新宿駅の裏技!(JR中央東口改札から小田急や京王へ利用)




東京を代表するターミナルの1つ、新宿。繁華街と官庁街に位置することや、多くの路線が集まることもあり、利用がとても多いです。その新宿駅には隠された裏技があります。その裏技を実践するとともに、その理由を考察しました。

写真1. JRの入口だけど小田急線と京王線は入れるという表示



裏技の実態:小田急のきっぷでJR改札を通過

その裏技はJRの中央東口改札は小田急や京王のきっぷで通過できるというものです。もちろん、定期券やICカードも例外ではありません。中央東口改札は、歌舞伎町方面からの利用に便利ですね。ただし、ここに近い東口改札は同様の取扱いをしていませんので、注意しましょう。

考察などよりも前に実際に体験してみましょう。

写真2. 新宿の東側から新宿駅を眺める

新宿の東口のおいしいラーメン屋で昼食をとった私は、小田急線に乗るために新宿駅に向かいます。通りの向かいに新宿駅(というよりも併設の商業施設)が見えます(写真2)。

写真3.さらに新宿駅に近づく

さらに近づいてみましょう。JR新宿駅の表示が見えます(写真3)。これだと京王や小田急には行けそうもありませんよね。トラックの運転席のあたりまで進んでみましょう。

写真4. JR新宿駅の表示だけど小田急、京王の表示もある

JR新宿駅の入口が見えます。しかし、JRだけではなく、小田急線や京王線の表示も見えます(写真4)。地下鉄はここから降りて、進行方向に向かってつながる地下通路を歩けば到着します。その地下通路経由でも小田急線や京王線に乗ることもできますが、混乱を防ぐために今回は省略します。

写真5. 中央東口改札前の京王、小田急の券売機

案内表示をたどって中央改札近くまでやってきました。JRの券売機のスペースにも関わらず、京王や小田急の券売機が確認できます。交通系ICカードを持っていない場合は、ここできっぷを買いましょう。

写真6. JRの入口だけど小田急線と京王線は入れる

中央東口改札です。中央東口と書いていますが、その下に「小田急線・京王線へのお客様入口」ともあります。これでは気づかないということか、後から案内が追加されていますね。中央東口は名前に似合わず、東口よりは目立ちません(私もおおむね東口改札を利用してしまいます)。小田急線や京王線利用であっても通常通りタッチすれば問題ありません

写真7. コンコースを歩くと京王や小田急への分岐点がある

中央東口に近いのは1番線です。小田急や京王は16番線の向かいなので、コンコースを歩きます。そのコンコースの終点近くになると、京王線や小田急線への利用者に向けた分岐点があります。

写真8. 京王への連絡口

京王線への連絡口があります。ここを進むと、京王線への連絡口があります。今回は小田急への乗車ですので、この先は省略します。

写真9. 小田急への連絡口

小田急への連絡口があります。私はSuicaをもっていますので、もう一度タッチします。差引額が表示されますが、0円です。差引額が永遠の0だと良いのですが、それは今回限りです。

写真10. 目の前に小田急の8番ホームと9番ホームがある

小田急線の改札を入るとすぐに8番ホームと9番ホームがあります。ここからは各駅停車が発車します。速達列車は地上のホームに発着しますので、(現在地が地下にあることから)地上への階段を登らねばなりません。私はこのあと代々木八幡で降りましたが、そのときの差引額は124円でした。新宿-代々木八幡の運賃は124円です。つまり、新宿でJRの改札から入った不利益はないのです。

考察:なぜこのような取り扱いなのか?

ここで2つの疑問が思い浮かびます。1つ目は、「なぜ、改札の通り抜けが許されているのか」ということ、そして2つ目は、「なぜ、その取り扱いは中央東口限定なのか」ということです。

このような取り扱いがほかの駅で普及していないことからして、JR、小田急、京王ともども面倒な取り扱いであることは理解しているはずです。そのため、このような取り扱いはなるべく最小限にとどめたいという意図があることでしょう。その大原則を踏まえて、新宿駅周辺の地図を見てみましょう。

図1. 新宿駅周辺の地図(googleマップから引用)

新宿駅周辺の地図です。新宿駅の北東側は歌舞伎町があり、歌舞伎町も含めて東エリアは繁華街です。また、新宿駅の西側は官庁・ビジネス街で多くの事業所があります。新宿駅の南側は新たに開発されたエリアということができ、2016年には大型バスターミナルである「バスタ新宿」が完成しています。このほかの特徴もあるでしょうが、弊ブログの範囲を超えるので省略しましょう。東口、西口ともに新宿駅の北側に位置しており、南側をカバーするのは南口ということを把握すれば、この記事的には問題ありません。

さて、小田急、京王ともにJRの西側に位置しています。そのため、JRの西口から通り抜けて小田急線や京王線に通り抜けても、大回りにしかならず(通り抜けるのであれば直接小田急や京王の改札に向かうほうが近い)、ニーズが低いのは間違いありません。これをやったところで、私のようなファンが喜ぶだけです。では、南口はどうでしょう?JRの南口の近くには小田急の改札があるので、小田急の乗客をわざわざJRの改札を通す必要はありません。京王の改札は近くにはありませんが、甲州街道沿いに都営新宿駅の改札があるので、そちらを通ればあ良いだけです。京王なのに都営の改札を通る?都営新宿線と京王(新)線は直通運転を行っており、改札を共有しています。そのめ、新宿駅に限っていえば、都営=京王(新)線なのです。また、京王新線のホームと京王線のホームは改札内で通り抜けできます。これらをまとめると、西口と南口についてはJRの通路を通り抜けしなくても小田急線や京王線のホームに入れる動線が整備されているということです。

では、東口はどうでしょう?東口エリアから小田急線や京王線のホームに向かうには、甲州街道を迂回するか青梅街道を迂回するしかありません(メトロに沿って地下道があることは知っていますが、23時に閉まるのでカウントしません)。これでは大変な手間です。このため、東口エリアから小田急線や京王線に乗る(あるいは逆も)人が迂回しないようにするために中央東口改札を利用できるように便宜を図っていることがわかります。

さて、なぜ同じ東口エリアでも中央東口しか使えず、東口では同様の取り扱いはできないのでしょうか。小田急でも京王でも連絡改札を通り、そのまま直進すると中央東口改札に到着します。東口へは途中で別の通路を歩かねばなりません。出場時(電車から降りるときのこと)ならばそれで良いのですが、逆の場合はシンプルに向かうと小田急線や京王線の連絡改札にたどり着けないのです。これでは意味がありません。そのため、中央東口に限定しているのです。

※詳しい案内図はJR東日本の公式サイトの構内図をご覧ください。以上の説明はB1Fの図を見ればわかりやすいです。



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする