ベルリンUバーンとトラムに親しむ(2018年)

ベルリン滞在中にSバーン(東京に例えるとJR山手線など)にも乗車しましたが、Uバーン(地下鉄)やトラム(路面電車)にも乗車する機会に恵まれました。ここでは、それらについて取り上げます。


ベルリンUバーンに親しむ

まずは地下鉄といえるUバーンについて取り上げます。

ベルリンUバーンの概要

ベルリンSバーン路線図

図1. ベルリン市内交通

ベルリンUバーンは上に掲げる路線網を形成しています(図1)。この中にはSバーンの路線網も含まれていますが、日本の地下鉄とは異なり共通運賃です(ヨーロッパはだいたいそうと聞いています)。私は運賃制度についてはあまり明るくありません。私の宿泊したホテル(インターシティホテル)が宿泊した日全てに有効な乗車券をくれたからです(ホテルの探しかたはこのページの最後に触れます)。

ベルリンUバーン(U8)

写真1. Uバーンの車両(U8、アレクサンダー広場で撮影、H型)

UバーンにはU1、U2、U3、U4、U5、U6、U7、U8、U9、U55の10路線があります。ただし、U5とU55はつながる予定(2020年らしい?)があり、その際は9路線に変化します。いずれもSバーンが通っていない地域を通り、Sバーンと組み合わせて有機的な交通網を形成しています。ラインカラーはあるようですが、いずれの路線も黄色の車体を採用しています。日本のようにラインカラーと車体色を合わせるという発想はないようです。

今でこそ、地下鉄(Uバーン)とドイツ鉄道(Sバーン)はある程度協調していますが、以前はそのようなことはありませんでした。ベルリンは冷戦時代に東西に分けられていました。このとき、終戦時の協定に基づき、地下鉄は西側が運営し、Sバーンは東側が運営していました。これでは協調した運営は不可能です。西ベルリン側では、東側が運営するSバーンを避けるように、Uバーンを利用していたようです。その一例がU9です。

ベルリンUバーンに実際に乗る

では、実際に乗車した感想を述べましょう。まずは、ベルリンで最も新しい地下鉄の55号線です。

U55:最も新しく将来が有望な路線

U55の外観

写真2. U55の外観

U55の車内

写真3. U55の車内

U55はベルリン中央駅からブランデンブルク門までのわずか3駅しか伸びていない路線です。終日10分間隔で運転されています。この路線は2両編成ですが、混んでいるところを見たことがありません。そのため、ゆっくり写真を撮影できました(写真2-3)。ベルリン中央駅は再開発中のエリア、そして国会議事堂は周囲が市街地ではないという背景があるのかもしれません。この路線は将来的には、U5とつながります。その途中はウンター・デン・リンデンというベルリンでも有名な通りを経由します。延伸工事が完了したら利用客は増えるのでしょう。ちょうど、東横線とつながった副都心線のように…。

夕日に照らされて美しいウンター・デン・リンデン

写真4. U55が将来伸びる区間(地上):ウンター・デン・リンデン

U2:アレクサンダー広場とポツダム広場を結ぶ古株の路線

ベルリンU2の車両

写真5. 地上区間を走行するU2

私はポツダム広場周辺だけしか乗車していませんが、アレクサンダー広場というベルリンでも人が集まる場所と、戦前の中心部であるポツダム広場を結ぶ重要な路線です(よね?)。私が感じたのは、前面展望が何とか可能であったことです。人が多かったので、写真には残せませんでしたが…。座席はロングシートが主体であったように記憶しています。U55はボックス席車体ですので、異なりますね。また、地上区間が多かったことも印象に残っています(写真5、6)。

地下鉄の高架下

写真6. 地下鉄の高架を眺める

ベルリンのトラムに親しむ

ベルリンはトラム(路面電車)が縦横無尽に走っています。そのトラムにも乗車しました。

ベルリンのトラムの概要

ベルリントラムの路線網は一般的なガイド本には掲載されていません。路線網を知りたい場合は、公式サイト路線図を確認すれば良いでしょう。赤い線がトラムを示します。トラムは東西ベルリン時代、西ベルリン側からは消えてしまいました(※)。逆に、東ベルリン側は路線網を発達させてきました。現在、トラムが発達しているのは、旧東ベルリンに当たる地域です。特に、アレクサンダー広場周辺は多くの路線があります。

※旧西ドイツの都市からトラムがなくなったわけではありません。その証拠として、フランクフルトやミュンヘンにはトラムが発達しています。

ベルリントラムに実際に乗る:M5系統

公式サイトの路線図を見ると、M5などのように書かれていますので、ここではMを付けた名称で呼ぶことにします。

M5系統とは?概要は?

