サンスーシ宮殿を楽しむ

記事上部注釈
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ベルリン郊外のポツダム。この情報だけ聞くと、首都郊外の衛星都市という印象です。しかし、ここにはプロイセン王が住んでいたとされる宮殿があり、見どころには事欠きません。そんな18世紀に建てられた宮殿を堪能しました。

写真1. 美しい新宮殿

サンスーシ宮殿の見どころの要点

サンスーシ宮殿の見どころの要点は以下の通りです。

  • サンスーシ宮殿新宮殿があり、新宮殿は市内からのアクセスが悪いぶん空いている
  • いずれもポツダムにあり、ベルリンから行くことはじゅうぶん可能である
  • ポツダム中央駅から路面電車で旧市街に向かってから歩くと楽しい
  • 中はプロイセン王国の繁栄が見られる豪華なもので一見の価値がある

詳細は以下の章で記します。

復習:プロイセン王国の興隆

サンスーシ宮殿は(平たくいうと)プロイセン王のすみかでした。では、プロイセン王国とは何でしょうか。プロイセン王国について簡単に紹介します。

図1. ドイツ帝国成立時のプロイセン王国の範囲(赤色の範囲がプロイセン王国、赤色と白色の範囲がドイツ帝国)(Milenioscuro - 次の画像を基にした投稿者自身による著作物: File:Deutsches Reich (Karte) Preußen.svg, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=35265381による)

欧州の歴史は複雑怪奇ですので、ここでは非常に簡単にまとめます。

中世のドイツ地区は小国家が乱立した状態でした。統一国家が樹立されていた西のフランス、南のオーストリアとは異なる状況でした。ナポレオンによる侵略によってかえってドイツ人としてのアイデンティティが生じたのか、ドイツ統一の機運が高まりました。

中小国が乱立していたドイツ地区において力を付けていたのがプロイセン王国です。現在のドイツだけではなく、デンマーク、ポーランド、ロシア(カリーニングラード州)、リトアニア(クライペダ)にも及ぶ広大な国でした(プロイセン王国の前身のプロイセン公国は現在のカリーニングラード地区発祥です)。

そのプロイセン王国が主導し、ドイツ帝国が誕生しました。ドイツ帝国の領域のかなりの部分をプロイセン王国が占めました(図1)。ドイツ帝国の中には建前上は多くの国がありましたが、ドイツ帝国の国王とプロイセン王国の国王は同一人物が兼ね、プロイセン王国はドイツ帝国のご意見番として君臨したのです。

そのプロイセン王国は1919年に廃止されます。第一次世界大戦の敗戦によってドイツに王様がいなくなったためです(帝国や王国は王様がいないと成立しない)。その後は共和国内のプロイセン州として存続しました。ただし、第二次世界大戦後は「プロイセンは軍国主義をイメージさせるので、プロイセン州は解体しよう」ということでプロイセン州は解体されました。

全体をまとめると、プロイセン王国は近代ドイツに存在感があった国家であるということです。

時系列順に簡単にまとめると以下の通りです。

  1. 中世ドイツは小国家が乱立していた
  2. ドイツ地区にはプロイセン王国が力を付けつつあった
  3. プロイセン王国がドイツ統一をなしとげ、ドイツ帝国が成立した。ドイツ帝国には多くの国があったが、その主力はプロイセン王国であった
  4. 第一次世界大戦でドイツから王様がいなくなり、プロイセン王国はプロイセン州となった
  5. 第二次世界大戦でプロイセン州も解体された

なお、プロイセン国王は全員サンスーシ宮殿に住んでいたのではありませんでした。ベルリンにも王宮があり(第二次世界大戦で被災、その後に撤去、近年に復元)、そちらに住んでいたこともあります。

サンスーシ宮殿へのアクセス

プロイセン王国が近代ドイツにとって重要であったことはわかりました。そんな王が住んでいたのがサンスーシ宮殿です(実際に住んでいたのはフリードリヒ大王だけですが)。そのような御託はわかりましたが、実際にはどのように向かうのでしょうか。

