新幹線みずほ号の乗車記(新大阪→鹿児島中央、指定席、車内と車窓を収録、21年冬)

記事上部注釈
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山陽新幹線と九州新幹線を直通する速達列車のみずほ。指定席が横4列と快適性に優れているのも強みの1つです。では、みずほ号はどのような列車なのでしょうか。実際に乗って様子を見てみました。

写真1. 鹿児島中央に着いたみずほ号

復習:新幹線みずほ号とさくら号

九州新幹線の列車は以下の3つがあります。

  • みずほ号:山陽新幹線直通の最速達列車
  • さくら号:九州新幹線内は通過駅あり。山陽新幹線直通が多い
  • つばめ号:各駅に停車。九州新幹線内のみ運行

九州新幹線は線内完結(博多発着)はそこまで多くなく、多くの列車が山陽新幹線に直通し、新大阪に発着します。線内運転はつばめ号、山陽新幹線直通はさくら号とみずほ号があります(博多発着のさくら号もある)。

さくらは山陽新幹線内こそ、のぞみに準拠した停車駅ですが、九州新幹線内では停車駅が多いです。さくらの停車駅を削減したものが、みずほです。さくらは毎時1本~2本運転され、需要が多い時間帯には、みずほも加えて運転されるのが一般的な運行形態です。

そのみずほはどのような列車なのでしょうか。

  • 基本停車駅:新大阪、新神戸、岡山、広島、博多、熊本、鹿児島中央
  • 所要時間:3時間50分前後(新大阪-鹿児島中央)、3時間5分前後(新大阪-熊本)
  • 本数:1日7往復

みずほは新大阪-鹿児島中央を3時間50分程度で結び、4時間を切ります。一般的に「4時間の壁」と言いますから、その所要時間内に収まり、対航空機で有利に働くとされています。

一方、さくらは日中時間帯の速達便でも4時間4分、遅い便(熊本-鹿児島中央各駅停車)は4時間25分程度かかり、「4時間の壁」を越えてしまいます。とはいえ、全時間帯で速達便と最速達便を運転させると輸送力過剰になってしまいます。したがって、需要が見込まれる時間帯にさくらに加えて運転されるのがみずほなのです。

停車駅は基本停車駅を掲載しました。基本停車駅の他に山陽新幹線で1駅以内、九州新幹線で1駅以内の合計2駅を追加停車したタイプもあります。山陽新幹線内は姫路か福山に、九州新幹線内は久留米か川内に停車するタイプです。速達列車の要望は高いのか、2011年時点の1日4往復体制から、2021年12月時点では1日8往復体制に増強されています。

みずほ号の内装

さて、みずほ号の内装はどのようなものでしょうか。通常、新幹線の普通車は横5列です。しかし、みずほ、さくらの指定席は横4列(つばめは全車横4列)です。言いかえると、みずほとさくらの指定席にはゆとりがあるということです。

車内の様子

では、その指定席車両を中心に見てみましょう。

写真2. 指定席車両の全景

写真3. 指定席車両の全景

指定席車両の全景です。(写真2、写真3)。茶色の座席、そして暖色系の照明がうまくマッチングしています。

(参考)写真4. 座席の色と照明の色が合っていない

参考に、東海道新幹線の車両を掲載しました(写真4)。照明は暖色系、座席は寒色系と合致していないように見えます。

写真5. 重厚感ある座席

座席は重厚感があります(写真5)。通常のN700系よりも高級な椅子という感触があります。実際に座ってみると、どっしりとした座り心地で、ふかふかという印象がありました。

写真6. 飲みもの置きがある

飲み物置きがあります(写真6)。使用時には、これを立てます。

写真7. 座席を眺める

座席は単純な茶色というわけではなく、やや彩度を落としたカラースキームが採用されています(写真7)。

写真8. 座席の背面を眺める

座席の背面です(写真8)。座席にいる間はこの視点が中心になりますので、この視点での心地よさが重要です。私は心地よく感じました。

写真9. 茶色のテーブルが展開する

テーブルを展開してみました(写真9)。私の足が見えていますね…。

写真10. ドリンクホルダーを展開した様子

ドリンクホルダーを展開しました(写真10)。一般的なペットボトル飲料はここに入ります。

写真11. ドリンクホルダーの使いかた

ドリンクホルダーの使いかたです(写真11)。格納する際に少し上げる必要があります。

写真12. リクライニングのボタンは黒色

リクライニングのボタンは黒です(写真12)。ある程度目立ちつつ、空間にも溶け込む色です。

写真13. 自由席車両の全景

自由席車両の全景です(写真13)。横5列ですが、同じ配列の東海道新幹線の普通車と違いますね。

N700系さくらの車内

写真14. 自由席車両の着座風景

着座したときの風景です(写真14、2018年夏に撮影)

共用部分の様子

乗客が乗ってからまず目に触れるのはデッキ部分です。

写真15. 自由席のデッキ部分

自由席のデッキ部分です(写真15)。木目調の内装が重厚感を演出します。

写真16. デッキ部分を外から撮影

デッキ部分を外から撮影しています(写真16)。全体的に木目調の色合いです。

写真17. 洗面所が並ぶ

4号車と3号車の境界部分の様子です(写真17)。ここには洗面所が2か所並んでいます。

では、トイレはどうでしょうか?

写真18. トイレの様子

トイレの様子です(写真18)。今回利用したのは4号車と3号車の境界に位置する場所で、車いす対応のものではない「標準的」な仕様です。コンパクトでありながら清潔なものです。

写真19. トイレの様子

少し角度を変えて撮影しました(写真19)。ふたを開けたときに音がしないように、緩衝材もあり、防音性に気を使っていることも感じ取れました。

実際にみずほに乗る

さて、実際にみずほに乗ってみましょう。私が乗ったのは、みずほ607号の新大阪から鹿児島中央です。

表1. みずほ607号の時刻表(所定時刻)

発車時刻 発車時点乗車率
新大阪 11:06 67%
新神戸 11:19 75%
岡山 11:52 83%
福山 12:09 83%
広島 12:33 75%
小倉 13:18 67%
博多 13:36 83%
久留米 13:52 50%
熊本 14:12 33%
鹿児島中央 14:55 -

みずほ607号の時刻表を示します(表1)。私とその周囲の3列の乗車率を参考に記しました(記憶の限りですが)。

この列車は、基本停車駅のほかに福山と久留米に停車し、新大阪-博多を2時間28分(博多は2分停車です)、新大阪-熊本を3時間5分(熊本は1分停車です)、新大阪-鹿児島中央を3時間49分で結びます。

ステージ1. 山陽新幹線区間(新大阪→博多)

私が乗った12/28は、東海道新幹線区間で豪雪があり、新大阪に着く下り列車は35分程度遅れていました。ですが、みずほ607号は新大阪始発なので、遅れはありません。

写真20. 新大阪の発車標

新大阪の発車標です(写真20)。軒並み遅れているなか、遅れ表示のないみずほ607号の表示がある意味目立ちます。

写真21. 20番線の様子

みずほ607号は新大阪の端の20番線から発車します。その20番線の様子です(写真21)。

写真22. まだドアを開けていない

まだドアを開けていません(写真22)。所定では10:49に入線ですが、車内清掃に時間がかかっているのでしょうか。九州と西日本の表示は、列車の実際の位置にリンクしています。どの場面で眺めても、鹿児島中央よりにKYUSHUが、新大阪よりにNISHINIHONと表示されているということです。

写真23. 宮原の車両基地が見える

宮原の車両基地が見えます(写真23)。ちょうどトワイライトエクスプレス瑞風がとまっていましたね。多客時に車庫にとまっているのはもったいないです。どうせなら、この車両を使った臨時列車で客を呼び寄せるのが良さそうですが。

写真24. 大阪の住宅街を走る

大阪の住宅街を走ります(写真24)。

写真25. 中島川を渡る

中島川を渡ります(写真25)。余談ですが、新幹線は淀川を渡りません(京都府内で桂川は渡りますが)。

写真26. 新神戸を発車!

山陽新幹線はトンネルが多く、トンネルとトンネルの間に新神戸があります。その新神戸を発車しました(写真26)。新神戸というと都市の中心から離れているというイメージがありますが、中心の三宮から1km程度、北野異人館まですぐの距離です(図1)。

図1. 新神戸の位置(googleマップより引用)

写真27. 播磨に入った

新神戸を発車してすぐにトンネルに入り、そのトンネルを抜けました。ここはもう播磨の地です(写真27)。

写真28. 海が見える

瀬戸内海が見えます(写真28)。新幹線で海が見えるのは、蒲郡付近の次はこのあたりです。

写真29. 山陽電車が並ぶ

山陽電車の線路が見えます(写真29)。山陽電車も軌間も新幹線と同等ですが、速度は同等ではありません!

写真30. 兵庫の住宅街を走る

兵庫の住宅街を走ります(写真30)。このあたりは工場も多く、製造業での雇用もありましょう。製造業の雇用は直接鉄道利用に結びつきませんが(自動車通勤が多いため)、拠点への訪問者や居住者の定住など、間接的に鉄道利用に結びつくこともありましょう。

写真31. 姫路付近を走行中

姫路付近を走行中です(写真31)。ここから一気に住宅が減っていきます。

写真32. 山あいを走る

姫路-岡山には大きな都市はなく、のどかな風景の中を走ります(写真32)。

写真33. 川を渡る

川を渡ります(写真33)。

写真34. 吉井川を渡る

吉井川を渡ります(写真34)。いつの間にか中国地方に入っていますね。

写真35. 在来線が並ぶ

岡山が近づき、在来線が並びます(写真35)。

写真36. 建物が増える

建物が増えてきました(写真36)。まもなく岡山です。岡山は山陰方面・四国方面への重要なジャンクションですから、全列車が停車します。

写真37. 岡山支社の建物がある

JR西日本岡山支社の建物でしょうか。観光列車の宣伝があります(写真37)。

ここで岡山に停車し、若干の入れ替わりがありました。そこまで混雑率は変わらずに発車です。

写真38. 電車がとまっている

電車がとまっています(写真38)。岡山に隣接する兵庫・広島の両県は在来線に新車が導入されており、岡山だけは国鉄車が多く走っています。その国鉄車が多くとまっています。

写真39. 高梁川を渡る

高梁川を渡ります(写真39)。

写真40. 新倉敷付近を走行中

新倉敷付近を走行中です(写真40)。倉敷の中心街から離れているので、そこまで発展していません。

写真41. 住宅街が現れる

福山に近づき、建物が増えます(写真41)。福山はあまり有名ではないかもしれませんが、広島県第2の都市です。

写真42. 福山に停車!

福山に停車します(写真42)。ここではあまり乗り降りはありませんでした。

写真43. 三原付近を通過

三原付近を通過します(写真43)。三原付近は在来線も高架を走ります。

写真44. 赤い瓦屋根が多い

三原を過ぎると、建物に赤い瓦屋根が使われていることに気づきます(写真44)。中国地方の家にはこのようなものが多い印象があります。

写真45. 広島が近づいてきた

広島が近づいてきました(写真45)。やはり中国地方で一番の大都会だけあり、建物が多いです。

写真46. 広島の車両基地が広がる

広島の車両基地が広がります(写真46)。国鉄型電車の姿がなく、JR型電車にすっかり変わったことがわかります。ディーゼル列車は?そこには触れないのが大人の約束だよ!

写真47. まもなく広島

まもなく広島です(写真47)。ここではそれなりに乗客が入れ替わった印象があります。

写真48. 川を渡る

川を渡ります(写真48)。広島は三角州に形成された都市ですから、多くの川があります。

写真49. また川を渡ります

このように別の川も渡ります(写真49)。

写真50. 新岩国付近を走行中

トンネルに入り、しばらくすると新岩国付近です。このあたりも赤い瓦屋根の家が多いですね(写真50)。

写真51. のどかな風景を走る

のどかな風景を走ります(写真51)。

写真52. 工場がある

徳山に近づき、工場が現れます(写真52)。周南市(徳山のある市町村)は工業が発達しており、トクヤマという会社があるくらいです。

写真53. 石油化学工業のコンビナートがある

石油化学工業のコンビナートがあります(写真53)。私たちの生活をよく振り返ると、石油化学工業抜きでは語りません。そのような重要な産業地帯であるため、のぞみも3時間間隔で停車します。

写真54. のどかな風景を走る

写真55. のどかな風景を走る

しかし、工業地域を抜けると、のどかな風景に戻ります(写真54、写真55)。

写真56. のどかな風景は続く

のどかな風景が続きます(写真56)。

写真57. 新山口付近を走行中

新山口付近を走行中です(写真57)。以前は小郡町でしたが、「平成の大合併」により山口市に編入されました。山口県の県庁所在地の都市にある新幹線駅ということもあり、毎時1本程度の速達列車が停車します。

写真58. さみしい風景を走る

新山口-新下関の間は(個人的には)「最果て」の地を走るという印象があります(写真58)。在来線も林の中を通ります。

写真59. さみしい風景を走る

そのような中を在来線とともに進みます(写真59)。ここは山陽本線の厚東(ことう)駅付近でしょうか。

写真60. のどかな風景を走る

のどかな風景を走ります(写真60)。この付近には宇部という都市もありますが、海岸沿いの宇部市街を通らないので、より一層この付近ののどかさが印象に残ると思います。

写真61. 新下関付近を通過!

新下関付近まで進みました(写真61)。山口県でも最も人口の多い都市でありながら、停車するのぞみ号はありません(さくら号ならあります)。もしかしたら、この付近は対九州の流動が多いのかもしれません。

写真62. 九州上陸!

新関門トンネルを抜け、九州に上陸します(写真62)。住宅が多いですね。山口県で感じていた「最果て」感はなくなったように思えます。

写真63. 小倉が近づく

小倉が近づきます(写真63)。今でこそ小倉は全新幹線がとまるほどの主要駅扱いされていますが、寝台特急が多数走っていた時代は、門司停車・小倉通過という設定があるとも聞いています。

写真64. 小倉に停車!

小倉に停車です(写真64)。ここでもそれなりに乗り降りが見られました。鉄路で向かう場合、小倉は大分・宮崎方面へのジャンクションでもあります。

写真65. 日豊本線が分岐!

日豊本線が分岐します(写真65)。大分・宮崎方面に向かう「東海岸軸」と新幹線側の「西海岸軸」が分岐する瞬間でもあります。

写真66. 工業地帯を走る

工業地帯を走ります(写真66)。とはいえ、工業地帯は海岸沿いに展開し、私の視線は山に向いているので、工場は見えません。とはいえ、傾斜地に工場と住宅が立ち並ぶ様子は個人的には好きです。

写真67. 筑豊地区ののどかな風景を走る

筑豊地区ののどかな風景を走ります(写真67)。

写真68. 筑豊地区ののどかな風景を走る

このようにのどかな風景を走ります(写真68)。

写真69. 福岡の市街地を走る

いつの間にか、福岡の市街地に入っていました(写真69)。

写真70. まもなく博多

まもなく博多です(写真70)。一部の人は福岡市ではなく、博多市と勘違いされているかもしれませんが、自治体名は福岡です。ただし、福岡市と博多市の合併時にはもめたとも聞きます。

写真71. 博多に到着!

博多に到着です(写真71)。

ステージ2. 九州新幹線(博多→鹿児島中央)

さて、博多で乗客が入れ替わります。このとき、東海道新幹線は35分程度の遅れが生じていましたので、本来、さくら607号の設定ののぞみ15号がさくら607号の後続になっていました。利用客の中には、のぞみ15号からさくら607号に乗りかえる人もいるでしょう。新大阪以東(除新大阪)-博多以西(除博多)の直通はないので、名古屋-熊本などのような利用形態の人は必然的に乗りかえる必要があるためです。

そこで、のぞみ15号を待ちます。

写真72. のぞみがやってきた

のぞみがやってきました(写真72)。博多以西は16両対応ではないので、のぞみは入れません。

写真73. 博多を発車!

博多を発車しました(写真73)。福岡の市街地は進行方向右側にあり、私が見ているのは進行方向左側の風景です。つまり、福岡の市街地とは反対方向です。それでも、都市の光景です。

写真74. 建物が多い

建物の多い風景は続きます(写真74)。

写真75. 博多総合車両所を通過!

博多の車両基地を通過します。ここにはグランドひかりの2F建て車両がいます。どうせ保存するのであれば、京都鉄道博物館で展示すれば良いのにね★

写真76. 佐賀県に入る

筑紫山地を抜け、佐賀県に入ります(写真76)。

写真77. まもなく久留米

佐賀県を抜けて再び福岡県に入ります。久留米はもう近いです(写真77)。

写真78. 久留米に停車!

久留米に停車します(写真78)。福岡第3の都市で、一部のみずほが停車します。ここで私の周囲は意外と降りました。久留米停車の意義はあるものです。

写真79. 住宅が並ぶ

住宅が並びます(写真79)。在来線も羽犬塚まで毎時3本を確保しているわけです。

写真80. 筑後船小屋付近の光景

とはいえ、福岡から離れると徐々に建物の高さが低くなっていきます(写真80)。

写真81. 田園風景が広がる

田園風景が広がります(写真81)。

写真82. 新大牟田付近の風景

新大牟田付近の風景です(写真82)。駅が多い気がします。速度が命の新幹線でここまで駅が多いのもどうかと思うよ!

写真83. 田園風景が広がる

田園風景が広がります(写真83)。

写真84. 家が増えてきた

熊本に近づき、家が増えてきました(写真84)。熊本は高頻度運転がなされていないので田舎のイメージがありますが、人口70万人の都会です。

写真85. 在来線と並走する

在来線と並走します(写真85)。立派な複線電化の路線ですが、通るのは30分間隔の普通電車と貨物列車です。

写真86. まもなく熊本!

高い建物が現れ、まもなく熊本です(写真86)。

写真87. 熊本に停車!

熊本に停車します。ここで乗客の多数が降り、空席が目立ってきました。

写真88. 住宅街を走る

住宅街を走ります(写真88)。熊本の中心街は新幹線から東に外れた場所にあると聞いています。そのためか、建物の高さがそこまで高くありません。

写真89. 住宅街を走る

住宅街を走ります(写真89)。このあたりから徐々に速度を上げます。

写真90. 車両基地を通る

車両基地の前を通ります(写真90)。N700系8両編成が多いですね。

写真91. 田園風景が広がる

田園風景が広がります(写真91)。このあたりは二期作が盛んでい草の栽培が盛んと聞いていますが、見る限りそのような光景はありませんね。

写真92. 田園風景が広がる

先に述べたい草はここで栽培されているのでしょうか(写真92)。

写真93. 球磨川を渡る

球磨川を渡ります(写真93)。川の青さが美しいですね。

写真94. 田園風景が広がる

田園風景が広がります(写真94)。このあたりまで南下すると、冬でも緑が多いのですね。沖縄で感じた感触に似ています。

写真95. 緑が濃い

私が住んでいる東京地区と比べると、緑が濃いように感じます(写真95)。

写真96. 川内を通過!

川内を通過します(写真96)。ここに停車するみずほもあるくらいの拠点なのですね。

写真97. 鹿児島の市街地に入る

トンネルを抜けると、鹿児島の市街地に入ります(写真97)。

写真98. 鹿児島中央に到着!

鹿児島中央に到着です(写真98)。在来線と駅名標の形式が異なりますね。いつの間にか遅れは消えていました。

写真99. 鹿児島中央に着いたみずほ号

みずほ号の表情です(写真99)。折り返しの上りみずほ号として新大阪に向かいます。

新幹線みずほ号に乗ってみて

今回、新大阪から鹿児島中央までみずほ号に乗ってみました。設定上は3時間49分の列車ですが、実際に3時間49分利用する人は少数派でした。実態は区間利用が主体で、全体で1本の列車として成立しているのでしょう。

また、熊本以南の空きぶりも気になりました。確かに、鹿児島は人口60万人もいて、観光名所もある場所です。しかし、どん詰まりの場所でそこまで需要がありません。そのような背景があるので、鹿児島に観光列車を設定し、鹿児島まで来てもらおうと努力がなされているのでしょう。

新幹線のみずほ号はひかりレールスターの後釜ともいえる存在です。ひかりレールスターは多様な設備で乗客を呼び寄せた車両です。その遺伝子はある程度受け継がれているものの、ひかりレールスターのような個性は薄まってしまいました。これからは、観光列車のような「楽しさ」も一部取り入れ、さらなる魅力向上を期待したいです。

前後を読みたい!

さて、前後でどこに行ったのでしょうか。

←(前)ありません!

みずほ号の乗車記←今ここ!

鹿児島中央駅を楽しむ(次)→

※それぞれ別ウィンドウで開きます

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