521系の車内(あいの里とやま鉄道車)

北陸地方で活躍している521系電車。この車両は北陸本線から運営を引き継いだ第3セクター路線でも活躍してます。その521系電車の車内を観察しました。

521系電車(富山)

写真1. 海側は緑色で飾られる「あいの里とやま鉄道」車

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521系の概要

まず、521系電車の概要を記します。

521系電車の概要
  • 車体:3ドアセミクロスシート(大多数が転換クロスシート)
    ※ロングシート部分あり
  • 編成両数:2両
  • 製造初年:2006年
  • 車体:ステンレス製

521系電車は従来の個性的な車両群を取り換えるために投入された車両です。従来は2ドア3両編成だったところ、3ドアにすることで2両編成に変更しました。車内は関西で活躍している223系電車とほぼ同等としたほか、車両の端部を223系のボックスシートからロングシートに変更しています。このような内装は227系にも引き継がれています。

なお、後期の増備車は225系の改良点が加えられています。また、七尾線用の100番台は側面の窓配置も変更されています。521系電車はJR西日本の設計車両ですが、JR西日本から譲渡されたあいの里とやま鉄道やIRいしかわ鉄道にも配置されています。両者ともに形式名は521系のままです。形式名がJR方式なので、乗っているとJRと錯覚してしまいますね。

521系の外観

521系の外観を見てみましょう。

写真2. 521系の外観(魚津で撮影)

521系の外観です(写真2)。海側が緑系、山側が青系の装飾がなされています。これは、

  • 海側から電車を眺めたときに、見える山並みをイメージして緑色に装飾
  • 山側から電車を眺めたときに、見える海をイメージして青色に装飾

とされています。そのため、海側が青系ではなく緑系なのです。電車が主体ではなく、電車を見たときに調和する風景を重視したと考えましょう。

写真3. 側面の様子

富山に停車中の電車を撮影できました(写真3)。飾り帯は直線ではありません。素人視線だとメンテナンスが大変そうに見えますね。

写真4. 側面の様子

側面の様子です(写真4)。2両で1つの作品に仕上げた感じですね。

写真5. 山側の様子

山側からも撮影していました(写真5)。青系の装飾がなされていますね。

521系の車内

さて、車内に入ってみましょう。今回は初期車でした。

写真6. 転換クロスシートが並ぶ

転換クロスシートが並びます(写真6)。扉間5列というのは1990年代半ばからの基本という感じがします。

写真7. 補助いすがある

ベースとなった223系電車には補助座席が付いていますので、521系も中央の扉には補助座席があります(写真7)。

写真8. 両端の扉には補助いすはない

ただし、両端の扉には補助座席はありません(写真8)。

写真9. ワンマン運転準備がなされている

その扉付近にはワンマン運転準備として整理券発行機の台が設置されています(写真9)。

写真10. 運転席後ろの窓は大きい

運転席後ろの窓も大きく、前面展望は良好と感じられました(写真10)。後期車はこのあたりも悪くなっているのですが…。

写真11. 照明はカバー付き

照明はカバー付きで、ある程度高級感があります(写真11)。

写真12. 客用ドア付近

ドア付近です。ドア窓は複層ガラスで結露しにくいです(写真12)。このような配慮は当然なされるものです。

写真13. 客用ドア全景

客用ドアの全景です(写真13)。白い化粧板が美しく感じます。

写真14. 車端部のロングシート

車端部のロングシートです(写真14)。ここは優先席で4人掛けです。袖仕切りは大型のものですが、JR東日本で主流のタイプと形状が異なります。2両編成の車端部は2か所しかありませんが、うち1か所は化粧室スペースですので、編成のロングシートは8人ぶんだけです。

写真15. 座席割と窓割が合っている

座席割と窓割は合致しています(写真15)。521系電車でも最新の増備車(七尾線向け100番台)は227系電車と同様の窓割に変更されてしまいました。これは残念ですね。ただし、ヨーロッパの車両に比べればはるかにマシです。

521系の車内まとめ

521系(高岡)

写真16. 西から富山まではIRいしかわ鉄道車もやってくる

521系電車の車内は「標準的」でありながら、転換クロスシートを基本としており、レベルの高い標準を感じました(近隣の県の129系と比べてみてください)。また、少数ながらロングシートも備わっており、バランスの良さを感じました。

ただし、521系電車は、従来の3両編成を2両編成で置き換えたという暴挙もしている車両です。時代は短編成・高頻度化です。ワンマン運転が可能になり、身軽に運転できるのですから、全般的な増発や最混雑区間のピンポイントでの頻発運転など、やれる努力は欠かさないでもらいたいものです。

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