常磐線と成田線。両者は我孫子で分岐します。分岐したあとはしばらく同じ方向に進みます。そのなかで東我孫子駅と天王台駅は近く、隠れた乗りかえ駅と表現できそうです。そんな両駅を歩きました。

写真1. 東我孫子駅から徒歩圏内にある天王台駅
東我孫子駅と天王台駅の近接性まとめ
東我孫子駅と天王台駅の近接性の概要は以下の通りです。
- 東我孫子駅と天王台駅を徒歩で連絡すると徒歩13分~徒歩15分程度である
- 鉄道での連絡時間より長い所要時間と予想でき、東我孫子での交換待ち時間が長い場合以外の実用的価値は大きくない
- ただし、運転見合わせ時などでこの知識が活用できるかもしれない
詳細は以下に記します。
復習:東我孫子駅と天王台駅の近接性
最初に東我孫子駅と天王台駅の近接性を紹介します。
図1. 東我孫子駅と天王台駅の位置関係(googleマップより引用)
両駅の位置関係を示しました(図1)。1kmもない距離です。このあたりの常磐線と成田線は東西方向に線路が伸びており、両者の線路どうしの距離はそこまで離れていないためです。開業は東我孫子駅のほうが古いですが、現在は天王台駅のほうが利用されています。
東我孫子駅がもう少し西の郵便局あたりに位置していれば、両者の駅の距離は500m足らずでしたが、駅はある程度分散するほうが全体的な利便性が向上するので、現状で良いのでしょう。
東我孫子駅から天王台駅まで実際に歩く
御託はこの程度にして、実際に歩いてみましょう。

写真2. 東我孫子で降りる
東我孫子で降ります(写真2)。5両編成でも10両編成でも上り電車は前よりに停車します。

写真3. 改札口に向かう
改札口に向かいます(写真3)。近年、多くの駅が無人化されており、多くの意見がありますが、ここ東我孫子駅はずっと無人駅です(天王台駅開業までは有人駅でしたが)。ただし、不正乗車防止のために近隣駅から駅員などが派遣され、ランダムでチェックもありますから、不正乗車は考えないことです。

写真4. 電車が発車
上り電車が発車しました(写真4)。これから線路を渡り、北側に向かうので少しだけ待ちます。

写真5. 振り返ると駅名標がある
振り返ると駅名標があります(写真5)。

写真6. 近隣のみどりの窓口設置駅の案内
近隣のみどりの設置駅の案内です(写真6)。我孫子駅にみどりの窓口がないことは知っていましたが、反対側は成田駅にもないの?柏だったら直通電車で2駅目ですので、そちらのほうが良いでしょう。このあたりの人は柏に用があることも多いでしょうから…。

写真7. 駅から西に向かう
駅から西に向かいます(写真7)。すぐ近くに見える陸橋は国道356号線のものです。

写真8. 線路沿いを進む
線路沿いを進みます(写真8)。奥に陸橋が見えます。この陸橋を右に向かうと天王台駅です。

写真9. 右に曲がり住宅街を進む
右に曲がり住宅街を進みます。このあたりは碁盤の目に近い道路配置ですので、写真8で紹介した陸橋より手前で右手に進んでも問題ありません。

写真10. 東西方向の道路が現れる
東西方向に伸びる道路が現れます(写真10)。ここは通行量が少ないです。
動画1. 通行量の少ない道路
通行量の少なさを動画で収録しました(動画1)。この道路はそこそこ広いですが、どことつながるわけでもない(天王台駅周辺の住宅街で完結する)ので、通り抜けの道路としての機能が少ないのです。

