ルーブル美術館を訪問する(待ち時間のない方法も紹介!19年夏パリ旅行記)

記事上部注釈
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パリでもメジャーなスポットであるルーブル美術館。多くの人が訪問する施設ということもあり、入るにはとても待つことがあります。でも、待たずに入れる方法(あまり並ばない方法)もあるのです。その方法を紹介するとともに、中の魅力も紹介します。

ルーブル美術館のガラスピラミッド

写真1. ルーブル美術館のガラスピラミッド

ルーブル美術館の概要

まずはルーブル美術館の概要を箇条書きでまとめます。

パリのルーブル美術館の概要

・場所:ルーブル宮
・休業日:火曜(1/1、5/1、5/8と12/25も休業)
・営業時間:9:00~18:00
※木曜と金曜は21:45まで、入場は17:00まで(木曜と金曜は20:45)と考えるのが無難
・料金:15ユーロ
※パリミュージアムパス利用者は無料
・展示内容:昔の美術品
※現代的な内容は近代美術館へ!

ルーブル美術館は古典的な名画が多く展示され、パリを訪問する観光客の多くがここルーブル美術館を訪問します。そのため、非常に混雑します。待ち時間が1時間というのもざらではありません。そのような混雑を回避する方法は次の章で触れましょう。

主な絵画はモナ・リザ、ミロのヴィーナスがありますが、必須ポイントを見るだけであれば所要時間は1時間程度、美術に興味がある人は数日かかります。どこまで見るのかはご自身の美術へのご興味とパリの滞在時間で考えれば良いでしょう。

ルーブル美術館はもともと外敵から街を守るための要塞でした(その痕跡は下で実際に紹介します)。14世紀になると、その要塞はさらに外側に建設されたので、要塞から王宮に姿を変えました。そう、ルーブル美術館の建物は昔の宮殿なのです(※)。ただし、宮殿の役割はベルサイユ宮殿に移されましたので、それ以降は美術館としての役割を担います。現在のガラスのピラミッドは1989年に完成していて、完成当時は賛否両論でした。

※その後に建物は1回建て替えらえられていて、その建物は厳密には宮殿として使われていません。しかし、現在の建物は宮殿として建設された建物(ただし利用されていない)なので、このような表記をさせていただきました。

このような経緯があるので、フロアが3つに分かれていたり、階段が多かったりと美術館としてはやや難ある建物です。

参考情報

いくらインターネット社会といえども、ガイドブックの重要性が落ちることはありません。地球の歩き方は最強のガイドブックです。書店に在庫がない場合もありますので、このようなサイトから購入するのも手です。

ルーブル美術館の入場方法

時間に余裕がある人は、当日にふらりとルーブル美術館を訪問して並ぶことも良いでしょう。しかし、多くの人は並ぶ暇があれば観光したいことでしょう。そのため、事前にパリミュージアムパスを入手して、時間指定の予約をとることが重要です。では、どのように予約するのでしょうか。パリミュージアムパスは公式サイトで購入いただくとして、ルーブル美術館は時間指定の予約はどのようにしたら良いのでしょうか?

このような予約にはやはりルーブル美術館の公式サイトです。旅行代理店で手配しても良いですが、中間マージンを取られますから、私は公式サイトからの手配を奨励します。

パリミュージアムパスを持っていない場合

パリミュージアムパスを持っていない場合の方法について述べましょう。

1) 公式サイトのチケット予約画面を開く

図1. チケット予約画面のトップページ

公式サイトのOfficial tickets websiteを開きます(図1)。すると、黒色ベースの芸術的なページが開きます。英語表記ですが、びびることはありません。隣に翻訳ページを開いていればそれなりの日本語に訳してくれます。最初に英語で警告表示されていますが、これは「混んでいるから予約したほうが良いよ!」というメッセージです。

2) Individual tickets for the Museumを開く

図2. 日程を選ぶ

ルーブル美術館に格別の思い入れがある、あるいは美術品の展示をどうしても見たいという人以外であれば常設展を見られれば充分でしょう。先ほどの画面で上のIndividual tickets for the Museumをクリックします。すると、見学日を選ぶ画面に行けます。ここでは11/24にしてみましょう。

3) 入場時間、人数を選ぶ

図3. 入場時間と人数を選択

入場時間を選びます(図3)。ルーブル美術館は朝が空いているという評判がありますので、朝に入場することにしましょう。ここでは説明のために1人としましたが、6人まで同時に予約が可能です。

4) 決済画面に進む

図4. 決済画面に進む

フランスは資本主義の国ですので、金銭支払い画面までスムーズにアクセスできます(図4)。下のボタンをクリックします。

5) 個人アカウントを作成

図5. 個人アカウントの作成

個人用のアカウントを作成します(図5)。メールアドレス(gmailで良いでしょう)とパスワードを新たに作成します。入力が終わりましたら、Sign upをクリックします。もしも、以前にアカウントを作成していたら、Sign inをクリックします。ここを間違えないように注意しましょう。

6) 個人情報を入力

図6. 個人情報を入力

個人情報を入力します(図6)。ここで戸惑うのがZip codeの欄ですが、郵便番号のことです。実際のところ、電子チケットなので郵便番号の欄は意味ないと思いますが…。

あとはご自身のクレジットカードの情報を入力すれば問題ありません。

パリミュージアムパスを持っている場合

パリミュージアムパスを持っている場合も基本的に日時、人数を選んでから予約という流れです。ただし、最後にパリミュージアムパスのコード番号を入力する画面があるので、手元にパリミュージアムパスを用意して予約しましょう。人数が2人以上の場合でも全員ぶんのコード番号を入力するので、全員ぶんのパリミュージアムパスを手元に用意しましょう!

1) 公式サイトのパスホルダー画面を開く

図7. パスホルダー画面を開く

公式サイトにはパスホルダー画面があります(図7)。パスを持っている人のための画面です。ここから無料で時間指定で入場時刻を選べます。ベルサイユ宮殿もこの方式を導入するべきでしょう。

2) 日時、人数を選択

図8. 日時と人数の入力画面

日時と人数を入力します(図8)。ここでは11/24の朝を例にとりましたが、各自の都合に合わせてください。

3) 決済画面に進む

図9. 決済画面に進む

予約内容に誤りがなければ、決済画面に進みます。ただし、実際はこのやり取りで1円も引き落とされません(無料のため)。

4) 個人アカウントの作成

図10. 個人アカウントの作成

個人用のアカウントを作成します(図10)。メールアドレス(gmailで良いでしょう)とパスワードを新たに作成します。入力が終わりましたら、Sign upをクリックします。もしも、以前にアカウントを作成していたら、Sign inをクリックします。ここを間違えないように注意しましょう。

5) 個人情報の入力

図11. 個人情報を入力

個人情報を入力します(図11)。ここで戸惑うのがZip codeの欄ですが、郵便番号のことです。実際のところ、電子チケットなので郵便番号の欄は意味ないと思いますが…。

あとはご自身のパリミュージアムパスの情報を入力すれば問題ありません。チケットの裏表紙にバーコードがあり、そこに書いていますので、その番号を入力します。

ルーブル美術館のアクセス

チケットを予約できたら、次は実際のアクセスを確認しましょう。

図12. ルーブル美術館の場所(googleマップより引用)

ルーブル美術館はコンコルド広場とシャトレ地区の間にあり、いわばパリの中心部に位置しています。凱旋門やエッフェル塔のような中心街から外れた場所とは大違いなのです!

最寄駅は地下鉄1号線または7号線のPalais Royal Musée du Louvre(パレロワイヤル・ルーブル美術館駅)です。間違えてLouvre - Rivoliで降りないように注意しましょう!

写真2. 地下鉄のホームにルーブル美術館のアイコンがある

では、地下鉄を降りたらどう進むのでしょうか。1号線の場合で説明しましょう。凱旋門方面からきたらホーム前より、レアールやリヨン駅方面からきたらホーム後ろよりの階段に進みます。アイコンで表示があるので、そこまで迷いませんね(写真2)!

写真3. またルーブル美術館のアイコンが見える

地下鉄の駅は難しいですが、要所にルーブル美術館のアイコンがありますから、そこまで迷いません(写真3)。

写真4. 地下鉄から地上にあがる

地下から地上に上がります(写真4)。パリ中心部を少しだけ楽しみましょう!

写真5. ルーブルへの入口が見える

ルーブル美術館の入口は中庭にあります。そのため、建物を通って中庭に入る必要があります。その中庭に抜ける道ですね(写真5)。本当にここで合っているのか不安になりますが、大丈夫です。他にも同じことを考えて進んでいる人もいます。

なお、上級者テクニックとして、この入口を入ったらすぐに左に曲がるというものがあります。私もこの記事を執筆している際に気づきました。

写真6. 有名なガラスのピラミッドが見えてきた

ガラスのピラミッドが見えたら、入口はすぐそこです(写真6)。列が2つありますが、1つが予約済の人のための列、もう1つが予約していない人の列です。空いているほうが予約済の人のための列です。

ルーブル美術館の絵画を楽しむ

ルーブル美術館に入りましたら、美術品を楽しみましょう。必修ポイントはモナ・リザでしょう。

写真7. ピラミッドの下は総合案内

ガラスのピラミッドの下は総合案内です。有名なモナ・リザは左側のリシュリュー翼にあります。多くのガイド本にはドノン翼とありますが、その情報は間違いです。詳しい見取り図はルーブル美術館公式サイトの館内見取り図をご覧いただきましょう!