私はM5と案内される5系統に乗りました。ベルリン中央駅付近(※)からアレクサンダー広場方面に向かう系統です。終点はベルリン北東部の郊外(Zingster str.、Sバーン75系統の終点にほど近い)です。この系統は20分間隔と本数が少なめです。ベルリン中央駅からアレクサンダー広場方面に向かいたい人はSバーンで向かえば良いためか、本数が少ないです。多くの区間は他の系統と同じルートを通るため、それなりに本数は確保されています。この説明ではわからない?ですよね!

※ベルリン中央駅より西側はループを描いています

ベルリンM5系統

図2. ベルリンM5系統が通る場所

中心街でベルリンM5系統が経由する場所を示します(図2)。図の左の丸で囲った箇所がベルリン中央駅、右の丸で囲った箇所がアレクサンダー広場周辺です。そのあいだの丸で囲った箇所を通ります。観光ガイドでSバーンの北側を取り上げる機会は少ないのですが、雰囲気あるところを通るように思いました。

実際にM5系統に乗る

それでは、ベルリン中央駅から乗ってみましょう!

ベルリントラムの車体

写真7. ベルリントラムの車体

ベルリントラムの車内

写真8. ベルリントラムの車内

ベルリン中央駅からはM5の他に、M8とM10が通っています。M8は5分間隔、M10は10分間隔で運転されています。わがM5は20分間隔なのに…。その車体は黄色の低床車です(写真7)。その車内は現代的なものです(写真8)。ここまで文章が続いたので、写真をご覧いただきましょう!

美しいベルリン市街

写真9. 美しいベルリン市街

美しいベルリン市街

写真10. 美しいベルリン市街

美しいベルリン市街

写真11. 美しいベルリン市街

美しいベルリン市街

写真12. 美しいベルリン市街

美しいベルリン市街

写真13. 美しいベルリン市街

ベルリンの美しい市街地を行きます(写真9-13)。

高架橋をくぐる

写真14. 高架橋をくぐる

その後、高架橋をくぐります(写真14)。

高架橋を見上げる

写真15. 高架橋を見上げる

高架橋をくぐりましたら、その高架橋を見上げるように走ります(写真15)。このときちょうど近郊列車がやってきました。私の日頃の行いが良いため、ジャストタイミングだったのでしょう。有楽町周辺に都電があればこのような景色になっていたのでしょうか?余談ですが、鉄道ジャーナル2015年2月号には「(高架橋の横を走る)路面電車を眺めながら道端でビールを飲むのは至福」という趣旨の記述があります。今回はそのような時間を過ごしませんでしたが、写真15のように路面電車から高架橋を眺める時間も至福のときと思います。

犬づれのご夫婦も見かけましたが、特に本人が悪びれる様子もなく(犬連れの乗車も認められています)、犬も騒ぐこともありませんでした。犬嫌いの私が気づかなかったほどです。

最後に

これらの交通機関は有効な乗車券を持っていないと、多額な罰金を支払うハメになってしまいます。1日乗車券を毎日買えば良いのでしょうが、それでは「買い忘れ」というミスが発生しています。私は乗車券が付くホテルを選びました。そのようなホテルを予約するには、以下のサイトが便利でしょう。私が利用した際は、特にトラブルはありませんでした(ホテルの質は値段とトレードオフなので、とやかく申しません)。



こちらもチェック!関連リンク
ベルリンの観光名所を見てみましょう!以下のページにまとめています。見ないと損ですね…。
ベルリン観光のおすすめスポットとモデルコース(18年ベルリン観光)

ベルリン観光では、前後でこれらを観光しました。

←(前)ベルリンからシュチェチン(ポーランド)への鉄道での日帰り旅行

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※別ウィンドウで開きます。



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