小田急のダイヤを観察する~多摩線始発千代田線直通急行の先頭から

小田急線に乗車する機会に恵まれましたので、千代田線直通急行からダイヤを観察いたしました。

私は小田急多摩センターから乗車です。隣の唐木田始発なので、空いていました。



E233系による急行(小田急多摩センター)

写真1. 今回乗車した急行

今回乗車した急行はJR車です(写真1)。はまなす無き今、JR唯一の急行とこじつけることも可能です。JR車の急行であることは確実なのですが、北千住-綾瀬をJR線とみなすとするならば(正式にはメトロ線ですが)、当該区間は急行表示されていますので、JR線内で急行に乗車できるのです。35Sと書かれているので、本来はメトロ車での運用のようです。

そんな御託はともかくとして、私を乗せた急行は小田急多摩センターを発車します。すると、左側に怪しい動きが見えました。よく見ると、京王線の準特急のようです(写真2、3)。

京王の準特急と併走する

写真2. 京王線の準特急と並走する(1)

京王の準特急と併走する

写真3. 京王線の準特急と併走する(2)

時刻表を見ますと、小田急の急行我孫子行きの小田急多摩センター発車は毎時07、27、47分、京王の準特急新宿行きの京王多摩センター発車は毎時07、27、47分と一致します。ダイヤが乱れない限り、上りの並走は必ず発生するようです。多摩ニュータウン地区からのメイン列車が並走するという名場面を堪能させていただきました。

京王線の準特急が新宿に到着するのは多摩センター発車31分後、小田急線の急行が新宿に到着(新百合ケ丘乗換)するのは多摩センター発車36分後ですから、新宿に向かうには京王線のほうが良いようです。京王ルートは新宿まで直通かホーム上乗り換え、小田急はホーム上乗り換えか階段乗り換えとなっていてその意味でも利便性は劣ります。しかし、小田急は千代田線に直通し、原宿、表参道、日比谷、大手町、我孫子などのような注目スポットまで直結するため、そこで巻き返しをはかっているのでしょう。

ここからかぶりつきたかったのですが、先客(親子連れ)がいましたので、私はおとなしくしていました。その親子連れは新百合ケ丘で降りたので、私が陣取ることにしました。

快速急行が到着:新百合ケ丘

写真4. 新百合ケ丘で快速急行が到着

快速急行が発車:新百合ケ丘

写真5. 快速急行が先に発車

多摩線からの急行は新百合ケ丘で快速急行に接続します(写真4)。快速急行に乗り継ぐことによって、新宿に早く着くようになっています。時刻表を見て気づいたのですが、快速急行に乗り継げば、代々木上原で1本早い千代田線に連絡するのですね。これは裏技と言えそうですね。快速急行が先に発車していきました(写真5)。

写真6. 向ヶ丘遊園の手前で詰まる

写真7. 向ヶ丘遊園で急行線に転線

写真8. 下り線を特急が通過

向ヶ丘遊園手前で減速信号が出されます(写真6)。前の快速急行が詰まっているのです。向ヶ丘遊園-新百合ケ丘が隘路であることを改めて実感いたしました。快速急行の前を走る各停が邪魔しているのです。

向ヶ丘遊園で急行線に転線します(写真7)。ここで転線する際にポイントによる制限を受けてしまいます。向ヶ丘遊園停車列車であればどうせ減速するので関係ありませんが、通過列車が多い現在ではもったいないと感じてしまいます。四国旅行した際の、岡山方面からの列車が宇多津で減速せざるを得ないことを思い出しました。通過列車に配慮したポイントにすべきでしょう。その向ヶ丘遊園では下り特急が通過しました。下りは急行が特急の通過待ちをしていました(写真8)。

写真9. 急行線を快調に走る

写真10. 経堂に停車!

写真11. 千代田線に転線

急行線に入り、障害となる各停がなくなったので、快調に走ります(写真9)。成城学園前で各停に接続しながら追い越し、経堂でポイントを縫って停車します(写真10)。経堂では緩急結合はありませんでした。現在は成城学園前での緩急結合に統一しているのです。代々木上原手前で千代田線に転線して、小田急線内の走行は終わりました(写真11)。代々木上原からは小田急線内急行ということはまるでなかったように、常磐線直通各駅停車として走るのです。

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