ルーブル美術館全体像

図13. ルーブル美術館全体像(地下2階、公式サイト見取り図から)

まずはモナ・リザを処理することにします。後で確認しましたが、私の訪問した際は801号室でしたが、定期的に部屋を変えているので困ったものです。場所変更するのはルーブル美術館の勝手ですが、見取図にもきちんと反映してください(反映されていませんでした)!

写真8. モナ・リザ前の絵画はみんな見ていない!

モナ・リザの部屋には多くの素晴らしい絵画が展示されていますが、みんな見ていません(写真8)。

写真9. モナ・リザを撮影!

モナ・リザの前にたたずむ時間は与えられませんし、ガラスに入っています。そして、意外と小さいです(写真9)。レオナルドダビンチも後世のことを考えて、もっと大きい紙に絵を描くべきでした。

このノルマを達成したら、後は好きに眺めるだけです!

写真10. 最後の晩餐

最後の晩餐です(写真10)。有名な絵画で、美術にうとい私でも見覚えあるように思います。

写真11. 美しい建物

美しい建物の内部が描かれています(写真11)。正直、モナ・リザよりも良いと思いました。決して有名な絵画が自分が良いと思う絵画ではないということです。

写真12. 美しい人を描いた絵

美しい人物と街並が描かれています(写真12)。でも現代の価値観からすると、女性のスタイルはあまり良くないですね!これはこの当時の価値観なのでしょう。

写真13. 今度は船が描かれている

航海の様子を描いたものでしょうか(写真13)。そこまで有名な絵画ではないです(有名の基準:私が知っているかどうか)が、蒸気船が登場する前であることはわかります。

写真14. 素晴らしい館内マップ

館内マップがあります(写真14)。本来であれば、この内容をインターネット上にも公開するべきです。

写真15. ダイヤのエースを持ついかさま師

これも世間では有名と聞きます(写真15)。左3人がみんな意地悪に見えます。

写真16. 階段の天井も美しい

もともとこの建物は宮殿として使われていました。そのため、階段の天井も意匠性が高いです(写真16)。でも、誰も天井を見ていませんでした。

写真17. 古代美術の像が並ぶ

古代美術の像が並びます(写真17)。2次元の絵画よりも3次元の像のほうが迫力があります。

写真18. ミロのヴィーナス

写真19. ミロのヴィーナス

これもルーブル美術館では準ノルマというべき作品です(写真18、写真19)。身に着けている布のヒダヒダが多いというのが私の感想でした。なお、必達ノルマのモナ・リザと比較してガラガラでした。そう、ルーブル美術館はいったん館内に入ってしまえば、モナ・リザ以外はそこまで混んでおらず、ゆっくり眺めることができるのです。

写真20. 像が展示されている

像が展示されています(写真20)。素晴らしい!

写真21. 昔の城壁がある

写真22. 昔の城壁がある

写真23. 昔の城壁がある

シュリー翼の半地階にはルーブル宮がパリを守る要塞だったころの壁が残っています(写真21-写真23)。ここも美術作品並みに貴重な存在ですが、あまり見向きされていません。

写真24. 古代美術品も展示!

古代エジプトの遺跡もあります(写真24)。

写真25. 行列!

私は素晴らしい美術品に満足し、外に出ました。するとものすごい行列です。殿様商売のフランスやパリなので、入口増設(=1つの入口の混雑緩和)や営業時間延長(=1時間当たりの利用者が減少し混雑緩和)はないでしょう。やはり予約は必須ですね!

前後を読みたい!

さて、前後ではどこに行ったのでしょうか?

←(前)パリの近代美術館(ポンピドゥーセンター)を楽しむ(パリミュージアムパスも解説、19年夏)

ルーブル美術館を訪問する(待ち時間のない方法も紹介!、19年夏)←今ココ!

凱旋門を楽しむ(アクセスや景色も紹介、19年夏パリ観光)(次)→

★パリの観光についてまとめたページはこちら。パリ観光の計画に大いに役立ちます
パリのおすすめスポット10選まとめとモデルコース(19年夏パリ観光)

★この旅行記の案内・目次・まとめページはこちら
ハンガリー、スイス、フランス旅行のまとめと振り返り

※それぞれ別ウィンドウで開きます。

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