写真11. 少し先に電車が見える
少し先に電車の姿が見えました(写真11)。天王台駅に停車する上り電車です。

写真12. 泉・天王台通りと交差する
泉・天王台通りと交差します(写真12)。泉とは、このあたりよりやや西に位置する我孫子市の住居表示です。

写真13. 天王台駅方向(西方向)を眺める
泉・天王台通りの西方向を眺めます(写真13)。こちらは駅前を通ることもあり、交通量は多いです。

写真14. 駅前広場に到達
天王台駅の駅前広場に到達しました(写真14)。

写真15. 天王台駅が見える
天王台駅が見えます(写真15)。

写真16. 天王台駅から出発する路線バス
天王台駅から出発する路線バスです(写真16)。成田線は30分間隔、常磐線快速は日中のダイヤホールにはまっても20分間隔(基本は10分間隔)と本数に差があります。また、我孫子駅と天王台駅を結ぶ道路が少ないことから(泉・天王台通りも我孫子駅の東側で国道356号線に合流する)、天王台駅発着の成田線沿線へのバス路線も存在します。

写真17. 天王台駅に到着!
天王台駅に到着しました(写真17)。だいたい徒歩13分でした。
天王台駅の様子
せっかくなので、天王台駅の様子も紹介しましょう。

写真18. 改札口は1つだけ
改札口は1つだけです(写真18)。ある意味わかりやすい構造です。改札を入って左が快速と中距離電車(天王台では快速と表記)、右が各駅停車のホームです。各駅停車のホームは平日朝夕のみに使用されます。これは、我孫子-取手の輸送量が多くないこと、その途中駅の天王台に快速が停車し、各駅停車を運転する意味が大きくないことに起因します。
日中時間帯の20分のダイヤホールを埋めるように毎時1本だけ各駅停車を取手発着とすることを考えないのが、JR東日本らしいとも感じます。

写真19. ホームの様子
ホームの様子です(写真19)。新興住宅街にある駅という風情です。

写真20. 各駅停車のホーム
各駅停車のホームにはホームドアがあります(写真20)。これは常磐線各駅停車でワンマン運転をするために必要な装置という位置づけです。そのような動機があるので、土曜・休日ダイヤでは1日1回も稼働しなくとも、あちらのホームにホームドアがあるのです。どうせならワンマン運転開始時に上野-取手間を朝夕に3往復ずつ増発し、我孫子-取手間の各駅停車の運転を廃止すれば良かったのでは?
2021年3月ダイヤ改正までは土曜・休日ダイヤでも取手発着が存続していました。廃止直前の様子を確認しています。

写真21. ホームの取手よりはホーム幅が広くない
ホームの取手よりはホーム幅がそこまで広くありません(写真21)。

(おまけ)写真22. 駅の南西側に位置する100円ショップ
駅近くを歩くと、駅の南西側に100円ショップがあることに気づきます(写真22)。店構えがTSUTAYAに似ている気がします。

写真23. よく見るとTSUTAYAの跡がある
よく見るとTSUTAYAの跡があります(写真23)。2021年1/17に閉店したとのことです。昔にこのあたりに訪問した際と変わっていたので、気づきました。
東我孫子駅から天王台駅まで歩いてみて

写真24. 天王台からの運賃(東我孫子は200円)
以前から両駅が徒歩圏内であることは知っていました。しかし、両駅をまじめに歩いたこともなく、「歩ける」という程度の認識でしかありませんでした。実際に駅構内と駅構内の間は徒歩13分であり、徒歩15分あれば連絡可能ということがわかりました。
これには実用性はあまり大きくないかもしれません。というのも東我孫子で電車を降りなければ、その4分後に我孫子に到着し、乗りかえ後3分後には天王台駅に着けます。すなわち、(電車の待ち時間を考慮しなければ)7分後に到着できる駅です。そして、我孫子通過で天王台停車の電車もありません。よって、この両駅を徒歩連絡することで1本早い電車に乗ることはかなり難しいです。そして、途中下車不可の乗車券を利用していた場合は、乗車券も別カウントとなり、金銭面のメリットも大きくありません。
ただし、どちらかの路線で運転見合わせがあった際に、もう一方の駅に行ければ移動を継続できる可能性(成田線上りで東我孫子で運転見合わせになったシチュエーションで、天王台まで歩くということ)や、東我孫子で交換待ちが長い場合はこのような移動も意味があることになりましょう。
また、近くに駅があるということは、駅と駅の中間が目的地である場合、柔軟に対応できることも意味します。
鉄道を利用するとどうしても路線図上の理解になってしまいますが、周辺地域の理解もあると、移動がよりスムーズになるのです。