凱旋門を楽しむ(アクセスや景色も紹介、19年夏パリ旅行記)

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パリでも象徴的な施設である凱旋門。シャンゼリゼ通りの起点でもあり、パリの1つの目印ともいえる憧れの場所です。実際にはどのように行くのでしょうか。アクセスをまとめるとともに、凱旋門からの景色を紹介します。

エトワール凱旋門

写真1. 堂々たる風格の凱旋門

このページの概要(目次、タップできます)
  1. 凱旋門の概要
  2. 凱旋門へのアクセス
  3. 凱旋門を楽しむ

凱旋門の概要

まず、凱旋門の概要をまとめます。

パリの凱旋門の概要

・高さ:50m
・幅:45m
・奥行:22m
・入場料(登る場合):12ユーロ
※パリミュージアムパスを持っている場合は無料
・営業時間(登る場合):10:00~22:30
※入場は閉館の45分前まで、4-9月は23:00まで営業

もちろん、外から凱旋門を見るだけであれば、入場料もかかりませんし、営業時間も関係ありません。あくまでも凱旋門に登って景色を堪能するときの費用です。

凱旋門とは戦いに勝利したことをたたえ、その記念として造られた門です。凱旋門といっても、凱旋門はいくつもあり、ここは正式にはエトワール凱旋門です。では、何の戦いに勝利したのでしょうか?エトワール凱旋門は1805年に勃発したオステルリッツの戦いです。この戦いではナポレオンが指揮していたフランス軍は、その倍の規模をもった連合軍(ドイツ、オーストリア、イタリア、ロシア連合軍)に勝利しました。それだけ「英雄」ナポレオンは他の国にとって恨みがあったのでしょう。もっとも、工事はなかなか進まず、1836年にやっと完成しました。ナポレオンが門をくぐったのは棺桶に入ってからのことです(残念)。

第1次世界大戦中に身元不明の戦死者が、戦死した兵士の代表として凱旋門直下に葬られてからは、フランスのために命をささげた全ての人の共通の記念碑になっているようです。時代が違えばフランス革命時のスイス人(※)も葬られていたかもしれません。

※フランス革命とスイス人の関係はルツェルンの観光(厳選3か所:カペル橋、旧市街、ライオン像、19年夏)で詳しく書いています。

凱旋門へのアクセス

エトワール凱旋門は実は中心部にはありません。パリの中心から北西側に位置しています(図1)。本当のパリの中心はシテ島付近です。

図1. 凱旋門の位置(googleマップから引用)

最寄駅はシャルル・ド・ゴール・エトワール駅(Charles de Gaulle – Étoile)です。地下鉄3路線(1号線、2号線と6号線)とRERのA線が通じているので、それなりに便利な場所ではあります。

図2. 凱旋門の最寄駅(Charles de Gaulle – Étoile)付近の路線図

では、実際に向かってみましょう。多くの人は観光スポットの多い1号線沿線からやってくることでしょう。そのため、今回は1号線から降りた場面から取り上げます。

写真1. 凱旋門へのアクセスは明確!

凱旋門への方向は凱旋門の表示があり、わかりやすいです(写真1)。

写真2. RERのA線の改札

途中にはA線の改札もあります(写真2)。

写真3. 凱旋門の表示に向かって進む

写真4. 凱旋門の表示に向かって進む

要所に凱旋門の表示があります。それに向かって進みます(写真3、写真4)。

写真5. 地上にでた!

すると、地上にでました(写真5)。しかし、凱旋門は横断歩道もない広場の真ん中に建ってます。そこで、凱旋門にたどり着くためには、地下通路を通っていく必要があります。シャンゼリゼ大通りとグランメルタ大通り(シャンゼリゼ大通りの反対側にある)を結ぶ地下通路の途中で上に出れば凱旋門に到着します。では、行ってみましょう。

写真6. 地下通路の入口

地下鉄への入口と勘違いしてしまいますが、ここが凱旋門への入口です(写真6)。

写真7. 地下通路を進む

このような地下通路を進みます(写真7)。

写真8. 地下通路から脱出

ほどなくして、地下通路からの出口がみえます(写真8)。ここで、パリミュージアムパスの保有者は右側の通路を進み、その先の階段から地上に上がります。ミュージアムパスを持っていない人は左側でチケットを購入する必要があります。

写真9. 凱旋門の足元に到着!

凱旋門に着きました。

凱旋門を楽しむ

では、凱旋門を登って景色を堪能しましょう。

写真10. 凱旋門に登りたい人たちの列

この日は雨が降っていたので、そこまで人は並んでいません。パリミュージアムパスを持っている人でも、ここでチケットを購入する人も一緒に並びます。優先レーンはありません。

写真11. 凱旋門は彫刻も美しい!

並んでいる間に凱旋門の彫刻を見てみましょう。芸が細かいですね!

写真12. 階段を登る

凱旋門の階段は一方通行です。そのため、すれ違う人に配慮する必要はなく、身軽です。

写真13. 途中でトイレ休憩できるスペースがある

途中にトイレ休憩できるスペースがあります(写真13)。ここまで徒歩5分程度です。ここには売店もあります。もう少し歩けば頂上に到着です。

写真14. シャンゼリゼ大通りが見える

ここまで7分かかって登りました。そこから眺める景色は格別のものです。これは大きな通りです。シャンゼリゼ大通りですね。

写真15. 美しいパリの街

パリの北西部にあるとはいえ、周囲にシャンゼリゼ大通りがあるほどですから、中心と呼んでも差しさわりがないでしょう。左にエッフェル塔が見えます。エッフェル塔はパリの西側にあります。

写真16. 中心と反対側を眺める

中心と反対側を眺めます。パリの郊外に高層ビル街が見えます(写真16)。

写真17. 美しいパリの街

パリは街並が統一されています(写真17)。これは、ナポレオン3世がパリを大改造したからです。

写真18. モンマルトルの丘のほうを眺める

最後に登場するのはモンマルトルの丘の方角です(写真18)。モンマルトルの丘も市内中心部から離れています。景色を堪能し、下に戻りました。正味40分の滞在(上の滞在時間が5分の場合)でした。ベルリンのブランデンブルク門より小さいとはいえ、見ごたえのある建造物でした。

となりの国の首都、ベルリンの有名な門を訪問しています。

美しいブランデンブルク門
ブランデンブルク門(2018年ベルリン観光)

前後を読みたい!

さて、前後ではどこに行ったのでしょうか?

←(前)ルーブル美術館を訪問する(待ち時間のない方法も紹介!、19年夏)

凱旋門を楽しむ(アクセスや景色も紹介、19年夏パリ観光)←今ココ!

シャンゼリゼ通りを歩く(アクセスも紹介、19年夏、パリ観光)(次)→

★パリの観光についてまとめたページはこちら。パリ観光の計画に大いに役立ちます
パリのおすすめスポット10選まとめとモデルコース(19年夏パリ観光)

★この旅行記の案内・目次・まとめページはこちら
ハンガリー、スイス、フランス旅行のまとめと振り返り

※それぞれ別ウィンドウで開きます。

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