スイスの最大都市であり、玄関口のチューリッヒ。そのチューリッヒは市内中心部とのアクセスは比較的便利です。そんなチューリッヒの空港アクセスについてまとめます。

写真1. チューリッヒ空港駅に到着したSバーン
復習:チューリッヒ空港とアクセス概要
最初にチューリッヒ空港の位置とアクセスを紹介します。
図1. チューリッヒ・グローテン国際空港の位置(googleマップより引用)
チューリッヒ・グローテン国際空港の位置を示しました(図1)。チューリッヒ市内からそこまで遠くありません。

図2. チューリッヒSバーンの路線網
チューリッヒSバーンの路線網も示しました(図2)。31番線~34番線の地下ホーム発着のSバーンでチューリッヒ空港に行くことが可能です(1系統だけ41番線~44番線から発着します)。

図3. スイスの長距離鉄道網(スイス国鉄公式サイトより引用)
長距離列車網も示しました(図3)。チューリッヒから北東に向かう系統はチューリッヒ空港駅を通ります。また、長距離列車といえどSバーンと同じ料金で利用できますので、その点も心配は不要です(日本の言葉を使うなら、スイスでは特急列車も特急料金不要です)。

図4. チューリッヒ空港周辺の路線図(ZVV公式サイトより引用)
空港周辺の路線図も示しました(図4)。路面電車の10系統が中央駅と直結しています。10系統はチューリッヒ中央駅から東側の市街地を通っています。そのため、中央駅より東側であれば、路面電車のほうが便利な場合があります。
これらをまとめると、以下の通りです。
- チューリッヒ中央駅から長距離列車で空港駅に向かう
- チューリッヒ中央駅からSバーンで空港駅に向かう
- チューリッヒ中央駅から路面電車(12系統)で空港駅前に向かう
いずれの手段を使っても運賃は同じです。また、ゾーン制ですのでチケットは共用です。その点、便利なシステムです。1回券だと(110ゾーンと121ゾーンの3ゾーンカウント)7スイスフランです(※)。
※110ゾーンは2ゾーンぶんのカウント
チューリッヒ中央駅から空港に実際に向かう
御託はこの程度にして、実際に向かいましょう!
チケットの購入
最初にチケットを購入します。

写真2. 電停の自動券売機で英語表記に変える
電停には自動券売機があります。ドイツ語で表示されているので、英語に変えます。そしてチューリッヒ空港(Zurich Airport)も表示されています(写真2)。慣れていない外国人でもこれなら操作ができます。

写真3. 有効期限や価格が表示される
有効期限や価格が表示されます(写真3)。
実はこのチケットを買ったのはチューリッヒ中央駅ではありません。中央駅までやや距離のある電停でした。路面電車と国鉄という組み合わせであっても運賃は同じであり、中央駅以外でも110ゾーン圏内であれば価格が同じであることを示す1つの例と思います。

写真4. 人数を入力
人数を選択します(写真4)。上限が5人なのは、6人だとセット券があるためでしょうか。

写真5. 決済される
クレジットカードでも決済できます。無事に決済されました(写真5)。
チューリッヒ中央駅から空港に向かう
チューリッヒ中央駅から空港に向かいましょう!

写真6. チューリッヒ中央駅の発車標
チューリッヒ中央駅の発車標を確認します(写真6)。膨大な情報から必要な情報を見つけるのは大変です。しかし、空港に行くには飛行機マークを探せばよいので、そこまで難しくありません。先発はIC8系統ですが、あと1分だと間に合わなさそうです。
この後の時刻を見ると地下ホームに向かえば良さそうなので、地下ホームに向かいます。

写真7. 33番線と34番線の発車案内
33番線と34番線の発車案内です(写真7)。次発のS2系統がチューリッヒ空港駅に向かいます。

写真8. チューリッヒ空港行きの乗車目標
チューリッヒ空港行きの乗車目標が表示されています(写真8)。スイス国鉄ではタクトダイヤが採用され、長距離列車は毎時0分過ぎに続々とチューリッヒ中央駅を発車します。逆にいうと毎時15分ごろや毎時45分ごろには長距離列車が発車しません。したがって、そのような時間帯はSバーンが重宝します。

写真9. Sバーンがやってきた
Sバーンがやってきました(写真9)。通常の通勤列車であれば大荷物を持った人はここまで多くないでしょう。これこそ空港行きであることを示す光景です。

写真10. 眼の前が2等車で安心!
眼の前が2等車で安心しました(写真10)。1等車だと値段が高いですから…。

写真11. 2等車でもそれなりにゆったりしている
2等車であってもそれなりにゆったりとしています(写真11)。

写真12. チューリッヒ中央駅を発車!
チューリッヒ中央駅を発車します(写真12)。

写真13. しばらくするとトンネルを出る
しばらくするとトンネルを出ます(写真13)。

写真14. 副都心の風情のエルリコンに停車!
副都心の風情のエルリコンに停車します(写真14)。このあたりに宿泊するのも良いかもしれません。

写真15. エルリコンはホームも多い
エルリコンはホームも多いです(写真15)。ただし、ICやIRはエルリコンを通過する系統がほとんどです。

写真16. 空港駅を通らない線路が分岐する
空港駅を通らない線路が分岐します(写真16)。

写真17. 住宅街を走る
住宅街を走ります(写真17)。このあと、空港駅近くは再び地下区間に入ります。

写真18. チューリッヒ空港駅に到着!
チューリッヒ空港駅に到着しました(写真18)。近代的な内装と感じます。

写真19. チューリッヒ空港駅の構内
チューリッヒ空港駅の構内です(写真19)。鉄道駅と空港が接しており、駅と空港の境界もよく分からないほど一体化しています。10:27でした。Sバーンに乗ってから13分と市街地と空港の移動はとてもスムーズでした。
チューリッヒ中央駅と空港を移動して
チューリッヒ中央駅と空港を鉄道で移動しました。トラムに時間制限があるという性質から路面電車はそぐわないと判断し、Sバーンで移動しました。
実際にはそこまでの時間はかかりませんでした。今回はSバーンによる移動を紹介しましたが、出発地点によっては路面電車のほうが便利でしょう。また、IC1系統やIC8系統などの長距離列車も乗り入れており、スイス各地との連絡もスムーズでした(毎時1本のIC1系統はジュネーブ空港発着ですので、奇しくも両空港を直結しています)。
混雑する一般電車での空港アクセスが日常と化している日本に住んでいる身からすると、便利で本数が多く、かつ座れる程度の混雑度合いの空港アクセスが整備されているスイスをうらやましく感じました。
重要本記事で詳細に解説しておりますが、スイスの鉄道に関する内容を一通り、そして詳しく解説した書籍を出版いたしました。同人誌の流通ルートで販売していますが、いわゆる萌え絵は一切なく、一般的な同人誌に嫌悪感を示す人でも抵抗ない内容・体裁になっています。
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ここまで詳細に解説しました。公式サイトから予約できると思いますが、日本語で予約できないことに不安を感じる人もいるかもしれません。下記のサイトであれば、日本語で予約できるので安心です。
Omio:ヨーロッパ鉄道旅行交通予約サイト
また、その予約にはクレジットカードが便利です。
個人的にはエポスカード海外旅行に使えるカード:エポスカードで詳細を紹介しています。
果たして前後はどこに行ったのでしょうか?
(←前)ホテル ツーリ バイ ファスビント(Hotel Zuri by Fassbind)(チューリッヒのホテル)の宿泊記
チューリッヒ中央駅からチューリッヒ空港へのアクセス:現在地
チューリッヒから東京(成田)への直行便(スイス航空)(→次)
※この旅行の全体像は25年夏中欧・イタリア旅行のまとめをご覧ください。