サンスーシ宮殿はポツダムに位置しますので、ポツダムに行くことになります。

ステージ1. ポツダムに向かう

まず、サンスーシ宮殿のあるポツダムに向かいます。ポツダムはベルリンの隣に位置する都市ですから、ベルリンから向かうのが無難です。

ベルリンからポツダムへはベルリン中央駅から向かうことができます。ベルリン中央駅でなくとも、ベルリン中心部を高架で貫く線路の駅(ベルリン東駅、アレクサンダー広場駅、フリードリヒ通り駅、動物園駅)であればどの駅でも問題ありません。

一般にはベルリンからのアクセスが一般的です(反対側のマクデブルクから来る変わり者もいるようですが)。

図2. ベルリンとポツダムの経路

ベルリンとポツダムの経路を示しました(図2)。日中時間帯ではSバーン(ポツダム行き)が10分間隔(所要時間50分弱)、RE1系統が平均30分間隔(所要時間30分弱)で運転されます。人によっては公式の路線図のほうがわかりやすいかもしれません。ベルリン(とポツダム)の路線図を示しましょう!

図3. ベルリンとポツダムの路線図(公式サイトより引用)

※ポツダム中央駅は左下にあります

図4. ベルリンとポツダムを含む広域路線図(公式サイトより引用)

興味深いことは、毎時1本のRB22系統によって、ベルリンブランデンブルク国際空港とポツダムまで所要時間50分(この系統はベルリン市中心部を通らない)で結ばれていることです。

ベルリンとポツダムのアクセスについて長々と記しましたが、ベルリン訪問中にポツダムに行くことは何ら難しくないということです。

ステージ2. ポツダム中央駅からサンスーシ宮殿へのアクセス

残念ながらサンスーシ宮殿はポツダム中央駅からすぐではありません(図5)。

図5. ポツダム中央駅からサンスーシ宮殿への経路(googleマップより引用)

一般にポツダム中央駅からサンスーシ宮殿まではバスで行きます。X15系統605系統が20分間隔で利用しやすいです。このバスはベルリンのCエリアで有効な1日乗車券を持っていれば乗れますので、ベルリンからポツダムに向かう際にABCゾーンチケットを購入するだけで構いません。

ただし、せっかくポツダムに来たのであれば、旧市街やブランデンブルク門を堪能するのが良いです。その場合は、ポツダム中央駅からトラム2番のりばでPlatz der Einheit/Westまで向かいます。そこから歩いて旧市街を堪能するのがポツダム堪能プランです。

ベルリンの隣に位置する都市、ポツダム。単に首都の隣町として見られがちですが、ポツダムそのものも見どころのある街です。そんなポツダムの街歩き観光を堪能しました。
補足

サンスーシ宮殿にはメジャーなサンスーシ宮殿とマイナーな新宮殿があります。サンスーシ宮殿から新宮殿までは庭園を延々と歩き、しんどいです。新宮殿からサンスーシ宮殿を経由してポツダム中央駅に向かうバスの本数も多くありません(1時間間隔)。そこで、ここまで605系統のバスでやってくるか下記の最寄駅を使うかです。

図6. 新宮殿と最寄駅の経路(googleマップより引用)

新宮殿と最寄駅までは意外と近く、500m程度です。新宮殿からポツダム中央駅やベルリン方面に帰る際には近くのPark Sanssouci駅まで歩くことも可能です。

ただし、ここからベルリンまで行く電車はRE1系統が60分間隔(半分はこの駅を通過)、ポツダム中央駅行きが約30分間隔です。RB21系統やRB22系統はベルリンなんちゃら駅に行くと書かれていますが、ベルリン中心部を迂回するように走ります。府中本町駅で東京行きに乗るようなものです。

ポツダムの旧市街からサンスーシ宮殿まで歩く

ポツダムの旧市街からサンスーシ宮殿まで歩きましょう。実際に街を歩く際にはgoogleマップが重宝します。それには旅行前にインターネット環境を整備することが重要です。私は海外WiFiレンタル【WiFiBOX】を選択しましたが、同様のサービスを事前に手配することが肝要です。

図7. ブランデンブルク門からサンスーシ宮殿までの経路(googleマップより引用)

今回はブランデンブルク門からサンスーシ宮殿まで歩きました(図7)。道路沿いに歩いても良いのですが、サンスーシ宮殿の庭園散策も兼ね、庭園経由で行くことにしました。

写真2. ブランデンブルク門から北に向かう

ブランデンブルク門から北に向かいます(写真2)。ブランデンブルガー通り(ブランデンブルク門までの歩行者天国の道路)を向かってきた人にとっては、右に曲がる格好です。

写真3. ポツダムらしい荘厳な建物がある

ポツダムらしい荘厳な建物があります(写真3)。何かと思ったら、学校です。学校も風格がありますね!

