長野県の県庁所在地の長野と、第2の都市の松本。この両者は特急で結ばれています。そんな特急に乗りました。

写真1. 長野で発車を待つ特急しなの号
復習:長野と松本の移動方法の概要
最初に長野と松本の移動方法の概要を示します。
図1. 長野と松本の位置関係(googleマップより引用)
長野と松本の位置関係を示しました(図1)。長野市は長野県北部に位置し、松本市は長野県中央に位置します。
| 所要時間 | 約53分 |
| 運転間隔 | 毎時1本 |
| 運賃+料金(普通車指定席、通常期) | 2,900円 |
基本的な情報をまとめました。毎時1本の特急しなの号が所要時間約53分で運転されます。このほかに普通の運転もあり、後続の特急より先着することが多いです。
特急に乗るには運賃と特急料金が必要であり、普通車指定席だと2,900円かかります。ただし、これは通常料金であり、えきねっとで予約すると普通車指定席の特急料金が1,030円(チケットレス40%OFF、乗車前1時間以内で検索した結果)で利用でき、自由席特急券の1,200円より安いです(ただしえきねっとでは特急しなの号の座席を座席表から予約できない)。
このとき私はえきねっとで予約し、えきねっとで50%OFFで普通車指定席を確保しました。これは私が乗車した6月上旬には適用できる方法でしたが、7月以降は40%OFFに変更されています。えきねっとでの割引は時期によって異なる可能性がありますが、早めにえきねっとで指定席を確保することによって、特急券を安く確保できるということです。
長野から松本まで特急しなの号に実際に乗る
御託はこの程度にして、特急しなの号で実際に移動しましょう!

写真2. 特急名古屋行きは6番線からの発車
特急名古屋行きはこのときは6番線からの発車でした(写真2)。

写真3. ホームに停車中
ホームに停車中です(写真3)。

写真4. 長野に停車中の特急しなの号名古屋行き
その名古屋行きです(写真4)。特急しなの号の長野到着が毎時00分ごろ、長野発車は同じく毎時00分なので、結果としてしなの号到着ホームと発車ホームが異なります。

写真5. このときの特急しなの号は8両編成
特急しなの号は所定では6両編成ですが、このときの特急しなの号は8両編成に増結されていました(写真5)。10両編成に増結されているときを含め、自由席は前の2両です。その自由席はけっこう混んでいました。

(参考)図2. しなの号の組成
参考にしなの号の組成を示しました(図2)。今回のような8両編成の場合はグリーン車はパノラマ型がほぼ約束(※)されますが、そもそも長野から松本に向かうときはグリーン車は最後尾です。
※wikipediaには8両編成のときは基本6両+付属2両の構成と書かれていますが、沿線の人からのご指摘によると付属4両+付属2両+付属2両の組み合わせもあるとのことです(コメント欄をご参照ください)。

写真6. 指定席は空いている
指定席は空いています(写真6)。指定席がここまで空いているのであれば、8両編成にする必要はあるのだろうか?

写真7. 普通車指定席の車内
普通車指定席の車内です(写真7)。シートピッチが1000mm確保され、足元が広いことが特徴です。

写真8. 着席時の視点から
着席時の視点です(写真8)。グレーが主体の車内は1990年代の車両を感じさせます。直線的な照明もこのころのJR東海車を感じさせます(今回の乗車区間はJR東日本管内ですが、特急しなの号は全列車JR東海車で運転されます)。

写真9. テーブルを引き出す
テーブルを引き出します(写真9)。座席背面テーブルは座席を向かい合わせにすると使えませんが…。

写真10. ひじかけがある
ひじかけがあります(写真10)。

写真11. ひじかけにもテーブルが内蔵される
ひじかけにもテーブルが内蔵されています(写真11)。これで向かい合わせにしたときもテーブルを使用できます!なお、このテーブルは2号車2D/2Cのみにあります(私はたまたま2号車2D席に当たりました、コメントをご参照ください)。

写真12. 長野を発車!
長野を発車しました(写真12)。

写真13. 線路が多い
線路が多いです(写真13)。

写真14. 新幹線沿いを走る
新幹線沿いを走ります(写真14)。山に囲まれた長野県らしい風景を走ります。

写真15. 篠ノ井付近の風景
篠ノ井付近の風景です(写真15)。長野から篠ノ井まで信越本線であり、篠ノ井から篠ノ井線です。もともと信越本線は篠ノ井から先の上田方面も含んでいましたが、長野新幹線開業時にしなの鉄道に移管されました。そのため、長野と篠ノ井の間だけ飛び地のように信越本線が残っています。

写真16. 篠ノ井線に入る
篠ノ井線に入りました(写真16)。ここから松本までは単線です。このあたりで気づきましたが、5月上旬に乗ったときは雪をかぶっていた山々の雪もだいぶ減っていました。

写真17. のどかな風景に変わる
のどかな風景に変わってきました(写真17)。

写真18. 徐々に高い地点に移る
徐々に高い場所に移ります(写真18)。

写真19. 高い場所から眺める
高い場所から盆地を眺めます(写真19)。

写真20. さすが日本三大車窓!
このあたりは日本三大車窓です(写真20)。

写真21. 下に線路が見える
下に線路が見えます(写真21)。

写真22. こちらのほうが日本三大車窓か?
こちらのほうが日本三大車窓といえましょうか(写真22)。

写真24. いよいよ山あいに入る
いよいよ山あいに入ります(写真24)。

写真25. 山あいを走る
山あいを走ります(写真25)。

写真26. 水田横を走る
水田の横を走ります(写真26)。初夏とあり、まだ稲穂はそこまで育っていません。

写真27. 水田が展開する
水田が展開します(写真27)。

写真28. 緑が多い風景
緑の多い風景が展開します(写真28)。

写真29. 緑と小川の競演
緑と小川の競演です(写真29)。

写真30. 坂北で運転停車!
坂北で運転停車しました(写真30)。

写真31. 坂北を発車!
坂北を発車します(写真31)。

写真32. 緑が多い
相変わらず緑の多いなかを走ります(写真32)。
動画1. しなの号の走行中の様子
しなの号の走行中の様子を動画で収録しました(動画1)。そこまで遅くは感じませんが、JR東海管内のブンブン走る様子を知ると、物足りなさを感じます。
(参考)動画2. パノラマグリーンから眺めた勝川付近の走行中の様子
参考にJR東海管内での様子を示しました(動画2)。

写真33. 松本の市街地に入る
松本の市街地に入ります(写真33)。

写真34. まもなく松本!
まもなく松本です(写真34)。

写真35. 松本で多く乗りこむ
松本で多くの乗客が乗りこみます(写真35)。これなら8両編成に増結する意味もあるでしょう!そして、松本以南で乗客が多く乗る(=松本以北では乗客が少ない)のであれば、輸送力をそれなりに確保する必要があり、余剰となる空席を割引で有効活用しているとも理解しました(8月の繁忙期の指定席も40%OFFの設定がありました)。
特急しなの号で長野から松本まで移動してみて

写真36. 松本から長野への移動はパノラマグリーンも選択肢になる
今回、特急しなの号で長野から松本まで移動しました。特急しなの号は速度をそこまで感じませんでした。それもそのはずこの区間は最高速度が110km/hであり、JR東日本の常として、余裕を持ったダイヤを組んでいるためです。
それでも地方都市間で毎時1本の運転が確保され、(空席の有効活用とはいえ)割引も充実しており、この区間だけ利用するにはかなり快適な環境が整っています。
望むならば、特急あずさ号との接続を改善すれば、長野-甲府間の相互利用が便利になり、道路交通に対する競争力がさらに向上することでしょう。
果たして前後はどこに行ったのでしょうか?
長野から松本への移動(篠ノ井線特急利用):現在地
特急あずさ号のグリーン車に乗る(→次)
※この旅行の全体像は25年初夏大阪・福井旅行のまとめをご覧ください。
コメント
楽しく拝見させていただきました。
いつも特急しなのを通勤で利用している者です。
いくつか補足がありますのでコメントさせていただきます。
文中に「8両編成の場合はグリーン車はパノラマ型が約束されます」とありますが、2+2+4両の組み合わせもありますので、パノラマ型が約束されるわけではありません。10両編成の場合も同様です。
また、ひじ掛けのテーブルは2号車2番CD席のみに設置されているもので、その他の席には設置されていません(1番D席が車椅子対応席で、座席を回転させた場合に背面のテーブルがないためです)。
今後も投稿を楽しみにしております。益々のご発展をお祈りします。
長野県在住の鉄道通勤者さま、コメントありがとうございます。
特急しなの号の編成について調べると、8両編成や10両編成の場合は基本編成に連結されるという記述があり、それをうのみにしていました。ただし、もう少し調べると、まれにいわゆる付属編成だけを連結した8両編成や10両編成も実績があることを改めて知りました。
テーブルの件も含め、沿線の人だからこそご存じの内容をご教示いただきありがとうございました。