越後線に親しむ(吉田→新潟、22年夏)

記事上部注釈
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新潟都市圏から越後平野を結ぶ越後線。新潟都市圏と越後平野では異なった表情を見せる路線でもあります。今回は新潟都市圏の区間に乗ってみました。

写真1. 吉田に入線する越後線6両編成

復習:越後線の概要

まず、越後線の概要を紹介します。

越後線の概要

  • 区間:柏崎-新潟
  • 営業キロ:83.8km
  • 形態:単線電化

越後線は柏崎と新潟を結ぶ路線です。柏崎と新潟は信越本線経由でも向かうことができますが、越後線のほうが短いです(信越本線経由だと100.0km)。ただし、沿線人口は少なく、長岡のような新幹線停車駅も通らないため、長距離輸送は担っておらず、特急列車や貨物列車は通りません

長距離輸送を担っていないということは地域輸送が主体です。大まかに吉田以北は新潟都市圏輸送、吉田以南はローカル線というのが実態です。新潟都市圏輸送はそれなりの規模があり、内野-新潟は日中時間帯でも20分間隔という地方にしては破格の高頻度運転を誇っています。

車両はE129系が主体です。というよりも、2022年現在、特筆すべき事象がない限り、E129系しか使われません。2両編成、4両編成か6両編成のどれかが充当されます。

実際に越後線に乗る

さて、実際に越後線に乗ってみましょう!

写真2. 吉田に入るE129系6両編成

この日は夕方に乗ったためか、6両編成でした(写真2)。ラッシュの送り込みという意図があるのか、がら空きです。

写真3. 吉田を発車

空いている6両編成の電車は吉田を発車しました(写真3)。

写真4. 越後平野を走る

吉田を発車すると、越後平野を走ります(写真4)。

写真5. 岩室に停車!

岩室に停車します(写真5)。昔ながらの住宅街のようにも見えますし、新興住宅街のようにも見えます。

写真6. 越後平野を走る

越後平野を走ります(写真6)。駅近くに家が多くとも、駅から遠い場所は水田が広がります。米どころ新潟を印象付ける光景です。

写真7. 越後曽根に停車!

越後曽根に停車します(写真7)。ここも駅前に住宅が広がっています。

写真8. 水田が広がる

駅から離れると、水田が広がります(写真8)。

写真9. 雨雲が迫ってきた

そうしているうちに雨雲が迫ってきました(写真9)。

※この日は特急しらゆきが大幅に遅れるくらいの大雨が降っていました。

写真10. 雨が降ってきた

雨が降ってきました(写真10)。というよりもE129系が雨の中に突入したというほうが正しいです。

写真11. 空は暗い

反対側の車窓を眺めてみました。空は暗いです(写真11)。

写真12. 住宅街に入った

住宅街に入りました(写真12)。

写真13. 内野西が丘に停車!

内野西が丘に停車します(写真13)。2005年開業の比較的新しい駅です。

写真14. 新川を渡る

新川を渡ります(写真14)。

写真15. 内野に停車!

内野に停車します(写真15)。ここから本格的に新潟都市圏輸送の区間に入り、20分間隔運転区間に入ります。新潟から13.5kmの位置ですが、同じく20分間隔運転をしている白新線と信越本線も新潟から15km圏内とだいたい同じ範囲です。

写真16. 立体的な光景が広がる

内野から急に都会的な風景に変わりました。右側の車窓を眺めると、立体的な光景が広がっています(写真16)。

写真17. 反対側も立体的な光景が広がる

反対側も立体的な光景が広がります(写真17)。こちらは海側のはずですが、標高が高いのですね。

写真18. 寺尾に停車!

寺尾に停車します(写真18)。越後線は緑色ですから、駅名標のラインカラーと帯(JR東日本カラー)が類似しています。そのため、間に白色のセパレーションがあります。

写真19. 進行方向左側は高台

依然として進行方向左側は高台です。新潟の近くは平坦という先入観がありましたから、意外に感じました。やはり、現地に行かないとわからないものです。

写真20. ダイナミックな風景が広がる

進行方向右側はダイナミックな風景が広がります(写真20)。線路が住宅街よりもやや高い場所にあり、この住宅街に住む人が駅に行くにはやや抵抗がありそうです。

写真21. 小針に停車

そうしているうちに次の小針に停車します(写真21)。

写真22. 住宅街を走る

依然として住宅街を走ります(写真22)。このくらいの住宅があるのであれば、もう少し本数が多くとも良さそうです。

写真23. 関屋分水路を渡る

青山を出て関屋分水路を渡ります(写真23)。新潟の中心にも近づいてきたように感じます。

写真24. 住宅の密度が高くなってきた

住宅の密度が高くなってきました(写真24)。

写真25. マンションが出現!

住宅街と一言でいっても、今までは一軒家が中心でした。しかし、今度はマンションもあります。今ままで見てきた沿線よりも人口密度が高いことの証拠のように感じます。

写真26. 白山に停車!

白山に停車します(写真26)。新潟で接続する白新線の「白」はここ白山から命名されたものです。白山は新潟市の中心部にも遠くない位置にあり、ホームも2面3線とやや規模が大きい駅です。新潟発着の一部の特急などを白山に延長すれば、利便性がやや向上して得策なように感じます。

写真27. 白山駅前はのどか

そうはいっても白山駅前は「新潟市街地の第2の最寄駅」というにはのどかな光景です(写真27)。

写真28. 信濃川を渡る

信濃川を渡ります(写真28)。川の下流側(写真の奥のほう)には高い建物もあり、市街地があることがわかります。

写真29. 住宅街を走る

住宅街を走ります(写真29)。白山が市街地第2の駅とはいえ、新潟駅前のほうが発展していることは事実です。その発展している都市に入る感じがあります。

写真30. 高架区間に差し掛かる

高架区間に差し掛かります(写真30)。

写真31. ビルが増える

ビルが増えてきます(写真31)。新潟県で最も利用の多い駅だけあります。

写真32. まもなく新潟に到着!

まもなく新潟に到着します(写真32)。

写真33. 新潟に到着!

新潟に到着しました(写真33)。電光掲示板は緑色の帯が描かれていますが、越後線のラインカラーではなく、JR東日本の色です。番線ごとに行先が決まっていないのは仕方ないと思いますが、信越本線・白新線と越後線のラインカラーを示すほうが良いと思います。

越後線に乗ってみて

今回は何の変哲のない夏の夕方に乗ってみました。6両編成の最後尾車両という事情がありましょうが、がら空きで寂しさがありました。2年前に夕方に新潟に向かう電車に乗ったときと比べると、雲泥の差です(このときは私の座ったボックス席は埋まりました)。また、この直前に向かった弥彦神社と比べると、空いていたことも印象に残っています。

越後線が利用されるためには、内野までの15分間隔、吉田までの30分間隔、そして弥彦までの直通電車が必要に思われます。その1本1本には4両編成~6両編成の必要はありません。E129系というワンマン対応車両があるのですから、短編成高頻度運転にも目を向けてもらいたいものです。

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