写真4. 現在位置が示されている

現在位置が示されています(写真4)。無難に行くのであれば、この道路をそのまま道なりに進むことです。

写真5. もう少し進む

もう少し進みます(写真5)。ここはブランデンブルク門から最初の信号です。

写真6. 信号付近で左に曲がる

信号付近で左に曲がりました(写真6)。

写真7. 右に池が見える

右側に池が見えます(写真7)。この先に見えるのは、プロテスタント教会です。

写真8. 建物がある

そのプロテスタント教会が目の前に現れます(写真8)。確かここを左に迂回すると行けたと思います。

写真9. 教会を歩く

教会付近を歩行中です(写真9)。

写真10. 教会を歩行中

先ほどとほぼ同じ場所です(写真10)。

写真11. もう少し進む

もう少し進みます(写真11)。

写真12. 像の裏手を歩く

像の裏手を歩きます(写真12)。

写真13. 像がある

反対側を見てみました。像があります(写真13)。

写真14. 緑の中を歩く

緑の中を歩きます(写真14)。

写真15. 緑のアーチも見える

緑のアーチも見えます(写真15)。

写真16. ここからサンスーシ宮殿の庭園なのか?

ここからサンスーシ宮殿の庭園なのでしょうか(写真16)。扉があり、区切られています。

写真17. 像がある

像があります。胸もモロだしです(写真17)。

写真18. サンスーシ宮殿が見えてきた

サンスーシ宮殿が見えてきました(写真18)。宮殿の南側に庭園があり、庭園から見ると宮殿は順光になりますので、非常に美しく見えます。宮殿建設時に太陽光の角度も考慮したのでしょうか(通常、庭は南側につくると思いますが)。

写真19. 宮殿が見える

宮殿が見えます(写真19)。効率を求めるのであれば北側(チケット売り場がある)から入るのがセオリーですが、南側から入って庭園を堪能するのも1つの味わいかたです。

写真20. 噴水と庭園の競演

噴水と庭園の競演です(写真20)。噴水も含めての庭園か。

写真21. 長い階段を歩く

長い階段を歩きます(写真21)。長いよ…。

写真22. 中腹から庭園を眺める

中腹から庭園を眺めます(写真22)。

写真23. サンスーシ宮殿が見えた

サンスーシ宮殿が見えました(写真23)。チケット販売はこの裏側です。

写真24. 豪華な装飾!

外にも豪華な装飾があります(写真24)。

写真25. 宮殿のチケット売り場周辺

宮殿の北側までやってきました(写真25)。飛び入りでチケットを買おうとしましたが、予約でいっぱいでこの日(日曜日)は空きがありませんでした。翌日が定休日だったことがその要因でしょう。定休日を減らしてトータルの収容力を上げたり、営業時間を延長するなどの策を講じるべきでしょう。

(私は知りませんでしたが)サンスーシ宮殿は非常に混雑するので、インターネットでの予約が必須なようです。

このような場合、サンスーシ宮殿でなく、新宮殿を楽しむのが上級者テクです。これはサンスーシ宮殿での奥義です。後年のキャパシティ対策に宮殿を2つ作ってくれたフリードリヒ大王に感謝です。

写真26. 宮殿を北側の道路から眺める

バスの時間までけっこうあったので、歩いて新宮殿に移動です。

図8. サンスーシ宮殿から新宮殿の経路(googleマップより引用)

サンスーシ宮殿から新宮殿までの移動が追加されました(図8)。これがわかっていれば、サンスーシ宮殿まで大人しくバスで移動したことでしょう…。

写真27. 道路を歩く

最初は道路を歩きます(写真27)。これはOrangery Palaceとよばれる宮殿です。別の宮殿があったのか!(2029年まで臨時休業です)

写真28. だいぶ歩く

庭園が広すぎです。だいぶ歩きます(写真28)。この写真の奥に建物が見えますが、それが新宮殿です。

写真29. まだ歩く

広く整備された庭園ですが、これだけ広いと移動するほうも大変ですし、維持コストも半端ではありません(写真29)。

写真30. 正面にたどり着く

新宮殿の正面にたどり着きます(写真30)。ただし、この建物ではチケットは買えず、もう少し南側に向かったチケット売り場に向かう必要があります。

写真31. チケット売り場

チケット売り場です(写真31)。

写真32. チケット売り場の内部

チケット売り場の内部です(写真32)。

写真33. チケットの売れ行き状況

GWの日曜とはいえ、当日に入れる程度の空きはあります(写真33)。安くて空いているプランがありましたが、「それは勧めない!」と言われました。入れる箇所が少なかったのですが、そんなプランをなぜ設定するの?

