅

さて、実際に乗ってみましょう。私は9:21に着いた仙石東北ラインから9:33発の普通女川行きに乗りかえます。

写真2. 110系気動車がやってきた

私の記憶では石巻線は40系気動車でしたが、いつの間にか110系気動車に変わっています(写真2)。2015年に車両が変わったのですね。

2両編成の車内は1ボックスに1グループが座れる程度の混雑です。

写真3. 石巻の住宅街を走る

石巻を出ると、住宅街を走ります。

写真4. 川を渡る

すると、大きな川を渡ります(写真4)。調べてみたら、旧北上川です。北上川は岩手県から流れる大河です。道理で大きな川と感じるわけですね。

写真5. 住宅街が続く

石巻の次は陸前稲井です。その付近も住宅が広がります(写真5)。意外と開けています。ここまで開けているのに2時間間隔というのはマナーがなっていません。

写真6. 日本の典型的な風景を行く

陸前稲井を過ぎるとトンネルを通ります。トンネルを出ると、日本の典型的な風景が広がります(写真6)。小高い丘に緑が生い茂り、その手前には水田が広がる光景です。今回の旅行でこのような光景は多く見かけてきました。

写真7. 渡波に停車

渡波にとまります(写真7)。石巻線は東日本大震災で被災した路線です。2012年に石巻-ここ渡波まで復旧しました。この先の復旧は2013年です。

写真8. 山あいを走る

石巻線のこの区間は意外と起伏に富んだ地形を走ります。海に近いにもかかわらず、山あいの光景も展開します(写真8)。この区間の海側(女川行きで進行方向右側)は景色が良いです。

写真9. 浦宿に停車!

最後の中間駅の浦宿にとまります(写真9)。ここまでは2013年に復旧しました。最後の1駅の復旧は2015年までかかりました。石巻線・仙石線の全線復旧と仙石東北ラインの開業は2015年です(石巻線の復旧のほうが2か月半早い)。

写真10. 女川の街に入った

女川の街に入りました。いうまでもなく、女川は東日本大震災の津波で甚大な被害を受けた場所です。しかし、この付近は津波の被害は大きくなかったのかもしれません。古い家が残っています(写真10)。

写真11. 女川に到着

女川に着きました(写真11)。東日本大震災で被災したので、駅の場所が移設されています。

女川の散策

折り返し普通小牛田行きはすぐに発車します。すぐに引き返すのもマニア全開で恥ずかしいので、1本後の列車に乗りましょう。駅前を散策するお手軽な観光のスタートです。

写真12. 女川駅から駅前通りを眺める

女川駅から海岸線に向かって1本の道が伸びています(写真12)。後で訪問した「女川交番跡」の掲示によると、女川駅前は単に復旧したわけではなく、(言葉は悪いですが)被災を1つのきっかけに、新たな「コンパクトシティ」を建設したとありました。私が見た限り、その構想はそれなりにうまく機能していたように思えます。

写真13. メインストリートを歩く

メインストリートを歩いてみましょう(写真13)。海岸に向かってゆるやかに下り坂が続いています。この途中にいくつか店がありましたが、いずれも営業している感じであり、平日の午前中だというのに、お客さんの姿も見られました。それだけ人が来る場所であり、意図通りに人が集まる場所になっているように感じました。

写真14. メインストリートを振りかえる

振り返ります(写真14)。建物は新しいですが、昔ながらの日本家屋風の意匠で、風情があります。「観光地」として売り出したい場所は、建物を建て替えるにしても「昔風」のデザインにするなどの規制が必要かもしれません。

写真15. 海を眺める

写真16. 海を眺める

海岸線までやってきました。海を眺めましょう。夏の穏やかな海です(写真15、写真16)。晴れていればさらに美しく見えたのでしょうが、それはそれです。

写真17. 崩れた建物がある

海岸線沿いに崩れた建物があります(写真17)。いったい何なのでしょうか。

写真18. 昔の交番が残されている

昔の交番が残されていました(写真18)。交番跡の周りには2011年以前から復幸(このような漢字表記でした)までの様子が写真で展示されていました。

コラム.女川駅の展望台から
女川駅は展望台が備わっています。展望台から女川町の風景を楽しめます。

写真19. 女川の駅舎

女川の駅舎は2015年の復旧に際して建設されました(写真19)。2010年代に多い、木とガラスが使われた駅舎です。

写真20. 併設の温泉施設と展望台がセット

展望台があるので、登ってみます。併設の温泉施設が両側にありますので、展望台といってもそこまで見晴らしが素晴らしいわけではありません(写真20)。

写真21. 併設の温泉施設と展望台がセット

展望台といっても屋外に設置されるタイプのものです(写真21)。

写真22. 高台のほうを眺める

駅ホームを眺めます(写真22)。駅と線路は山のほうに伸びています。

写真23. 高台のほうを眺める

右側の高台のほうを眺めます(写真23)。新しい建物が多いようにも見えます。

写真24. (再掲)中心市街地を眺める

中心市街地のほうを眺めてみましょう(写真24)。再建された市街地が広がっています。さっきまで歩いていた場所を振りかえるのは楽しいです。

女川から石巻までの海岸旅

復路です。往路では見逃した海岸の景色を堪能しましょう。

写真25. 女川の住宅街を走る

女川の住宅街を走ります(写真25)。

写真26. 美しい海岸線

浦宿から沢田の間は海岸線を眺めることができます。小牛田行きでは進行方向右側に広がります。

写真27. 美しい海岸線

美しい海岸線が広がります(写真27)。海の向こう側にも陸地が見えますが、これはここが湾であるためです。独特な景色だと思います。

写真28. 美しい海岸線

このように海岸線が広がります(写真28)。

写真29. 住宅街を走る

住宅街に入ります(写真29)。こうして見ると、石巻線の石巻-女川はそれなりに人口が多いように感じます。そのような場所でも昼間は2時間待ちになるのはどうかと思います。

写真30. 万石浦に停車!

万石浦にとまります。このあたりで私の座っているボックス席に別の人がやってきました。1ボックスを1人で占拠するほどは空いていないということです。それだけ地元民に利用されているのです。

こうして、わが普通小牛田行きは石巻に到着しました。そして、私の石巻線のショートトリップは終わったのです。

前後を読みたい!
さて、前後ではどこに行ったのでしょうか?

←(前)仙石東北ラインの乗車記(20年夏)

石巻線の旅:海沿いの景色を堪能(石巻-女川、車窓を紹介!、20年夏)←今ココ!

松島観光(3大観光スポットとアクセスも紹介、20年夏)(次)→

★旅行記のまとめです!
新潟、宮城鉄道旅行記の計画と感想

※それぞれ別ウィンドウで開きます。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする