ウィーン空港からウィーンミッテ駅のアクセス

記事上部注釈
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中央ヨーロッパに位置するウィーン。ここウィーンには国際空港がありますが、市内とはやや離れています。そんなウィーンの空港から市内中心部に近いミッテ駅まで移動しました。

写真1. 黄緑色が特徴のCAT(City Airport Train)

復習:ウィーンの市内交通と空港アクセス

最初にウィーンの市内交通と空港アクセスの概要を紹介します。

図1. ウィーン空港のアクセス路線図(オーストリア国鉄の公式サイトより引用)

ウィーン空港のアクセス路線図を示しました(図1)。オーストリア国鉄は優秀で、単に国鉄の路線図を示すだけでなく、灰色でUバーンも示しています。

なお、参考に市内路線図も示しました。

図2. ウィーン空港とウィーン市内の路線図(オーストリア国鉄の公式サイトより引用後加工)

広域路線図を加工しました(図2)。ウィーン南東部にウィーン空港があり、そこに向けてウィーンミッテ駅からS7系統と空港シャトル列車が運転されています。このほかに中央駅に向かって長距離列車が運転されています。

まとめると、ウィーン空港の鉄道アクセスは以下の通りです(表1)。

表1. ウィーン空港と市内への鉄道アクセス一覧

手段アクセス先所要時間運賃運転間隔
CATミッテ駅16分14.930分間隔
S7系統ミッテ駅23分4.630分間隔
長距離列車中央駅
マイドリング駅
15分~18分
27分~30分
4.630分間隔

(出典)表2. 各手段の価格表(オーストリア国鉄の公式サイトより引用)

(出典)表3. CATの時刻表(オーストリア国鉄の公式サイトより引用)

(出典)表4. Sバーンの時刻表(オーストリア国鉄の公式サイトより引用)

(出典)表5. 長距離列車の時刻表(オーストリア国鉄の公式サイトより引用)

(参考)表6. 市内連絡バスの時刻表(オーストリア国鉄の公式サイトより引用)

ここで特筆するべきことは、ウィーンミッテ駅への利便性です。毎時4本の列車が運転されます。停車駅の多いS7系統であってもCATより先着します。また、ミッテ駅からはU3によりシュテファン広場駅に、U4によりカールス広場駅とシェーンブルン駅に直結しているので、観光名所や旧市街にも便利な位置です。

表7. 空港からミッテ駅へのアクセス

空港駅ミッテ駅運賃
CAT07分23分14.9
S719分42分4.9
CAT37分53分14.9
S749分(翌)12分4.9

表8. ミッテ駅から空港へのアクセス

ミッテ駅空港駅運賃
CAT07分23分14.9
S719分41分4.9
CAT37分53分14.9
S749分(翌)11分4.9

実際にCATでミッテ駅まで移動する

御託はこの程度にして、実際に乗ってみましょう!

写真2. ウィーン国際空港内のカウンター

ウィーン国際空港にはオーストリア国鉄とCATそれぞれにカウンターがあり、市内への乗車券を発売しています。乗る列車が決まっていて、ホーム上の券売機で不安な場合、こちらで乗車券を買うと良いでしょう!

写真3. 制限エリアから見て右側に進むと駅への通路がある

制限エリアから出る際、右に曲がると、下るスロープがあります(写真3)。スーツケース利用者にも配慮のある昇降形態です。

写真4. チケットを買わずに駅までやってきた

チケットを買わずに駅までやってきました(写真4)。このときは19:16、先発の発車が19:17でした。チケットを買ったりしていると発車に間に合わないため、19:37発の次発のCATにしました。この駅で30分も待ちたくないので、10ユーロ課金し、CATにしました。

写真5. 券売機は優秀!

券売機は優秀です(写真5)。初期画面ではドイツ語が表示されています(オーストリアの公用語はドイツ語です)。

写真6. 言語が英語に変わった

国旗マークのイギリス(欧州では英語はアメリカ国旗でなくイギリス国旗です)をタッチすると、言語表示が英語に変わりました(写真6)。今回は片道チケットなので、singleをタッチします。

写真7. 商売上手な券売機

商売上手な券売機で、24時間券や48時間券なども売っています(写真7)。24時間券は8ユーロ、48時間は14.1ユーロ、72時間17.1ユーロですので、ここで買っても安くなりません。2度券売機を使わなくて済むというメリットはあるでしょう。

写真8. クレジットカードは右側に差し込む

クレジットカードは右側に差し込みます(写真8)。欧州の券売機に共通の形態と感じました。

写真9. ホームに降りる階段がある

ホームに降りる階段があります(写真9)。CATの色は黄緑系で統一されています。オーストリア国鉄の赤系とほぼ補色の関係があるので、見た目として分かりやすいです。

写真10. CATのホーム

CATのホームです(写真10)。黄緑色です。

写真11. ウィーンミッテ行きがやってきた

待っている間にウィーンミッテ行きがやってきました(写真11)。

写真12. City Airport Trainの表示がある

短い編成ですが、City Airport Trainの表示があります(写真12)。オール2F建ての座席数を確保した車両です。

写真13. 先頭に機関車が連結される

先頭に機関車が連結されています(写真13)。

写真14. 1F部分の様子

1F部分の様子です(写真14)。欧州では駅のホームが低く、1Fはホームからほぼフラットです。そのため、スーツケースを持った旅行客の場合、こちらのほうが楽です。

ところで、2F席を含め、横2列+1列の横3列配列です。この設備は1等車相当ですが、CATには1等車は連結されていません。つまり、1等相当の座席が2等料金で利用できるということです。

ただし、運賃そのものが高価であり、運賃そのものに1等料金が含まれているという解釈も可能です。

写真15. 2F部分の様子

2F部分の様子です(写真15)。2Fは駅ホームからのアクセスはやや不便です。私は旅行客にしては身軽でしたので、2F席に座りました。

写真16. 2Fの階段付近

2Fの階段付近にはロングシート向きの座席と荷物棚があります(写真16)。このような配慮はありがたいです。

欧州のほかの列車と同様、座席の向きは変えられません。日本の列車に乗り慣れていると違和感があります。これはCATそのもののサービスの悪さではなく、欧州のスタンダードと同様と解釈します。

(参考)写真17. 日本の空港アクセス有料列車の車内例(京成スカイライナーの車内)

同じく空港アクセス用の有料列車である京成スカイライナーの車内です(写真17)。雰囲気が異なります。

写真18. まもなく発車!

まもなく発車です(写真18)。目の前で発車を逃してしまった人もいますが、その人は(30分間隔のSバーンを使えないチケットを買っているので)30分待つ必要があります。この点はやや不便です。本当であれば、両者のチケットを共通化したほうが利便性は高まります。すなわち、この系統をSバーンに組み込むということです。

欧州のオープンアクセスの弊害ともいえます。

写真19. 緑の中を走る

地下駅から地上に上がると、緑の中を走ります(写真19)。

写真20. 化学工場が広がる

車窓に化学工場が見えます(写真20)。このあたりは貨物線ともいえる風情です。

写真21. 住宅街が見える

住宅街が見えます(写真21)。

写真22. 大きな墓地がある

大きな墓地がありました(写真22)。この手前で中央駅方面の進路と分岐しているはずです。

写真23. 住宅が増えてきた

住宅が増えてきました(写真23)。大都市に入ったことを実感します。

写真24. 住宅と落書き

住宅と落書きです(写真24)。落書きがあると治安が悪いと評されることもありますが、欧州では落書きは当たり前に見られます。もっとも、私の体感ではウィーンの治安は欧州のなかでは良いほうです。このあたりから地下線に入りました。

写真25. ウィーンミッテ駅に到着

ウィーンミッテ駅に到着しました(写真25)。終始速度を控えめにしていたためか、3分程度の遅れでした。

写真26. 階段を上がって通路を進む

階段を上がり、通路を進みます(写真26)。ウィーンミッテ駅のCATホームは北に外れています。ここで改札があると思いきや、何もありませんでした。

写真27. シティチェックインカウンター

都市内でチェックインすることも可能です(写真27)。手荷物を預けることもできますので、身軽に空港に行きたい人には良いでしょう。

CATサービスでウィーン中心部にアクセスして

写真28. 国鉄のホームは比較的混んでいた

今回、CATサービスとS7系統の双方が使えることもあり、ウィーン空港から市内アクセスはミッテ駅に向かうことを想定していました。その結果、あまり待たずに空港アクセス列車に乗ることが可能でした。

ただし、チケット類はS7とCATで共通でないなど、実質的な有効列車が減る場面(チケット購入直後に発車した場合など)もあり、額面通り毎時4本使えるわけでないことを実感しました。また、専用のノンストップ便といえど、速度はあまり出さず、速達感もありません。所要時間を12分以内とすれば、1編成で運用できるのにもったいなく感じました。

専用塗装車両、専用ホームと意気込むのは良いですが、個人的には国鉄の列車と共通して使えるほうが空港アクセスの総合的な利便性向上につながると感じました。そして、比較的混雑している国鉄ホームと空いているCATの乗車率均等化にもつながり、最大多数の最大幸福につながるでしょう。

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前後を読みたい!

果たして前後はどこに行ったのでしょうか?

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ウィーン空港からウィーンミッテ駅のアクセス:現在地

アパートホテル アダージョ ウィーン シティの宿泊記(→次)

※この旅行の全体像は25年夏中欧・イタリア旅行のまとめをご覧ください。

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