写真34. 新宮殿を眺める

新宮殿を眺めます(写真34)。新宮殿はサンスーシ宮殿を建てたフリードリヒ2世が、晩年に建築したものです。いいかたを変えると、新宮殿はサンスーシ宮殿の改良版・完成版です。なので、(当初は考えていなかったとはいえ)新宮殿を観るのが上級者としての心得です。

新宮殿を楽しむ

さて、新宮殿を楽しみましょう!

写真35. 集合時刻前に人々が集まる

集合時刻近くになり、人々が集まってきました(写真35)。中に入ります。

写真36. オーディオガイドを受け取る

オーディオガイドを受け取ります(写真36)。英語しかなく日本語版はありません。

写真37. 説明の間で注意事項を聞く

まず説明の間に入り、注意事項を聞きます(写真37)。まあ、何を言っているのかわからないのですが、「はぐれないように!」「勝手な行動をしないように!」「勝手に触らないように!」の類でしょう。

写真38. 新宮殿の概要

そういえば、新宮殿の概要が看板に掲載されていました(写真38)。

写真39. 部屋の概要

その看板には部屋の概要が示されています(写真39)。さて、中に入りましょう!

写真40. 豪華な部屋に通される

豪華な部屋に通されます(写真40)。ここは洞窟の間(貝殻をふんだんに使用した部屋)でしょうか。

写真41. 豪華な空間が広がる

豪華な空間が広がります(写真41)。すごいね!

写真42. あらゆる場所に貝殻が飾ってある

あらゆる場所で貝殻が飾ってあります。

写真43. 柱にも貝殻が使われている

柱にも貝殻が使われています(写真43)。家で貝を使った料理をした際に保管すると後年の役に立つのでしょうか。

写真44. コンサートルーム

コンサートルームが広がります(写真44)。

写真45. コンサートルーム

コンサートルームです(写真45)。

写真46. 豪華なシャンデリア

豪華なシャンデリアです(写真46)。このシャンデリアが発明されたころにはLED電球はおろか、一般に使える電気もありませんでした(新宮殿の完成は1769年、送電網のはじまりは1889年)。このため、照明の光源には火を使っていたのでしょう。

写真47. このような照明もあった

このような照明もありました(写真47)。

写真48. 青の部屋

青の部屋です(写真48)。多くの絵画が飾られています。美術的な基礎知識がなく、「人物画が多い」ということくらいしかわかりません。自分にもう少し教養があれば…。

写真49. 青の部屋

別のアングルで眺めてみました(写真49)。よく見ると、シャンデリアがろうそくである(火災防止のために現代ではろうそく型の電球なのでしょうが)ことがわかります。このような細かな再現こそ重要なのです。赤紫のカーテンと緑系の壁が良い対比です。ちょうど補色ですね!

写真50. 美しい鏡!

美しい鏡です(写真50)。鏡は権力の象徴であるとともに、照度確保(反射光で部屋を明るくする)の目的もあったと聞いたことがあります。

写真51. 赤いダマスクス部屋の様子

赤いダマスクス部屋の様子です(写真51)。

写真52. 赤いダマスクスの部屋

別の角度からも撮影しました(写真52)。

写真53. 天井の様子

天井の様子です(写真53)。よく見ると、天井近くの壁は緑系の色相が採用されています。

写真54. 窓は大きい

窓は大きく、外光を取り入れる空間なことがわかります(写真54)。さっきの部屋よりこっちのほうが宮殿らしく感じます。

写真55. コンサートの間

コンサートの間です(写真55)。ここも宮殿らしい豪華な内装で良いですね!金ぴかな装飾とか(安っぽい感想ですみません!)。

写真56. ここで演奏するのかな?

この楽器で演奏するのでしょうか(写真56)。宮殿に入るには音楽にも堪能な必要があるのか、なかなか大変そうな仕事です。

写真57. シャンデリアがある

当然、シャンデリアがあります(写真57)。昔、シャンデリアにあこがれたものです。今でもシャンデリアを見ると心が躍ります。

写真58. 美しい空間が広がる

美しい空間が広がります(写真58)。

写真59. 北側階段から昇る

北側階段から昇ります(写真59)。みんな疲れていませんか?そりゃあ歩き回ったからね!

写真60. ゾロゾロ昇る

ゾロゾロ昇ります(写真60)。赤じゅうたんがイカしていますね!

写真61. 風呂がある

風呂があります(写真61)。意外と小さく、近所の銭湯のほうがよっぽど広いです。

写真62. 絶賛工事中!

絶賛工事中です(写真62)。建物を維持・管理するにはこのような作業は必要ですね!

写真63. 足場が組まれている

足場が組まれています(写真63)。工事という偶然なのでしょうが、このような間接照明も良いですね!

写真64. ハンターの部屋

ハンターの部屋です(写真64)。確かに動物らしい装飾があります。

写真65. 別角度から眺める

別角度から眺めます(写真65)。特別な部屋を除き、壁は白系の(明度が高く彩度が低い)色が使われ、壁の地の色があまり目立たないようになっています。

写真66. 緑のダマスクスの部屋

緑のダマスクスの部屋です(写真66)。

写真67. 緑のダマスクスの部屋

別の角度から撮影しました(写真67)。

写真68. 緑のダマスクスの部屋

さらに別の角度から撮影しました(写真68)。

写真69. 大理石の間

大理石の間です(写真69)。このような空間で踊ったり、別の空間でコンサートを開いたりと、上流階級どうしの付き合いもあり、なかなか窮屈な人生だったことでしょう。生活は保証されていたものの、自由がない人生というのも考えものです。

写真70. 美しい絵画

美しい絵画です(写真70)。

写真71. 美しい大理石の間

美しい空間が広がります(写真71)。

写真72. 美しい大理石の間

美しい大理石の間の様子です(写真72)。広くて豪華な空間ですが、冬の暖房費を考えると憂鬱ですね!

写真73. 天井も豪華!

天井も豪華です(写真73)。

写真74. 階段を降りる

階段を降ります(写真74)。

写真75. 宮殿の外に戻ってきた

宮殿の外に戻ってきました(写真75)。そろそろ駅に戻ります。ここからポツダム中央駅までは605系統が20分間隔で運行されています。

図10. 新宮殿とポツダム中央駅のアクセス(googleマップより引用)

googleマップには別の場所にバス停が描かれていますが、実際は駐車場の近くなので、経路検索は駐車場で示しました(図10)。この系統はサンスーシ宮殿を通りませんが、駅まで20分間隔で運転されるので便利です。

写真76. バスは混んでいるが座れた

バスは混んでいましたが座れました(写真76)。

サンスーシ宮殿に行ってみて

写真77. 贅沢を凝らした空間

サンスーシ宮殿に行ってみましたが、実際には中に入ることはできませんでした。しかし、もっと豪華な新宮殿に行くことができ、その内装を堪能しました。贅を尽くした空間を楽しむとともに、18世紀の風情を感じることができました。

一方、この贅沢な空間から出られない(出て生活するすべを知らない)王族の生活も窮屈なものです。このような空間から出られずに国を統治する(=庶民の生活を実感できない)のも国政上やりにくいことでしょう。多くの国で王政が廃れたのもこの点が一因と想像したのでした。

重要

今回の旅行でクレジットカードとインターネット環境の重要性を認識しました。私は以下の2つを手配しましたが、類似のサービスであれば問題ないと思います。

前後を読みたい!

(←前) ポツダムの街歩き観光

サンスーシ宮殿を楽しむ:現在地

ポツダムからベルリンまでの移動(次→)

★全体のまとめ:23年GWドイツ・スイス旅行のまとめと振り返り

★ベルリンの観光名所についてもまとめています。

ベルリン観光のおすすめスポットとモデルコース

ベルリンはドイツの首都であり、ベルリンの壁以外にも見どころは多いです。そのベルリンの観光名所を取り上げます。一般的な観光ガイドではあまり取り上げない、素晴らしい見どころも紹介します。
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